中禅寺湖と華厳の滝

日光に行ったならばいろは坂を登り華厳の滝も見なければならない・・・と、頑に思い込んでいる私であります。

ナンとなれば、私がご幼少の砌には、日光と言えば東照宮と比肩していろは坂や中禅寺湖と華厳の滝が有名だったと思うのであります。


いろは坂　No.3　は

いや、いろは坂の記憶はもっと険しい山岳道路と言う物だったんですが、走ってみたら大した事無い、言ってみれば、狭くて出来損ないの山道と言う感じでありました。

アレです・・・道の狭さと言う点で岩手県の笛吹き峠と良い勝負と言ったらいろは坂ファンに怒られるでしょうか？



中禅寺湖

上り詰めたらすぐに中禅寺湖でありました。

で、子供の頃の記憶では、湖畔は日本でも有数の避暑地として海外のお偉いさんの別荘など建ち賑わっていたと思ったんですが・・・夏も終わり、然りとて紅葉には未だ早い中途半端な時期なので閑散としていたのでありましょうか？

ナンであれ、東照宮の繁盛振りからは随分と掛け離れた静けさでありました。


中禅寺湖と男体山

男体山には15才の時に登ったのであります。
で、記憶に残る事と言えば、下界なら35円のコカコーラが200円で売られていた・・・まっ、価格は記憶違いかもしれませんが自分には買えない物であった事は確かであります。

で、その時の標高は2484だったんですがその後成長したのか、今では2486メートルになっているのであります。

アレです・・・一等三角点があって2484メートルなんですが、そこから少しの所にもっと高い所があると指摘されて改正したらしいであります。


華厳の滝へ下りるエレベーターへ

いや、華厳の滝こそは日光観光の目玉・・・と、頑に信じていたんですが、行ってみたら小学生の修学旅行か遠足みたいのがうじゃうじゃ居るばかりであります。

以前の私ならこの光景を目の当たりにしてサッサと引き返す所ですが今は違います。
将来の日本を背負って立つであろう子供たちと一緒に見物できる事に喜びを感じ、長い列に並ぶのでありました。


エレベーターの改札口

小学生の団体がまるでイナゴの群れのように後から後からぴょんぴょんと出で来る訳でして、一般の改札口の一番前に居る自分はなかなか乗れないのであります。

が、しかし、無邪気な子供らのはしゃぎ様を見ているのも楽しい訳で、550円の搭乗券を握りしめじっと待つ私でありました。


華厳の滝と子供たち

いや、私は貧乏だったから乗った事が無くエレベーターの記憶が無いのであります。
しかし、滝壺近くからの眺めに少し違和感を感じつつも、流石に97mの瀑布であるなとしみじみ観た次第であります。

で、エレベーターで上に戻ってぶらぶらしていたら無料の展望台があったので行ってみました。

するとその景色は正に私の記憶のままでありまして、やっぱし自分はエレベーターには乗っていなかったと確信したのであります。

華厳の滝と言えば投身自殺をした 藤村操 が出て来る訳で、心霊スポットとしても有名であります。
が、私はなんぼ写真をとっても心霊写真は写りませんでした。

日光田母沢御用邸

日光に行ったのは先週なんですが、旅行記は色々あって書きそびれてまして、待ちこがれた皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
しかし、忘れた頃の本日・・・満を持して出されるのが「日光田母沢御用邸」であります。

へっ？　誰ぁ～れも待ち望んでなんかいない!!!
いや、そんな事言わないで読んでやってくださいな・・・詰まらないですけど。



御用邸　正面

御用邸の入場料は　510円であります。
高いか安いかは見る人の価値観によって違うと思いますが、自分としては歴代天皇が踏んだ床を自分も歩いていると思っただけで大感激・・・銭金の問題じゃ無い、と。


風通しと明かり取りの工夫が・・・

いや、建築の事は全く知らないんでナニなんですが、紀州徳川家の江戸家式を移築した、江戸時代の建物と当地に建っていた民間住宅「小林家」の建物と、大正天皇のご即位後に大規模な増改築がなされ、1921年（大正10年）に現在の姿になったとパンフレットに書かれております。
で、時代の違う建物の集合体なのに何処にも違和感が無いどころか、増築や移築の痕跡などシロートには分からない見事な調和なのであります。


中庭は笹と杉であります

この屋敷は全部で106室もあるんだそうです。
残念ながら紀州徳川家の江戸や式だった三階部分には登れませんでしたが、とにかく広いお屋敷であります。

で、中庭が笹と言うのに感動しました。
なんと申しましょうか、質実剛健・・・でも無いか、質素、か？
まずなんでアレ華美で無いのが好きであります。

まっ、私の生家も広かったんですが流石に天皇家の御用邸には負けました。


天皇陛下の執務室

いや、ここで天皇陛下が執務していた訳ですが、ハッキリ言ってこも質素であります。
これ、Emperorであるからこそ見えや虚飾に興味が無いんでありましょう。
成り上がりや叩き上げの殿様や王様だと飾っちまうんでしょうなぁ～・・・と、思いました。


