長崎よいとこ

2019-06-07 06:37:16 |  五島列島と長崎
連れがカステラをお土産に買うというので、思案橋近くの福砂屋というお店で購入した。
大きいのは食べきれなかろうと、キューブなかわいい箱に入ったのを買っていた。
長崎は食べるものも名物がいろいろありますなあ。



その後別記事で書いたが、眼鏡橋近くのお店でお昼を食べ、お茶をして、帰阪すべく長崎駅へ。
かもめ号で博多へ移動。
連れは博多駅でまた何やら買っていた。
自分達用のお土産だそうだ。
昔、博多土産でもらったお菓子で、美味しかったのを買うのだそうだ。



のぞみ号の車中でも食べようとのことなので、ならば酒のアテにしようと私はチューハイを買って乗り込んだ。
最近あまり飲まなくなった甘めのチューハイがお菓子に合うだろうと、これも福岡限定っぽいチューハイにした。
かもめ号ではほぼほぼ寝てたので、のぞみ号では起きていられた。
酒宴をポリポリ、チビチビ楽しんで大阪へ帰ってきた。



これにて長崎と五島列島の旅はおしまい。
長崎県は大昔に行ったことがあるが、観光目的ではなかったので、しっかり遊んだのは今回が初めてだ。
見所たっぷりで、五島列島メインだったから、長崎本土?の観光地で行けてないところがまだまだいっぱいある。
また来れるかな。
遠いからなぁ。


オランダ坂辺り

2019-06-06 06:41:38 |  五島列島と長崎
長崎で再度一泊し、翌日は旅の最終日。
お昼まで再び長崎観光、オランダ坂を見に行った。
オランダ坂の入口で看板の写真を撮っていたら、地元のオッチャンが車の中から「あんたら写真撮るのか」とちょっかいを出してきた。
「そんなとこなんも面白ないて。」
「オランダ坂はもっと上やで。」
「鍋冠山に連れてったろか。」
とかなんとか。
長崎の言葉だったと思うけど、再現できないので大阪弁ならこんな感じ。
連れが丁重にお断りしていた。



坂は広かったり狭かったり石畳で、入り組んでいて石段で下の坂に降りられたりする。
ぐるぐる歩いて楽しんだ。
旧居留地の古い洋風の建物が次々現れて目を楽しませてくれる。






大学や高校もそんな石段や石壁をそのまま利用した向こうにある。
こんなところの学校だとまた違った学生生活が送れるのでは。
学生の姿もよく目にした。
若い子たちがいる街は活気がありますな。



東山手洋風住宅群は同じようなデザインの建物が並んでいて面白い。
昔の集合住宅らしい。
中には入らなかったが、写真資料館や町並み保存センターになっているよう。
有料の施設もあるが外から見るだけなら無料である。






その住宅群の前の坂の勾配がすごい。
自転車で下るのを禁止していた。
下の写真の真ん中の標識には、「下りのみ禁止/ここから」と書いてある。
あはは、こんなの初めて見たぞ。
まあこの坂道を下ってブレーキが効かなかったら大変である。
よく真っ直ぐに道を設置することにしたもんだ。



ひととおり見終え、被写体を求めて旅の初日に中華街側から少し迷い込んでしまった十人町へ再び向かった。
坂道と階段と路地の入り組む住宅地で、観光地ではないんだけど面白いのである。
車は入ってこれない道ばかり。



初めて歩くものにとっては、立体的迷路だ。
お年寄りが坂道を登るのに大変なのでそれを補助すると思われる機械があったりする。
たまに遊びに来るにはいいが、住むには大変そうな街区である。
反対側の唐人屋敷跡の方へ抜け出た。




さらば五島列島

2019-06-05 06:32:06 |  五島列島と長崎
高浜海水浴場を眺め終えて、福江島の予定していた訪問先はすべて見学終了。
遣唐使ふるさと館という道の駅でお土産を買い、五島牛乳のソフトクリームを食べ一息。



レンタカーを返しに福江の町に到着したが、少し時間に余裕がある。
町の真ん中に城跡があり、時間まで見学することに。
こんな離れた島にもお城があったんだね。
お掘に住む鯉は餌をもらい慣れているのか、人の姿を確認すると近づいてきて口をパクパクさせていた。



