デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

こんなカセットテープがあった!  - 本当にステレオなのか確認してみた -

2023年05月30日 20時21分14秒 | 工作実習

2023/05/30 (火曜日) 雨のち曇りのち晴れ

 私にはもう50年以上もお付き合いしているO君という親友がいますが、このO君が、
大の録音マニアで、いろいろな録音機を所有していてカセットテレコの話なんかするともう
時間も忘れてしまうほどです。 

 そんな彼の影響を受けて、ベルトが伸び切って動かなくなったカセットテープレコーダを
修理しました。
 ベルトだけではなく、モーターの回転速度を調整する半固定抵抗器も不良になっていたり
修理には手こずりましたが何とか音が出るようになりました。

 私も音楽を聴くのは好きなので、FMラジオから流れる音楽を録音したりしたことはありま
すが、それが「良い音」だとか「悪い音」だとか聞き分ける耳を持っていないのでただ好きな
曲目を録音するだけで終わっていました。
 ただ、半田ごてを握ってあれこれ回路を組み立てて実験(みたいなこと)をするのが好き
だったのでいろいろな工作をしてきました。
 このカセットテレコ(ラジカセ)の修理もそんな工作好きのなせる業だったのかも・・・

 

 カセットレコーダーが動くようになったので昔のカセットテープを取り出してみました。
 その中にこんなテープがありました。
 ”美空ひばり” 値段は2,000円って書いてある。 
 こんなのいつ買ったんだろう??? 誰かに貰ったのかな???


 ヘッドホン(これも年代物・・・でもまだ使える)で聴いてみた。
 確かにステレオで聴こえた。(モノラルとの差は私にも分かった) 

 
 ラジカセの表示にも「STEREO RADIO CASSETT REC・・・」って
書いてあるんだから「STEREO」なんだろうと思うけど、 先日量販店の電気製品売り場
でみたカセットテープレコーダーには皆「モノラル」って表示されていたのでカセットテレコ
は「モノラルだと」ばかり思っていました。

 そういえばこのラジカセを修理しているとき、「磁気ヘッド」への配線はシールド被覆の
中に「赤」「白」の線がありました。 私はただ単に+、ーの2本かと思っていましたが、
これは「右チャンネル」「左チャンネル」の2本だったんですね。

 ふーん、確かにステレオで聴こえるけどこのカセットテレコで録音した場合は「ステレオ
録音」になるんだろうか? (案外疑り深いんだねぇ(笑い))

 確認してみることにしました。

 右チャンネル、左チャンネルに別々の音を録音して、それを再生して波形を観察すれば
確認できるはずです。

 低周波発振器とパルスゼネレータがあるのでそれを使います。
 パルスゼネレータは矩形波しか出力できませんが、波形さえ観察できれば
いいのでやってみます。
 パルスゼネレータには出力レベルを調整する機能がないので外部に可変抵抗器を
取付けました。

 

 

 Lチャンネル、Rチャンネルへの入力を「0」にするスイッチを付けました。

 どっちの入力が「L」なのか「R」のか分からないので「?」を付けました。
 まぁ、別々の波形が表示されればいいのでどっちでもいいのです。(いい加減です(笑い))

 

  

 

先ず、L、Rの両方に信号を入力しました。
録音レベルは相当低いのでノイズが目立ちます。

 

Rチャンネルの信号をアースに落としてLだけ録音してます。

 

 

Lチャンネル、Rチャンネル共に0レベルで録音。

 

これで各パターンの録音をしてみました。

次はいよいよ録音状況の確認です。
オシロスコープのプローブをカセットテレコのイヤホン・ジャックに接続します。

 

録音レベル0のときの波形です。

 

 

 Lチャンネル、Rチャンネルに録音した信号の再生波形です。

 ??? これはちょっとおかしいです。

 Lチャンネルには低周波発振器の出力(1000Hz)を録音したはずですが、
このLチャンネル出力(赤色ラスター)は400HZで、これはパルスゼネレータ―の信号です!

 Rチャンネル出力(黄色ラスター)は1000Hzで低周波発振器の出力です!

