生まれた環境の差異

2022-10-31 06:18:54 | Weblog
家には複数種の観葉植物がいるが、新しく芽を出して、葉の増えたことが分かりやすいのはパキラである。
冬は一部の葉を枯らしながら寒さに耐え、春に緑色を濃くし、暑くなってようやく新しい芽を出すようになる。
暑い時は驚くほど早いスピードで葉っぱを大きくする。
だいぶ涼しくなった10月にも芽を出したが、暑さが翳ったからか、最後に芽を出した葉はなかなか大きくならず、小さいままだ。
幹の下の方の葉っぱが大きくて、上の方の葉っぱが小さいかというとそうではなく、葉っぱの出る位置に関係なく大きなのと小さいのが混じっている。
一度葉を伸ばし終えると、もうそのままの大きさで変わらず、暑くなったからと言ってまた成長する訳ではないようだ。
だから、大きいのは夏に芽を出した奴で、小さいのは秋に芽を出した奴なのかな、と思った。

<写真はいつの間にか出ていたガジュマルの新芽>



ラケットの後ろから見る

2022-10-29 17:40:32 | テニス
昔に比べればストロークする時、体軸を立てて打つことが出来てきていると思うが、油断すると前のめりになることがままある。
特にバックハンドにその傾向が。
しかし少し前、体軸を立ててスイングするよう自身に指示する打ち方の表現を手に入れたように思う。
ボールをラケットの後ろから見る、というのと、打つ時アゴを引く、の二つ。

相手からやってくるボールは大抵顔より低いから、上から見える。
上から目線だと上体が前に突っ込んでしまうようだ。
それを、ボールがやってくる方向に向かって見る事で、上体を後ろに残すのだ。
もちろん低いボールは顔より下にあるから上から見る事になるが、イメージとしてラケットの後ろに目がある感じでスイングする。

もう一つ、アゴを引くのは、アゴを下に下ろすのではなく手前に引く感じ。
そうするとアゴにつられて頭が後ろにいこうとするので、胸を張る動きに繋がるように思う。
おまけに頭の位置もブレずに安定。
これで上体を立て、後はスイング。

スイングは前回記事にしたラケット面で押した後ボールの上に抜く打ち方がまだお悩み中。
やはり二段階に分けて考えるとギクシャクする。
なので単純に始めからボールの上に伏せ気味にスイングする方向で調整中。
ただ、相手のボールに勢いが無い時、押し出す力が加わらずネットしてしまう。
ああすればこうなる、こうすればああなる状態。
相手のボールの勢いを読む事に意識を集中しなければならない。

バックハンドストロークの肩を入れずにスイングする方法は徐々に身に付きつつある感じ。
肩を入れなくていいからと、時々前を向いたまま打ってしまう時がある。
そうなると腕の力だけでスイングすることになるのでよろしくない。
背中越しに相手を見る程の肩入れは不要だが、ラケットを左に引き肩が前に出るくらいまでは必須、と注意している。

そこから居合切りよろしくラケットを抜き放ち・・、いやラケットを振り出し、打ちたい方向へ振り抜く。
慌てて振るとスイングスピードと打点が合わずフレームショットになることも多いが、引き抜くラケットにうまくボールを当てることができれば、力負けせずに打てることが分かった。
体重移動をこれに合わせられればなお良し、なのだがこれはまだまだ。
上体を起こしてスイングできるようになったことも関係するのだろうけど、昔なら押し込まれてミスしたようなボールでも、しっかりと持ち上げられるようになった。
打ち出す方向は身体がまだ開くのか右に偏っているので、そこが主な修正点。
概ね良い方向に進んでいるとしよう。


季節はすすむ

2022-10-27 06:17:10 | Weblog
日が昇るのが遅くなり、起床時刻直前まで窓外は暗いままだ。
もっと早くに明るくなってた頃は、寝床で目を開けるだけで今の時間を推し計れた。
これからは時間を知るためには時計を確認しなければいけない。
眠い時はその一手間が煩わしい。

<眠る街>



雨の森

2022-10-25 06:21:06 |  2023お彼岸三連休
旅を終えて思い返すに、一番記憶に残ったのはやはり山か。



山に登ったわけでは無いが、苗名滝までの道で山中を歩いた気分になれた。



往復たった1時間程のトレッキングだったにも関わらず、なかなかの癒しを得た。



靄った稜線に、潤いある森の木の幹も葉も、道も岩も、艶やかな光を写す様が美しかった。



雨がどっちゃり降ってたらさすがにうっとうしいが、眺めの無い山中なら、晴れてるより雨上がりの方が好きかもしれない。



また山の空気に触れに行かねばなあ。


長野・山梨限定ビール

2022-10-23 17:28:50 |  2023お彼岸三連休
旅に出る前、何で情報を得たのか忘れてしまったが、ヤッホーブルーイングが長野・山梨で限定販売している缶ビールがあると知った。
「山の上ニューイ」という。
信州に行くんだし、ヤッホーさんのビールならこれは買って帰らねば、と覚えておいた。
旅の最終日、長野ICから高速道路に乗る前に、商品を扱っているというセブンイレブンに立ち寄る。
ビール売場で探してみると、あったあったありました。
一店目で無事、手に入れることができて良かった。



