いや、なんの意味も脈絡も無く11月が好きでして・・・と、言うよりも11月と言う言葉の響きが好きなのでありましょうか?
まずなんであれ11月と聞いた途端に思い出すのは北原白秋の「十一月は冬の初めてきたるとき故国の朱欒の黄にみのるとき」ってのが頭に浮かぶのであります。
あれです、昭和53年の初冬の朝、白秋のこの歌をラジオで聞きましてそれ以来毎年11月1日にはこれを思い出すのであります。
そして、ジジイになった今、ザボンにつられて浮かぶのが「ザボンアメ」であります。
あの、オブラートに包まれた箱入りの飴を買いに行った駄菓子屋までの路地が茶色に霞んで浮かぶのでありますが、まっ、いいでしょう。
そこで一句 霜月はもも引きはくを躊躇わず なんちゃって
いや、今日もバイトだったんですが昨日はキャンプ場の利用者がいなかったので掃除をする必要が無く、自分が一番苦手な部屋掃除に回ったのであります。
あれです、部屋掃除ってのは単調と言いますか、無機質と言いますか、創造に繋がる事柄が殆ど無いのであります。
なんと申しましょうか、薄らの埃を掃除機やモップで掃除するんですがそこにロマンは無いわけでして、それなら「この野菜クズは焼きそばの残骸だろう」とか「この肉片は豚汁だな」と想像力を掻き立てるキャンプ場の炊事場の方が断然良いのであります。
さらに言うと、室内のトイレ掃除と土足で使用するキャンプ場ではワイルド感が違うわけでして、私ゃ屋外トイレの掃除が性に合うのであります。
なんとなれば、キャンプ場のトイレ掃除は床にハイターをぶち撒いてモップでゴシゴシの後、長いホースを引っ張って来て水でジャージャーであります。
さらに男子の小便器なども水道水の勢いで汚れを飛ばす感じで、言ってみれば殆ど水遊びの感覚で仕事ができるのであります。
なので自分が掃除した後は長靴か登山靴着用じゃ無いとトイレは使えません、なんちゃって。
あれです、室内トイレの掃除は面倒臭いと言いますか、掃除機で埃を吸い取ってから軽く濡らしたモップで床を拭くんですが、気持ち的にはやってもやらなくても良く無ぇ? と仕上げた感の薄い便所掃除に疑問を持つのであります。
で、その他、食堂とか通路とかロビーとかを掃除機を持ってウロウロし一日中室内の掃除だったのであります。
そんなわけで俳句をひねる時間は有ったにも拘わらず大したものが出てこなかったのは外の風に当たらなかったからと言い訳するんですが、まっ、いいでしょう。
そこで一句 モモヒキに邪魔されトイレ大慌て 失礼しました。
と、言うことで本日は初めて冬が来るってことでモモヒキを履きましてそれに纏わるアレコレがどーしてもついて回ったっのであります。
そこで一句 十一月残り二枚のカレンダー お後がよろしいようで。
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