ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

意欲減退

2011-03-31 00:11:20 | 日記
昨日、ゆうやは歯科へ行きました。

歯を折ってから1ヶ月以上経過しました。
前歯数本にかけて取り付けていたブリッジをそろそろ外す頃です。

ヘルパーさんに、診察台の上に寝かせて頂きました。
歯科の先生が優しくゆうやの歯を診てくださいました。

一本ずつ丁寧に削り、ブリッジを外してくださいました。

少しでも歯に触れると「痛い。」と訴えるのですが、ブリッジを外したまま暫く様子を見ることにしました。

「先生、ゆうやは自分でスプーンを持って食事をしてもいいですか?」
「そうですね~。シリコンのような柔らかいスプーンならいいですよ。」

早速、帰宅して夕食にシリコンのスプーンを用意しました。
ゆうやが使用しやすいように、スポンジを巻き付けて柄を太くしました。

さあ、いよいよ転倒して初めてのスプーンの使用です。

ゆうやも不安そうにスプーンを眺め、意を決したかのようにご飯に向き合いました。
ところが、シリコンがつるつる滑ってうまくご飯を口に運ぶことができません。

そこで私は、ゆうやの手を握って一緒にすくってみました。
口に運ぶまでに殆どが器に落ちてしまいます。

何度か繰り返しているうちに、ゆうやが悲しそうな表情になりました。
「だめだ、、、。」

残念ながら、今回は自分で食べることができませんでした。
シリコンのスプーンは、ゆうやには難しいようです。

歯がもう少し良くならないとステンレスのスプーンを使用することができません。
「ぼく、自分で食べなくていい。」

ゆうやは意欲が減退しているようです。
あれほど「自分で食べたい。」と願っていたのに、、、。

私はとても困りました。
せっかく自立に向けて取り組んでいたのに、自立へのやる気がなくなってきています。
転倒事故によって、ゆうやは身体機能だけでなく、やる気も低下してしまっていました。

今はじっと辛抱のときです。


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癌の毎月の診察を受けて

2011-03-30 00:00:22 | 日記
昨日私は癌の毎月の診察を受けました。

今回の地震で、薬は何日か分多めにストックしておいた方がいいと思いました。
そこで、院長先生に1ヶ月分多めに薬を出して欲しい旨を伝えました。
すると、「残念ながら、今回に限ってできないんです。」と言われました。

私が服用している薬の製造会社が、今回の地震で被災されたそうなのです。

その薬は、国内の98%の比率でその会社が製造しているそうです。
院長先生は何度もメールでやりとりをし、なんとか患者の1ヶ月分は確保できたそうです。

この非常事態に私も影響を受ける1人となりました。
来月には多めに出せるかもしれないとのことでしたが、今月は無理なようです。

98%も1つの会社で製造しているなんて、その会社にもしものことがあったら私達患者はどうなるのでしょうか。
あ、、、そのもしも~が、既に起こってしまっていました、、、。

いつも服用している薬をいつものように出して頂けると思っていましたが、「あたりまえ」と思っていたことは、いつまでも「あたりまえ」ではありませんでした。

それから放射能対策のことを院長先生に話すと、院長先生が笑われました。
「あなたは放射能対策しなくてもいいと思いますよ。」
「???」
「ほら、体の中に放射性ヨード131を沢山入れたでしょ。あなたの体は放射能を取り込むことはできないですよ。」

放射能対策として昆布やわかめの摂取を心がけようと思っていましたが、私には必要なかったようです。
ただ、家族の為には必要なことなので、昆布やわかめのヨード成分を摂取できるような食事をこれからも考えていこうと思います。

余談ですが、子供にはおやつとして寒天を使用したものを用意すると、ヨード成分を摂取することができます。
スーパーなどで売られているヨーグルトやゼリーには寒天が入っていることが多いです。

来月はCTなどの精密検査を受けることになっています。
その際は、薬を多めにお願いできたらいいなと思います。
誰かが薬を持っている私を見たら、焼きたてのタイヤキを袋に詰めてもらったのかと勘違いするかもしれません。

なぜなら、薬を多めにお願いできるということは、少なからずもそれは復興の兆しであるからです。
それを喜ばずにおられましょうか。


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「ゆうやプロジェクト」のデータベース化

2011-03-29 09:54:27 | ゆうやプロジェクトについて
毎日ブログを書いていると、すでに書いたことがあるテーマかどうかわからなくなることがあります。

