じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

俺たちは造園科?

2016-07-07 20:11:15 | 日記的雑談
学校にはもの凄い数の樹木があります。
その訳は・・・造園科の卒業生は記念樹を一本植えて行くんですけれども、私らは43期な訳でして、それだけでも42種類はあるはずなんです。
そして、その他に造園の検定で使った樹木やらも植えられてますし、創設時には植栽も為されたと言う事で、樹木は多い訳です。
その中でも無数と言って良い程あるのがツツジと椿とサザンカでありますが、これは造園の検定試験で使う木なんですけれども、試験後には皆さん寄付して行くと言いますか、持って帰っても邪魔なんで置いていくと言いますか・・・まっ、そんな訳でそれらの木は所狭しと邪魔に成る程あります。


恐らく学校に一本しか無い 花梨


間違いなく一本しか無い タイサンボク

カリンは体育館の脇の人の通らない所にこっそりと咲いています。
で、昨年に強く刈り込まれたのか、変な所からの芽吹きが多く、なので実も突拍子も無い所から生えていたりします・・・熟したら刈り取ってカリン酒にしようと狙っています。

タイサンボク・・・モクレン科の木であります。
ナンチャって、ホントは学校で初めて見た木でありまして素性も名前も知りませんでした。
で、今朝咲いているのを見つけた時には「あっ、蓮の花か?」と思った程に高貴な感じに惹かれてカメラを向けた次第であります。

まっ、タイサンボクは試験には出ないはずの木なんでナニなんですが、覚えちまいましたぁ~、と。



本日の実習は 土方用機械の運転


先生が取り敢えず見本の穴を掘る


昼休み 左官科のタンパを借りて道を均す

いや、造園業と言うのは「土木建築」の末席なんだそうでありまして、言ってみれば土方の一種のようであります。
此処ん所が悩ましいんですよねぇ~・・・造園と言いますか、庭なんか造らなければ土方仕事は無用な訳でして、剪定などに専念すれば良い訳であります。
しかし、それだと庭師になっちまうんで造園科としてはダメな訳であります。
と、言う事で、本日は現代の土方には必需品とも言える建設機械のバックフォーの運転を習った訳であります。
コレ、この後コマツや日立の教習所に出向いて重機の免許を取る前の下準備の練習であります。
ちなみにコレは3t未満の小型ですが、私は7月の末頃にコマツの教習所で大きさ無制限の免許を採る予定であります。

いや、造園家専用とも言えるバックフォーが一台ありまして学校内の適当な所を掘っ繰り返しては埋め戻すなどして重機の取り扱いを練習する訳であります。
で、お写真では色がキレイなんで新品科と見紛う訳ですが、平成19年に中古で買った重機を、整備は自動車科がやり、外装は塗装科が面倒を見ている訳であります。
ナンて言うんでしょ・・・一通りの科がありますんで大概の事は校内で済んじまうのであります。

そんな訳で最初に簡単な運転方法を教わって、出席番号順に穴堀の実地練習に励んだんですけれども、出席番号8番が終わった所で「燃料量切れ」と言う事で中止になったのであります・・・ちなみに私の出席番号は9番です。

その間私は毎度の事ですけれどもハシゴに登って松の剪定などをしていた訳なんですが、本日はとても冴えていると言いますか・・・まっ、先生の嫌みとも取れますけれども「0yaziさん、今日中に終わるのすかぁ~・・・いや、余りに丁寧でキレイで目立ったもんで聞いてみたんですぅ」ですとぉ。
確かに、他の木と違って芽を切り落としたらお終いと言う松の枝には慎重になり過ぎる嫌いが有って時間を喰うのであります・・・しかし、目指せ極上の剪定、と、言う事で、私しゃ手を掛けてみたくなるのであります。
極上が出来ればいつでも落とせる、と、言うH先生のお言葉は造園に関しては私の座右の銘になっているのであります。

造園業は土方の端くれかぁ・・・芸術家に近いと思っていたんですけれどもねぇ。
庭は樹木や花などの植栽と石や砂等を使ったアートであり、それを造る造園家はアーティストだと思っていたんですけれども・・・まっ、土方でも良いんですけれども、きっと一人前の造園屋になりたいと思う今日この頃であります。

いや、帰りがけにジムに寄って筋トレ等して来たもんですから結構なお疲れモードであります。
こんな日は早く寝なくっちゃね、と、言う事で、おやすみなさい、と。

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