そして最終章 富士山パート７

富士山のいただきを身体いっぱいに吸い込んで、富士山に別れを告げました。

さあ、現実の世界へと帰ることにします。
河口湖を通り、途中から西湖という湖の横を通り新富士のインターを目指しました。

河口湖の付近でガソリンを入れました。車の汚れ方をふと見ると、コイツもよく私に付き合ってくれたもんだな！！と、より親密に感じました。
とても大好きな車です。
帰る途中に河口湖の東に白山神社というのがありました。その名前にどうも気になったのでお詣りしました。

ここも古びた神社でしたが、心地よく迎えてくれました。
白山は私が小学校3年の時に家族と一緒に登った山でした。だから、何だか親近感がありました。
白山は今でもなんとなくですが覚えていて、またいつか登ってみよう！！と、思っていたところでした。






河口湖を離れ、西湖という湖沿いを走りました。
西湖は樹海の広がる中にあり、小さいけれども雰囲気が良いところでした。
なんとなく感じのいい湖でした。
私はそこで湖にある願い事込めて祈りました。
樹海の広がる西湖はとても静かで優しい湖でした。

樹海を抜けて車を走らせました。

また途中に「竜宮洞穴」
という看板がちらっと見えて、気になり行くことにしました。

道路の入り口から樹海に入りそんな遠くないところにその神社はありました。
雨のせいで地面はドロドロで暗くて、雰囲気がとても怖かったです。
洞窟にその神社はあり、なんとも近寄りがたいところでした。
でも不思議な場所でした。
洞窟に吸い込まれそうな気持になりました。
怖くて早々にお詣りしました。

後で調べたらかなりのパワースポットらしいです。







長い長い旅も終わりに近づいてきました。
たくさんの自然の恵みを受けて、その恵みのおかげでこの旅に出る私とは全く違う人間になったように感じます。
この先どんな人生になることやらわかりませんが、太陽が東から昇り、西に沈む。そんな新しく始まる一日一日を精一杯頑張って生きていこう！！と、思った旅でした。
こつこつと毎日毎日頑張って生きていこう。
時に元気だったり、弱っていたり、悩んだり、不安だったりいろんな日々がこれからもこれからもあるけど、頑張って生きていこう。
そしてこの旅で出会ったソノモノたちがこれからの私に力をくれるだろう。


帰りも高速道路を西に西に走らせ、夜中の１：３０ごろに塩屋のアトリエ、私の家に無事に帰りました。

ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。

富士山パート６ 富士山五合目

ゲストハウスを後にして、富士山五合目を目指しました。
五合目に行くには富士スバルラインを利用しました。
富士山の一番人気ルート、吉田ルートの登山口へとつながっている道路です。
2100円と値は高いですが、払う分以上の感動がそこにはありました。

雨が本降りで、ここが本当に富士山のふもとなのだろうか？と疑うほど何も富士山のカケラも見えません。
私、本当はどこに来たのだろう？と、不思議な気持ちになりました。

さてさて富士スバルラインに入り、雨の中の走行は深い霧に包まれ、近くの木々が迫ってくるように見えました。
とても綺麗な道でした。

雨なので当然富士山の五合目も雨と思い込んでいたのですが、深い濃い霧と雲を抜けたら、富士山の1部が突然目の前にとてもデッカク現れました。
あまりにも突然に現れたので、びっくりしすぎました。
でもその一瞬の出来事の時に、一瞬にして私の心にあらわれた言葉は
「私は日本一のダンサーになる」
でした。

後から思うと可笑しくなってしまいます。何でそんな言葉がでてきたのだろうと・・・。
私、やっぱりダンサーになりたいんやね。と、後から笑えてきました。
今はそんな風に考えていると、自分では思っていなかったから・・・。
今は仕事してお金稼いで、ご飯いっぱい食べて、ぐっすり寝る。ことが精一杯で自分がどうなりたいかを見失ってると思っていたから・・・。
私、ちゃんと自分のこと考えてるんやね。と、笑えてきました。
私、しっかりしてるんや！！と、笑えてきました。

初めて見た富士山。

山というよりは神様のいる場所です。
神々しく、近寄りがたく、神秘的でした。
雲の上は雨は降らないので、曇りでした。
富士山の全容は見えませんでしたが目の前の富士山は本当に力のある、神の山でした。

五合目にある「富士山小御嶽神社（ふじさんこみたけじんじゃ）」にお詣りをして、その横の食堂兼お土産屋さんでお蕎麦と甘酒をいただきました。
そこの食堂のおばちゃんがとても優しくて、お話ししていただけました。
おばちゃんに、「ここまで遠くから来たんだから、この先きっと良いことあるよ！」と励ましの言葉が身にしみました。
優しい味のお蕎麦と甘酒。そして言葉をありがとうございます。