レンタカーを返却し、福江港に送ってもらって長崎港へのジェットフォイルの出航時刻を待つ。
今回は島旅だったから船での移動がつきもの。
船旅を楽しもうと思っていたが、これについてはあまり楽しめず。



長崎と五島列島を結ぶジェットフォイルは高速船なのでシートベルト着用していないといけないし、クルージングツアーの船も船内のシートにしか居場所はなく、デッキに出れるタイプの船ではなかった。
海上の空気を吸いたければ、時間はかかるがフェリーでの移動がいい。
まあ、帰りのジェットフォイルでは疲れてほぼ寝てたので、問題はなかったが。




高浜海水浴場

2019-06-04 06:24:55 |  五島列島と長崎
大瀬崎断崖を後にして、次は一転白い砂浜広がる高浜海水浴場を訪れた。
遠浅に見えるが離岸流の危険を告知する看板があった。
流れは意外と強いのかもしれない。
日本の渚百選やその他いくつかの名所に選ばれている浜である。



浜辺からは少し眺めるだけにして、高所から見下ろせる魚籃観音展望所へ移動。
駐車場がなく、少し広くなったカーブの隅に止めて階段を、あれ?坂道だったかな、を上ると観音様がおわしました。
普通思い浮かべる観音像とはちょっと違った意匠。
上から見る浜も水の透明さがよく分かり美しい。




大瀬崎断崖

2019-06-01 00:35:02 |  五島列島と長崎
福江島は五島列島の南西端にあるのだが、さらにその西の端にあるのが大瀬崎断崖。
入り組んだ入江の一番端の半島の坂道を上って行くと、どんどん展望が良くなる。
途中で車を降りて写真撮影した。
そのすぐ後に展望台の駐車場があったが、同じような眺めだろうとスルーすると、直後に樹間から覗いた眺めがすごかった。
展望台の奥の景色がそれまでとは全然違うものだったのだ。
すぐにUターンして駐車場へ。



展望台は2箇所あって、駐車場の奥の展望台ではなく道路沿いの脇道を通っていく方の展望台の方が、私を引き止めた眺めが見れる。
急な断崖が延びる先に灯台があって、その高度感と青い海と白い灯台が作る絶景であった。
この後あの灯台まで行くのだ。



車に戻り、さらに進むと駐車場があり行き止まり。
さっきの灯台へはここから歩く。
さっきの眺めから分かるが、行きは下り、帰りは上りである。
行きは20分、帰りは40分と展望台の看板に書いてあった。
途中、前から帰って来る人達は一様に暑そうである。
中には汗だくになってる人も。
やはり帰りはしんどそうである。



遊歩道に最初眺望はない。
こういった海岸付近でよく見る、常緑で低木のトンネルの下に続いていた。
どんどん下っていくと、ようやく視界が開けてきた。
最初は海が見え、灯台が見え、そして断崖が見えるようになった。
灯台の向こうは水平線。
そう、東シナ海である。
これまで見てた海も東シナ海だったのに、その時不意にその事実に気がついた。
いつもの感慨、思えば遠くへ来たもんだ。



灯台は一度坂道を下り切って、少し上った場所にある。
下り切ったところは平らになっていて、断崖の方へ近づくと、さっき展望台から見た海と絶壁を反対側から眺める事ができた。
うーん、すごいですなあ。
柵も何もないので、岩の先まで結構距離はあるのにスリリング。



灯台へは階段をひと登り。
観光客が入れる灯台ではないようだ。
小さなタイルをまとった塔は日の光を白く反射していた。
灯台の周りには頑丈な壁が巡らされていて、安心して下を覗ける。
目をあげると茫漠たる海が広がる。
水平線の向こうは中国か。



しばし海を眺めて戻ることに。
ずいぶんと山に行ってないから、帰りの上り道は応えるだろうと思っていたが、ゆっくり歩いたからか意外としんどさを感じることなく歩く事が出来た。
前からはこれから灯台へ向かう方達が楽々と歩いてやってくる。
この後みんなそれぞれの体力が如何ほどのものか知ることになる。




