踊場湿原

2011-07-31 00:27:05 |  分割取得夏休み
湿原の入口には何軒か山荘が建ってます。
関係者以外駐車禁止とある…。
もう少し走ってみると湿原の南側に立派な説明板のある駐車スペースがありました。
未舗装。
車から出て、さてどんなだろうとワクワクしつつ湿原手前の柵に近づき、間近で湿原の様子を観察しました。
高層湿原ではありますが、花は少なそうです。
ここでも外してしまったよう。

一周70分。
どうしようかな、面白いかな。
南東側は小さな丘を歩かねばいけない。
昨日の疲れが脚に残ってたら、上りはしんどいかな?
などと、散策するかどうするか悩んでましたが、取り敢えず入口だけでも見てみようと、カメラだけ持って歩き出しました。

車道から眺める踊場湿原です。 奥の青い山は車山でしょうか。


山荘横から入ってみると遊歩道は湿原の中でなく、縁辺の草原帯に通っていて湿原がまったく見えません。
なんだこりゃ。
駐車場の方が湿原に近かったじゃない。
やれやれ残念。
それでもここまで歩いて来たんだからと、も少し進んでみる事にしました。

湿原側は背の高い草木が繁り、ほとんど見通し効かず。
足下に花を探して歩きました。
花も咲いてはいるのですが、知ったような花ばかりで写欲はわかず。
それより昆虫が沢山活動してました。
狙いを変更。
動く奴らを追いかける。
…、…ピントが合わねー。
動きの遅い一匹が、視線をくれました。

ヒメシロコブゾウムシと言うらしい。


以外や以外、脚に疲れは残っていません。
昨晩冷水で脚を冷やしたのがよかったのかな?
軽い脚に気を良くし、その上歩き出すと惰性で歩けてしまうので、どんどん奥へと向かってしまいました。

続く。

二日目

2011-07-30 00:34:07 |  分割取得夏休み
翌日は薄曇り。
泊まったホテルで朝食後、早々に出発しました。
2日目は山中でゆっくりする予定です。
霧ヶ峰辺りでゆるりと過ごしたい。
ホテルのある塩尻から国道19号、20号線を諏訪へと走り、諏訪市街から北へ急坂を上り、私が狙ったポイントへ向かいます。

坂を上り切ると高原地帯。
霧ヶ峰に到着です。(霧ヶ峰は一つの山ではなく、その辺り一帯の高原の名称)
広々と見渡せる場所にスキー場やホテル、土産物屋、自然保護センターなどが集まっています。
そこから南に入った所にある湿原が目的地。
2年前、その近くの八島ヶ原湿原を歩いた事があり、いろんな種類の花々が咲いていたので、地図で見つけたお隣の湿原はどうだろうと期待し訪問先に選定したのです。

高原の緩やかな坂道を下って行くと、左手に細長い湿原が現れました。
これのようです。
踊場湿原と言います。

道脇に車を止め、どんな所だろうと俯瞰。
八島ヶ原湿原よりだいぶ小ぶりです。
地図にある通り、ぐるりと湿原を見て回れる道もあるよう。
でも誰も歩いてないなあ。
観光地としてはマイナーなようです。
まあ、前日に人は沢山見たので今日は静かな方がいい。



湿原を見下ろすその場所は、なんだかとても気持ち良い風が吹き抜けていきます。
ビーナスラインから離れていて静かだし…、お昼寝する場所の第一候補にしよう。
でもまだ時間も早いので、湿原で花を探そうと車に戻り、駐車場へと向かいました。

続く。

夏の午後、夕刻にかけて

2011-07-28 01:32:43 |  分割取得夏休み
16時過ぎ、駐車場に降り着きました。
溢れてた駐車場の車はずいぶんと少なくなって、パラパラとしか残っていません。
自販機で冷たい飲み物を買い、車のドアを開け放って熱気を逃がす。
荷物を積み込み、登山靴を脱ぎ、傾いた午後の日に車が作る陰に入って、地面に座り込みました。
ぐびぐびぐび、…ふぃー。



一人山道を歩く緊張をしばし解きほぐし、人心地。
2000mの高地の陰は涼しい。
徐々に汗が退き、シャツが乾いていきます。
お休みの日の、楽しい山行後の憩いの時間。
幸せですなあ。

