陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「イレイザー」

2023-04-13 | 映画──SF・アクション・戦争

シュワちゃんといいましたら、「ターミネーター」シリーズのあの人。
カリフォルニア州知事を退いてのち映画界への復帰が期待されるアーノルド・シュワルツェネッガー氏ですが、彼の主演作は筋書きが少々荒っぽくても耐えられます。

1996年のアメリカ映画「イレイザー」は、シュワルツェネッガーが特殊任務の捜査官に扮したサスペンス・アクション。

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ジョン・クルーガーは重大事件の証人の身元を確保するため、彼らの生前の記録抹消を請け負う"イレイザー"と呼ばれる特殊任務にあたる情報局員。クルーガーは、防衛兵器開発企業サイレックス社の陰謀を知る女性リー・カレンを保護する。しかし、かつて証人保護プログラムによってクルーガーが救ったはずの証人たちがつぎつぎに殺される。内部に裏切り者が潜んでいると直感したクルーガーは、リーの安全を確保するために接触を図るが…。

CIAの捜査官が味方の裏切りにあって罠に嵌められたり、裏に武器の密売があったりとよくあるパターン(しかし、実際にはあって欲しくないことだけれど)なのですが、シュワルツェネッガーだけあって体当たりアクションの派手さは期待どおりでしょう。杭が手のひらを貫通するとか、いろいろ痛々しい場面もありますが(汗)
孤立無援でなすすべない主人公に対し、冒頭で救った小悪人っぽい詐欺師がこころ強い協力者になってくれるあたりも、小気味いいですね。

悪者一味は法廷で裁かれるのかと思いきや、大どんでん返しのラストが待っています。世の中には法の網をすり抜ける極悪人が多すぎる。しかし、人の命を軽んじた者はみずからの命で償えという、時代劇ばりの勧善懲悪がお好きな方には溜飲の下がる結末でしょう。

共演はジェームズ・カーン、ヴァネッサ・ウィリアムズ。
監督は「マスク」のチャールズ・ラッセル。


(2011年4月24日)



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