井持浦教会堂

2019-05-31 06:27:59 |  五島列島と長崎
翌日は福江島を時計回りに巡る。
まずは日本最古のルルドがあるという井持浦教会堂。
ルルドってなんだろう。



正しくはルルドの泉と言うようで、その昔フランスのルルドという地に住まうある少女の前に聖母マリアが現れ、洞窟に湧く泉の水を飲むよう言ったという。
その水を不治の病と思われた人が飲むと治癒するという奇跡が起きたそうで、以来ルルドは巡礼地となった。



そのルルドを模した洞窟がここに造られたのだそう。
教会堂はちょっとした高台にあり、坂を上ると建物の左手にそれらしい場所を見つけた。
洞窟といっても窪みのある岩の壁という感じで、窪みにマリア像が祀られ、手前に祭壇が設けられていた。
岩の壁に生える緑がいい感じ。



教会堂の下に置いた車に戻ると、バス停が気になった。
ルルド前って名前になっていた。




ノルディスクビレッジ

2019-05-30 06:39:48 |  五島列島と長崎
この日の宿はノルディスクビレッジというところ。
廃校の教室をリニューアルし、校庭に売り物の大きなテントを張って宿にしている施設。



これまで朝早くから行動開始し、夜まで遊んで来たので、ちょっと疲れ始める頃。
早目にチェックインし、ゆっくりした。



学校の教室を分割した?部屋に宿泊。
教室部屋に泊まるのは我々だけとのこと。
大きなベッドが二つ入っていて部屋も広々。



ドアが引き戸でガラガラ音立てて開ける。
バス、トイレは共用なので、夜間にトイレに立つ時は気を使った。
校庭側にもドアが設けられ、部屋から外に出られる。



校庭のテントは大ぶりのもので、テントの中にはベッドが置かれて、寝袋で寝ないといけないと言うわけではない。
テントサイトにはタープの張られたテーブルセットがあり、希望すればバーベキューもできるようだ。



テントは夏は暑いんだろな。
なんか対策はあるのだろうか。
テントの方が人気のようで、夜になると全てのテントに灯が入って満室だった。



こういった施設は都会に作るのではなく、自然の只中に作るのがいいね。
車で目的地に到着して、山のキャンプ泊を特別な装備を揃えることなく楽しめる。
食住に関してはホテル並みの快適さを享受しつつ、自然の中で過ごす「雰囲気」を味わうのだ。



夜に外に出る労を惜しまなければ、星空も楽しめる。
まあここは自然の中といっても本当の山中ではなく、田畑の広がる里山にあるのだが。
ただしお値段は結構なものになる。
この旅で一番の贅沢となった。



食事は付属のレストランでコース料理をいただいた。
これも贅沢。
食事の心配をしなくていいというのは、良いものですな。



カエルの声がしていた。
前に住んでた部屋は近くに田んぼがあって春夏とカエルの声が聞けたが、今の住処は住宅街で今年はまだカエルの声を聞いていなかった。
田んぼに水を張る前にカエルが鳴いてるのを聞くとなんか不思議だ。
今が恋の季節で、田んぼに水が入る頃におたまじゃくしが泳ぐのかもしれない。




鬼岳

2019-05-28 06:27:06 |  五島列島と長崎
五島列島にやってきて、教会堂と海ばかり見てきたが、次は趣きを変えて山である。
鬼岳というとてもなだらかな山。
日本語間違ってはいない。
名前に似つかぬ丸い山なのである。
福江の町から福江空港の方へ車を走らせると、丸い山がふと眼前に現れる。
あれだなー。



山の麓というか中腹に駐車場とレストハウスがあり、そこから徒歩で少し上ると海や空港が見渡せる高台に出る。
山頂に向かって木は生えておらず、芝の斜面がずっと続く。
とても開放的で伸びやかな景色だ。



その日は鬼岳でバラモン凧あげ大会がある日で、とても見たかった。
年に一度の行事と旅程がたまたま合うなんてそうそうない。
最初はラッキーと喜んでいたのだが、時間にズレがあった。
日程的にはピッタリだったが、大会は午前中でその時間には間に合わないことが判明。
残念。



