光の風☆★

~画家すずきゆきおの世界~
 夢と希望に癒しの芸術を
生み出す画家の日々の、つぶやき

過去の事を思い出すことが多くなると老いた証し?

2013-12-26 | 絵画
クリスマスも終えて今年もあと僅か!
年末になると一年を振り返って見ることが、
どうしても多くなる。近頃、私は年末とは関係なく、
のべつ過去の事を思い出すことが多くなっている。

人生を歩くスピードが速いと前方を注視せざるをえないが、
そのスピードが遅ければバックミラーを、
ゆっくり眺められるということだろうか?

老人は昔話しが多くなり、
自分の存在は思い出話しの中にしか
いないと思わせる老人をよく見かけるが、
もしかして、老人化の指数が上がったのだろうか?

私は今年、個展が4回あり多忙だったし、
過去を振り返ることが多くなる暇があったわけではない。

振り返り思い出す過去は、
たぶん今の自分が傷かない範囲に周到に美化されているだろうし、
もてる自分しかいないという事態になっている。(笑)

他人と話す時は、さすがにあまり昔話しはしないし、
そんな話しは第三者には面白くもない。

たとえば他所の家に行った時に、
いきなりアルバムを見せられて家族の写真を眺めるとき、
そんなに興味津々というわけにはいかないと思う。

絵画の場合を考えると、
大まかな作風の変遷は覚えていても、ほとんどの作品は覚えていない。
ということは過去よりも現に今、制作しているものにしか意識はいっていないからだと思う。

画家人生は現役なので過去を振り返る時間が無いからでしようね。

少なくとも過去の事を思い出すことが多くなってきたら、
老いが進んできた兆候だと気をつけたほうが良さそうだ。

「1日の懐旧は10日の逆行を来す。1年の旧談は10年の背戻(はいれい)を至す。」
新井奥遂という幕末から明治、大正にかけてのキリスト者の言葉です。
奥遂の遂という字は本当はもっと難しい旧字ですが、私のパソコンではその漢字に変換できない。

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継続は力!

2013-12-17 | 絵画
ブログ開設してから、2,944日。8年を超えた日数。
はじめの数年は文章をアップするのは、連日に近い時もあった。
昨年、12月にフェイスブックを始めてからブログの更新は減ってきたが、
なるべくアップしようとは思ってはいる。

ブログで雑文を書くことは、
絵でいえばデッサンやクロッキーをしているのに似ている。

画家仲間から、ブログをしている時間がよくあるね!と言われもするが、
そう言った仲間よりは私のが沢山、制作をしていると思う。

時間の使い方だと偉そうなことは言わないが、
絵はたんなる感性だけで表現するのでもないし、
勿論、感性が無ければ成り立たないが、

ブログを書きながら大袈裟に言えば、
身辺のどうってことないことを書いても、
その事象を通して思索しているわけだと思う。

この思索は考えているだけでは意識出来ないが、
文にしてみて分り意識できるものである。

すると絵とリンクしてくるから、
創作の一助になっているというか、
相関されて離れがたいものだと気がつく。

書きながら考え、
または考えを書く。

出口が分からなくても書きながら方向が見えてくるもので、
新しい世界へと誘ってくれるものですから、

ブログは私にとって、
たぶん絵画制作に欠かすことが出来ない、
デッサンとかクロッキーになっているのでしょう。

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心の中で滞っているものを?

2013-12-11 | 絵画
絵画教室のO(オー)さんと先日の食事中、
「数年前、先生(私のこと)からのアドバイスが
きっかけになって元の元気が取り戻された」とお礼を言われた。
たしかそんな切り出しだった。

Oさんは数年前、
ご主人を亡くされて喪失感で外出する気分にも
なれず、まして絵画教室どころではなく欠席が続いていた。

そんな日々の中、
本当に久しぶりに教室に顔を出したOさん。

Oさんは人一倍、明るい性格でもあり、
見た目は、何事もなかったように気丈にふるまっていた。

心の中の埋めがたい空虚の穴は外からは見えない。

キャンバスに向かったがOさん一筆も進まない。

私がOさんに言ったアドバイスがあるそうです。

「たぶん鬱状態だから絵を描こうとしないで、
心の中に溜まっている滞っているものを
キャンバスに吐き出したら良い」

鬱なんて失礼なことを言ったことを私は覚えていなかった。

「利き腕でない左手で描いたらよい」

さらに言ったそうです。

「右手で描くと上手く描こうという欲が出るから左手で描いて、
滅茶苦茶に色を塗りたくっていくのが良い。」

「心の中のどうしようもない思いを、
キャンバスに吐き出すだけで良い。仕上げようとしなくてよい。
人様にどう思われるかは関係ないからね」

ただOさん自身が抱えている自縄自縛を解放されるには、
それしか無いと思って言ったアドバイスですが、

先日、Oさんに言われて、
そんなことが有ったことを思い出した。

「あの時の先生のアドバイスが立ち直るキッカケになった」との御礼。

何気なく直観でアドバイスしたことが、
Oさんが鬱から立ち直ったキッカケになったことを知り、
嬉しいと同時に、
場合によっては逆のケースで、
アドバイスが人を傷つけているかもしれない。

指導することは責任重大だと思った次第です。

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むしろ考え続けること!だと思う。

2013-12-06 | 精神世界、道徳
学び続けること!という標語を新幹線の車中で見た。
名古屋駅に近い所。
何の標語なのか分らないが、
たぶん予備校だろうか?

生徒及び学生の対象なら、それこそ学ぶことが最優先でしようが、
あるていどの年齢の社会人ならば、
いつまでも新しい知識を学ぶことは必要でも、

「学び続けること」よりも
むしろ「考え続けること」を優先すべきではないだろうか。

自らの言葉で自ら考えることをしないと、
私たちは、
たとえばマスコミから与えられた知識や情報を、
コピーするだけ、
あるいは鳥のオウムのようになぞるだけ。

なぞっていると知らず知らずに、
自分の考えだと錯覚するのがオチ。

修行僧が修行中は携帯を取り上げられて情報を遮断すると聞いたことがある。
本質に触れるには必要な措置なのでしょう。

だとすると時にはテレビも新聞も見ないで、
考え続けることが必要だと思う。

マスコミは高所から読者、視聴者を啓蒙しようとするので
五月蠅くて仕方がない。

その騒音から離れて、

時代の波に洗脳されないためにも、
考え続けることでしょうね。

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