お地蔵さんと出会って、また車を走らせました。
さて、いよいよ栃本という土地に行きます。
栃本という土地は埼玉県の秩父にあり、栃本関所跡というところがあります。
栃本関は中山道(なかせんどう)と甲州街道の間道である秩父往還の通行人を取調べるために設けられたものである。
埼玉と山梨を結ぶ国道140号は「彩甲斐街道」と呼ばれています。古くは「秩父往還」という武州と甲州・信州を結ぶ街道でした。
当地の往来を監視する目的で戦国時代に武田信玄によって設けられたのが栃本の関所です(国指定史跡)。警固を厳重にするため、少し下った麻生(あそう)に加番所も設けられました。栃本から右へ折れると白泰(はくたい)山を越えて信州へ、左へ行くと雁坂峠を越えて甲州に至ります。
秩父というところに初めて行きましたが、これがかなりの山奥にありました。
天気も良く、秩父はツーリングなどの良いコースなのかバイクが多く走っていました。
ずいぶんと遠くに来たものだ・・・。
知らない土地に行くのは本当にワクワクして楽しい。
気持ちもすがすがしく、広い心になります。
何度かの休憩をして、ようやく栃本関所跡に到着。
想像していたよりひっそりとその土地はありました。
そこは人々にもう忘れられたかのようにとても静かで物音ひとつなく、人の気配も車の音もしない山の奥にありました。
なんでこんなところに関所をつくったのだろう???
何にもない山奥の斜面に何軒かの民家がありましたが、生活感のない物音もない場所でした。
「私は栃本あずさです。よろしくお願いします。」
と、言っても誰も何も返事はない。
心細い土地でした。
何もすることがないので、早々車に乗り、神戸に帰ることにしました。
そんな場所でしたが、訪れてよかったです。
自分の目で確かめ、自分の足で訪れたこの旅が、新しい門をくぐり抜け、新しい自分に生まれ変わったような、そんな気持ちになりました。
門をくぐり抜けることは人生にそんなに遭遇しないですが、今回の旅はこの門をくぐり抜けることがとても重要だったように思います。
その昔この関所の存在のように、
「栃本あずささん、この道を通ることを許可します。
どうぞ先にお進みください。」
と、身体の一部に判子を押してもらったように思いました。
この先の新しい人生を歩いていくことを許されたように思いました。
毎日は休む暇もなく続いていく。
明日も明後日もずっとずっと続いていく。
どんな思いに出会っても私は受け入れていく。
その出会った思いに感謝していく。
良いこと、悪いこと。悲しみ。喜び。喪失感。嫉妬感。幸福感。焦り。怒り。不安感。
感情の持つ力を感じ取り、自分でかみ砕き、身体の細部に吸収していく。そしてその力を使っていく。
それが今の私に必要な力だと思う。
旅はどの時間も私の身体に刻まれていく。すべてを吸収していく。
今まで身体に蓄積していたものを吐き出してくれる。
そのことを私は自分の身体で感じ取ることができる。
さあ、行こう。
さて、いよいよ栃本という土地に行きます。
栃本という土地は埼玉県の秩父にあり、栃本関所跡というところがあります。
栃本関は中山道(なかせんどう)と甲州街道の間道である秩父往還の通行人を取調べるために設けられたものである。
埼玉と山梨を結ぶ国道140号は「彩甲斐街道」と呼ばれています。古くは「秩父往還」という武州と甲州・信州を結ぶ街道でした。
当地の往来を監視する目的で戦国時代に武田信玄によって設けられたのが栃本の関所です(国指定史跡)。警固を厳重にするため、少し下った麻生(あそう)に加番所も設けられました。栃本から右へ折れると白泰(はくたい)山を越えて信州へ、左へ行くと雁坂峠を越えて甲州に至ります。
秩父というところに初めて行きましたが、これがかなりの山奥にありました。
天気も良く、秩父はツーリングなどの良いコースなのかバイクが多く走っていました。
ずいぶんと遠くに来たものだ・・・。
知らない土地に行くのは本当にワクワクして楽しい。
気持ちもすがすがしく、広い心になります。
何度かの休憩をして、ようやく栃本関所跡に到着。
想像していたよりひっそりとその土地はありました。
そこは人々にもう忘れられたかのようにとても静かで物音ひとつなく、人の気配も車の音もしない山の奥にありました。
なんでこんなところに関所をつくったのだろう???
何にもない山奥の斜面に何軒かの民家がありましたが、生活感のない物音もない場所でした。
「私は栃本あずさです。よろしくお願いします。」
と、言っても誰も何も返事はない。
心細い土地でした。
何もすることがないので、早々車に乗り、神戸に帰ることにしました。
そんな場所でしたが、訪れてよかったです。
自分の目で確かめ、自分の足で訪れたこの旅が、新しい門をくぐり抜け、新しい自分に生まれ変わったような、そんな気持ちになりました。
門をくぐり抜けることは人生にそんなに遭遇しないですが、今回の旅はこの門をくぐり抜けることがとても重要だったように思います。
その昔この関所の存在のように、
「栃本あずささん、この道を通ることを許可します。
どうぞ先にお進みください。」
と、身体の一部に判子を押してもらったように思いました。
この先の新しい人生を歩いていくことを許されたように思いました。
毎日は休む暇もなく続いていく。
明日も明後日もずっとずっと続いていく。
どんな思いに出会っても私は受け入れていく。
その出会った思いに感謝していく。
良いこと、悪いこと。悲しみ。喜び。喪失感。嫉妬感。幸福感。焦り。怒り。不安感。
感情の持つ力を感じ取り、自分でかみ砕き、身体の細部に吸収していく。そしてその力を使っていく。
それが今の私に必要な力だと思う。
旅はどの時間も私の身体に刻まれていく。すべてを吸収していく。
今まで身体に蓄積していたものを吐き出してくれる。
そのことを私は自分の身体で感じ取ることができる。
さあ、行こう。
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