実は

2018-12-28 22:24:53 | Weblog
このブログを書き始めて10年が経ってしまっているのである。
昨年までその時が来たら祝10周年の記事を載せようと思っていたのに、そのタイミングをすっかり忘れてしまっていた。
遅ればせながら10周年を祝おう。



十年一昔という。
ブログを書く心持ちも、書き始めた時分と大きく変わってしまった。
あの頃は書きたいことがいくらでもあって、間を開けずに長文の記事をアップしてたなあ。
今はなにか特別なことがないと記事に出来ない。
大して変化がない日常生活を送っている事がよく分かった。



当時は頭もよく働いて、夜お酒を飲みながらでも書くことが出来た。
飲んで書いて、楽しかったなあ。
ぐてんぐでんになるとさすがに筆が進まなくなるが、いまや酒なんか飲んだら一文も書けなくなった。
いや、アルコールが入っていなくても、きちんと繋がった文章が書けなくなった。
記事アップするまでの推敲時間が異常にかかる。
悲しいもんだ。



酒も弱くなった。
年がら年中飲んでたのに平気だった肝臓は徐々に弱り、休肝日を設けねば人間ドックの結果にC判定が出るように。
そうだ、一年で酒を飲まない日は人間ドックの前日だけだったな。
一回で飲む量も減ったから少量でヘロヘロになるが、ヘロヘロになるまで飲むとその少量のアルコールですらC判定を招く。
今年の人間ドック後、休肝日を一日増やすことにした。



余暇の時間を使う対象も変化した。
自転車は乗らなくなったし、山行も年に1、2回だ。
山は連れが苦手だから仕方ないとして、自転車に乗らなくなったのは少し想定外だ。
乗ってると楽しいのだが、私に乗ろうと思う気にさせるのはキレイな自転車がある事がベースにあったようだ。
メンテナンスをサボって錆だらけにしてしまったのがいけなかった。
錆で固まったチェーンを変えてあげれば、乗り心地も良くなって、また乗ろうと思うかもしれない。
自転車のメンテを来年の抱負にしようかな。



テニスは変わらず楽しんでいる。
相変わらずトスアップに苦しみ、前週に覚えたコツを忘れして、一進一退が続いている。
筋力が衰えて、力を入れて打つと、体幹が歪んで逆効果になる。
体幹をビシッと立てる背筋がなくなっていることを、洗車することで思い知った。
しゃがんで車の下回りを洗っていると、背中の筋肉が悲鳴を上げてしゃがんでいられない。
立ち上がってはうぐぐぐと背筋を伸ばす。
やれやれである。



あれれ、10周年を祝うはずだったのに、10歳年を取った事を嘆く記事になってしまった。
まあ、適度に運動して、人間ドックの結果を素直に受け入れて、そうやってきたから大過なく10年を過ごせたのだろう。
やはりめでたい事である。
さて、この後大晦日までにもう一話記事アップできると思えないので、今年最後の記事である。
今年も一年お疲れ様。
また来年も余暇を楽しもう。
ではでは。


広島へ鈍行列車の旅

2018-12-20 06:41:01 |  2018-2019瀬戸内逍遥
岡山から広島まで在来線の普通列車で行ってみた。
普通列車とわざわざ書いたが、この区間在来線で普通列車以外は走っていない(はず)。
新幹線があるからね。
ホームに入線してきたのは少し古めの黄色い電車だ。



クロスシートとロングシート(ロングでないのでイメージ違うが、横坐りするシートを言ってる)が混在したやつかと思ったら、クロスシートオンリーの車両だった。
走行中のモーター音と、ブレーキの圧縮空気ボンベが奏でる音が懐かしい。
車窓は郊外の家々と田畑や荒地が繰り返し現れては過ぎて行く。



岡山から離れるにつれて乗客はどんどん少なくなる。
窓からの冬の日差しに暖められて、少し眠った。
気づいたら尾道駅だった。
ありゃしまった。
尾道手前で海の横を通るので、海を車窓から撮ろうと思っていたのに。
まあ、尾道を過ぎたところでまた海沿いに出たので、そこで海を見ることができた。