天皇陛下の　おまる

いや、ただの壷じゃ無いか、とも思うんですが、小柄な昭和天皇などはアレに跨がれたんでありましょうか？　ナンて不謹慎な事を思ったりして、少し微笑んじまいました。

用足し後自分で拭く事は無い、と伝え聞いたのですが、その為に少し高いのか？　なんてね。


ご学問所の　丸窓

天皇陛下と皇后陛下は勉強部屋も寝室も別なんでありますね。
それぞれに部屋がありました。
御用邸だからと言う事ではなく、恐らく天皇家の男女と言うのは下々には分からない仕来りがあるのでしょう。

ご学問所の丸窓から外を撮った写真は有名らしく、パンフレットにも載っていました。


ご学問所の丸窓の外側

いや、中から撮ったら切り絵になって良い写真家と思いますが外からは意外とつまらない物でありました。

これ、もっと薄暗くなって中の明かりが映えたら良さげですが、閉館時刻が迫ると雨戸が閉まっちまうので撮れませぬ。


樹齢400年の枝垂れ桜と庭

いや、ハッキリ言って総てが質素と言いますか・・・まっ、部屋が106も有って質素は無いだろうと言うのはご尤もですが、しかし、部屋の佇まいや調度品、どれを取っても華美な物や煌びやかな物は無いのであります。

いや、御用邸跡なので今は使われていないんですが、歴代天皇が歩かれたり遊ばれた所を見られるだけで私しゃ感激しちまいまして、思わず土産に菊の御紋の入ったまんじゅうを買っちまいました。


御用饅頭

那須御用邸の御用饅頭であります。
と、言う事は・・・天皇家ご一家も渋茶など飲みながら食べているまんじゅうな訳であります。

天皇家と同じ饅頭が喰える!!!　
食べてみましたが、私しゃ感激して味が分かりませんでした。
とは申しましても、隠し味の醤油が利いてほのかな甘みが上品な饅頭でありました。

で、序でに同じく菊の御紋の入ったガトーショコラなる物も買い求め食べてみたんですが、これも美味いもんでありました・・・意外とお高かったですが。

と、言う事で日光田母沢御用邸のお話でありました。

今更ですけど、記事の中身は間違ってる事も多々ありますんで悪しからず、であります。

楽しい疲労

いや、本日は朝の八時から午後五時半まで、昼休みを45分程度でズーーーッと植木屋仕事をし続けた次第であります。

なんと申しましても、そこそこの枝ぶりの松が二本もあるお宅でして、その他にも手の掛かりそうなモミジやイチイ、チャボと、てんこ盛りな和風の庭だった訳であります。

で、一応、松竹梅で梅の仕上げですから、と念を入れたんですが、やっぱし門前の松はせめて竹程度の仕上げじゃ無いと植木屋の名折れになっちまう訳で、それなりに手を掛けた次第であります。

モミジ・・・前の人がズーッとぶつ切りでやってたもんですからコブになっちまってまして厄介でありました。

で、来年も頼んでもらえる事を期待して伸ばす枝を残して剪定し、３年後には枝垂れる様に、と切ったつもりでありました。

その事は総ての木に共通でして、上っ面だけを刈り込んでいたツツジなども中が蜘蛛の巣でして・・・もしも年間で入らせてもらえるならば中抜きをして仕立て直せるんですが、と、申し添えた次第であります。

結局は日没で強制終了が掛かるのと同時くらいに終わったのでホッとしましたが、秋は日が短いのでその事も加味しないとダメですね。

ハッキリ言って疲れました。
しかしこれは体力的な疲労でして、精神的には大満足・・・ぜんぜん参った感は無いのであります。

守さんに手伝ってもらわないと到底終わらなかったんですが、ホントに良いコンビが組めたと感謝しております。

まっ、悦に入った時の守さんは料金以上の仕事をして時間を食う事もあるんですが、それは守さんの癖なので仕方が無いと諦めであります。

で、新兵器のバキューム・・・掃除の最後に松の葉っぱなど吸い込むには最適でして、これが無かったら最後の掃除が後35分がところは掛かったと思うのであります。

やっぱし文明の利器は積極的に使うべきなんでしょうか？

しかし、本日のお客様からは来春のご注文もいただき、年間契約になった訳であります。

私、初めての契約顧客でありまして、消毒や施肥まで入れての管理の御註文を頂いた次第であります・・・マンモスうれピーであります。

で、死ぬほど嬉しかったのは「ぜんぶ鋏で電動を使わない植木屋さんは本当の植木屋さんなんですね」　なぁ～んて事を言われちまいまして、舞い上がった次第であります。

松竹梅、と言いながら、料金は梅でしたが仕上げはいつもと同じでして、自分らの中では松なんであります。

いやぁ・・・疲れました。

毎度の事なんですが帰り道に車のハンドルがまともに握れないと言う腕の疲れ具合でして風呂に入ると指先がジーンとしてお湯がしみ込んでんじゃねぇの？　みたいな感じであります。