 録音時のチャンネルと出力時のチャンネルが入れ替わってるようです。

 

 Lチャンネル波形(赤色ラスター)はパルスゼネレータの出力を録音したものだ。

 

 Rチャンネル波形(黄色ラスター)は低周波発振器の出力を録音したものだ。

 

 発振器出力とカセットテレコを接続するケーブル(両端がミニプラグになっている)の
極性が反転しているのかな? 
 でも、この場合は録音時にも反転して出力時も反転するからこのような状況にはならない
はずだ。
 (テスターによる導通チェックでは異常はありませんでした。)

 きっとマイク・ジャックの配線とイヤホン・ジャックの配線の極性が反転しているのだろう。
 オーケストラ(に限らずどんな楽団でも)楽器の配置が左右反転したら演奏結果が変わるのかな?

 まぁ、ヘッドホンの左右を逆にして頭に載せれば「正常」になるんだろうからいいか・・・ 

 今更、カセットテープに録音することはないでしょうが、このラジカセはステレオ対応になって
いました。 めでたし、めでたし・・・・・・

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やっと修理完了、めでたしめでたし・・・  - カセットテレコの修理に挑戦 -

2023年05月16日 13時58分22秒 | 工作実習

2023/05/12(金曜日) 晴れ

 モーターの回転数を調整する半固定抵抗器(VR6)が不良になっているのを見つけて
良品と交換、修理完了と思ったのに、プリント基板をケースに固定するとまた再生音が
異常に(ピロピロピロ・・・と早口の甲高い音)なってしまいました。

 基板をケースから外してフリーにすると正常になります。
 ケースに固定すると交換した半固定抵抗器が電池BOXにぶつかってうまく動作
しないのでしょう。

 また配線を外してVRの取り付け端子を変形させて取付位置を引っ込めて電池BOXと
の間隔を確保しました。 これだけ隙間があれば大丈夫だと思いますが・・・・・ 

 

今度は基板を固定しても大丈夫でした。
そこで配線をもとに戻してケースを組み立てました。

 

 

 昔、(別のカセットレコーダーで)録音したテープをセットして再生してみました。 

 日頃「良い音」をお聴きになっている皆様には「?????」の音ですが、どうぞ
我慢してお聴きください。

 「ビリーバンバンってなんのこと?」

 ご存じない方も大勢いらっしゃるでしょう。 ♪白いブランコ は私の大好きな曲の一つでした。

   

 

修理を始めてから何日が経ったでしょうか?
こんなくだらない記事に、長い間お付き合いくださった皆様、
誠にありがとうございました。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

          (カセットレコーダーの修理に挑戦 完)

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VR6が不良(断線状態)だった    - カセットテレコの修理に挑戦 -

2023年05月15日 21時31分14秒 | 工作実習

2023/05/11(木曜日) 曇り

 カセットテレコの修理をしている。
 このカセットテレコ(ラジオ付きだから”ラジカセ”っていうのかな?)は
今から23年も前に買ったもので、大分前にテープが回らなくなって音が
でなくなってしまい、戸棚の隅に置かれたままになっていた。
 先日、「録音マニア」の友人との雑談の中で話が出て急に直してみたく
なってしまった。
 ラジカセのケースを開けて内部を見てみたところキャプスタン軸を駆動
するベルトと、録音・再生、早送り、巻き戻し時にテープを巻き取る
メカニズムを駆動するベルトが劣化して伸び切っていた。
 このベルトを交換すれば直るかな? というわけでネット通販でベルトを
購入して修理を始めた。
 2本のベルトを交換して動作させてみるとメカは動き始めた。
 録音済みのカセットテープをセットしてプレイボタンを押し込むと音が
出て来た。

  「おーっ、直ったよぉー」

と喜んだけど、音がおかしい。 音声は早口で甲高い声。 流れる音楽は
早回しでピロピロピロ・・・・・という感じでダメだった。 

 原因追及は試行錯誤の繰り返し。 プリント基板を何度も取り外して
ベルトのチェック、交換、メカの点検を繰り替えして、やっとモーター回転数を
調整する可変抵抗器(VR6)の不良を突き止めた。

