このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

日本とアメリカが世界の横綱

2018年05月26日 | 政治・経済

国家の力を5つの要素に分けてみた。ここでいう5つの要素は「世界を引っ張っていく国であるための資格・条件」としての要素である。

 

①軍事力(核、有事即応力、意志)

②経済力(金融力、援助力、市場力)

③知的創造力(国際秩序の提案、ハイテクの開発)

④文化的創造力(伝統、現代、先端)

⑤道義力(国内の統一と住み心地、条約の履行、道義の提案)

である。

 

道義力とはあまり言われないことだが、わかりやすく言えば「悪いことはしない。国外に発信するのは良いものばかり」という意味である。この点はこれから21世紀において、ますます重要になっていく。採点結果を以下に示す。 

 

国家の力、5つの要素

 

アメリカ

日本

ドイツ

EU

中国

ロシア

1.軍事力(核、有事即応力、意志)

10

2

2

4

7

5

2.経済力(金融力、援助力、市場力)

10

9

5

8

9

3.知的創造力

(国際秩序の提案、ハイテクの開発)

10

7

5

7

3

4.文化的創造力(伝統、現代、先端)

6

10

3

5

2

5.道義力

(国内の統一と住み心地、条約の履行、道義の提案)

4

10

3

4

6.その他

 

 

 

 

 

 

 

これを見るとわかることは、東の横綱がアメリカで、西の横綱が日本である。

アメリカは上から10点が3つ並ぶ。そしてトータルすれば、アメリカのほうが日本より少し得点が多い。

 

しかし、第3位のドイツはだいぶん得点が少ない。イギリス、フランスはもっと落ちる。それで彼らは「かくてはならじ」とヨーロッパ連合(EU)をつくった。そのEUの点数だが、合計しても決して日本より高いわけではない。ほとんどは日本より下である。

 

中国とロシアは大国だと思われているが、このように見ていくとまともな点にならないような二流国である。ロシアの経済力は、国内では大きいが、しかし海外への影響力はないに等しい。その点はインドに似ている。

 

この採点は感覚的なもので、特に統計やデータがあってのものではないから、読者もぜひ採点してみていただきたい。

 

多少の相違はあると思うが、おそらくそう違わないはずである。要はアメリカが東の横綱で、日本は西の横綱、それからドイツは水があいて関脇ぐらい。

 

それから相互に対立する場合を考えると、その場合大事なのは比較優位にある条件より比較劣位の条件である。お互いに相手の短所を突くからである。

 

日本の国家戦略は道義を強調して相手を困らせ、それから軍事力を少し強化すべきだとわかる。

 

ともあれこの表で、日本がたいへんな世界の大国だということが再認識できる。

底力はある。十分にある。

 

しかも以前に述べたように、それは1400年をかけてつくられたものだから、メッキではない。純金だからすぐに錆びついたりしない。

 

とすれば、あとはどう使うかだけである。

「意」の復興が待たれる所以である。

 

しかし、日本国民の意識がどんどん変わりつつあることはすでに述べたとおりだから、私は楽観視している。最近、書店や新聞広告で、何となく「意」の復活が感じられる。

 

この表には入れなかったが、「共同体社会全体の力」というのがある。「老人社会力」というのもある。世界中が高齢化していくが、日本の老人力社会はその良きお手本となるだろう。

 

日本の真似をした国は良くなる。だから自然とそのような国が増える。

すなわち世界は日本化したがっているのであって、このくらいのスケールでものを考えなければいけない。こういうスケールで話をする日本人が、もっと増えて欲しいものである。

 

日本には2000年の歴史がある。

 

『21世紀、世界はいよいよ日本化する』

読み間違わないでいただきたい。アメリカや中国は覇権争いをするでしょう。

しかし、世界は日本を目指しているのです。

 

---owari---

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本経済こそ世界の最先端 | トップ | 成功への道 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治・経済」カテゴリの最新記事