さて・・・８時半であります。

明日はプールの仕事なんですが、休業して施設のメンテの日であります。
で、自分は錆びた蛍光灯の器具を塗り直す係であります。

ナンだカンだ言って明日も職人的仕事でありまして、監視よりは気楽であります。

あぁそーだ・・・グラインダーやらドリルやらを持って行かねばなりませぬ。

そんな訳で私は　明日の為に今日も寝る、であります。

では　皆様　おやすみなさい、と。

無駄な時間を・・・

いや、本日は7時までの勤務で家に帰り風呂を上がって一杯やり始めたのが7時40分頃だった訳です・・・が、呑みながら見たテレビにはまっちまいまして、最後まで見ちまった次第であります。

それは、ビフォアフターでありました。

なんと申しましょうか・・・職人が物を作って行くのを見ると堪らないんですよね。

いやいや、分かっているんですよ、多分に創作が含まれているだろうとも思うんですが、それでも、今は一寸有名なタレントが元は型枠大工だったとか配管工だったと言ってその片鱗の欠片を見せるのを見ては思う訳です。

そっかぁ～　あんたも下積みの時には現場で汗を流したんだな、なんてね。

で、もう一つ興味がわくのが新しい素材や工法的な工夫であります。

板の切り方一つ見ても、ほほぉ～そこはそーしますか？　と、見入ってしまうのであります。

明日は植木屋の仕事であります。
松が二本もあるお宅を守さんと二人で一日で仕上げなくてはならない訳でして、けっこう忙しい一日になる筈であります。

で、ハッキリ言って病み上がり直前的体調の私はPCで遊んでいる場合ではなくサッサと寝るべきなんであります。

アレです・・・昨夜は８時半に寝たのですが、正解でありました。
夜中には変な夢など見ながらトンでも無い寝汗をかいていたんですが、朝になったらナント無く峠は越した感じでありました。

しかし、中途半端な不調を引きずったままプールで通しの勤務だったのでまた頭痛がぶり返しつつあります。

そんな訳で、ホントは日光の旅行の続きを書く筈だったんですが今夜跳ねます。

明日の為に今日は寝る・・・おやすみなさい、と。

仕事が入った

いや、プールの監視の仕事の合間に植木屋もやっている訳ですが、最近は植木屋の仕事の引き合いがそこそこ入りまして、プールなんかやってる場合じゃネェゾ、なんて生意気な事を考えたりする訳です。

しかし・・・11月から３月末までは植木屋の仕事は皆無でありますから押さえにプールの監視も捨てられないのが本音であります。

で、植木屋の下見に行って、またやっちまいました。

ドー見積もっても5万は下らない仕事なのに・・・三万五千円でよぉ～がす、と言っちまったんであります。

いや、盛さんに手伝ってもらって日当一万二千円でしょ。
ゴミ捨てで3000円でしょ・・・オラの取り分は二万か？　
まっ、そんなに悲観したもんでもないかな？

アレです・・・家の人に「お客さんの所は仕上がり重視ですかぃ？　値段重視ですかぃ？」と問うた所「限界価格でお願いします」との事でありました。
で、「ンじゃぁお客さん 松竹梅とある中で梅の仕上げになりますけどよぉ～がすかぃ？」と言うと「よぉ～がす」と言われたんで、最低限の仕上げで三万五千円となった次第であります。

で、どーして今までの植木屋さんを外したんですか？　と、問うと・・・ダ○スキンさんに頼んでいたけど高い割に下手なので噂を聞いて訊ねてみたとの事でありました。

うれしいなぁ～・・・風の噂でもなんでも人の口に上ると言う事はそれなりに認知されつつ有ると思う訳です。

まっ、噂のネタは想像つきますけど・・・アソコは安くて早い、が、うでもそこそこ・・・ナンて事でありましょう、たぶん。

高くは取れないよねぇ・・・と、言いつつ、腕に自信が無いので値段で勝負しかのが本音なんですが。

来年のことを言うと鬼が笑うらしいんですけど、そろそろ本気で植木屋をやっちまおうかなぁ～・・・なんて下心がむくむくと起き上がる今日この頃であります。

でもね、造園屋の会社を逃げ出した理由がキツくて身体が持たない、だった訳ですんで、植木屋一辺倒もドーなんだかね、であります。

おおっと・・・オラ風邪気味で頭痛と疲労感がハンパ無いんだった。

明日はプールで朝から夜まで通しであります。
で、日当が7000円であります。

そんな訳で、今夜はサッサと寝ますんで　　おやすみなさい。