 

 不良と思われるVR6を取り外して良品の可変抵抗器でテストしてみたところ
音は正常に聞き取れるようになった。


 不良のVR6を外して手持ちの小型VRに取り換えた。

不良VRを手持ちの小型可変抵抗器(VR)に交換して修理は完了・・・のはずだったが
そうは問屋が卸さなかった。
 最終組み立て中にまた問題が起きてしまった。

 

VRを取り換えて修理は完了。
基板をひっくり返してケースに収めた。

 

 ケースに固定する前の様子。
 交換したVRは以前のVR6よりも厚みがあって電池BOXに触れそうだけど・・・
 まぁ、大丈夫だろう。(この判断が拙かったんですよぉ)

 

基板を固定する前にモーター回転数(テープ速度)の調整をしました。

 

 基板を固定して最終テストだ。
 どれどれ、音楽でも聴いてみるか・・・・

 ガっビーン!!!
 またピロピロピロ・・・・ 早口の甲高い音が出て来た。
 VRは交換して速度も設定したのに、またダメになってしまった。
 
 基板を固定したのでVRが奥(下の方)に入って電池BOXの膨らみに触れてしまったのだ。
 良品のVRだったけど、可動部分が電池BOXに押されて接触不良になってしまったようだ。
 

 プリント基板を押さえて固定すると異常になる。
 力を緩めると正常になる。

 

 

 プリント基板をケースに固定するために押し付けると異常になってしまうのだ。
 交換したVRが厚みがあるので壁となっている電池BOXに触れてしまうのが原因だろう。
 何とかしなくっちゃ・・・・
 でも今日はもう疲れたから明日にしよう。
                                (続く)

 

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VR(可変抵抗器)はモーターの回転に関係あるはずだ・・・

2023年05月15日 21時24分18秒 | 工作実習

2023/05/10(水曜日) 晴れ


 今から20年以上も前に買ったカセットラジオ。
 昔、録音したカセットテープをまた聴いてみたいと思うようになった。 
 だけど、カセットテープを駆動するベルトが劣化してしてしまい、再生する
ことができない。
 何とか直してみたい、とネット通販でベルトを購入して修理してみた。
 これで一応テープを駆動することができるようになって、音が出て来た。
 しかし、その音はテンポが速くて甲高いものでとても聞くに堪えないものだった。
 テープ速度が速すぎるのだろう。
 ベルトを太いものから細いものに替えても状況は変化なしだった。
 
 ベルト交換時にモーターの近くに「VR6」とマークされた半固定抵抗器がある
のに気が付いた。
 もしかするとこれがモーターの回転数を調節してるのかもしれないと考えて、
スライダー(回転電極)を回してみた。
 しかし、モーターの回転は変化なしで依然として甲高い音が流れていたので、この
VRは何か別の制御に使っているんだろうとスライダーをもとの位置に戻して作業を
続けてきた。
 でも、VRの端子配線とモーターの配線との関係をみてみると何だか密接な関係が
ありそうに思える。

 

 

 もう一度、じっくりVRを調べて見ることにした。
 VRのスライダーを何度か動かして確認していると、微かに音調が変化した。
 やっぱりこれは関係がある、と更に調べてみた。

 スライダー(回転電極)を回すより、「ちょん、チョン、・・・」と触った方が
モーターの回転数が変化することがわかった。

 

 

   半固定抵抗器(VR6)はモーターの回転数を調節するものだったのです。
 今までも何度もスライダー(回転電極)を回してみたがモーターの回転数は
変化せず、このVRはモーターには無関係だと判断してしまいましたが、
それが誤りだったのです。

 スライダーを静かに回していたのでは「故障個所」がそのまま継続していたのでしょう。
 VR全体を「コツ、コツ、チョン、チョン」と突くと「故障個所」の接触が一時的に回復
してテープ速度が正常になったり、また「故障個所」が再現して高速になったりするので
しょう。

