azusa flutter

ayami yasuyhoのダンサー・栃本あずさが時々思ったオモイ。

ワークショップ中止のお知らせ

2020-03-27 | 稽古日誌
新型コロナウィルスの流行で、ayami yasuyhoのいる神戸から京都のSocial Kitchenまで鉄道などの交通機関を使って訪れることが大変難しく、この状況では受講生のみなさまにしっかりとした質のある呼吸のダンス ワークショップと、インプロビゼーション ソロダンスパフォーマンスNAKEDを開催することが難しいと判断しました。受講や観覧を考えておられみなさまに大変申し訳ありませんが、3/29(日)のワークショップとダンスパフォーマンス公演は中止いたします。
4月以降のワークショップ、NAKEDは今のところ予定通りの開催を考えております。しかし状況が刻一刻と変化しておりますので、なにぶんはっきりと決めれることではありませんが、変更の際にはお知らせいたします。
こちらのブログはほぼほぼ毎日更新しております。できるだけ楽しめそうな内容をアップしております。次にお会いできるまでブログをご覧いただいて待っていただけますでしょうか。

多くのみなさまにご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけると大変うれしいです。みなさまと楽しくお会いできるよう、準備をしてまいります。よろしくお願いいたします。

performance group ayami yasuyho
秋紀芳慧

新しい情報は秋紀芳慧がブログfacebookをご覧ください。
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NAKEDを踊り終えて思うこと。

2020-03-06 | 思うこと
2月26日(水)に一時間のインプロビゼーション・ソロダンスパフォーマンス、" NAKED "を踊り終えることができ、本当にありがとうございました。
当日はフライヤーを見て来てくださった方々が多く来場してくださり、嬉しく思いました。

とてつもない緊張感とこれから始まる期待感で60分のダンスは始まりました。
空間には少しの照明と秋紀のフィールドレコーディングの風の音が聞こえます。
その中に立つと、これから何をどう踊るのかわからない。けれども私は踊る。
それは何も与えられてない、何も考えのない虫とか鳥のように感じました。

呼吸する。立つ。歩く。身体を動かす。
とても単純な身体。
その身体が踊りだすのを体感していく時間。
今しかない時間と空間。
その中で踊る身体は体内の奥の方から風が吹いて身体が踊りだすような、そんな体験をしました。
時に空気の中で羽を広げ飛ぶことができ、時に海の中でおぼれたようにもなり、時に広い草原の中で一人風に吹かれてるようでもあり。
体内が私の肉体を通してしゃべりだしたり、呼吸を使って歌を歌ったたり。
そこに特別な世界がうまれました。
その世界は現実には現れることない特別な世界。
人はそこで誰とも共感できない心に湧き出るそれぞれの思いに出会っていく。
自分の中から沸き起こる思い。そのうまれた空間でしか湧き上がることのない思いと出会っていく。

私は今海の近くでアルバイトをしています。アルバイトの始まる前に毎日海を見ます。
同じ海を見ても毎日私は違う思いを思います。
私の心は海を前に毎日変化しています。昨日思ったことは忘れています。が、身体の奥には記憶として刻まれています。
私は毎日で出会う思いを身体の奥に刻んでいます。私には手の届かない場所に思いは刻まれていきます。
流れる雲、キラキラ光る太陽。太陽の光を受けて輝く波。風が吹き、鳥が飛ぶ空。
その景色は自分から沸き起こった思いをのみ込んでいきます。
私はそれらの景色に自分の思いを預けます。
私は何もしない。
ただその目の前に広がる景色に自分を委ねます。
その景色は私の心の奥の思いを汲み取り、のみ込んでいきます。
その汲み取る瞬間に私は私の思いを知ります。
その景色は今私が知った思いをあっという間にのみ込んでいきます。
私はただ溢れ出る涙と思いに出会っていくだけです。
そして私はただ目の前に広がる美しい世界にいるだけです。とても美しくて儚い世界。

うまれては消えていく世界。とても美しい。

美しい世界を私のダンスでつくりたい。そしてその美しい世界をたくさんの人に見てほしい。
そう、思いました。
















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