パソコンスタンド

ゆうやは毎日、病院でパソコンをしています。
ベッドで寝ているときは上の写真のようなパソコンスタンドを使用させて頂いていました。
角度を自由に変えることができるので、とても便利です。

車椅子に座ってパソコンをするときも、このスタンドを使用しています。
病院のテーブルは奥行きが狭いので、テーブルにパソコンを置くと、パソコンを落とす危険性があります。
このスタンドには留め金のようなものが４カ所付いているので、パソコンをしっかり固定することができるのです。

最近はiPadをこのスタンドにのせて使用しています。
家で机の上にiPadを置いて挑戦した時には、うまく操作できませんでした。

でも、この度スタンドに置いてみると、操作できるではありませんか。
角度を調整でき、固定できることが操作性を上げたのかもしれません。

ゆうやは、パソコンをしたり、iPadをしたり、気分を変えて過ごしています。

パソコンの操作の方が上手にできるので、YouTube　で音楽を楽しむ際、ボリューム調整も難なくしています。
けれども、iPadはまだ始めたばかりなので、すばやく操作することができません。

YouTubeで動画を再生させてみて、思いもよらぬ大きな音が鳴り始めると驚いて慌てています。
慌てるのでよけいに操作ミスをしてしまい、なかなか音量を下げることができません。

その慌てぶりは、まるで漫画のようです。
口が四角になったり、唇が波打ったり、「あわわ～。」とビックリしています。

そんな時はパソコンスタンドの角度を変えてみたり、スタンドの位置を変えてみます。

パソコンもiPadも、楽しみながらリハビリができるので、一石二鳥です。
あきらめないで、工夫して挑戦していくことが大事だな～とつくづく思いました。


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ぼく、心配したんだよ

昨日、父が血圧が下がって意識不明になり、私は慌ててゆうやの入院している病院を出ました。

その際、動揺して私は涙目になっていました。
それを見たゆうやは、叫び始めました。

ゆうやは私のことが心配に思うと、心配しすぎてパニックになってしまうのです。
私は「しまった！」と思い、その後はできるだけ落ち着いて接するようにしました。

父の病院から再び、夜にゆうやの元へ帰りました。

ゆうやは私の顔を見るやいなや言いました。
「どうだった？」
「落ち着いたよ。」

ゆうやも心配していたようです。
そしてさらに、言いました。

「ぼく、お母さんのこと心配していたんだよ。」
ゆうやは私が戻って来たことをとても喜び、沢山話をしました。

夜も遅くなったので、帰る仕度をしていると、ゆうやが引き止めます。
「お母さん、歯磨きまだだよ。」
ヘルパーさんが歯磨きを済ませてくれていましたが、ゆうやがそう言うので、少し歯を磨きました。

「お母さん、トイレ～。」
「お母さん、靴下脱がせて～。」
「お母さん、こっち来て～。こっち、こっち。」
「お母さん、もう一度、顔を見せて～。」

なかなか帰ることができません。

ゆうやの要望を満たしていくと、だんだん落ち着いてきました。
「明日も来てね。ぼくのところに居てね。」
ゆうやと約束をすると、安心した表情を見せました。

心配かけてごめんね。
ちゃんとゆうやのそばに居るからね。


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素敵なひととき

毎日息子が入院している病院へ通う道中で、路上ライブを見かけます。
女性だったり男性だったり、皆それぞれ楽器やスピーカーを持参してライブを行っています。

聴いている人達は、意外にもスーツ姿のサラリーマンや年配の男性が多いです。
若い男性が歌う時には若い女性が集うかと思いきや、そうでもなさそうです。

昨日、私が見かけたのは「HEART」という若い男性２人組です。
彼らの音楽は、若い女性のみならず男性の心も打つものがあります。

なぜなら、彼らは私達全員が持つ心が１つに繋がっていることを確信しているからです。

～～～～～「HEART」HPより～～～～～

世界には様々な人がいる。故郷も思い出も幸せのモノサシも性格も何もかもが違う僕らに唯一共通点がある。感じあえる心がある。
僕らは心で繋がっている。むしろ、心のみで繋がっている。誰もが持つその心に僕らは響かせたい。そして、誰もが持つその心に僕らは『感動』伝えたい。
そう祈りを込めて名を『HEART』にしました。