 VRがどんな具合か基板から取り外して調べてみました。
 VRはとても小さいものでした。 そして相当、劣化していました。

 左端子はちょっとガタガタしています。
 抵抗器の主体であるカーボン被膜(この上を中央端子に接続されたスライダーが
摺動して抵抗値を変化させる)との結合(ハトメでのカシメ)が緩んでいました。

 右端子は欠けていますがこれは基板から外すときに折れたものです。

 ぐらぐら動く、左端子が接触不良で断線状態だったのでしょう。
 そのため、本来は右側端子から入力された電圧がVRの中央電極(スライダー)から
分圧されて出てくるはずの電圧が分圧されずにそのまま出力されて制御回路に加えられて
モーターは高速回転していたのでしょう。

 VRをチョン、チョン、と突いて衝撃を与えると接触不良が導通状態になり、電圧が
正常に分圧されて低下した電圧が制御回路に加わり、モーターの回転数が低速に制御された
のではないでしょうか。

 (スライダーをゆっくり静かに回転させていたときは「接触不良」は回復されず、高速
回転が続いていたのでしょう(想像)。)

 不良VRの抵抗値は約1.5KΩでした。
 手持ちの2KΩのボリュームを接続してテストしてみました。

 このボリューム(バリオーム?)でのテストではモーター回転数はスムーズに
変化しました。

 しかしこれは大き過ぎます!
 ジャンク箱をかき回して小さな可変抵抗器を探しました。

 

 小型のものがありましたが抵抗値が10KΩです。
 ちょっと心配でしたがテストしてみたら問題なく使用できました。

  テープ速度が速いというトラブルの原因はVR6の不良でした。
  VR6の代わりにこの半固定抵抗器を使って修理することにします。
       時計を見ると時刻は夜中の12時過ぎです。
  今日の作業はここまでとします。 あー、疲れたぁ・・・・・

                (続く)

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細いベルトに替えても状況変わらず   - カセットテレコの修理に挑戦 -

2023年05月15日 21時22分22秒 | 工作実習

2023/05/09(火曜日) 晴れ


 いつ頃買ったのかも忘れてしまった古いラジカセ。
 老朽化したベルトがスリップしてしまい、カセットレコーダーは動作しない。 
 でもラジオは聞こえるから非常時のために保管はしているがほとんど使用せず、
本棚の隅で眠っていた。

 ところが先日、録音マニアの友人の影響でカセットレコーダーを修理する気に
なってしまった。(オイらはすぐ、他人(ひと)の真似をします。(笑い))

 ネット通販の情報を検索すると、カセットレコーダー用のベルトが販売されて
いたので早速注文、入手して修理を始めた。


 修理完了・・・心を弾ませて(ちょっと大げさ)音楽が録音されたテープを装着して
スタートさせた。
 ところが流れてくる音楽はテンポが速くて甲高いもので聞くに堪えないものだった。
 
 モーターの近くに「VR」と表示された半固定抵抗器が取り付けられていた。
 もしかするとモーターの回転数を調節するものかな?と思い、ドライバーを差し込んで
調整してみた。
 しかし、モーターの回転に変化はなく、依然としてテープ速度は速い。
 結局、他の回路の調整用だと判断してVRの設定を元に戻しておいた。

 ※ 後日、判明したことであるが、このVRは「モーター回転速度調整用」だったのだ。
   しかし、「接触不良による故障」で「断線」状態だったのである。
   そのためモーターにかかる電圧が調節されず、最大電圧が供給されて高速回転して
   いる状況だったのだ。
   オイらはそれと知らず、無駄な労力を費やしていたわけです。(涙)

 

 

 次にやれる手段はオリジナルのベルトに似た細いものに替えてみるぐらいしかない。
 ネット通販にアップされていた細いベルトを注文した。

 後日、太さが0.7mm(のはずです)のベルトが届いた。

 

 

ケースを開いて作業開始。
何度目の「開腹手術」だろうか? 
止ネジの“+山”が崩れてネジを回し難くなってしまった。

 

ケースを開き、プリント基板を持ち上げるとベルトが見える。

 

外した太いテープと細いテープの差はわずか。
これでテープの速度が遅くなるとは思えないが、やってみるしかない。

  

 

やっぱりだめです。
聞えてくる音楽がテンポが速く、甲高い音です。

 

細いベルトに替えてもテープ速度は速いままです。
何でだろう???