その日の宿は塩尻に取ってます。
2時間ほど車で走らねばいけません。
エンジン点火、窓を全開にし出発しました。

運転しながらふと思い出す。
昨晩は3時間ほど、うつらうつらしただけだったな。
日中よく眠くならなかったものだ。
注意力の必要な運動を強いると、眠気は感じにくいのだろうか。
単調な運動や頭を使っていると、そうはいかないのに。
などとエンジンブレーキをかけつつ下る車中でぼんやり考えていたら、眠くなってきました。

…あれ、凄い眠気です。
気を張って運転しているのに瞬眠がやってきます。
どんなに工夫しても、眠くなる。
危険危険、これはいけない。
道路脇に広いスペースを見つけたので、そこで休憩する事に。
車を止めエンジンを切り、シートを倒すと即、眠りの底へと沈んでいきました。



目覚めると、まだ外は明るい。
1時間ほど眠ったようです。
暑いかもと思いましたが、山陰で窓を全開にしていたのでまずまず涼しく、ほんのり汗をかくくらいで済みました。
それにしても、事故らず良かった。

夕闇迫る山中はヒグラシがたくさん鳴いてます。
涼しくなると鳴きだすのですね。
ヒグラシって夏の終わりをイメージさせるのですが、7月にもう鳴くんだ。
うーん…。
私の大事な季節感を狂わせられないよう、聞かなかった事にして、運転再開。

後は眠くなる事なく、宿まで走れました。

夏雲と筋力

2011-07-27 00:26:36 |  分割取得夏休み
さて、そろそろ下山しましょう。
天気はずっと良いまま。
遠い山脈の手前に、下側が直線状にスパッと切れた形状の雲が連なっています。
所により上方はもくもくと膨れて行くのに、入道雲に発達するには今ひとつ勢いがない。
拡散してしまう。
上空に寒気がなく、大気は安定した状態らしい。
突然の雷雨に襲われる心配はなさそうです。
雷は嫌ですけど、はるか高空まで沸き上がる勢いある入道雲を久しぶりに見てみたかったなあ…。



体を使うお遊びをすると、いつも思い至るのは同じ感慨。
「足腰弱くなったなあ。」
筋力が落ちて、上りでは踏張る足が踏ん張り切れず、体が流れ、次の足場を正確に踏めなかった。
ふらついてしまう。
訂正しなければ。
脚がどう体を支えているのか働く筋肉を感じ取りながら、ゆっくりと体を引き上げて歩きました。

訂正作業が効いたのか、下りではふらつかず。
まあ、上りほど筋力はいらないからですけど、加えて適度な高さに次の足場がある下り易い道のおかげ。
下り道では膝関節に負担がかからないよう、膝回りの筋肉をフル活用しクッションを効かせ歩くのが肝要。
快調に高度を下げていたら、来ました来ました。
残り1/3を残し、膝上左右の筋肉が悲鳴を上げ出しました。
止むなくスピードダウン。
膝かっくん状態ですが、残りの行程をなんとか歩き切りました。

これで少し鍛えられてたらいいですね。

建築密度は山頂が一番高い

2011-07-26 00:45:35 |  分割取得夏休み
御嶽山では山小屋がたくさん営業してました。
前話の王滝頂上の山小屋から、さらに30分ほど歩くと御嶽山で一番高い頂上に行き着きます。
剣ヶ峰です。
ここにも山小屋が二つ。
御嶽神社奥社社務所と並び、頂上部の狭い平地にひしめき建ってました。

カメラを向けるべき花が少なかったので、山道の様子や山小屋ばかり撮る山行になってしまった。

山頂へ最後の登り。


山小屋に泊まる予定なら、高いけど飲んじゃいそう。


昭和の下町な屋根。


頂上からの眺め。手前の緑の山の白い所から登ってきました。

頭に浮かんだあれこれ

2011-07-24 00:37:13 |  分割取得夏休み
さて、王滝口登山道は花は少ないけれど、眺めは素晴らしい。
森林限界を越えると視界を遮るものはなく、よく整備され歩き易い道からは、登り口の田ノ原天然公園の駐車場が、山頂に到着するまで見え続けます。
その後方には南アルプスや中央アルプスが並ぶ。
夏の日差しに熱せられ、雲が上がってきたようで、上から下って来た人が、富士山は隠れちゃったなぁ、と言ってました。
上り始めた私の目には最高のお天気ですが、早朝はもっと遠くまで見渡せたようです。


