枚岡教会(日本基督教団)の牧師のブログ

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受難節にはいりました

2015-02-20 | 教会の出来事
世界のキリスト教会では、2月18日(水)から受難節と呼ばれる季節になっています。
受難節は、イースター(4月5日)まで続きます。

キリスト教会には、この間、いつも以上に聖書を読み、イエス・キリストが十字架にかかる際の苦しみを思い巡らし、神に心を向け、祈りを深める生活をする伝統があります。
欲望に振り回される事の多い自分の姿を見つめ、悔い改めます。
欲望に距離を置き、断食をする事もあります。
欲望のままに生きる生き方から、一歩離れて、自分を見つめ直します。
これらは、現代の私たちにとって、なかなかできないでいることです。
しかし、この季節は、それを促してくれます。

また、この季節には、キリストが他者のために自分の命を与えた事を思いおこしながら、困っている人のために与えることを心がけてきました。
周囲の人たち、また世界の混乱の中に生きている人たちに心を向け、祈り、支援を続けたいと思います。
「わたしたちは通常、他の人々の事を忘れています。他の人々の問題や苦しみ、彼らが耐え忍んでいる不正義などに関心を示さず、わたしたちの心は冷たくなっていきます。自分が程よく快適であるうちは、不幸な人々のことを考えません。今日、無関心という利己的な態度が、無関心のグローバル化といえるほど世界に広がっています。…わたしたちは、無関心でいたいという強い誘惑にかられます。無関心になったり、自らの中に閉じこもってしまわないように、心を新たにしなければなりません。」(あるキリスト者の言葉)




今年も、枚岡教会の子どもたちは、「がまん献金」をします。
おやつ等を我慢して使わなかったお小遣いや、遊びを我慢して手伝い等をして得たお駄賃を集めて、イースターに、困っている人のために献げるものです。
ボーイスカウトは、国際飢餓対策機構http://www.jifh.org/index.htmlと日本キリスト教海外医療協力会http://www.jocs.or.jp/にささげ、海外の支援をします。
教会学校は止揚学園(滋賀にある重い知恵おくれの子どもの施設http://www.biwa.ne.jp/~ikuru/)にささげ、国内の支援をします。


一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しむ」(コリントの信徒への手紙一12:26)
お前の兄弟はどこにいるのか」 (創世記4:9)


コメント
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