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トランプは、米中経済関係をさらに破壊する方針

2020年11月22日 | 政治・経済
今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
少し前の情報となりますが、あしからず。

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。

わからないのが、アメリカの情勢です。
アメリカは、新型コロナウイルスの感染者数も死者数も、ダントツ世界一(9月9日現在)。

4月~6月期のGDPは、32.9%減という衝撃の数字だった。
全米にひろがった「反黒人差別デモ」に対し、トランプは「合衆国軍を投入する!」と宣言して、顰蹙(ひんしゅく)をかった。

こんな感じで、少し前までは「バイデンで決まり!」という感じでした。
ところが、最近は、新型コロナも少し落ち着き、経済活動が再開され、景気が回復基調になっている。

それで、トランプがバイデンを猛追しています。
そして、トランプ。
「反中」を前面に出して戦っています。

反中は、現在アメリカの「国論」になっている。
バイデンは、誰もが知る「親中派」。
いまさら、中国を批判しても、説得力がありません。

それでトランプは9月7日、
「バイデン氏が勝てば、それは中国の勝利だ。なぜなら、中国がこの国を所有することになるからだ」
といいました。

トランプ再選の可能性が出てきた。
もし、そうなったら、彼はどうするのでしょうか?

「中国との経済関係を断ち切る!」と断言しています。
<アメリカのトランプ大統領は7日、アメリカと中国の経済関係を分離する「デカップリング」と呼ばれる考え方について、改めて言及し、中国をけん制しました。


「“デカップル(分離する)”というのは興味深い言葉だ。我々が中国とビジネスをしなければ数十億ドルを失うことはない。それは“デカップリング”と呼ばれていて、皆さんもそれについて考え始めるだろう」(アメリカ トランプ大統領)

トランプ氏は7日、アメリカと中国の経済関係の分離について、このように述べ、「中国への依存を終わらせる」と改めて中国をけん制しました。>
(TBSニュース 9月8日)

具体的には、何をするのでしょうか?


トランプは、
・アメリカ政府と取引のある企業で、中国に外注している会社とは取引を停止する
・中国からアメリカに雇用を取り戻す
・米国を捨て、中国は他の国で雇用を作っている企業には、税金をかける
・新型コロナウイルスについて、中国の責任を追及する
などの方針を打ち出しています。

特に、生産拠点を中国や他国に移した企業には税金をかけるというのは、驚きですね。

そして、トランプ最大の特徴は、よくも悪くも「有言実行」であること。
彼が再選すれば、米中覇権戦争激化は避けられないでしょう。

日本にも、いろいろ影響がありそうです。
それでも、バイデンが勝つよりは、マシなのでしょう。
「バイデン氏が勝てば、それは中国の勝利だ。なぜなら、中国がこの国を所有することになるからだ」
(2020年9月7日、 ドナルド・トランプ)

---owari---
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