azusa flutter

ayami yasuyhoのダンサー・栃本あずさが時々思ったオモイ。

2023年

2023-02-07 | 思うこと
2023年が始まりました。
今年は年末から年始にかけてマッサージの仕事に出勤しており、とても忙しい日々を送っていました。
そのせいか、その後、日に日に体調を崩してしまい、更に1週間ほど前には発熱で寝込んでしまいました。
未だに風邪が治らずに頭痛と倦怠感と耳鳴りの日々です。
身体がこんなにもしんどくなるのも久しぶりで、辛い日々です。

そんな中ですが、1月の15日から強行で巡礼の旅に出かけました。
今回、東に向かいまいました。
以前からどうしても見てみたい 木 を見に行くのが最大の目的ですが、もう一つ、最大の目的があり今回の旅に出ました。

話は長くなるのですが、2020年にコロナウィルスが世界を襲い、初期のころはとにかく予想もつかないほどの強烈なウイルスで多くの死者や、都市閉鎖や体験したことのない悪夢のような世界になってしまい、生きることが脅かされました。

ayami yasuyhoの活動もストップしてしまい、働いていたアルバイトも半分の出勤に減らされ、新しいアルバイトを探して面接にいっても次々に不採用で、5個の面接に落ちてしまい、家に閉じこもる日々が続きました。
ごはんを食べるのも美味しく食べれない日々。毎日毎日が不安と未来が脅かされて前が見えてこない。

何をしたらいいのだろう。どう生きればいいのだろう。
生きることをどう考えればいいのだろう。
まったく自分のことがわからなくなりました。
私は何をしていけばいいのだろう。

まったくわからない。

私はダンサーでアーティストです。

私は何をすればいい。

毎日毎日自分に質問しても何もわからない。

そんな日々でしたが毎日踊り、毎日絵を描きました。

何のために?なんで?
そう自分に質問しても何もわからない。

それでも続けなければならない。
私は踊り、絵を描き続けなければならない。

私はこの3年、一人で海で踊り、鳥の絵を描いてきました。
踊りと絵は私にいろんなことを語ってくれました。
踊りと絵は私にいろんなことを気付かせてくれました。

私はそれを大切に受け取り生きてきました。
私は必死に踊り、絵を描き続けてきました。

そして今年。
私の描いた鳥たちの個展が決まりました。
いよいよこの鳥たちと一緒に皆さんにお会いすることができます。
こんなにも嬉しいことはありません。
どんなに感謝しても感謝しきれないほどの嬉しさでいっぱいです。

今回、個展が決まり、いよいよと思うと嬉しくて嬉しくてたまりません。
ふと思い返します。
コロナウィルスの始まった日々を。そしてこの3年の私の行動を。

まるで砂嵐の中を歩いていた日々のように感じます。
目の前は何も見えない。
真実はこの身体。
信じるモノはこの身体しかないという真実。
私は信じ続けました。
この身体を。
この私を。
不安しかない砂嵐の中を。

今回の旅で何で旅に出たいのか、ようやくわかりました。
今、ふと気が付くと砂嵐は止んでいたのです。

私は砂嵐の中にもういない。
ここは穏やかな風の吹く優しい場所にいることに気づきました。

砂嵐の中、私は塩屋にアトリエを借りました。
砂嵐の中、一人で生きることを決意しました。
砂嵐の中、マッサージの仕事を再開しました。

今の生活が出来ていることにお礼を言わなきゃいけなかったのです。
「ありがとう」と、私は神様に言わなきゃいけないのです。

私は無事に砂嵐をくぐり抜けることができたのです。

「ありがとございます。」



その旅にでました。


「ありがとう」

「おめでとう」


これでよかったのでしょうか?

すべてはこれでよかったのでしょうか?

私にはわかりません。

でも。これしかなかったのです。

私の生きる道はこれしかなかったのです。

「ありがとう」

「おめでとう」

ありがとう。







































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