じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

IBS??? 新型の核兵器か?

2011-12-09 13:10:34 | 日々の雑感
いや、おっさんにとってはIBSはICBMなんかよりも遥かに恐ろしく嫌らしく死ぬ程嫌いです。
IBSってナニや?と言う人はそれだけでも幸せだなとおっさんは思います。

貴方はウンコを漏らす恐怖がどれほどの物か・・・分かりますよね。
人間やってれば誰だって、IBSじゃなくても漏れそうになった経験は有ると思います。
でも、漏れなかったでしょ? いや、仮に漏れたとしても、一度や二度でしょう?

まっ、正直に言ってしまえばおっさんはウンコ漏らしです。
で、常に、毎日ウンコの漏れる恐怖と戦っている訳です・・・いや、ホントーに毎日なんだってば。
バーか・・・家に居る時にはそんな心配は無いだろうというのはIBSを舐めているというか理解していませんね。
おっさんは家を建てる時に自分の部屋の隣にトイレを作りました。
で、おっさんの寝床からトイレまでは10歩も有れば足りるんですが、もよおしてから急いでトイレに向かっても間に合わない時が稀に有る程待った無しの時も有る程なです。
まっ、幸いにしてそのような時にはそれ以前にもトイレに頻繁に行っているんで漏れても大した事は無いんですけれどもね。

で、IBSの本を読むと100パーセントの確率でストレスが腸のバランスを崩すと書かれていて、それは間違いじゃないんだけれども、しかし、的外れではある訳です。
IBSで真剣に悩んでいる人の最大のストレスはIBSそのもので、ウンコで悩んでいる訳なのです。
と、言う事は、卵が先か鶏が先かの話になっちまう訳で、ストレスを取り去ればIBSが治るというのであれば、まず先にIBSを治さなくちゃならない訳で悩ましい事になっちまう訳です。

で、運動とか体を温めるとか、食事療法とか、アルコールの接種とか、様々な事をためしてガッテン風にやってみた訳ですが、どれも劇的な効果はなく、と言うよりも屁の突っ張りにもならないで効果はない訳です。
運動とか腸の活性化とか食物の話ならおっさん的にも一冊の本が書けるくらいに勉強もしたからね、自信と裏付けは有る訳です。
IBSにも決定的な技は既に開発済みです・・・教えましょうか?「食わなきゃ出ない」です。
ドーしても絶対に持たせなくちゃならないとなったら、前日から何も食わないで出しちまって空っぽにしておけば大丈夫です。
後は水も呑まずにひたすら空気だけ食って逃げ切る訳です。

おっさんがウンコで悩んで医者へ行ったのは26歳の時だった。
仕事が変わって営業で外回りを始め、一人娘が生まれ、家を買って借金も抱え、と、ストレスと言えば凄い感じで一気に抱え込んだ時期でもあった。
それまでも多少胃腸は弱い所はあったけれども外出できなくなるとか、トイレが無いと安心していられないなんて事は皆無だった。
それが、営業で回っている途中にトイレに行きたくて堪らなくなり困りまくるようになって医者へ行ってみた。
胃腸科へ行って、若い看護婦にケツの穴から浣腸をされ、爺様のセンセーにケツの穴から指を入れられぐりぐりされたりして、出された診断が「過敏性大腸症候群」だった。
アレから今日までもう30年もウンコと付き合っている訳ですから、もうIBSの大ベテランでもあります。

おっさんが曲がりなりにも普通の人と同じ生活をして来た背景には、緻密の計算と努力があったのは間違いないんだが、最大のポイントは、漏れたってしょうがねぇ、漏れた時にはそん時だ、と言う開き直りがあったからだと思うんだが、実際にはウンコ漏らしの恐怖でいつも生きた心地がしないし、野外の時には心の底から楽しむという事は無く、いつもトイレの事を気にしていた。

