光の風☆★

~画家すずきゆきおの世界~
 夢と希望に癒しの芸術を
生み出す画家の日々の、つぶやき

関西の個展DM用の作品を発送!

2013-02-26 | 絵画
関西の個展DMに使う作品を発送しました。
近鉄百貨店橿原店と京阪百貨店守口店で使うものです。
近鉄橿原店の個展は5月だから、
個展出品の残りの作品は
1ヵ月後に送れば充分に余裕だと思っていたら、

京都の画商のUさんが個展出品のものを全部、
今月中旬には送って下さい。というので少し焦っている。

Uさんのところに私の作品が6点あることを確認。
それだけでは当然足りないし、
もちろん新作をそろって展示したいと思う。

京阪百貨店守口店の個展の会期が変更になりました。
7月4日(木)~7月10日(水)

2週間うしろに会期が移ったことになる。

5月から7月にかけて、
関西2つと東京一つ(松坂屋上野店)の個展が続く。

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言葉で見ている!

2013-02-22 | 絵画
自然を観察するにせよ、
網膜そのもので見ているというよりも、
頭脳あるいは言葉で見ている。

文化の影響下から離れて、
見たり感じたり考えたりすることは不可能でしょう。

制作している時、
そんな面倒な考察をしながら描くわけではないが、
絵筆を置いた後の時間に、
何気なく考えるが、
何しろ、学識が乏しいから、
直感を言葉で説明はできない。

以前、読んだ「余白の旅(思索のあと)」井上洋治著、
印象深く記憶に残っているが、図書館で借りた本で手元にないので、
正確に今、私の頭の中に残っているか疑わしいが。

カトリックの司祭である井上洋治氏は、
言語学者の学説を引用していた。

以下、カッコ内、記憶による引用

「日本人は母音と子音とを区別なく言語中枢のある
優位の脳、左半球で聞いているという。

インド、ヨーロッパ語を母国語とする外国人は子音と母音は、
左、右、それぞれの脳で聞いている。

世界の多くの言語の中で、
母音と子音を区別なく聞く言語は、日本語とポリネシア語だけだという。

私たち、日本人は、日本語を使うがゆえに、
動物の鳴き声に親近感、虫の音に秋を感じて風流をかんじて、もののあわれをおぼえる。

外国人は、そのように感じられない。」

どちらが良いかとか優れているとかのことでなく、
この学説に私は、
画家として得ることが大きかった。

日本人の芸術は、四季のさまざまな彩り、
豊かな自然美から生まれてきたのは事実であるが、

だだ、それのみで語られてきていることが多い。

実は、視覚を通して表現される造形芸術も、
日本語を使っている日本人だからこそ表れる特徴があると思う。

モノを見る時、
網膜だけでは見えないと聞いたことがある。

網膜は脳を通して初めてモノを見ることが出来ると、
眼科医から聞いたことがある。

肉体の網膜だけでは見えない。
言語を文化を通してモノを感知して見えるらしい。

私が意識するかどうかは別にして、
日本語を使って四季豊かな日本の風土の中にいて、
画家として制作をしていると思うと、

材料が洋画であっても、
日本画家だといえるのではないだろうか。

この著者はヨーロッパの文化的な衣装をつけたカトリックから、
いかにしたら日本の風土に合うカトリックを模索してる。

その考えに啓発されながら、
私は洋画という材料を使いながら、
日本の風土から生まれた絵画を描きたいと思っている。

それは従来のいかにも日本画らしいものではないものを。
もちろん洋画!洋画然としないものを、いつか!

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幸せの風がそよぐ心の故郷
第3回 すずきゆきお油絵展
2013年5月8日(水)~14日(火)
最終日はPM5時まで

松坂屋上野店 南館5階 美術サロン
東京都台東区上野3-29-5
TEL:03-3832-1111(大代表)
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箇条書きにしてみる!

2013-02-17 | 絵画
何か漠然とした不安に支配されていると、
心が、ふわふわして落ち着かない。

そんな時、自分は何に対して不安を感じているのか、
箇条書きにして、
思い当たることをランダムに書き出してみる。

不安をもたらしている原因は、
それで分るが、
解決策が見つかったわけではない。

しかし、不安に感じている原因を、
意識化したことによって、
漠然とした不安感から抜けることができる。

若い時から、極端な心配性に不安性の私の、
取ってきた方策です。

絵も、
同じような方法で、
うまく進まない制作に対処することがある。

自分の中の固定観念から離れるために、
知らずに、こびり付いた観念というべきか、
それから、自由になるには、

構図が既に決まっていても、
ランダムに何も考えずに描いていく。
思いつくまま箇条書きするのと似ている。

一筆ごとの変化に、
惑わされずに、早急に良し悪しの判断をせずに、
意識と無意識の中間地帯という場で描いていくと、

思わない効果が生まれてくる。

偶然に生まれた効果を、
次は必然なこととして使えるようにすると、
自分なりのテクニックが新しく生まれる。

このテクニックは、
もちろん私の作風に従うものになるわけです。

ですから、
違う作風の画家さんには、
縁の無いテクニックというこになると思う。

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闇を露わにしたこと!

2013-02-12 | 絵画
7年前、画商さんの関係で悩んでいました。
これから画業をどのようにしていったら良いのかを、
私が悩んでいたのです。

画家として生きる意味の根底を、
問い直していたわけです。

個展の成果も順調でしたが、
突然、Sデパートの個展が急に中止になり、
画商さんが用意した会場は実に場当たり的なお粗末なところ。
私にもプライドがありますから、
たんに売れれば良いという画商さんは、
本意ではないと、さすがに悟りました。

お世話になった画商さんで有り難いと思ってる。
しかし「すずきゆきお」の絵に共感しているというよりも、
ある程度、売れるから扱われているのでは不本意だと悟った。

それの一連の事がらは問題の末梢的なこととして、
顕れた現象に過ぎないことも分ってはいたが、

分ってはいたが、
不眠のような日々が続いて、
病院で初めて軽い睡眠薬を処方された。

作品は描けているのでスランプとは違っていたと思う。

要するに画家として人として、
どのように生きるかを、
もう一度、根底から考え直す必要があると分かった。
歩き方を変えなければと思った。

分ったけれど鬱々とした日々。
しかし作品は仕事だから描けている。

もうすでに若い時に解決していた、
生き方の問題に躓くとは考えられないことだった。

私は、解決策になるとは知らずに、
自分の心の奥にある、あるいは表面にあるが誤魔化している、
体裁で繕っていて押し隠している心の闇を、キャンバスに
吐き出してしまおうと思った。

何点かのキャンバスに心の中の闇を露わにしていった。
これは発表するあてのない作品というよりも、
たんなる叫びのようなものを描いてみた。

仕上がると誰に見せることもなく、
アトリエの隅に仕舞ってしまった。
私も、あえて見たいとは思わない。

その甲斐もあったのか、
睡眠薬は必要なくなって、鬱々した気分もいつの間にか晴れて、
画家としての生き方を再確認できた。

今、振り返ってみると出口の無いトンネルに入っていた、
そんな感じだった。

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