家に帰って翌週末、早速飲んでみた。
色は薄い黄金色。
透明ではないので濾過していないのか。
香りは穏やか。
味は一言で言えば淡白。
炭酸の刺激が少ないので気の抜けた新鮮なビールのようだ。
「新鮮な」を付けたのは時間を置いたビールの嫌味はまったくないから。



柑橘系果汁のジュースから舌を刺す尖った酸味を取り除いたような味。
しかし東南アジア系のビールのあっさりさらりとしたものとは違い、ホップの苦味が下支えして、ぎりぎりの線で腰を残している。
後にグレープフルーツのような苦味がしっかり残り、ジュースでなくやっぱりビールを飲んでるんだなと思う。
こんな好き嫌いのはっきり分かれそうなのを製品化して売るって、冒険してるなあ。
こういうのがヤッホーさんの凄いところだなと改めて思うビールである。




ある意味座ってるだけだから

2022-10-21 07:01:51 |  2023お彼岸三連休
お彼岸三連休の信州への旅、二日目は我ながら驚くほどいろいろな観光地を巡り、盛り沢山な日となった。
反対に旅にはゆっくりする時間も組み込みたいもの。
しかし今回は北信地方まで足を伸ばしたので、移動時間も結構かかり、そんな余裕はどこにもなし。
一日目と三日目はほぼ高速道路の移動に終始。
なので観光地でではなく、移動時間中にゆっくりすることにした。
もちろん運転している訳だからぼんやりはできない。
精神的にリラックスして急がず騒がず、移りゆく景色を楽しみ、心穏やかに運転したのだ。
一日目はずっと雨。
藍色の山にかかった雲が墨絵のようだし、川面を霧が覆っていたりして美しかった。
三日目は晴れ。
ようやく日本アルプスの山々が姿を現し、信州らしい風景の下ドライブできた。
何事も気持ちの持ちようである。
行き帰り合わせて一日分ゆっくりした気分を味わえた。
工事渋滞にはまって思い通りに走れない時もあったが、車で移動する旅には付きものと割り切って、次回の旅もこの考え方を思い出そう。

<恵那峡SA>



よなよなエールをタップでどうだ

2022-10-19 06:07:29 |  2023お彼岸三連休
その日夕食は長野市中央通りにある居酒屋で食べた。
洋風なのか和風なのか区別のつかぬお店。



出される料理には、味噌などの発酵食品(他に何があったっけ)が何かしら使われているらしい。
5品注文し、連れとシェアして食べた。





それはそれで美味しかったのだが、ここで一番記憶に残ったのは生ビール。
よなよなエールという、長野にあるビール会社のヤッホーブルーイングが造るクラフトビールがある。
これをタップで提供している店で、これがすこぶる旨かった。
よなよなエールは好きなビールなので、家でも缶のものを時々買って飲むのだが、記憶のとは違い、スッキリ感というか口当たりというか、濁りがない清透な飲み口だった。
タップで飲む新鮮なビールというのはやはり違うのだなあと思わせる。
旅先で飲む精神的調味料も効いてるのかもしれないが、なんにせよ旨かった。
これからは、旅に出たらブルーパブを探して地ビールをタップで飲むべし、と思うようになった。




中央通りを仁王門まで

2022-10-17 06:16:11 |  2023お彼岸三連休
長野電鉄を権堂駅で降りて、長くまっすぐな商店街を中央通りへと歩く。
権堂は長野市中心部にある繁華街のひとつらしい。



が、暗くなりかけの時間なので、飲食店以外はもうシャッターを閉めてる店が多く、人もあまり歩いていない。
商店街は雑多な職種のお店が並んでいた。



と思ったのは商店街に普通あるお店以外に風俗店が混じっているのに気づいたから。
ここでは棲み分けしてるわけでは無さそう。



街歩きでは路地を覗くのが好きだが、ここはそれ故より怪しげに見えて、細い道を見つける度にカメラを向ける。



中央通りの車道は歩行者天国になっていた。
何かイベントがあったようだ。
18時で歩行者天国は終わりだという放送が大音量で繰り返されていた。



道の両側には大きなお店が並び、さっきの商店街とは趣が変わる。
善光寺の仁王門に向けて緩い坂道を上る。



気になるお店の様子を伺ったり、お土産を買ったりしてそぞろ歩く。
宿の夕食は無く、この辺りで食べて帰る予定なので、良さげな飲食店も探しつつ。



仁王門に着く頃には辺りはすっかり暗くなった。
仁王門前は小さなお寺が並び、雰囲気が変わる。



仁王門より先は仲見世の通り。
翌日、善光寺をお参りする時に歩く事にして街へ引き返した。




小布施での小一時間

2022-10-15 17:50:30 |  2023お彼岸三連休
小布施に来たのは栗のお菓子が目的。
この秋新しく獲れた栗で作った豪華なモンブランを食べさせてくれるお店がガイドブックで紹介されていたが、予約制とのこと。
来れるかどうか分からなかったので予約はできず。
とりあえずどこかのカフェでお茶できればいいなとやってきた。