岡山から広島まで、在来線で一本の列車では行くことはできない(はず)。
今回は糸崎で一回乗り換え。
次の電車を待つ間、急いで駅のトイレを借りた。



次の電車はシルバーに赤いワンポイントの入った、新しい型の車両だった。
静かで揺れも少ない。
三原を越えてしばらくすると、グッと田舎になり、山陽線は山中の谷間を走るようになる。



西日本豪雨の爪痕か、川に架かる古い橋は流されたままだったり、山肌が崩れていたり、川に落ちた道路の路肩を工事してたりする。
そういえばJR呉線が15日にようやく全線復旧したとニュースにあったな。



西条は日本酒の三大酒処らしい。
しばらく前に見た日本映画で、西条を舞台にしたのがあった。
醸造所を舞台にした青春ストーリー。
そこで出てたカモツルの醸造所だろうか倉庫だろうか、白い大きな建物が車窓から見えた。
広島のお土産に日本酒を買ってしまいそうだ。



その辺りから徐々に乗客が増え始め、空いていた座席は埋まり、ほぼ満員状態で広島駅に着いた。
ほぼ3時間、新幹線だと40分のはずだ。
車窓から写真を撮って、文庫本を読んで、居眠りして、ぼんやり景色を眺めて…。
贅沢に時間を使い、ゆったりした心持ちになれた。
くせになりそうだな。



次の条件が揃うなら、乗り鉄するのをわざわざ企画してもいいかもしれない。
・2〜3時間乗り換えなく座っていられること。
・クロスシートの窓際に座れて、窓枠が使えること。
・窓枠に食べ物飲み物を並べて飲み食いしても咎められない混み方であること。(つまり空いてること。)
・冬場は暖かく、夏場は涼しく、車内に居られること。



これだけのために出かけるのは少し地味だから、旅の中に混ぜ込むのが良さそうだ。
青春18きっぷを手に入れてね。


飛んでく早さがアップした

2018-12-14 23:30:04 | Weblog
次の日仕事に行くのが嫌で、お休みの終わる日の夕刻は、いつもながらあっという間に過ぎ去った休日を思い、溜息をつく。
お休みに入る前日の夜は、仕事がまた始まるまでもっとも遠い時間だ。
お休みの終わる時に比して、一番心が軽い時。
休日ではないがもうお休みは始まってるわけだ。
お休みの楽しかろうお遊び予定を夢想しつつ家路を辿り、帰り着いてお休みの一つ目のお楽しみ、晩酌を始めると、いつのまにかお休み最終日の晩酌の時間になっている。
一瞬である。
ああ、悲しい。



でも最近もう一つあっとゆう間に過ぎる時間があることに気付いた。
それは仕事する平日の5日間だ。
月曜日、また一週間が始まったなと暗い気持ちで家を出るのだが、いつのまにか金曜日の帰宅の道を歩いている。
またお休みが来る。
そうなのだ、お休みが早く終わっても嘆くことはない。
またすぐ次のお休みが来るのだ。
そう思うことで日曜日の夕刻の悲しさを紛らわせよう。



こうして時はどんどん過ぎ行き、早師走である。
またひとつ歳をとる。


岡電

2018-12-11 06:37:27 |  2018-2019瀬戸内逍遥


岡山市には路面電車が走っていた。
知らなかった。
いや多分、前回犬島を訪れた時見てるはずで、知ってるのに忘れてしまったというのが正しいか。
思えば岡山駅にはそれはもう頻繁に来ているが、駅から出ずに四国への電車に乗り継ぐばかりだ。
街に出ないと記憶にも残らないよな。
今回初めて岡山市内を観光したわけで、なんか不思議。



これは私だけの感覚なんだろうけど、路面電車が走ってる町はとても少ないと思っており、路面電車で有名な町以外で走っているのを知ると、とても意外な気がし、そして嬉しい気分になる。
まだ路面電車頑張ってるんだなあ、と。
路面電車はやはり特別な交通機関なんだなと思うのである。



