瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。
今日はゆうやは、仕事納めです。
昨夜も気分は上々で、「明日で作業所終わりだよ〜。」と鼻歌まじりでした。
朝も早くから目が覚め、上機嫌でした。
足取りも軽く、ゆうやをベッドから椅子に移乗させていたゆうやのパパも笑っていました。
「いつもこんな風に、足が軽く動いたらいいんだけどなあ。」
朝は雪がチラチラ降っていました。
「今日は寒いけれど、足こぎ車椅子どうする?」
「乗る〜♪」
ほんと、張り切っていますねえ。
外に出ると、人通りがとても少なくてちょっとビックリ。
ああ、もう今日からお休みの人が多いのですね。
足こぎ車椅子に移乗して、ゆうやはスイスイ進みました。
前日、ボランティアで足こぎ車椅子の調整をして頂いたばかりですので、とても調子よく進みます。
タイヤ良し!
ブレーキ良し!
チェーン良し!
ひとしきり足こぎ車椅子を堪能した頃、ちょうど作業所から迎えの車が来てくれました。
ゆうやは職員さんに元気よく挨拶し、車に乗り込みました。
「今年最後の作業、頑張ってくるね!」
頼もしい後ろ姿を見送り、私は足こぎ車椅子に乗って自宅に戻りました。
ゆうやのことですから、今日も熱心に作業をしていることでしょう。
夕方には帰宅しますが、帰ってきたら1年の仕事を労おうと思います。
〜今年1年間、お疲れ様でした。
しばらくゆっくり休んで来年に備えましょう。〜
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ゆうやは、寒くなると手足が氷のように冷たくなります。
特に足が冷たくなり、ゆうやの足を触った人は皆さん驚かれます。
足指は何も対策をしなければ凍傷を起こすほどです。
雪山登山用の靴を履き、あったかい靴下を履いても、昨冬は足指に凍傷が起きました。
レッグウオーマーも必ず身につけていますが、ゆうやの足は温かくなりません。
さらに最近は、気温が低くなると、ゆうやの体温や脈拍も下がるようになりました。
先週の金曜日は、そのことで朝から遠方の病院へ行きました。
まずは心電図を取りました。
「今から指示どおり呼吸をしてみてください。はい、吸って〜。吐いて〜。吸って〜。吐いて〜。」
ゆうやは最初は言われたとおり呼吸を合わせることができていましたが、途中からクスクス笑い始めました。
「吸って〜、吐いて〜、とおっしゃるのが面白い♪」
こうなると、「吸って〜、吐いて〜。」という声ばかり気にして、呼吸のリズムは無茶苦茶になりました。
「あはは〜。おもしろ〜い♪」
あ〜あ、せっかくの心電図が、、、。
ゆうやは満面の笑みで検査を終えたのでした。
検査が終わり、診察を待つこと2時間半ー。
ゆうやの順番が回ってきました。
「心電図を見る限りは異常はないですね。」
言われたとおり呼吸ができなかったことをドクターに伝えましたが、特に異常がなかったようでした。
末端の血管の血流を良くするユベラというお薬を出していただき、様子を見ることになりました。
「ではまた3ヶ月後に〜。」
この冬は、お薬を出していただきましたので凍傷になることなく過ごせたらいいなと思います。
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先日、私はクリスマスコンサートのチケットを申し込みました。
ゆうやはコンサートに行くのをとても楽しみにしていました。
がー。
いつまで経ってもチケットが届きません。
これはおかしいと思い、事務局に問い合わせをしてみました。
事務局の人が言うには、「申し込みをされていません。」と!
「え、え〜!?」
なぜか私が申し込みをしていないことになっていました。
ゆうやに「残念だけど、今回はコンサートに行けないわ。」と言うと、ゆうやは納得できない様子でした。
「ボクは、コンサートに行きたい!コンサートに行きたい!」と叫び始めました。
あ〜、もうこうなったら手がつけられません。
駄々っ子のように「コンサートに行きたい!」と叫び続けて止まりません。
ちょうどそこへヘルパーさんが来てくださったのですが、足をバタバタさせるので着替えするのも一苦労でした。
「コンサートに行きたい!」と言いながら、ゆうやは出かけて行きました。
う〜ん、どうしたものでしょうか。
当日コンサートに連れて行ってくださる予定だったヘルパーさんと相談し、とりあえず当日券がないか尋ねるために会場へゆうやを連れていくことにしました。
現場へ行ってホールに入ることができなければ、ゆうやも諦めることでしょう。
夕方、ゆうやは帰宅して私に「ごめんなさい。」と謝りました。
出かけたときに「きちんと謝る。」と、ヘルパーさんと約束したのだそうです。
ヘルパーさんたちに支えて頂いて今の私たちの生活があることを、しみじみ有り難く思いました。
さて、コンサート当日はどうなることでしょうか〜。
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昨夜、ゆうやはベッドに横になって、ゆうやのパパとおしゃべりを楽しんでいました。
しばらくしてゆうやは、私の姿を見てビックリしました。
「お母さん、居たの?!」
「え〜!?居たの?って、さっきからここにいるわよ。」
「あ、ごめんなさい、気づかなかったよ。」
ゆうやは私に向かって言い直しました。
「お母さん、いらっしゃいましたか?」
「あら、今度は随分と丁寧ね。」
「お母さん、いらっしゃいませ〜。いらっしゃいませ。」
ゆうやは調子に乗り始め、いらっしゃいませを連呼していました。
ゆうやは、昨日の夕食時に無理を言ってちょっと暴れてしまいました。
その後反省タイムに入り、謝ることができました。
ちょうど反省タイムの後のできごとでしたので、「いらっしゃいませ。」と丁寧になったのだと思います。
「いらっしゃませ。」と言っているうちに、店員さんを思い出し、すっかり成りきっていました。
「おやすみなさい。ボクはいい子になりたいです。お母さん、ごめんなさい。」
ゆうやはそう言ってから、眠りにつきました。
こうして何度も繰り返しながら、ゆうやは成長していくのでしょうか。
今日はいつもよりも謝るのが早かったです。
暴れるのではなく、きちんと思いを話すことができるようになればいいなと思います。
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