(現実か)水路のトンネルの向こうに明かりが見えた。このアトラクションももう終わりらしい。(そうだな、そうなんだな。大和と付き合ってから、楽しいことばっかりで、俺はそういう当たり前の現実を忘れていたのかもしれない)終着点で、大和が愛や織田や、他の客達と待っていて、大和は手を振っていた。そこへ悪魔バージョンのMMが上から落ちて来た!「どぉわわぁーッ?!!」緩和と緊張のテクニック! 猛男は絶叫した。
「猛男君の声、めっちゃ聴こえたぁ」「突然出てくる系に弱いんだぁ」水辺の道を歩きながら大和にボヤく猛男。「なーんか、お腹空いたよねぇ」二人の間に入ってきた織田。「猛男くーん、何か買いに行こう?」隙を突かれ、危ぶむ愛。「なんスか? なんスか? 猛男君と二人なら、文句無いでしょ? ははんっ」織田は猛男を連れて行った。「猛男君と彼女はさ、どっちから先に告白したの?」絶体高い上に謎肉のホットドッグ屋の前に並ぶ織田と猛男。織田は問いだした。「大和だな、結果として」「へぇ、そうなんだ。俺ね、砂川さんにも、告白させてあげたいんだよね。ずっと好きだった気持ち、相手の男に知らせてやりたいんだ。じゃないとなんか、砂川さん報われないじゃん?」(なるほどな、あっ?!)「もしそれで姉さんが相手の男と上手くいったら、どーなる?!」聞いてしまう猛男。(織田さんは姉さんが好きなんだろう?)「上手くいったら、それが一番いい。俺がちょっと泣くだけだよ」(そうかぁ)
「それ熱くね?!」猛男はデカ過ぎて近くの子供に指差されつつ、両手に温かい飲み物の入った全員分の紙コップ抱えていた。「手の皮厚いんで!」「はは、すっげぇ!」織田は全員分のホットドッグの包みを抱えていた。「おーいっ」手を振る大和、一同は合流した。「混んでた?」「混んでた混んでた」
5に続く
「猛男君の声、めっちゃ聴こえたぁ」「突然出てくる系に弱いんだぁ」水辺の道を歩きながら大和にボヤく猛男。「なーんか、お腹空いたよねぇ」二人の間に入ってきた織田。「猛男くーん、何か買いに行こう?」隙を突かれ、危ぶむ愛。「なんスか? なんスか? 猛男君と二人なら、文句無いでしょ? ははんっ」織田は猛男を連れて行った。「猛男君と彼女はさ、どっちから先に告白したの?」絶体高い上に謎肉のホットドッグ屋の前に並ぶ織田と猛男。織田は問いだした。「大和だな、結果として」「へぇ、そうなんだ。俺ね、砂川さんにも、告白させてあげたいんだよね。ずっと好きだった気持ち、相手の男に知らせてやりたいんだ。じゃないとなんか、砂川さん報われないじゃん?」(なるほどな、あっ?!)「もしそれで姉さんが相手の男と上手くいったら、どーなる?!」聞いてしまう猛男。(織田さんは姉さんが好きなんだろう?)「上手くいったら、それが一番いい。俺がちょっと泣くだけだよ」(そうかぁ)
「それ熱くね?!」猛男はデカ過ぎて近くの子供に指差されつつ、両手に温かい飲み物の入った全員分の紙コップ抱えていた。「手の皮厚いんで!」「はは、すっげぇ!」織田は全員分のホットドッグの包みを抱えていた。「おーいっ」手を振る大和、一同は合流した。「混んでた?」「混んでた混んでた」
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