中腹辺りで道が細くなり、上る人下る人がぶつかって、ここでも渋滞発生。
駐車場にあんなにたくさん止まってたんだから、こうなるよなあ。
まあ休み休み登れるので、久しぶりに登山靴を履いた身には、ありがたくもありました。

御嶽山は信仰の山でもあります。
白装束で登る行者の方々がたくさんいらっしゃいました。
登山道の途中には仏像なのか神像なのかが祀られた祠がいくつもあります。
法螺貝が響く中歩く(ホントに)、ちょっと雰囲気の違う山行でした。


斜面の上端に大きな山小屋があるのが、下の方から確認できます。
歩みを黙々と進めるうちに近づいて来ました。
日の光を平らな壁が白く反射させていたので、鉄筋コンクリート製のごつい山小屋だと思いきや、近くで見ると以外や以外、木製でした。
外壁だけ木造りなのかもしれませんが、壁が微妙に歪んでいて、年を経ている感じ。
嵐の日に泊まるのは怖いかも。

その山小屋のある所が王滝頂上。
いくつも頂上のある山ですね。

イワツメクサ

2011-07-23 01:05:52 |  分割取得夏休み
夏休みの分割取得計画時、休みを取る時期の山の見所に合わせた行き先を考えました。

7月は花の季節だから花を愛でに行こう。
8月は盛夏、高原に涼を求めよう。
9月は早くも訪れる秋を先取りしよう。

って事で、今回は7月なので花の山を選択。
…したつもりでした。
しかし、残念ながら期待したほどは見られず、ちょっと欲求不満。

御嶽山には一度登っていて、その時は岐阜県側、濁河(にごりご)温泉登山口から入山しました。
そちらからだと日帰りでは御嶽山の一番高い頂上までたどり着けないので、飛騨頂上周辺の五ノ池、三ノ池、四ノ池辺りをぐるりと一周しました。
これら池の周りには様々な花が観察でき、とても面白かった。

なので再度御嶽山を選んだのですが、頂上まで登ってみたくて選択した王滝口登山道は様相が違ってました。
森林限界を超え、岩のゴロゴロとした道になり、そここに高山植物が花を咲かせててもよさげな土壌なのに、3,4種程度しか目立つ花は見られず。
動物のしっぽのような穂を出す地味な草花も含めれば、もっと多種にのぼるのでしょうけど…。

確かにガイドマップには、御嶽山の北の方は花の説明があるのに、南の方にない。
ひとつの山でこんなに植生が違うとは思っておらず、ちょっと驚き。
独立峰ですが非常に大きな山体を持ってるという事ですね。
御嶽山で花を楽しむのなら、山頂の山小屋に泊まりお鉢巡りをするか、北側の登山道を登るのをお勧めします。
ただ、北側の登山口はこれまた遠く、御嶽山の麓をぐるりと回り行かねばなりませんので、ご覚悟を。

今回一番よく目にした、イワツメクサ。


登山口へ

2011-07-22 01:25:20 |  分割取得夏休み
日曜、月曜、火曜日の天気予報は、晴れ、曇り、嵐でした。
なので当然山を歩くのは初日の日曜日に設定。
早くに登山口に着きたかったので、早起きする予定でしたが、本当に起きれるか心配でした。
しかしそれは杞憂に終わりました。
少し窓を開けただけの車中は暑く、ほとんど眠れず。
人がいっぱいいるSAは反対に物騒でもあり、窓を全開して寝る気になりません。
眠れないのをいい事に5時半に起きだし、早々に出発しました。

道中は天気予報通り、よい天気。
中央道を中津川ICで降り、清々しい空気に包まれた早朝の木曽路を北上。
目指すは御嶽山登山口の一つ王滝口。
ここからなら山頂まで、短時間で登れます。
標高は2000mを越えてます。
山頂は近いけれど、逆に言えば登山口までが遠い。
国道19号線を木曽町まで行くのに1時間、県道20号線に入ってさらに1時間、山中の道を走りました。

最後の15分くらいはスキー場の中の道です。
細く曲がりくねって高度をぐんぐん上げます。
下界は雲の下。
遠い山の色の群青を透かし白く靄ったベールの中に、密度の濃い白雲が混じり、朝日を反射させて輝いてました。
前の方にバスがいるので渋滞発生。
濃淡の面白い雲海に目を遊ばせ、ゆるゆる走りました。

