光の風☆★

~画家すずきゆきおの世界~
 夢と希望に癒しの芸術を
生み出す画家の日々の、つぶやき

心も掃除を

2006-01-31 | 精神世界、道徳
近くのお寺の、俗に百間廊下と言われている長い廊下を、修業中の雲水さんが毎日雑巾がけをしています。
ピカピカに光っていて見事なものです。禅の修業は勿論でしょうが各種の修養でも掃除を課することが多いような気がします。
日常生活に欠かせない掃除が心の修業の一環になるのは意味深いものです。

心の表面に埃がつきやすく、ほっとくと埃が溜まる。埃を払いのけるのは掃除しかない。心ですから、心を省みることが掃除なんでしょうね。お天道さまに恥じない心で今日を過ごして来たのかどうかを振り返って見る。

しかし言葉で考える前に、とにかく体を使って掃除をしなさいと言うことでしょうね。

絵を描くことも言葉で、あ~でもない
こ~でもないと言う前に一筆入れることから始まる訳ですから。

今日、歯医者さんに歯のクリーニングに行って来ました。特に歯肉のケアーですね!三ヶ月に一度のケアーですが歯磨きはちゃんとしていますので、誤解のないように。
悪くならないための予防ですね。
歯のチェックと言う掃除をして来ました。




まなざし

2006-01-30 | ポエム
幼子は天地すべての物と親密に一体となり
嬉しい時は花が咲き
悲しい時は雨が降り
心のあらわすままの事象に戯れている。

或る日、 
ふと目の前に羽根を翻して飛ぶ
自分とは違う蝶に驚き

はじめて気づいた
他者との新たな出会いを
心に刻印すると
時の流れは燕のように
すばやく彼方に飛びさっていった。

スケッチブックの余白

2006-01-29 | 絵画
「制作の時、あるいはイメージを出している時どんな心の状態ですか?」
お坊さんで一般向けの禅の本を書いている隣人に訊かれたことがありますが、
「そうですね、顕在意識と潜在意識との中間で制作しているような気がします。どちらかに偏ってもダメのようです。
おもしろいことに調子が良い時は、イメージも日常的な
判断も冴えてくるようです」
と答えました。すると隣人さんは
「それは阿頼耶識の状態です。」と即座に言われる。
私は、あっそうなんですか?  訳が分かったような分からないような。
以上、スケッチブックの余白に阿頼耶識と、この四文字が記されていたので。

ここのところ制作の調子がすこぶる良い。
しかし今日は疲れがたまっているような
感じです。
三週間休まずに制作しているので疲れて当たり前ですね。
外出したときも帰宅後はアトリエで筆を持ちます、出かけない時は朝から
夕方まで制作の日々です。犬の散歩以外ほとんど外出しないように
しています。筆が進むときは極力予定を入れないことに
しています。
二年前に描きすぎて体調を崩したことがあるので
ほどほどにしなければと思いますが。

木の花の咲く日

2006-01-28 | ポエム
ある日、心の扉を開けたら山間の村が
見えてきた。

木の花が咲く豊かな自然の中で
住む人は和顔愛語に満たされ
一人ひとりが輝いていた。

進取の心で仕事に取り組み、
お互いに協力をしている
そこは桃源郷のようだ。

心の扉を閉めずに
そのまま歩いていけば
私も住民になれるのかも知れない。

不二

2006-01-27 | ポエム
不二が赤く染まり
空が黄金色に輝く時は
厳かな鐘音が鳴りひびくようだ。
人々の営みは安息の時をむかえ
団欒のくつろぎが
明日への英気を養う。
そして山川草木の
静かな瞑想が始まる。