そんなおっさんなので自分の行動範囲のトイレの場所は完璧に把握していたし、また、闇夜に紛れて都会の片隅でも野糞をする高等な技なんかも編み出していた。
しかし、コンビニが出来る以前はホントーに大変だったよ。
パチンコ屋とガソリンスタンドには随分と世話になった。
だからガソリンは満タンにしなかった。
トイレだけ借りてウンコを落として澄まして帰るというのは気の小さいおっさんには出来ない事なんで10リットルでも入れられるようにしていた訳だ。

ホントーに酷いIBSは我慢なんて出来ないので外出は恐怖になる。
たぶん、ある程度自分の都合で動ける外回りの方が内勤で時間的制約のある仕事よりもしのぎやすかったのかも知れない。
野糞をしに田んぼの土手に隠れてケツを出したらすぐ裏側でおばちゃんが田の草取りをしていたなんて珍事は笑い事で澄むけれども、ポジションと時間の決まった職場で動けないとなったらそれは恐怖で勤められなくなっちまっただろう。
現実におっさんは本社転勤を言われた時に会社勤めを止めようと決めたからね。

IBSの治療薬というのは多分未だ無い。
対処療法の薬だが良いのが出たと知り合いの医者から言われて使ってみたのがイリボーと言う薬で、それは当初劇的に効いた。
20数年ぶりにケツメドに圧力を感じるウンコが捻り出され飛び上がって喜んだ・・・いや、ケツは拭いてからだよ。
しかし、おっさんの身体は薬に慣れちまうのかやがてそれもあんまし効かなくなっちまって今はたまに使う程度になっている。

で、最近おっさんがひょっとしてこれは、と思っているのが、お腹のマッサージです。
2年前の捻挫の足首が塩梅良く無い時と、歳食って身体がすぐにギシギシ言うんで店の近くの整骨院に行くようになったんだが、ここの先生と相性が良い感じで、おっさんには珍しくちゃんと通うようになった。
そこである日、内蔵がくたびれているねぇ、と、腹部のマッサージをされた訳です。
で、おっさんも整体やスポーツマッサージは一通り詳しいつもりなんですが、腹筋周りのマッサージというのは初めてなんでおやおやっと思った訳です。

で、ある日、はたと気がついたら、近頃朝の通勤でコンビニに駆け込む事が劇的に減っているな、となっていた訳です。
うーん、医者様からは歳を重ねると改善傾向にはなる、と言われているんだけれども、ここ数日の好調ぶりは過去に記憶が無い程だ、となった訳です。
いや、イリボーを服用した時よりも凄い訳です。
で、考えたら、腹筋マッサージが思い浮かんだ訳であります。

その後、色々あってまた腹具合は元に戻って朝の通勤時にコンビニに駆け込んだ日が二日続いておっさんは例の整骨院へ行って腹筋マッサージを施してもらった訳です。
すると・・・やっぱしだもの、ほーら、ウンコピッピが止まっちゃったんだもの、と、これが効く事を確信したのであります。
しかし、医薬品でさえすぐに乗り越えてしまうおっさんの強固なIBSは腹筋マッサージも慣れちまうんじゃないかなぁと、危惧してもいる訳です。

最近、胃袋に溜め込まなくてもカロリーも栄養も取れるような食い物が出回ってまして、食わなきゃ出ないを比較的簡単にやれるようになっている訳です。
なので、一昔前に比べれば随分と躱しやすくはなっているんでありますが、トイレに行けないとなると行きたくなるというジレンマから完全に解放される事は無い訳です。

おっさんの願いは・・・一日中一度もトイレの心配をしないで過ごせる日がいつか来る事、であります。
おっさん、仕事を辞めたら海外旅行とか世界一周とか遊びに行くんじゃなくて、東北大学の絶食療法を受けてみたいなと、心待ちにしているんであります。

まっ、飛行機が着陸寸前でベルト着用サインが出ている時に、スッチーにウンコ漏れたらケツを拭いてくれるのか?と言って着陸を送らせた事もあるおっさんのIBSは、たぶん、墓に入る時が治る時なんだろうとは思っているんですけれどもね。

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