岡電もそのうちのひとつだ。
岡電は岡山電気軌道の略称だが、この名前でネット検索すると岡崎電気軌道という会社もヒットする。
なんですと、岡崎市(愛知のね)にも路面電車が走ってるのか?とびっくりしたが、こちらはさすがに廃線となっていた。
全国路面電車の走る町一覧みたいな資料を見てみたくなるが、今回のような偶然の出会いを期待して、調べずにおこう。



さて、岡電は岡山駅前から直線に延びる通りの中央を走っている。
眺望が効くので、望遠レンズで狙ってみた。
路面電車を撮る時いつも困るのが、隣の道路を走る車が電車を隠すことだ。
いいところに電車が来るのを待って待って、さあ撮ろうとしたら被られた、なんて事態が続出する。
そんな写真を連れに見せたら、それがいいんじゃない、などとおっしゃる。
そんなもんなんだろうか。



岡電の車両は日本の昔ながらの路面電車タイプのものと、ヨーロッパに走ってそうな低床タイプのものがある。
低床タイプのに乗ったら、座席がとても個性的なデザイン。
外観の未来的デザインからは想像できない木目調の柔らかなもので、そのベクトルの違いが面白い。
長い車体は中央で折れ曲がるようになっているのだが、その連結部も面白い。
車体の幅のままの通路なのだが、カーブでは大きな蝶番が回っているような動きをする。



昔ながらの方の内装はイメージ通り。
らしいロングシートにつり革が左右に揺れる。
でも壁に何気にネコの足跡が描かれてたりする。
後楽園最寄りの城下駅までの行きと帰り、ほんの三駅だけ乗せてもらった。




岡山後楽園

2018-12-08 01:10:37 |  2018-2019瀬戸内逍遥


宝伝港から岡山への帰りのバスの時刻は大層不親切である。
港への船の到着時刻とバスの発車時刻が開きすぎだ。
港に25分に着いて、バス停まで5分ほど。
バスは45分発だから真っ暗なバス停で15分も待った。
船からの乗り継ぎ客の為のバスなのに、なんでこの時間設定なのだろう。
港からバス停までの途中にある宝神社をお詣りするとかできるようにだろうか。
17時にまだ明るい時期なら分かるけど・・。
夏と冬で時間変えて欲しいなあ。



さて、その日は岡山市に泊まり、翌日は岡山市内観光。
一番の有名どころ、後楽園に行ってみた。
入るまでは、そんなに大したことはないだろうと高を括っていたのだが、入ってみてびっくり。
とてもきれいで広くて、驚いた。



日本三名園をバカにしてはいけませんな。
庭と建物の見どころが多く、しかも広いから見て回るのが大変なくらい。
お殿様の居室のある建物からは広大な芝生の庭が広がり、小川が流れ、池が置かれ、島が浮かぶ。



小さな山が築かれ、そこに登ると敷地が一望のもとだ。
お殿様の居室からは眺め第一で余計なものは見えないが、敷地の隅には固めて花や樹々が植えられ、梅林や桜林があったりする。
蘇鉄畑や茶畑なんてのもある。



いつもなのか良いお日柄だからか、結婚予定のカップルが打掛に羽織袴を着て、庭の各所で写真に撮られていた。
プロのカメラマンがポーズの指示を出しては写し、移動しては写し。



観光に来ていた外国人の方が喜んでいた。
普通の着物じゃない、輝くような白やきらびやかな赤の打掛は、我々日本人からしても特別感があるからなあ。
そんなこんなを見て回り、岡山城を目の前にする南門から退園した。




