羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

愛おしくて

2016-01-13 19:17:56 | 日記
冒頭の電車のシーンから相当力が入ってた。名古屋制作は今はもうあまり無いから大阪局に負けてたまるかっ、という気概を感じる。今の副会長が大阪局出身で、ここ最近は大阪局贔屓がちょっと露骨だったもんな。朝ドラの今期と前期の予算配分が滅茶苦茶なことになってるぜ。自分の後輩に手柄を取らせたかったんだろう、わかりやすいぜ。権力者のやることは古代から変わらないもんだね。
殿上の策謀はともかく、なんとなく田中麗奈がTBSでやってた不倫ドラマを彷彿とさせるところはあるが、こちらは主人公が意外な攻撃性(物理的に)を見せたりもするにはするが、基本的にはしっとり路線。ヒロイン小夏とライバルの怜子のスペックが高く、自立しており、関係性もある程度整理された状態から戦いが始まる。怜子はただの金持ち奥様ではなく、地方に巣食う女フィクサーで性欲も強い。対する小夏は単に可愛く性格が良いだけではなく、才気があり、恋と家族に関して重い経緯を持っている。
レストランでの怜子の企みの図が意図せず少し昼ドラ風のコミカルタッチになっていたりもしたが、商機に鋭く、気紛れで、60代設定の女で性欲がガンガンあるのは中々の迫力だった。これが男設定で妙齢の愛人女医を所構わずガンガン攻める設定だったら大変なことになってるぜ。光太郎の枯れてきたが枯れ切らない感じも中々よかったんじゃないかね?
小夏の元不倫相手? の教授役は今回はヒール役で行くのかと思わせて、やっぱり三枚目な男だった。他の男優は、部屋に来た父が暫く屈んで何も言わない件はさすがの安定感。立たずに、屈むよね。来た時点では何やら部屋が荒れとるしさ。
『なっちゃん』も30代の女を年相応に、しかしヒロイン性を秘めたまま、いい感じに演じるようになった。月9が始まったら木曜更新になりそうだが、ぼちぼち見てこうかな。

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