じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

雨に濡れながら

2021-07-11 15:29:43 | 日々の雑感
雨に濡れながら 佇む人がいる・・・と、歌ったのは三善英史でありましたが、私の場合は・・・雨に濡れながら 木を切る人がいる、って感じであります。

そんな私を遠目に見る通行人が「水も滴る良い男」と見ているとは絶対に思えず、なんの因果でこんな日にこのような仕事を、と思っているだろうなと、勝手に想像してしまうのでありますが、まっ、いいでしょう。

梅雨は末期か? 
降りかたが数日前とは違って「夏の雨」の匂いがするわけであります。
いや、遠くには雷鳴もあって、これは間違い無く梅雨末期でありましょう。

本日は落葉広葉樹の伐採があったんですが予算の関係で抜根まではしないと言うので私が考案した門外不出の根枯らしの術を施してきた次第であります。

まっ、誰でもやってそうですけれども親方にも教わらず自力で開発したので自己流と称しておりますが、簡単な事でして、切り株にドリルで穴を開け除草剤の原液を注入し木で栓をするという技であります。

いや、これは竹を枯らす術の応用なんですが木にも有効で根は枯れ、ヒコ生えが出なくなるのであります・・・かな?

あれ、今年は立て続けにヤマボウシの剪定があったんですが、ドー言うわけか漏れなくスス病にやられていまして、本日の御宅は玄関のタイルが黒ずむ被害が出ていたわけであります。

で、対処を相談されたんですが住宅街で背の高い木に薬品処理をするのは隣近所のこともあるし、仮に自分が処理するとしても面倒な話なのであります。

薬品作って噴霧器使ってブーブーと振り掛ければ良いって話では無く、天候や風向きを見ないとダメなんでいつでもやれるって作業でも無いし・・・なんちゃって。

スス病の犯人は色々いますが我が家地方の木は一般的に言われるカイガラムシは付いていなく、漏れなく蟻さんの行列が見られるのであります。
なので、普通は効果は無い、無駄だと言われるオルトランの粒剤を地面に撒いとけば、と気休めを宣ってきましたが人間でも風邪を一発で治す薬は無いわけでして、まして駆け出しの植木屋には魔法の手立ては思い浮かばないのでありました。

で、実戦で試すとオルトランを撒いとくと蟻は忌避して数は減るんですよね。
さらに、私の芸術的な剪定で日当たりと風通しが抜群に良くなればそのうちなんとかなるだろう、と思うんですが良く分かりません。

さて、本日の天気予報だと昼前まで勝負でしてその後は強い雷雨が、となっておりました。

なので8時少し過ぎから始めまして脇目も振らず一直線、逃げ切れれば幸いと思ったのも床の間・・・もとい束の間、細切れな雨がありまして頼みの電動工具を使えなかったりして手間取りました。

が、私とても植木屋の端くれ、手鋸、手鋏、手弁当で頑張った次第であります。

いや、梅雨末期の雨らしく強く降っては止むって感じなので力技が必要なところは隙を見て電動工具でやっつけたわけでして、なんだかんだで昼ごろには試合終了でありました。

へっ? どの程度の木をこなすんだ? ですか?

本日やっつけたのは、ヤマボウシ伐採と剪定(ともに5m超)ゴールドクレスト伐採(5m超)ナツツバキ剪定(3m)ベニカナメ生垣刈り込み(高さ1.5 幅5m)日光ヒバ5本芯留と刈り込みであります。

いや、本日の現場は足場が良く脚立が自由自在だったので捗ったのであります。
これが狭小地で脚立を入れるのに四苦八苦なんてことだとこんな時間では終わりませぬ。
なんとなれば、広い庭だと切り落とした枝葉の処理も楽でして、そー言うことなんでありますが、楽だからってお代を負けるなんてことはしませんぜ、なんちゃって。

いや、植木屋の仕事の顛末なんて読まされても困っちまう、ですよね。




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