その食堂にこんな張り紙がありました。





感謝の気持ちをわすれません。
そして来年は富士山に登り頂上にある浅間神社にお詣りします。
希望を持つということは自分が大きく変化していくことを感じます。
目の前の富士山に来年は登る。
そう希望持つと急に自分がすごい勢いで生きていけそうな気持になります。
どこでも生きていけそうな気がします。
どんなことがあっても私は大丈夫。っと思えます。

本当にありがとうございました。

富士山パート５ 浅間神社

河口湖を車で一周のドライブが始まりました。そのころにはポツポツと雨が降ってきました。
どんよりした河口湖です。
河口湖は釣り人が多かったです。



その途中に古そうで神秘的な浅間神社がありました。
そうなんです。
浅間神社は富士山の鎮爆のために創られた神社で富士山の周りにはたくさんの浅間神社があります。

ここの浅間神社もとても良い雰囲気の神社でした。









龍がいました。
何だか嬉しい気持ちになりました。
守ってくれてありがとございます。

さてと。。。

そしてゲストハウスに到着。
もうヘトヘトです。
ゲストハウスはとても感じのいい素敵なところで、ベットも快適で過ごしやすいところでした。

お昼ご飯が少し足りなくて、お腹と背中がくっつきそうなぐらいお腹が減っていましたが、あいにくスーパーが近くになく、外食するにはパワーもなく、ちょうどウエルシアというドラックストアがあり、そこは食料品もお酒も品ぞろえが豊富で助かりました。
でも、食べたいものが決まらず、3食入りの即席ラーメンとチューハイ、発泡酒、揚げ天を買いキッチンで3食分のラーメンを作って食べました。
案の定ですが、ラーメン3食分は味に飽きます。(笑)
でもお腹は満たされ、疲れすぎていたせいで悪酔いしました。これまた(笑)です。

シャワー浴びる元気もないほど悪酔いして、ベットで寝てしましました。
お客は少なくてドミには私ともう一人だけの部屋だったので気兼ねなく過ごせました。

ようやく意識も回復し、シャワーも浴び、今日を個室のベットで振り返りました。
そして明日の予定を立てました。明日はどうしよう・・・。
ゲストハウスに置いてある観光のパンフレットを見ながらネットで調べて考えました。
そうだ！！
富士山の五合目まで行こう！！！！
そう決めたら心は富士山五合目です。
楽しみです。ナビで行き方を調べました。
そして高速道路乗り塩屋の私のアトリエの家に帰ろう。

そう決めると力が抜けて昨夜からの自分の行動を振り返りました。
長い長い日でした。
ずいぶん遠くに来たものです。
雨の音が身体に心地よい夜でした。
そして夢も見ないで深い眠りに陥りました。
今日をありがとう。



次の日も雨でした。
かなりドシャ降りの雨。
よく寝れました。
疲れていましたが心がとても元気です。

昨夜買ったドリップのコーヒーを4杯も飲み、高ぶっていた心も落ち着きました。
宿の猫がおはよう！と挨拶してくれました。
今日はどこ行くニャ～。

富士山パート４ 母の白滝

浅間神社をお詣りして、さらに奥の山道を進んでいきました。

次の目的地「母の白滝」へ向かいます。
浅間神社のすぐ裏の小山に小さな神社がありそこにお詣りに行きました。小さな山を登る途中にな、なんと！！！
栃の木がありました。
私の木です。

え～～～、何か本当にできすぎたようにここへ辿り着いています。
できすぎです。
神様は本当にいらっしゃるんだな。と、強く強く感じました。
私の木。

出会いました。
とても立派な木です。







ありがとございます。

小山の上の小さな神社。
とても素晴らしい木彫りの何かが祀ってありました。
あまりにもすごいもので圧倒されました。




小山を降りて、心の中が今までの体験でグルグルと変容していきました。
身体と心はもう数時間前の私とはまるで別人です。

私は神様のお力を今存分にいただいています。
私は現実を忘れ、人に出会うこともなく、滝がある山道を歩きました。


次に出会ったのが天空の鳥居です。
ネットでは知っていましたが、滝に行く途中にあるとは知らなかったので、ちょっと驚きました。
お～～、これが天空の鳥居か～～！！

でも今日は曇り空。
本来なら鳥居から向こう側に富士山が見えて、皆さんそこから拝むそうです。
が、私はそこに存在するであろう富士山にむかって拝みました。




そしてまた山道を歩き、ずいぶん歩いたはずなのに看板が無いせいもあり、本当にあるのかな？？と、不安になりながら歩きました。
ま～まだ太陽は上にある。大丈夫だ！！と、自分に言い聞かせながら歩きました。

