クリスマスも終えて今年もあと僅か!
年末になると一年を振り返って見ることが、
どうしても多くなる。近頃、私は年末とは関係なく、
のべつ過去の事を思い出すことが多くなっている。
人生を歩くスピードが速いと前方を注視せざるをえないが、
そのスピードが遅ければバックミラーを、
ゆっくり眺められるということだろうか?
老人は昔話しが多くなり、
自分の存在は思い出話しの中にしか
いないと思わせる老人をよく見かけるが、
もしかして、老人化の指数が上がったのだろうか?
私は今年、個展が4回あり多忙だったし、
過去を振り返ることが多くなる暇があったわけではない。
振り返り思い出す過去は、
たぶん今の自分が傷かない範囲に周到に美化されているだろうし、
もてる自分しかいないという事態になっている。(笑)
他人と話す時は、さすがにあまり昔話しはしないし、
そんな話しは第三者には面白くもない。
たとえば他所の家に行った時に、
いきなりアルバムを見せられて家族の写真を眺めるとき、
そんなに興味津々というわけにはいかないと思う。
絵画の場合を考えると、
大まかな作風の変遷は覚えていても、ほとんどの作品は覚えていない。
ということは過去よりも現に今、制作しているものにしか意識はいっていないからだと思う。
画家人生は現役なので過去を振り返る時間が無いからでしようね。
少なくとも過去の事を思い出すことが多くなってきたら、
老いが進んできた兆候だと気をつけたほうが良さそうだ。
「1日の懐旧は10日の逆行を来す。1年の旧談は10年の背戻(はいれい)を至す。」
新井奥遂という幕末から明治、大正にかけてのキリスト者の言葉です。
奥遂の遂という字は本当はもっと難しい旧字ですが、私のパソコンではその漢字に変換できない。
メインサイト『すずきゆきおの世界』
年末になると一年を振り返って見ることが、
どうしても多くなる。近頃、私は年末とは関係なく、
のべつ過去の事を思い出すことが多くなっている。
人生を歩くスピードが速いと前方を注視せざるをえないが、
そのスピードが遅ければバックミラーを、
ゆっくり眺められるということだろうか?
老人は昔話しが多くなり、
自分の存在は思い出話しの中にしか
いないと思わせる老人をよく見かけるが、
もしかして、老人化の指数が上がったのだろうか?
私は今年、個展が4回あり多忙だったし、
過去を振り返ることが多くなる暇があったわけではない。
振り返り思い出す過去は、
たぶん今の自分が傷かない範囲に周到に美化されているだろうし、
もてる自分しかいないという事態になっている。(笑)
他人と話す時は、さすがにあまり昔話しはしないし、
そんな話しは第三者には面白くもない。
たとえば他所の家に行った時に、
いきなりアルバムを見せられて家族の写真を眺めるとき、
そんなに興味津々というわけにはいかないと思う。
絵画の場合を考えると、
大まかな作風の変遷は覚えていても、ほとんどの作品は覚えていない。
ということは過去よりも現に今、制作しているものにしか意識はいっていないからだと思う。
画家人生は現役なので過去を振り返る時間が無いからでしようね。
少なくとも過去の事を思い出すことが多くなってきたら、
老いが進んできた兆候だと気をつけたほうが良さそうだ。
「1日の懐旧は10日の逆行を来す。1年の旧談は10年の背戻(はいれい)を至す。」
新井奥遂という幕末から明治、大正にかけてのキリスト者の言葉です。
奥遂の遂という字は本当はもっと難しい旧字ですが、私のパソコンではその漢字に変換できない。
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