しかし到着したのが夕刻で、閉店時間の早い店はもうオーダーストップしてたり、人気の店は行列ができてたりして、残念ながらお茶することはできず。
お菓子屋さんの店頭で販売している小さなモンブランを買って、開けたところにある石垣に座って食べた。



小布施は葛飾北斎が晩年に逗留した町で、北斎館の周りにいろんなお店が集まっている。
栗の木が敷かれた小径があったり、一般の人ん家の庭が公開されてたりする。
こじんまりとしているが、お菓子を食べたついでに少し歩いて見れるところもある町だ。



あと小布施には日本酒の酒蔵がある。
歴史のありそうな建物に入ると、高級そうな酒瓶が飾られていた。
値段を見るとやはり少しお高い。
角打ち用のテーブル座席もあるようで、車では無いので飲んで味見したかったが、時間の都合で諦める。
自分へのお土産に、手の出せる小さ目の瓶の(お店の方が言うにはスタンダードな味わいの)お酒を買った。




長野電鉄で小布施まで

2022-10-13 06:27:35 |  2023お彼岸三連休
宿が長野駅前であることの利点を活かし、電車で小布施まで遊びに行く事にした。
小布施に通じている路線は長野電鉄である。
長野電鉄の長野駅は地下にある。
改札前のベンチが置かれたスペースに、農産物なんかの直売所?があって、果物や野菜が売られていた。



店の人が見当たらず、どこで会計するのかと思ったら、改札口で代金を支払うのであった。
こんな街中なのに、とってもローカルな対応にほのぼの。
連れがシャインマスカットと青唐辛子入りのもろみを買っていた。
(このもろみで食べるきゅうりや冷奴が旨かった。



時刻表を見ると次に発車する電車は特急列車だった。
特急?
失礼ながら各駅停車の電車しか走っていないと思っていた。
行先の小布施は特急停車駅で、特急料金は100円だそうだ。
時間短縮に特急利用することにした。



改札を通り、さらに地階のホームへ降りると、特急車両が待っていた。
スノーモンキーという名がついているのだが、ハテ?どこかで見たことがある。
これは成田エクスプレスの車両ではなかったかな。
成田エクスプレスに乗ったことは無いが、特徴的なデザインだからか覚えていた。



隣のホームにはたぶん東急電鉄のお古だろう、ステンレス製の車体の普通電車が停まっていた。
車体に鉄道むすめの絵が書いてある。
彼女も見たことがあるぞ?
そうそう、大阪モノレールも鉄道むすめのキャラクターがいて、人気投票で全国3位になったと紹介されていた。
その第1位が長野電鉄の彼女だった。
実物?に会えるとは思っていなかった。



さて、スノーモンキーの車内に入る。
自由席だったがうまく二人で並んで座ることができた。
座席は2人掛け4列シートなのだが、車両の中央に向け、固定で配置されている。
だから車両前側半分は進行方向に向けて後ろ向きに座り、後側半分は進行方向に向けて座ることになる。
だから車両真ん中のシートだけ向かい合わせである。
いろんな形態のシートがあるんだなあ。



電車はしばし地下を走り、都心を抜けて地上に出る。
車窓はすぐに郊外の景色になり、果物畑が広がっているのが目についた。
途中の停車駅の須坂駅は車両基地になってるらしく、突然たくさんの車両が現れ、急いでシャッターを押す。
うーん、左側の座席だったら良かった。



20分ほどで小布施駅に到着である。
ホームに降りると、反対側に電車が入線するところだった。
柱の向こうにチラと見えたあの車両は、小田急のロマンスカーではないか。
だいぶ古い型だ。
先頭の座席は自由席だろうか。
こっちにも乗ってみたいな。
当時より短い編成の列車は、長野駅に向けて走り去った。



小布施駅にはたぶん昔のものだろう、先頭車が二つ窓の車両が留め置かれていた。
小布施で過ごせる時間はあまりないので、遠目に撮影しただけで改札口へ向かう。
帰りの時刻表を確認し、町へ。
ちなみに帰りの電車も同じ特急列車のスノーモンキーだった。
違う車両にも乗りたかったが、それはまたの機会(あればいいな)にしよう。