そんなときは、過去の日記を見てチェックしているのですが、数が増えてくるとチェックするのも大変な作業になります。

最近は、チェックする前に妹に尋ねています。
「ねえねえ、このことについて読んだことある?」
「ないよ。」

「じゃあ、これは?」
「それは、前に読んだ事があるよ。」

先日も尋ねると、「似た内容を読んだような気がするけど、確かではない。」という返事が返ってきました。
私が困っていると妹が提案をしてくれました。

「お姉さん、『ゆうやプロジェクト』をデータベース化しない?」
「それはいいね~。」
「そうしたら、すぐに検索できるよ。」
「そうね~。」

その日、妹は早速「ゆうやプロジェクト」のブログをデータベース化すべくパソコンに向かいました。
日付とタイトル、内容、カテゴリー、キーワード、写真などを入力していき、そのどの項目からでも検索できるようにシステムを組んでくれました。

おお、頼もしい~。

日付の入力は手作業での入力ではなく、カレンダーをクリックすると日付が自動入力されるようにしてくれました。
カテゴリーも選択するだけです。

これで、思い出すのに必死になったり、過去の日記を遡って調べる必要がなくなりました。

時々、ブログの原稿を入力した後に手がすべって消してしまうことがあります。
これからは、「データーベースの方に先に入力するようにしたらいいよ。」とアドバイスもしてくれました。
データベースの方では自動保存できるので、もう原稿が消える心配がありません。

大助かりです。

妹はやっぱり「ゆうやプロジェクト」の縁の下の力持ちなのでした。


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満開の桜を目指して

2011-03-28 00:02:52 | 足漕ぎ車椅子COGY(コギー)関連
足漕ぎ車椅子の研究開発をしている株式会社TESSさんは今日から9時に営業をスタートされるそうです。

先週は短い時間で営業を再開されておられましたが、今日から時間が長くなるそうです。

今回の震災で、仙台市も被害にあっています。
会社の建物も、会社の内部も打撃を受けられていることと思います。
皆さんで力を合わせて整理され、営業を再開されるのは大変だったと思います。

会社運営のみならず、プライベート面でも生活自体が非常事態に陥っておられたことでしょう。
電気、水道、ガス、電話、食料など生活に欠かせないものが十分でないと、大変ご苦労をされると思います。
特に小さなお子さんがいらっしゃるご家庭はなおさらです。

それでも立ち上がり、再び始動されることは素晴らしいと思います。

ゆうやは今週、入院していた病院へ診察を受けに行きます。
その際、今後の生活の仕方について指導を受けることになると思います。

足漕ぎ車椅子に乗っても良いと医師から許可がおりれば、すぐにでも始めたいと思います。

最初はきっとうまくペダルを回せないことでしょう。
でも、あせらず、ゆっくりコツコツと、毎日取り組んでいきたいと思っています。

再び大通りを一度の青信号で一気に渡ることができるようになるには、どれほどの日数がかかるかわかりませんが、何事も挑戦です。
ゆうやも小鼻を膨らませて頑張ると思います。

昨日は、近くの公園で早くも桜が咲いていました。
こんな寒い時に桜の姿を見ることができるとは、思ってもみませんでした。

桜が満開になるころに花びらが舞う中、足漕ぎ車椅子で出かけたいと思います。
自分の足で桜見物に出かけるのも楽しいのではないでしょうか。

株式会社TESSの皆さんが桜の花を見られる頃には、現状より一歩進んでいらっしゃることと思います。

まずは満開の桜を目指して頑張ろうと思います。


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爪切り

2011-03-27 00:18:22 | 介護関連・介護グッズ
昨日、ゆうやの手の爪を切りました。

一本一本指を持って、順番に切っていきました。
確か、この前切ったのは頸椎損傷で入院中でした。

赤ちゃんのとき、ゆうやの爪を見て驚いたことをよく思い出します。
その時のゆうやは、体重が1Kg程度だったので、爪もとても小さく、爪楊枝の先ほどの大きさだったのです。

「なんと小さな爪でしょう!」
当時、器用にゆうやの爪を切る看護士さんを尊敬の眼差しで見ていました。

赤ちゃんの時は、赤ちゃん用の爪切りバサミで爪を切っていました。
そのハサミは3歳ぐらいまで使用していました。

成長に伴って爪が厚く硬くなってくると、もうそのハサミは使えなくなってきました。

そこで大人が使用する爪切りバサミを使用してみました。

爪を切ると、ゆうやは「痛い。」と言います。
ゆうやの爪のカーブに爪切りバサミが合わないようです。

いろいろと試してみましたが、結局元の爪切りバサミが一番使用しやすいことがわかり、ゆうやには少し我慢してもらうことになりました。

中学生のときまで中指と薬指を切ると「痛い。」と言っていましたが、高校生になってからは「痛い。」と言わなくなりました。
成長して爪も大きくなってきたようです。

ゆうやの指はすらっと長く、私の指よりも長いです。
爪は桜貝のようなきれいなピンク色をしていて、とても健康そうです。

つい最近まで私の爪の方が大きかったのですが、昨日よく見ると、ゆうやの爪の方が大きくなっていました。

今まで何回ゆうやの爪を切ってきたでしょうか。

ゆうやの爪を切る時間は、成長していることを実感するひとときです。


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