心と身体がよろこぶ“気功養生”

「養生気功塾」のお知らせ、気功の魅力、気功養生法、気功の生活術をメインに、日々のあれこれも書いています。

中秋節

2016-09-14 10:37:57 | 季節の話(二十四節気他)

2016年の中秋節は9月15日
(旧暦の8月15日)

 

中秋節と言えば、満月と月餅!!

 

いただいた中国の月餅です!

 

 

 

中秋節の物語の中で面白いものがあったのでご紹介します!

「アラチャイナ」さまより

 

呉剛伐桂

空を仰いで月を眺めると、その表面に黒い人影のようなものが見える気がしませんか?中国の伝説では、それは呉剛という人が桂の樹を切っている姿なのです。唐代、呉剛伐桂の神話が広まりました。 月の中には500丈に達する桂が生えていて、巨木だけではなく、この木は本体癒しの奇妙な力を持っています。呉剛は元々人間界で樵として暮らしていました。彼は仙人になりたいと考えていましたが、熱心に修行する気はありませんでした。その様子を見た天帝は、呉剛を月宮に連れて来て、月にある桂の樹を切り倒すことができたら仙人にしてやろうと言いました。

しかし、呉剛がいくら樹に斧を入れても、その切り口が自然にふさがってしまい、なかなか切り倒すことができません。こうして、どうしても仙人になりたい呉剛は、今でも月で桂の樹に斧を振るい続けているのです。

 

 

どうしても仙人になりたければ…

こつこつやるしかないんですね…

頑張りましょう!

 

 

月餅についても…

参考までに「人民中国」さまより

 

各地のさまざまな月餅 

 中秋節に月を祭るときには、必ず月餅やくだものがなければならない。月餅はいつごろ生まれたのか諸説があるが、南宋の『武林旧事』(宋代・杭州の繁盛記、周密著、10巻)には、すでに「月餅」という表記が出てくる。その後、明代(1368~1644年)になると、団欒の意味を表す月餅は、中秋節の供え物や民間の贈答品として形作られたようである。

 菓子屋が作る月餅は、多くが嫦娥、広寒宮、玉兎などのデザイン、または「中秋快楽」などの縁起のよい言葉を刻んだ月餅の型に、材料や餡を入れて、それを圧しつけ、焼きあげたものだ。各地方によって、使う餡や風味が異なるために、月餅の種類は200以上あるといわれる。

 たとえば、江蘇省の月餅は皮が幾重にもなっていて、サクサクとしている。北京のものはあっさりとした餡や油で人気が高い。また、広東省のものは皮が薄く餡が多い。南方特産のココナッツの実(白い果肉)や蓮の実のすりつぶしたものを使うほか、卵黄、ハム、チャーシューを餡に加えるものもある。ここ数年、人々はあっさりした味を好む傾向にあるので、くだものを餡にして油や砂糖をひかえた月餅が広く喜ばれている。

 甘粛省武威市の農家で作られる月餅は、いずれも麦藁帽子の大きさである。中秋節の前に、自転車に月餅を載せて、親戚や友人に贈りに行く人がいるが、まるで小さいひき臼を運んでいるかのように見える。農家では、紅曲(米飯にこうじを加えて密封し、発酵させて作る調味料の一つ)やウコンなどの植物染料を使い、月餅を赤や黄、緑の色に染めるほか、小麦粉で作ったウサギや花びらを月餅の飾りにしている。

 月餅を食べるときにも、注意することがある。各地方ではふつう月を祭り、それから月餅を食べながら月見をする。月餅は、ふつう家族の人数によって均等に切り分けるが、それは一家団欒を象徴している。しかし、武威市での慣わしはそれとは異なり、夜空の満月と世の中の団欒を象徴する月餅は、中秋節の夜に絶対切り分けてはならない。翌日になり、月が欠け始めてから、ようやく切り分けて食べることができるという。

 広東、広西などの省・自治区では、ザボンがとれる。中秋節にはザボンやさといも、ピーナッツ、栗、クルミなどで月を祭り、それから皮をむいて食べることで、災難や病気をとり除くという意味がある。また面白いことに、広西の民間では、線香をいっぱいに挿したザボンを竹竿の先に挿して、門前に立てる。その香りがいたるところに漂い、子どもたちは透かし彫りのザボンのちょうちんを提げて、歌をうたいながら村のなかを練り歩く。なんとも趣に満ちた風習なのだ。


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