ウロボロス～この愛こそ正義～

ホームレス連続撲殺事件が３件発生！　捜査の結果、摸倣犯を逮捕するが、実行したのは３件目だけで最初の２件は別物だった。一方、竜哉は闇医者から２０年前の事件の四人組の内、撃たれていた一人が姿を眩ましており、他の三人に追われていて、つい先日も詳細を聞きに来た男がいたと聞き出していた。
イクオが様子を見ていた被害者ホームレスが手練れの男に襲撃された！　イクオが助けに入るが苦戦する、そこに美月が割って入り、男に発砲され、逃げられてしまった。軽傷を負った美月は男の見覚えがあり、元千葉県警マル暴のエース、九条だという。この九条が先日闇医者の元を訪れた男で、九条が似たホームレスを次々殺してまで捜していた男こそ、２０年前の事件で撃たれた金時計一味の一人、湯浅だった。
警察は九条の件を揉み消した。三島はかつてコンビを組んだが今は上層部に使われている橘に「本店の勝手な都合で俺の可愛い部下、危険に晒すんじゃねーよ」とクギを差した。
自分を疑う蝶野をなんとか巻いて、湯浅の元へ向かうイクオ。一足先に湯浅と対面した竜哉だったが、九条に襲われ負傷した！　九条はヤクザの報復で妻を失い、意識不明の息子に高度な治療を受けさせる為、忍足の命令に従っていた。遅れて来たイクオと二人掛かりで決死の覚悟の九条を追い込むが、九条は何者かに狙撃で殺された！　そしてその場から逃げ出した湯浅もまた忍足に射殺されてしまった！
「クソッタレ！」悔しがる竜哉だったが、イクオは２０年前の事件の夜、結子が銃を手に取っていたことを思い出した。「竜哉にも、他のみんなにも伝えておいて、これから何が起こっても、強く生きろ。って」結子はそう幼いイクオに言った。
・・・原作の結子は自分で戦うことまではしなかったらしい。結構話は変わるのかもしれないね。