カセットテレコの修理は結構おもしろい。 もう少し修理を続けてみます。

                (続く)

 

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やっと音が出せた・・・と思ったら ー カセットテレコの修理に挑戦 - 

2023年05月15日 21時20分06秒 | 工作実習

2023/05/05(金曜日) 晴れ

 組み立てが完了したラジカセの「プレイ」とか「早送り」「巻戻し」のボタンを
押してみた。
 ところがモーターは回転しない。
 どうしてだろう???
 何度やってみてもモーターは回転しない。

 「基板の配線を間違えたのかな?」



 また、ケースを分解して基板を点検してみたが配線の誤りはない。
 基板を外してテレコのメカを点検した。
 テレコのボタン(「プレイ」とか「早送り」など)を操作するとその機能に合わせて
左右に動くレバーがある。
 そのレバーの先端(キャプスタン・プーリーの下に潜り込んでいるので見えないが)
付近に2本の赤色の配線があるのが気になった。

 赤色配線の接続元は何だかスイッチの板バネみたいだ。 
 もしかするとメカのレバーがこのスイッチ・バネ(電極)を押してONにするのでは
ないだろうか?

 赤色配線にテスターを当ててレバーの動きでON、OFFされるか確認したが、OFF
のままだった。
 多分、その接点付近にある「早送り」「巻戻し」プーリーにベルトを掛けるときに
「変形」させてしまったんだろう。

 スイッチはキャプスタン・プーリーの下にあるので全く見えないのでどんな状態に
なっているかはわからない。
 しかたがないのでわずかな隙間から細い針状のピン(コンパス(デバイダー)の針)を
差し込んでかき回してみた。
 そしてテスターでON、OFFになるかを確認しながらいろいろ動かしてみた。

 「おっ、ONになったぞ!」

 「停止」を押してレバーを復旧させるとOFFになる!

 なんとかスイッチの異常は回復してくれた。 

 蓋をはずしたままでテレコを操作してみた。

 

モーターの動きを動画撮影してみました。

基板の配線が完了していないので(磁気ヘッドの配線が残ってる)音は出せない。

 

何だか元気が出てきて、ルンルン気分でハンダ付け・・・(バカまる出し(笑い))

 

 録音済みのテープをマウントして再生してみました。

 

 音(楽)は聞こえるようになりました。
 しかし、テンポが早くて甲高い音です。
 テープ速度が速すぎるのでしょう。
 
 交換したベルトは太さが1.4mmです。
 元のベルトはちょっと細かったから多分、0.7mmだったのではないでしょうか。
 この差がテープ速度に影響しているのかもしれません。
 そこで0.7mmのベルトを注文しました。
 このベルトが届いたら交換して実験してみます。

         (続く)

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ありゃりゃ、モーターが回らない!!! - カセットテレコの修理に挑戦 -

2023年05月15日 21時17分22秒 | 工作実習

2023/05/04(木曜日) 晴れ

 午前10時頃、注文していたカセットテレコ用のベルトが配達されてきた。

 

 

大小さまざまなベルト30本ばかりのセットが2つ入っていた。
修理中のカセットテレコに使えそなものが何本かあった。

 

何度目の分解だろうか・・・
ケースの蓋を開けて中身を出す。

 

テレコのメカはプリント基板を外さないと見えない。
基板には外部からの配線があってそれを外さなくてはならないので面倒だ。

テレコのメカ。

 

モーターとキャプスタン軸間のベルトを張った。
元のベルトよりも大分太いベルトになった。(太さ1.4mm 元のものは0.7mm?)

 

巻取り軸、巻き戻し軸を回すベルト。
相当テンション(張り)をかけないとスリップしてしまう。
ちょっとキツメ(短め)のベルトにした。

 

外部からモーターに電力を加えて回転具合を確認した。
何とかテープを動かすことができるようになった。

 

実際にテレコが動作するかどうかは基板を取り付けて配線を元に戻さなくてはならない。

 

 配線を元に戻してケースを組み立てた。
 そして早速昔のカセットテープをセットして「プレイ」ボタンを押し込んだ。

 ??? モーターが回転しない!

