「戯れにチャリに跨がり そのあまり 辛きに泣きて 殆ど進まず」0yazi
いや、暇つぶしに自転車の方の愛車を引っ張り出しまして・・・むむっ?空気甘いか?
んっ? 水買うのに100円玉持った方が良いか?
あっ!!!・・・もう一回トイレして来ようとか、モタモタしながら出発した訳です。
我が家は丘陵地と言うよりも山間地の裾の方と言う感じでして、登るつもりなら家から延々と標高差600~700mは登り続けられる訳です・・・まっ、やれればの話ですけれども。
しかし、私の愛車は殆どオモチャのような自転車・・・生まれは遠く中国大陸、育ての親は九州の自転車屋さん・・・そして、通信販売で里子に出されたと言う生い立ちなので、由緒正しい血統書付きの自転車とは比べるべくも無い「駄馬」であります。
で、容姿は・・・タイヤの小さなミニベロタイプでありまして、まっ、ホントにオモチャであります。
しかし、私も嘗てはチャリ乗りであったので多少の蘊蓄は有る訳なんですが、生まれと素性と言いますか、パーツはどれもコレも安物ぞろいなんですけれども、組み上げたのがホンモノの自転車屋さんと言う事で、肝心要の所はしっかり組まれている訳です。
一番はリムなんですけれども・・・殆ど隙間無くブレーキを絞めてあるのに振れる事も無い訳でして、上手に組んであるなぁ~と、感心する訳であります。
いや、曲がってなければ良いと言う問題ではなくて、絞め具合とでも言いましょうか、張り具合の妙と言うのが有ると思う訳でして、しっかり感の硬さと路面からの突き上げの吸収の塩梅の良さ・・・乗っていて心地良いんであります。
さて、登り一方の道を行ったとすれば、何れは下り一方になっちまう訳なんですけれども、この自転車では下りは恐ろしい訳です・・・小径ホィールで高速・・・こんな自転車でも放って置いて何もしなくても60キロくらい出ちまいますから、そうなると何もかも怖い訳です。
大きな声では言えませんがヘルメットも被っていないし。
そんな訳で、適度に登ってそこそこ下る周回コースに出てみた訳です。
とは申しましても出だしから最初の5キロは完全に登り一辺倒でして・・・GPSでは320m程登った事に成るはずであります。
そこからはアップダウンの連続する狭い割には舗装の良い緑鮮やかなワインディングを行く訳であります。
あっ・・・本日、この界隈では見る事の無かった「猿」が林道を歩いていました・・・近頃は熊よりもイノシシだの猿だのと、余所者が大きな顔をしているんで困ります。
さて、このコースは一周してピッタリ40キロになる訳です・・・そうなるように計ったんですけれども。
で、自分が練習コースに使っていた頃には信号機も一時停止も無くて40キロが採れると言うんで重宝した訳です。
しかし、今はバブルの頃のニュータウン造成で団地が出来、その後牧場だった丘陵地は産廃処理場になったりと、交通量も増えた訳です・・・そーですねぇ、本日は総計で5~6台の車に抜かれましたかねぇ~?
いや、大きな団地なんですけれども、真っ昼間なら団地内は静かでして、人影も無く、車も走っていないのであります。
まっ、一瞬、3キロ程だけ国道457号に出ちまうんでそこがナニなんですけれども、下りなんで怖いんですけれども、轢かれるよりは良いだろうと覚悟して車の前を逃げ切ります。
いや、写真も撮らず、脇目も振らず、一心不乱に40キロを漕ぎ続けて来たんですけれども・・・ナントぉ~一周してサイクルコンピューターを見ますと・・・2時間とチョイ、も掛かっているでは有りませんか・・・まっ、自転車がオモチャなんで下りで制御してますし、昔は登りはダンシングでグリグリと登ったのを、時々倒れそうになって横に逃げている様でありますから推して知るべしではありましたが・・・昔は流しても1時間15分が、と、呟くも虚しい。
いや、うーむ・・・700Cで良いから、ロードバイクが欲しいかもしれない。
しかし、うーむ・・・たまに裏山コースに出掛けるんならミニベロで良いじゃないか、と言う声もするし・・・ああ、踏んだら前に出る感じ・・・寝た子が起きちまったかもしれない。
ナンチャって・・・次に乗るのは何時の事やら、と。
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