陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

☆戦争を語る映画 その5☆

2011-08-14 | 映画──SF・アクション・戦争
毎年恒例となりましたが、戦争を扱った映画の特集をいたします。
2010年12月以降から現在までにレヴューした作品から、選り抜いております。

「七人の侍」
野武士に襲われる百姓の村を救うために、集まった七人の侍。黒澤明の代表作にして、世界が認めた邦画史上最高傑作。

「コレリ大尉のマンドリン」
ニコラス・ケイジ主演。戦火の時代、ギリシアの孤島で生まれた愛と友情と、その別れと再会。第二次大戦中のドイツ軍によるイタリア軍への非道を告発しています。

「地獄の黙示録」
裏切り者の暗殺司令に動いた将校は見た、アメリカの欺瞞を。フランシス・コッポラがベトナム戦争の真相を鋭くえぐった戦争ドラマ。

「キリマンジャロの雪」
スペイン内戦に従軍記者として関わった、アーネスト・ヘミングウェイの原作。三人の女性と出逢い、愛別離苦を重ねながら創作活動に懊悩する作家の半生。

「セイヴィア」
爆弾テロで家族を失った男が、内戦のボスニアでちいさな命を守り抜く。ユーゴスラビア紛争を題材にした戦争巨編。

「イングリッシュ・ぺイシェント」
砂漠で救い出された記憶のない男。彼に秘められた悲恋とは…? ユーラシア・アフリカ二大陸を舞台にした大河ロマンス。

「山河遥かなり」
第二次世界大戦後、強制収容所で引き裂かれた母子をめぐる感動作。ラストがなんとも涙を誘います。

「尋問」
共産党政権下のポーランド。政治犯として捕らえられた女性囚人たちの悲痛な叫び。

「宋家の三姉妹」
激動の中国近代史を支えた伝説の三姉妹を、叙情豊かに描く大河ドラマ。
そういえば、今年、ジャッキー・チェンが主演で辛亥革命をあつかった「1911」が公開されますね。

「北京の55日」
清国末期、義和団との闘いを繰り広げる外国人たちの運命を描いた、スペクタクル大作。

「聖なる嘘つき」
存在しない朗報が、虐げられた人びとに生きる希望を与えた。ロビン・ウィリアムズ主演の感動作。

「連合艦隊司令長官 山本五十六」
三船敏郎主演。反戦を唱えながらも、太平洋戦争海戦を指揮した海軍の勇将山本五十六の真実。「機動戦士ガンダム」のシャア役で知られるあの声優が脇役で出演。

「サラエボの花」
内戦終結後、平和を取り戻したボスニアに暮らすシングルマザーと娘の絆を描く。

「ドクトル・ジバゴ」
ロシア革命に翻弄された、医師にして詩人の数奇な運命。ロシア版「風と共に去りぬ」というべき大作ロマンス。

「太陽の年」
終戦間近、ポーランドの未亡人とアメリカ人将校との、言葉なき愛のゆくえ。

「會議は踊る」
陰謀うずまくウィーン。舞踏会をくぐり抜けて、結ばれるロシア皇帝と下町娘との恋。

「プライベート・ライアン」
トム・ハンクス主演、スピルバーグ監督作。第二次世界大戦下、たったひとりの青年を救うために戦い抜いた男たちを描く大作ドラマ。


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