じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

コスモス

2019-09-23 09:04:45 | 日記的雑談
コスモスと言えば・・・うす紅の秋桜が秋の日の何気ない陽溜りに揺れている比頃涙もろくなった母が庭先でひとつ咳をする・・・と、山口百恵が歌ったのを思い出します。

これは好きな歌でありました。

「縁側でアルバムを開いては私の幼い日の思い出を何度も同じ話くりかえすひとり言みたいに小さな声で」・・・この歌詞が好きでありました。

自分は17歳の時に家を出ているので両親と言うより家族とのつながりが希薄なんで歌詞のような場面は全く無いし、もとより男なのでこんな状況にはなり得無いと思うんですが、なんとなく好きなのであります。

今日の我が家地方は小雨模様で夜が明けました。

ええ、昨夜はなんだか寝付きとその後も良く無く、何度か目を覚ましていたので夜明け頃の雨音を聞いたのであります。


庭にコスモスが咲きました

で、秋を感じると訳も無く夏を懐かしく思うのでありますが・・・皆様におかれましては秋分の日の月曜日いかがお過ごしでありましょうか❓

そーですかぁ~台風に警戒して「カウチポテト」でありますかぁ~

高校生の頃に入り浸っていた喫茶店の壁の落書きに「秋が寂しいのは、それは、夏の後だから」なんてのがありましたっけ。

その席にはいつも大学生らしい女性が座っていて時々壁に落書きをするのです。
タバコの煙でくすんだ壁に万年筆の青で小さな文字を列べるのです。

私は長い髪で顔を隠すように俯きながら座っている年上の女性に淡い憧れを抱いたのでした。

狭く急な階段を降りて扉を開けその席に目をやり時に彼女がいない事にがっかりしつつも席が空いていればそこに座れる事にかすかな喜びを感じるのでした。

やたら苦いコーヒーを啜りながら新しい落書きを探すのです。

秋が深まり冬の気配を感じるようになった頃もとより混んではいなかった喫茶店が閑散となり彼女の姿も見られなくなりました。

しばらくはその店に顔を出したのですが二度と彼女に会う事はありませんでした。



まっ、誰にでもある年上のおねぇさんに対するほのかな憧れでありました。

いや、少し詳しく書くと、彼女がいつも座る席は壁際の二人向かい合って座れる席なんですが、たまに大学生と思しき男性と居る事があった訳です。

で、冬になって彼女を見かけなくなった頃、その男性が何度か一人で座っている姿があった訳です。

その姿を見て私は、そっかぁ~あなたも寂しいのか・・・なんて事を思ったのであります。











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