袋に詰めた。「コイツらを喰われたくなかったら五番勝負に付き合えやっ?!」「仕方がありやせん、受けやしょう」キンジに意見に異論無く、天晴達は五番勝負に乗ることした。勝負一番目は八雲が出る喧嘩凧。力負けして吹っ飛ばされる八雲だったが「レーナニ・コタノンデオ」魔法で酒呑童子の凧を『おでんの蛸』に変え「うわあぁーっ!」と落下させて勝利した。
二番目は流鏑馬。天晴、八雲、凪を馬にした霞が次々と的を矢で射抜いてゆくが、最後の的はジュッカラゲがずらして外してしまった。対する酒呑童子は兵を馬にして的のすぐ傍を走らせ全ての的を射抜いた。「私が外すなんてあり得ません! しかも的が近過ぎますっ!」霞は猛抗議したが酒呑童子の勝ちと判定された。三番目はダンス。先攻で風花とキンジが何やら奇妙な振り付けながら激しいダンスをバッチり決めたが後攻で酒呑童子達が踊り出すと事態は一変。酒呑童子は一貫してノロノロ踊っていただけだが、二人セットで登場したジュッカラゲの1体がやたらハイレベルな上に最後になってドジョウ掬いをしていた残り1体が突然もう1体をお手玉して派手にアピールし始め、酒呑童子側の勝ちとなった。「そんな、負けるなんてっ」ダンスに自信のあった風花。
四番目は綱引き。天晴が出て苦戦し、獅子王が協力しようとしたが「ここはなんとか踏ん張るぜっ!」とまた断り、一人で激しく回転して酒呑童子を引っ張り倒し天晴が勝利を納めた。これで2対2。有明は応援で大騒ぎしていたが、霞はここまで何も動かない萬月を疑わしく見ていた。最終、五番目の勝負は腕相撲。これも天晴が出たが、酒臭い酒呑童子の呼気にとても勝負にならない。そこへ獅子王が実体化して現れた。「目には目、オッサンにはオッサンだろ?! なんで俺を頼らねえ?!」珍しく言葉を濁す天晴。「ラストニンジャの爺さんを意識してんだろ?」
4に続く
二番目は流鏑馬。天晴、八雲、凪を馬にした霞が次々と的を矢で射抜いてゆくが、最後の的はジュッカラゲがずらして外してしまった。対する酒呑童子は兵を馬にして的のすぐ傍を走らせ全ての的を射抜いた。「私が外すなんてあり得ません! しかも的が近過ぎますっ!」霞は猛抗議したが酒呑童子の勝ちと判定された。三番目はダンス。先攻で風花とキンジが何やら奇妙な振り付けながら激しいダンスをバッチり決めたが後攻で酒呑童子達が踊り出すと事態は一変。酒呑童子は一貫してノロノロ踊っていただけだが、二人セットで登場したジュッカラゲの1体がやたらハイレベルな上に最後になってドジョウ掬いをしていた残り1体が突然もう1体をお手玉して派手にアピールし始め、酒呑童子側の勝ちとなった。「そんな、負けるなんてっ」ダンスに自信のあった風花。
四番目は綱引き。天晴が出て苦戦し、獅子王が協力しようとしたが「ここはなんとか踏ん張るぜっ!」とまた断り、一人で激しく回転して酒呑童子を引っ張り倒し天晴が勝利を納めた。これで2対2。有明は応援で大騒ぎしていたが、霞はここまで何も動かない萬月を疑わしく見ていた。最終、五番目の勝負は腕相撲。これも天晴が出たが、酒臭い酒呑童子の呼気にとても勝負にならない。そこへ獅子王が実体化して現れた。「目には目、オッサンにはオッサンだろ?! なんで俺を頼らねえ?!」珍しく言葉を濁す天晴。「ラストニンジャの爺さんを意識してんだろ?」
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