光の風☆★

~画家すずきゆきおの世界~
 夢と希望に癒しの芸術を
生み出す画家の日々の、つぶやき

雑感168(人との縁)

2019-01-08 | 日常
90歳をとうに越えている方の年賀状に、
達筆な筆の字で、
「今年かぎりで年頭の御挨拶を
欠礼させていただきます」と書かれていた。

年齢からしたら納得できます。

それに比べて、
年賀状を欠礼するというのを、
働き盛りの年齢の方からいただくと、
敗戦後すぐに生まれた私の感覚からすると、
「それは少し早くないですか」と思ってしまう。

人と人との繋がりの中に人生はある。
過去に一度しか会っていなくても、
年賀状の往還があるのは、それなりの思い出を共有するからであり、
全然、何も無い結びつきでは年賀状の往還はありえない。

働き盛りの世代は、
仕事において人間関係は良くも悪くも重要である。

そんな事は百も承知だと言われるかもしれない。

仕事に結びつかない人間関係は、
益にならない煩わしいと考えていれば、

年賀状の欠礼の挨拶になるのだろうか。

爺さんの繰り言ですが、
最も大事な人間関係の裏には、
累々と積み上げられた忘れられた人たちの交わりがあり、
かつては濃く今は縁か薄くなった人たちによって、
現在の大事な人間関係が支えられているのだと思う。

縁が無くなったと思われる忘れられてしまった人間関係は、

絵のキャンバスでいえば、
下塗りのようなものです。

何層にも下塗りがあるからこそ、
仕上がりの作品が生きていくようなものです。

下塗りをおろそかにしていると、
作品は薄べっらで内容も乏しくなる。

ですから繰り返しますが、
働き盛りの世代の人たちは億劫がらずに年賀状を書いたほうが良いです。

人生は思い出の集積ですからね。

今の時代はメールだよと言われるかもしれない。

それはそれとして、
数十年経ってから、

それらが大事な下塗りと意識できますように!

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雑感167(足元を見つめなおす)

2019-01-03 | 絵画
新年の挨拶をする孫に今年の抱負を聞いてみた。
孫に聞いた時、
さて私はどうか?
今年の抱負はどうかと自動的に考えたものです。
さて私の今年の抱負は?

その前に昨年はどうだったか?
昨年、元気がなかったのは、
たぶん過ぎ去った日々をバックミラーで眺めることが多かったからだと思う。

若い時は前方を凝視して左右も注視して、
ひたすら目指すものに向かって走っていたようだ。

走るスピードが速いのでバックミラーで、
過去を振り返るのは当然少なくなる。

それに比べると、年齢とともに
スピードがどんどん遅くなり、
周りの景色を眺めたり、
バックミラーを見てることが多くなっていた。

若い恋人達が夕日を眺めて語らうとすると、
明日への希望でしょうが、

高齢者の夫婦が夕日を眺めたら、
終活のことを意識してしまうかもしれない。

たぶん歳をとると、
自らの希望を語るのは少なくなるようだ。

さて、私の今年の抱負は?

「自身の足元を見つめなおす!」

勘違いしないでください。
転ばないように足元に気をつける!(笑)ではないです。

今までとは違った作風が生まれようとしている。

一過性の変化ではなく、
もっと深いところで本質的な変化、成長でありたいと思っている。

足元を見つめなおす!
私自身の生育史を見つめなおす。
祖先の事も見つめなおす。
さらに日本の文化史を見つめなおす。

土台あっての、
これからの制作だと思う。

バックミラーだけでは足元はよく見えない。

新しい作風が希望となりますように!

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