それからどれぐらいだろう。ようやく小さな看板を見つけました。
間違いない。この先に母の白滝があるはずだ。

ありました。
よかった。







ここで昔の方は富士山に登拝する前に身を清めたそうです。
でも、なんでこんな遠いところで身を清めたのでしょう？
もう少し富士山に近いところに滝がありそうな気もしますが？？？
と、思いました。

私は手だけ清めました。

人が誰もいなくて、一人で滝を見ていると何とも清らかな気持ちになります。
何もかもが人生上手くいく！！みたいに思えてくるので、人の心の移り変わりの速さに驚きます。
私はなんて単純な心を持っているのだろう？
私は本当に変化しやすい人間なんだな～！と、苦笑いしてしまいます。

それにしても、昨夜からずいぶんと遠くに来たもんだな～～～。と、この滝を見て思いました。
今まで思いをはせていた場所を全部訪れました。

神社と滝。
想像以上の多くの出会いがあり、本当にここにきて良かった。と、一安心しました。
神様、本当にありがとうございます。


心が充満して行きとは違うルートの山道を降りていきました。
そして浅間神社に挨拶をして車に乗り込みました。


さてと・・・・・。

行くところは全て行きました。
さてと・・・・。

何したらいいかわかりません。

そういえば昨日は朝霧の退去でご飯も食べてなく、昨夜は気持ちが緊張しすぎてコンビニで買ったおにぎりを味のないまま食べ、朝は気分悪くて食べられなくて、お腹があまりにも減っていました。
白いご飯をどんぶりに3杯ぐらい食べたい気分です。

カーナビでレストランを検索し、河口湖は名物の「ほうとう」があるとのことで、ほうとうを食べることにしました。
近くに2件あり、1件目は観光客が多くて入るのが億劫になり、もう1件のほうとう屋さんに行きました。

お客は河口湖周辺の道路工事をやってるおじちゃんたち6人と私でした。
お店は母娘で経営されている小さな食堂でした。
手作りのほうとうをいただきました。



美味しすぎてお腹も減りすぎてあたたかいものが久しぶりに口にするので、涙が出そうでした。
塩味のほうとうでした。お汁まできれいにいただきました。
母娘は私の車のナンバーで神戸から来たと知り、何しに遠くから来たのですか？と尋ねました。
私は浅間神社にお詣りに来ました。いうと、別の部屋に案内され、昔の白黒の写真の浅間神社を見せてくださりました。
昔は杉の木に触れたりできたそうです。
いろいろ昔の話を聞き、楽しいひと時をすごしました。
ありがとうございました。
まぁ～～やはりですお腹いっぱいにはならず。ちょっと足りない。(笑)


さてと。。。。。
宿のチェックインまでまだ時間があり、宿は思い立った時にネット予約した河口湖にあるゲストハウスです。
河口湖を1周してみようと、車に乗り込みました。
本当だったら富士山が見えてドライブも気持ちよいだろうな？？？

富士山パート３ 河口湖浅間神社

樹海での体験をして、車を河口湖浅間神社へと走らせました。

気分がとても楽になり、ドライブが快適です。
樹海はまだまだ続き、そこを抜けるといくつかの湖に出会いました。
そしてようやく河口湖に到着。河口湖沿いの道を走り、河口湖の東端にある河口湖浅間神社に到着しました。

鳥居を抜け、インターネットで検索したようにとても大きくて古い杉の木に迎えられました。
ようやく来た～～～！！！
ありがとございます。








境内はとても静かに私を迎えてくださりました。
とても肌に心地よい空気を感じました。
お詣りをして、境内を歩きました。

北斗七星の形に7本の杉の木がそこにはありました。












何んとも古い木ですべてを受け入れてくれる力のある杉の木たちでした。
やはり一番すごいパワーの木は本堂の裏にある大きな木です。
そびえ立つ姿は神様を身近に感じることができ、木の根っこは神様の言葉が直接聞こえるようなパワーがありました。

この力、オーラといいましょか？伝わってくるものは神様が直ぐそばに感じることが出来ました。
ありがとございます。
怖いものはないですよ。
と、ここでも神様は私に言ってくださいました。
あなたは大丈夫です。
生きなさい。
と。


そしてさらに奥の山へと進みました。