家プロジェクト横の、おっちゃんプロジェクト

2018-12-05 00:07:40 |  2018-2019瀬戸内逍遥
犬島精錬所美術館を見た後、家プロジェクトの各邸とくらしの植物園を見学。
家プロジェクトは撮影可のところと不可のところが。
撮影不可でないA邸で写真を撮ってると、道からこっちをジーっと見るおっちゃんがいる。
睨まれてる?、なんかいけない事したかな。
撮影を終えて道に出ると、おっちゃんは居なくなっていて、ホッとしたら、隣の家の敷地から声をかけられた。
さっきのおっちゃんだった。
でも笑顔だ。
錦鯉は見たか?と聞いてくる。
なんだ?錦鯉って。
見てないというと、見てけ、とおっちゃん家の敷地にある小屋をフレンドリーに指差す。
??
怒られているわけでは無いようなので恐る恐る入ってみると、小さな池があって立派な錦鯉が数匹泳いでいた。
おっちゃんがドヤ顔で、自慢の錦鯉や、とおっしゃる。
あー、そういうこと。
加えて、西部警察見たか?と聞いてくる。
西部警察?
小屋の中のテーブルにサービスサイズの写真を挟むアルバムがあり、そこに渡哲也や舘ひろしがドアップで撮られた写真が大量に収められていた。
うわ、みんなむちゃ若。
昔、犬島でロケがあったらしく、おっちゃんが自分で撮った写真だそう。
おっちゃんもカメラ使うんだ。
だから注視されてたのかな?
お話好きなのね。
この先にでっかい犬の作品があるぞと教わり、礼を言って辞去した。

<A邸(部分)>



犬島、再訪

2018-12-03 23:24:16 |  2018-2019瀬戸内逍遥
瀬戸内逍遥、二つ目の島は岡山県の犬島。
初回の瀬戸内国際芸術祭で一番初めに訪れた島だ。
いきなりガッツリと引き込まれ、瀬戸内国際芸術祭の魅力を知った所。
今回もあれやこれや撮りに撮りまくった。
島へは11時の船で渡り、帰りは15時の便か、17時の便か迷っていたのだが、「精錬所美術館」を出た時すでに15時。
「家プロジェクト」や「くらしの植物園」をまだ見ていない。
17時の便に必然的に決まったのだった。



さて、島には宝伝港というところから船に乗る。
電車で来たので岡山駅から宝伝港行きの直行バスを利用、50分ほど。
大阪から岡山までと同じ時間がかかる。
宝伝港って不便なとこにあるんだなあ、と思い出した。
電車なら問題ないが、バスに長時間乗るのはつまらないなあと思っていたが、行きも帰りもちょうど眠くなる頃で、ちょうど良かった。
座れないと大変なんだろうけどね。



バスの乗客は10人くらいだろうか。
この後、島で顔を合わすのはこの人たちだけかと思っていたが、バス停に着いて宝伝港まで歩いていると、左手から別にやってくる家族連れが。
そちらを見ると駐車場がある。
そうだよ、車で来る人もいるよな。
宝伝港はああこんなだったと見覚えのある佇まい。
20人くらいかな、船の出発を待つ列に加わった。



犬島までは10分弱、あっと言う間である。
港のすぐ横にこちらも見覚えのあるチケットハウスがあった。
この辺の和風建築の壁板は、雨の湿気に強くするためだろう炎をあてて焦げ付かせた真っ黒な板が使われている。
チケットハウスもそんな外観。
チケットを買って奥に進むとカフェがある。
気になる手拭いを売ってるのが見えたので、帰りに買おうとその時買わなかったのが間違いだった。
17時の帰りの船が出る頃にはもうすでに閉店していて手に入れる事が叶わず。
あとでどうこうしようと思わず、今その時がすべき時。
肝に銘じよう。



持ってきたサンドイッチを浜辺で食べて、いざ精錬所美術館へ。
うーむ、今回もレンガの波に呑まれてしまった。
普通のレンガでなく、銅鉱石の精製後の不純物で作ったカラミレンガの表情がたまりませんな。
寄ったり引いたりたくさん撮った後、アートスペースの作品を鑑賞。
ここの撮影は不可。
鑑賞後、敷地の奥にある倉庫跡?や発電所跡を見学。
前回と同じような時刻だったからか、西陽の下の発電所跡の逆光の写真が、見たことあるようなモノになってしまった。
午前中にも訪れてみたいものだ。
たくさん撮った写真はまた別の記事に載せたいと思っている。