azusa flutter

ayami yasuyhoのダンサー・栃本あずさが時々思ったオモイ。

いよいよインドに行きます。

2023-09-29 | 思うこと
いよいよ、明日の30日9:20のフライトでインドに行きます。

目的はヨガのインソラクターの資格を取りに28日間スクールに入ります。
場所は北インド リシケシです。

スクール終了後に10日間の北インドの一人旅をして帰国します。

長年にわたりインドに行きたいと思っていたことがようやく実現しました。


私がインドにオモイを寄せる理由。
それは色々ありますが、一番の理由は横尾忠則さんがインドに行っていたからです。

私は横尾忠則さんの作品がとても好きです。
私の人生は踊りを踊っています。そのことは私にとって生きる喜びでもあり、かなりの苦痛を背負い生きています。
苦痛で押しつぶされそうな日常を何んとか自分の身体を引きずり回して生きています。
横尾さんの作品を観るとそんな苦痛が吹っ飛んでしまい、勇気と希望に満ちます。

私はダンサーだ!!

いつも叫びます。

だから今もダンサーです。


横尾さんのの本を今までに何冊か読みました。
インドにオモイを寄せるのも読みました。
私もきっと、いつかインドに行くだろう。
きっとインドに行くその時が向こうからやってくるだろう。
その時をずっとずっと待っていました。

その時「今」でした。
その時がやってきたのです。
だから私はインドに行きます。


52歳になりました。
8歳からクラシックバレエを始めてからずいぶんと時が経ち、今は自分のスタイルで表現活動しています。

2003年にびわ湖ホールの舞台の上の暗闇から、私の旅が始まったように今感じます。
クラシックバレエで有名な作品「ジゼル」のミルタ役に選ばれたのが2002年の出来事でした。
この役に選ばれたことで、私はバレエダンサーとしてプライドを高め、仕事であるバレエの指導をお休みしてミルタの練習に専念しました。

練習しても練習しても踊ることが怖くて、かなりのプレッシャーを抱えました。
そんな中でもミルタは私の身体の中に気づきを語ってくれ続けました。
私はミルタの声を頑張って耳を澄まし、聴いていきました。

ミルタは私にたくさんのことを教えてくれました。
私はミルタが好きでした。ミルタの心がわかりました。
たくさんミルタと語り合いました。

そして本番。
舞台の上で私一人立っている場所は真っ暗な、本当にこれ以上ないというぐらいの暗闇の中に私は立っていました。
私は怖くて怖くて仕方ありませんでした。
その暗闇から声が聞こえたのです。
「ここはあなたのいる場所ではない」と.........

あれから20年。
私は旅を続けてきました。
雨の日も。風の日も。晴れた日も。

そして西川千麗さんに出会いました。
秋紀芳慧さんに逢いました。
ジョン先生に逢いました。

そして
今も旅の途中。

何を探しているんだろ?
何を求めているんだろう?
私はなんでインドに行くのだろう?

それでも探したい。
それでも見つけたい。
ワタシを。

ワタシ!!どこにいますか??

ワタシ。

ワタシ元気ですか?
ワタシ元気ですか?

明日、いよいよ旅立ちます。
さよなら。
こんにちは。
さよなら。
こんにちは。

今、思い出しました。
私は「ヒカリ」を知っています。
くるみ割り人形の役
「雪の女王」
踊った時の舞台で観た「ヒカリ」

千麗先生の舞台「畜生塚」で処刑される女性を踊った時に舞台の上で観た「ヒカリ」

そう、「ヒカリ」
は存在する。

そのヒカリを求めている。
ヒカリを探している。

「ヒカリ」

私は旅を続ける。
私は旅を続けていく。

そして
私は踊り続ける。
踊り続けていく。




コメント
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