8時頃に到着したにもかかわらず、登山口の広い駐車場はすでにいっぱい。
さすがに三連休中日。
昨日から山に入り小屋泊まりしてる人とかもいるのでしょう。
なんとかスペースを見つけ駐車。
準備をして、いざ行かん。

写真は登山口に広がる田ノ原天然公園の展望台から。


恵那峡SAまで3時間

2011-07-21 00:52:45 |  分割取得夏休み
夏休み分割取得計画その1を実行しました。
三連休翌日に1日分を申請、無事取得。
山へ行って来ましたので、またいつものようにたくさん分割してお話ししたいと思います。

出発が土曜の深夜になったので、結局3日の旅でした。
山に登るのと、ぼんやりする時間を得るのとに選んだ先は、御嶽山と霧ヶ峰。
霧ヶ峰は山に登ったわけでなく、二つ目の目的のためだけに、麓の踊場湿原という場所でゆっくりと時間を使いました。

土曜日は23時頃出発。
上限1000円の料金制度が終了し、深夜の高速道路は昔の姿を取り戻してました。
連なり走る乗用車の列は見られなくなり、長距離トラックが相対的に目立つようになったがら空きの道を、快調に走りました。
三連休前日の晩はもう少し多かったのかもしれませんけどね…。

話外れますけど、1000円の時代は毎週(毎日?)のように20km渋滞していた東名阪の渋滞は発生しなくなったのだろうか。
ちょっと気になる。
今度帰省する時、様子を見てみよう。

さて、深夜の名神。
街から離れた山中を走っていると、窓外の空が白い。
街の灯りがこんな所まで?と思いましたが、山にかかる雲の上側が白い。
窓から上を覗くと、お月さまが煌煌。
月明かりが雲を浮かび上がらせていたのでした。
翌日の天気は良さそうです。

その日は中央道の恵那峡SAまで走り、車中泊。
2時をだいぶ過ぎてました。
本当はもっと進んでおきたかったのですが、出発時間が遅くなったので致し方なし。
それでもここまで前日の内に来れたのは久しぶり。

ここ数年、出発が2時だったりすることが多く、1時間も走れば眠気が襲い、近畿圏を脱出できないことが普通になってしまってた。
車中泊する旅行をするようになった当初、信州方面を訪れる時は、恵那峡SAを一泊目に使用することがほとんどで、翌日は必ずといっていいほど中津川ICで降り、早い時間に走る木曽路が気持ちよかった。
久しぶりにこのパターンにはまりました。

に○ういで目が覚める

2011-07-16 10:13:53 | Weblog
改善を続けてきた食生活ですが、たまに綻びが発生するように。
夕刻の会議が延びたりし、夕食を摂り損ねる日がちらほら。
そうすると帰ってから深夜の夕食という事態になる。
週に1~2日なので、まだ破綻したとまでは言えませんが、注意しないと危険。
帰ってからの夕食ってお酒が飲めるので魅力的。
お腹を膨らませ、くらくらと酔っ払い、満ち足りて寝てしまえるという幸せ。
そんな魅惑に惹かれて昔に戻らないようにしなければ。

夕刻に食事できた時は、帰ってから寝るまで飲食しないよう、変わらず頑張ってます。
が、最近少し変化がつきました。
炭酸水を寝酒代わりに飲んでます。
炭酸水と言ってもサイダーみたく糖分を含む奴でなく、お酒を割ったりする水と炭酸だけの奴。

夜、暑くなって、汗かき歩く帰りがけ、自販機のビールに手を出してしまいそうになった事が…。
危ない危ない。
ウイスキーの炭酸トワイスアップを作った時、炭酸の刺激がストレートウイスキーの刺激代わりになる(私だけ?)のを知って、炭酸水だけでもお酒代わりにできるかも、と思ったのが飲み始めたきっかけ。
帰ってから寝るまでのひと時、何か食わせろと訴えるお腹を誤魔化すのに重宝してます。
ただの水ですが、プチプチと弾ける細かな泡が、さみしい口元を賑わせてくれ、コップに二杯もチビチビやれば、結構満足しちゃいます。
グビグビでなくチビチビというのがポイント。

暑い夏の夜、寝汗で失われる水分を事前に摂取する事もできて、いいですね。
翌朝の目覚め方が変わりました。