これからも心を込めて歌い続けて行こう！ 誰もが持つその心に…

～～～～～～～～～～～～～～～～～～

そして歌の内容も男女の愛をテーマにしたものにとどまらず、自然をテーマにしたものもあります。

私は、病院へ運ぶ荷物をガラガラ引っぱりながら駅を歩いているとき、彼らの音楽を耳にしました。
とても透明感のある歌声と清らかなギターの音色でした。

息子を心配していた心と疲れた身体が、とても癒されました。
心にぽっと灯をともしてもらったような感じがして、私はいつのまにか微笑んでいました。

若い彼らが、路上で一生懸命頑張っている姿にも胸を打たれました。
私も笑顔で頑張ろう♪と思いました。

「HEART」のTakesuさん、Rariaさん、素敵なひとときを有難う。
HEART takesuさんの弾き語り.mov　http://www.youtube.com/watch?v=HIorbxtcluU


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あれ？頭が痒くないよ

ゆうやは思春期を迎えてから、ずっと頭が痒いと言っていました。

ところが、最近、頭が痒いと言わなくなってきました。
顔を見ると、とてもすっきりしています。

病院では、週に２回入浴させてくださいます。
その他の日は身体を熱いタオルで拭くだけです。

シャンプーは時々寝たまま行いますが、最近は毎日シャンプーしなくても痒いと言いません。
なぜでしょうか。

いろいろ考えてみたのですが、それは食生活が変わったからかもしれません。
ここ一ヶ月、ゆうやは揚げ物をほとんど食べていません。

病院食では揚げ物が全く出ていませんし、炒め物も殆どありません。
油の摂取量が極端に少なくなっています。

今までは１日入浴しないだけで、顔や頭が油ぎっていました。
けれども、今は１日入浴しなくてもスッキリしています。

そういえば、ニキビもなくなってきました。
こんなにきれいな額は長い間、見たことがありません。

今まではおやつも毎日食べていましたが、入院してからはあまり食べていません。
これも、顔や頭がスッキリした理由のうちの１つでしょう。

食生活でこんなに変わるものなのですね。
退院しても、食事に注意しなければならないと思いました。

退院後もしばらく解熱剤を飲み続ける予定なので、胃に負担がかかる食事は避けた方がいいようです。
ゆうやは油っこいものが好きなのですが、当面はあっさり系の食事を作ろうと思っています。

しばらくは我慢してね～。


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Wiiの「太鼓の達人」に挑戦しました

昨日、ゆうやは作業療法訓練を受けた際、Wiiの「太鼓の達人」に挑戦しました。

まず、訓練の最初にテーブルに置かれた太鼓をたたく練習をしました。
右手でバチを握って太鼓をたたいてみましょう。

トントントンー。
「そうそう。もっと強く～。」

でも、ゆうやは弱くトントンとたたき、小さな音しか出せません。
そして太鼓の真ん中ではなく、端の方をたたいています。

バチを左手に持ち替えて同じ事を試してみると、右手よりももっと力が弱くてかなり難しい様子でした。
そこで、右手でバチを持って「太鼓の達人」に挑戦することになりました。

大きな画面に向かって座りました。
「さて、曲目は何にしましょうか？」

先生は曲リストを見ながら選んでくださいました。
「そうだ、踊るポンポコリンがいいですね。」
ゆうやも顔が輝きます。

「始まりますよ～。最初は一緒にしましょう♪」
先生は、ゆうやのバチを一緒に持ってくださり、リズムに合わせて太鼓を叩いてくださいました。
結果は４万点出ました。

２回目も一緒にしてくださり、３回目はゆうや１人でしてみることにしました。
けれど、ゆうやはリズムに合わせることができませんでした。

「いいですよ。自分のリズムで行きましょう。」
ゆうやは、音楽におかまいなく「トントン、トントン」太鼓を弱々しくたたき続けました。

結果は０点でした。
一度もタイミングが合わなかったのです。

ゆうやはというと、それなりに楽しんでいたようでした。
今度、また挑戦しましょう。

何事も焦らずゆっくりいきましょう～。


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