 どうしたんだろう? 早送りも、巻き戻しもできない。
 配線を間違えたのかな?

 また、ケースを開いて配線のチェックを始めた。

 (その作業中は焦っていたので記録も取ってませんでした。)

 あれこれチェックの結果とんでもないことが起きていました。
 それはレコーダーを操作(「プレイ」とか「早送り」、「巻き戻し」などの
操作をするとメカ機構が動作して、モーターに電気?(電圧)を加えるスイッチを
ONにするのですがそのスイッチが異常状態になってしまったのです。

 そのスイッチはキャプスタン軸を回すプーリーの真下にあり、見えませんが、
基板からのリード線がそちらに流れているので大体見当がつきました。
 

 

プリント基板の該当端子間をショートするとモーターは回りだします。
原因はSWがうまくONにならないからです。

多分、巻取り、巻き戻しプーリーにベルトを掛けるときにSWを変形させてしまったのでしょう。
どうしよう・・・SWは全く見えません。 配線端子が見えるぐらいです。
キャプスタン軸プーリーは外せませんし、困った!!!!!

そんなわけで今日の作業は終了となってしまいました。

                   (続く)

 

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VR6が不良(断線状態)だった    - カセットテレコの修理に挑戦 -

2023年05月15日 21時08分45秒 | 工作実習

2023/05/01(月曜日) 晴れ

 おいらの友人、O(オー)君は会社勤めの頃は同じ職場で働いたこともある、
かれこれ50年近い付き合いの親友だ。
 O君はおいらより若い後輩だが、ハムの開局はオイらより早くて電子工作では
先輩になる。

 おいら達の勤め先は方々に職場があり、それぞれ別の職場に転勤になり、そこで
無事に定年を迎えたが、その間は時々は顔を合わせて趣味の報告をしあっていた。

 O君は「録音マニア」で自然の風景音や野鳥のさえずり、鉄道列車の音とか、を
録音するのが趣味だ。(筋金入りの「鉄ちゃん」でもある。)
 録音機もテープレコーダー(アナログ)から始まってPCMテープレコーダ、
MD、ICレーコーダーと無限の泥沼にハマっている。
 そして今また、アナログのテープレコーダーが面白いとか言って昔のマシンを
引っぱりだして一人悦に入っているこの頃である。

 そのO君の影響を受けておいらもカセットテープレコーダーなんかに手を出して
しまった。(オイらはすぐ他人の影響を受けてしまうのです(笑い))
 非常時の用意として持っているラジカセを引っ張り出して動作させてみた。

 ラジオは動作するけどカセットテレコは動作しない。
 駆動部のベルトが劣化してテープを回せないのだろう。

 

 

カセットレコーダーを回復させようと工作を始めてしまった。

 

昔のマシンでプリント基板なのに配線があちらこちらにある。

 

プリント基板を外してカセットテープのメカを見てみた。

 

部品面はごちゃごちゃ。 手内職で取り付けて配線したんだろうなぁ・・・

 

カセットテレコの動作不良は多分駆動ベルトの劣化が原因だろう。

 

モーター、キャプスタン間のベルトの伸び(劣化)が大きい。

 

巻取り軸駆動用のベルトをモーター・キャプスタンのベルトに取り付けた。
これで前よりは張り(テンション)は強くなった。

巻取り軸用のベルトは輪ゴムで代用した。

 

 早速テストしてみたところキャプスタンが回転してテープを引っ張ることができた。
なんだかピョロピョロとした音だが音楽が流れてきた。

 しかし、巻取り軸は回転せず(輪ゴムじゃ回せないよねっ!)カセットケースの中で
テープがジャムってしまった。

 アマゾンを検索してみたらカセットテープレコーダー用のベルトが販売されていた。
値段は大したことはない。

 失敗して放り投げても惜しいような額ではない。 早速、注文した。
 ベルトが手に入ったら再挑戦してみよう。

                 (続く)

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