車で 信号待ちしている時、交差点内を 歩く人の歩き方を
眺めていると、きれいな歩き方をしている人は、少ない。
お年寄りは だらだらと疲れきったように 歩いている人が多いが
若者でも 前のめりになったり、ヒールの高い女性は、ぴょこぴょこと
バランスが悪い。
時々 すっと上半身を伸ばして 真っ直ぐきれいに歩いている人を
見ると、見とれてしまう。歩くことは、血のめぐりを良くして、脳細胞を
活性化するそうだ。
「足が弱れば 命も弱る」という ことわざもあるらしい。
でも 歩き方も大事なので、私が歩く時 心がけている事は
●靴は ウオーキングシューズをはく。
●あごを引き 上半身は真っ直ぐにする。時々ショーウインドウの
ガラスに映る姿を横目で見て、確認する。
●３回吐いて １回吸う「三呼一吸」がいいというが、私は
２回吐いて １回吸う「二呼一吸」にしている。
歩くリズムは偶数なので、二歩進む間に、二回吐いて、次の二歩
進む間に 一回吸う。すると リズムに乗れて、軽く歩ける。
坂道や階段も、このリズムで行くと、疲れない。
お盆でお坊さんが来る予定の日、朝 母が肩で息をし「息苦しい」
と言うので、主治医の所に連れて行くと、「脈がとれない」との事で
救急車を呼び、国立循環器センターへ運んだ。
６月末に 心筋梗塞の手術をしているので、まわりの者は
「もしかして・・・・」と びびってしまう。
精密検査の結果（とりあえず 緊急性はない）との事だった。医師は
「安静にして貰いたいので、入院しますか？」と聞いてきたが、
入院すると 脚がすぐ弱って、歩きにくくなるので「時々 歩かせますので
家で 安静にします。」と言って 帰宅した。最近 歩くのは遅くなり
記憶力は どんどん落ち 睡眠時間は多くなって 部屋を覗くと
うたたねをしている。夜も また眠れるようだ。すべてが
１才７ヶ月の孫と ちょうど反対のカーブを描いた曲線になっている。
二人を比べながら人生の始まりと 終りの姿かな・・・と思う。
８月１０日（水） 娘に誘われて １才７ヶ月の孫と夫と４人で 須磨海浜水族園に
行った。 さいしょ 「動物園に行こう！」と言われたが、この暑さの中 炎天下の
下を うろうろ歩いていたら 熱中症になりそうなので、水族館にして貰った。
梅田のデパ地下で、弁当を買い、途中の駅で娘達と落ち合い 山陽電鉄「月見山」
で下車。乳母車を押しながら、１０分ほど歩き 到着。関西に長い間 住んでいても
この水族館は はじめてだ。
夏休みのせいもあり、子供連れで 混んでいた。
孫は ゴマフアザラシが、とても気に入ったらしく 興奮状態で 走り回っていた。
となりの ペンギンコーナーに比べて 閑散としているのに、孫だけが大声をあげ
両手で拍手している。しまいには 「パパ！ パパ！」と叫びだす始末。
パパの体型には 似ていないのに 娘によると（好きなものは パパと言う）そうだ。
最後に ５頭のイルカショーを見た。イルカライブ館は びっしり満員で
ジャンプして 大きな水しぶきがあがると、１階席に ばしゃっと降り注ぎ
青シートで防いでも、観客は ずいぶん濡れていた。 でも 濡れながら歓声を
あげていて 面白かった。孫もイルカショーは 食い入るように見て、拍手
していた。ゴマフアザラシの次に、気に入った様子。
こちらは くたびれて 夜は外食にしてしまった。
南側の部屋は暑いので、よしずを立てた事もあるが、強い風が
ふくと倒れてしまう。去年までは 朝顔のつるをはわせて 緑の
カーテンを作っていた。普通の朝顔では、そんなに繁らないので
琉球朝顔にしたが、結構 すきまがあく。
今年は 節電ということもあり ゴーヤの苗を５本とパッションフルーツ
の苗を１本植えた。どんどん大きくなり 黄色の可愛い花が咲き
実も生った。我が家では苦くて 食べられないので 知人にあげた。
白ゴーヤは、真っ白で つやつやと まるで磁器のような感触で美しい。
ゴーヤに負けず頑張っているのが、パッションフルーツのつるで
３メートルほどに伸び、葉も大きく日陰を作る。こぶし大の実も２つ
出来たが、まだ青く どんな味か分からない。
昼間 部屋の中から、外を眺めると、ネットに巻きつき 繁った葉が
風にゆれて 夏らしい風情がある。
