大和川を越えて

2024-01-24 06:27:33 | その他旅行き
阪堺電車沿線を再び訪問したので、そのお話し。
阪堺電車は大阪を走る路面電車である。
昨年訪れた時は大和川の北岸にある我孫子道停留所までしか行けなかった。
今回、大和川より南に足を伸ばし、終点の浜寺駅前停留所まで行って沿線を歩いてきた。
当記事はその乗車覚えとする。



今回は天王寺駅前停留所から乗ることにした。
駅員さんのいる窓口を見つつ歩いていくと、いつの間にかホームに来ていて目の前に電車が待っていた。
あれっ?改札口素通りしちゃった?と狼狽えたが、振り向いても改札機はない。
ああ、そうか、ここは停留所だった。



入口の作りは普通の鉄道駅なのに、改札がないので変な感じ。
待っていたのは浜寺駅前行きの低床型電車だった。
我孫子道行きならそこで一度降り、車庫の待機車両を撮ろうかと思っていたが仕方ない、一気に浜寺駅前まで行くことにした。
乗車口にある読み取り機にICカードを当てて乗車。



我孫子道までは見覚えのある車窓の眺め。
だから初めて乗る阪堺電車の低床車両の車内装備に目が行く。
短い三つの車体を連接してある。
座席はロングシートとクロスシートの折衷タイプで、車体は長いが座れる人数は少ない。
クロスシートは向かい合わせで、膝を互い違いにしないと座れなさそうな狭さ。
知り合いとでないと二人座るのはなかなか抵抗のある距離だ。



途中、どういう理由か分からないが、車両交換が必要とのことで、我孫子道で待っていた電車に乗り換え大和川を渡る。
大和川より南の線路は全て専用軌道だった。
だから路面電車っぽさは半減していたが、広い道路の真ん中を走る区間もあり、そこでは路面電車の雰囲気を感じられるのであった。
我孫子道で折り返す電車が多いので、我孫子道以南の運行本数はぐっと少なくなって、平日日中は1時間に4本くらいだった。



大和川を越えると堺市の中心部が近い。
ビルの並ぶ大きな道路を行く。
南に行くほど建物は低くなり、住宅街へと入っていく。
南海電車の線路を越えると松林が見えて来る。
浜寺公園である。



終点の浜寺駅前停留所は建物はあるが窓口は開いておらず無人だった。
50分も乗っていたのに初めての車窓風景を観察するのに気を取られたからか、そんなに乗っていたとは思えぬ時間経過だった。
しかも料金はたった230円。
阪堺電車は全線一律料金だから、長く乗る方がお得。
次回は浜寺公園のお話。





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2 コメント

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Unknown (アネッティワールド)
2024-01-25 09:18:25
天王寺から浜寺が230円!?

そんなに安かったのですね。

子供の頃就学前浜寺プールまで行くのに
よく利用してました。
Unknown (よかばか)
2024-01-26 06:41:22
この辺地元でしたよね。
今でこの値段なので、当時はもっと安かったんでしょうね。
しばらくこの辺りの記事を予定していますので、懐かしんでいただければと思います。

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