バラモン凧とは五島特有の凧でこんな感じ。


でも到着した時、まだ大会の名残は残っていて、大きなバラモン凧を持って降りてくる人や片付け中の人、普通の凧を揚げてる家族連れがいたりした。
山頂までは往復60分くらいらしいが、今回は山頂は目指さず、芝生に座ってのんびりした。




堂崎天主堂

2019-05-27 06:28:46 |  五島列島と長崎
福江港でまたレンタカーを借りた。
ここでもトヨタレンタリース。
なんでか福江店の場所の確認を事前に漏らしていて、現地で調べたらあら大変。
港から随分離れた場所にある。
お店に電話したら迎えに来てもらえたので事なきを得た。
借りた車に乗って近くのお店でお昼を食べ、次の目的地、堂崎天主堂へ。
天主堂の結構手前に車止めがあり、その横にある駐車場に車を止め歩き出す。



これまで見てきた五島列島の教会堂でここが一番観光客が多い。
だからか手前にカフェが二つあった。
そのうちひとつはお休みしていたが。
稼ぎ時のGWに閉めてるなんて、マイペースな店主なのかもしれない。

<こんなに看板出してるのに、閉店中>


<こっちは営業中>


堂崎天主堂は重厚な煉瓦造り。
中がキリシタンの歴史を伝える資料館になっていて、入場料が必要である。
隠れて信仰していた時のマリア観音像や、踏み絵の陶盤などが展示されていた。
禁教が解かれた後の明治期には写真が残されていて、当時の様子を伝えていた。















教会堂以外に目を引いたのが海。
教会堂への道のすぐ横は海なのだが、干潮時なのか干上がったみたいな感じで、浜?が広く広がっていた。
まん丸の岩があったり。
目の前の島まで歩いて行けそう。
浜の緑色はたぶんアオサである。
降りてみると小さな巻貝がたくさんいて、潮の満ちるのを待っていた。
夏場にこんな感じで水の覆いがなかったら、暑くてみんな死んじゃうんでないか?
こんなとこに住んでて大丈夫なんだろうか。
心配になった。










旧五輪教会堂

2019-05-26 08:09:22 |  五島列島と長崎
奈留港で待っていた船に再び乗り込み、次は久賀島へ。
久賀島では旅客港ではなく、見学先の旧五輪教会堂の目の前にある漁港で降ろしてもらった。
島内を移動する時間が不要で、非常に効率的。
個人で見に来ようと思ったらこうはいかないな。



旧五輪教会堂は廃堂となった教会堂で、建物は文化財として残されているものだそうである。
長崎では大浦天主堂の次に古い教会堂で、その昔老朽化したため取り壊して新しい聖堂を建てようとしていたところ、県だか国だかの調査が入り文化財に指定され、保護されてきたものらしい。
それが今や世界遺産の構成資産の一部である。



信徒の間では実用的な聖堂が必要ということで、隣に新しく新五輪教会堂を建設。
その話を聞いて、頭につく「旧」の意味が分かった。
ずっと「旧五輪」と言う地名かなにかの名称だと思っていた。
旧五輪教会堂の中に入ると、ガランとしている。
後から気づいたのだが、他の教会堂には並べてあった机と椅子がなかったのだ。
それは現在礼拝に使用されていない教会堂だからで、信仰の場では無くなったため堂内の撮影をしても良いのだそう。



それを聞いて皆んな写真を撮り出す撮り出す。
私も撮る撮る。
ようやく堂内の状態をお伝えできる。
正当な?教会堂の建築様式を使用しているらしく、いろいろ説明してくれたけど覚えられない。
ガイドブックでよく読んだのがリブ・ヴォールト天井。
こんなの。












見学時間が終わり、漁港に戻る。
やっぱり海がきれいだ。
時間があれば漁村の風景なんか撮影したいところだが、こういう時はツアーの時間割が足枷になる。
旅客港じゃないから舷側から乗り込めず、船の舳先を岸壁に押し付けてもらっているところから乗り降りする。
ちょっとスリリング。



これにてクルージングツアーの見学対象は全て見学終了。
あとは福江島へ渡るだけ。
福江島への船内でもガイドさんが何やら説明してくれていたが、マイクの音量より船のエンジン音の方が大きくほとんど聞き取れず。
半分眠って福江島は福江港に到着。
港の事務所でツアーの料金を支払って(なんと後払い)解散である。