伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良そて聴くダメオヤジの金ちゃんです。

10吋TANNOYユニットHPD295をⅢLZ in Cabinet mkII (モニターゴールド)に入替え再度検証する。

2020年12月20日 | クラシック音楽・オーディオ

筆者の所有するTANNOY IIILZ10吋同軸2ウェイ(HPD295)のユニットは骨までしゃぶってと思い色々試すが限界がある様である。
イギリスのスピーカーの名門「TANNOY」の歴史は、1900年ひとりの人間の誕生から始まります。彼の名前はガイ・ルパート・ファウンテン。のちに名門タンノイ社を興す人物です。後に頑固な「ファウンテン爺さん」と呼ばれたTANNOY社では名物な人物である。1926年、ファウンテンは交流を直流に変換する電解整流器を完成させます。そこでこれを製造するために「タルスメア・マニュファクチュアリング社」を設立します。場所はロンドンのウェスト・ノーウッドにあるタルスメア・ロードという通りに面したガレージの2階でした。それと同時に励磁型ダイナミックスピーカーの製造も始めます。

1932年、社名を「ガイ・R・ファウンテン」社に変更して「TANNOY」を登録商標します。タンノイの由来は、当時の主力製品であった電解整流器の金属電極材料「タンタル(Tantalum)」と「鉛合金(lead alloy)」を結びつけた造語です。これは音とは全く関係がなく、創業者の名前とも無関係という珍しいブランド名と言えます。



有名な事はオートグラフを日本で最初に導入したのは、1964年に個人輸入をされたという作家の五味康祐氏です。五味康祐氏はその著書「西方の音」の中で、オートグラフについて次のように述べています。

「こんなにみずみずしく、高貴で、冷たすぎるほど高貴に透きとおった高音を私は聞いたことがない。」「今、空気が無形のピアノを、ヴァイオリンを、フルートを鳴らす。」と称賛されている。昔のTANNOYの音を聞けば理解できる・・・と冊子にて紹介している。

当時の「ステレオサウンド」誌のレギュラー執筆者で、音楽批評の分野でも確かな見識をもっていた岡俊雄氏は、五味邸のオートグラフの音に触れ、「これまでに聴いたどのオートグラフよりも良い音で鳴っていた」と書き残しています。
五味邸のリスニングルームは天井も高く、広さも写真を見る限り25畳くらいありそうで、このスピーカーの場合はこれくらいのスペースがないと難しいのではないかと思います。確かに部屋の広さ天井の高さは良い音の条件にもなる。

個人的にはオートグラフも魅力一杯だが、バランス第一の、このデコラのシステムが非常に気になる代物ではあるが・・・・?
実はこの件に付きまして間違いをご指摘され上記写真はテレフンケンS-8が正解です、以前筆者の記載してある、五味先生の著作の中に登場するS氏は、齋藤十一氏の愛機がデコラです。

詳しくは以前ブログで紹介したが、https://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/3be3fd00fd018369f2e9a55cd836bd81参考にしてください。



当時は忘れもしない事件でした、当時筆者がよく知っていたオーディオ屋さんにTANNOY15吋のRectangular Yorkを注文した年に事件が起きた。1974年、タンノイの工場で火災が発生して、コーン紙の工場が全焼してしまいました。再起不能かと思われましたが、西ドイツのクルトミューラー社の協力により新しいコーン紙を使ったユニットを開発しました。クルトミューラー社のコーン紙は従来のタンノイのコーン紙より薄かったため、背面に補強のリブを8本張り付けて強度をアップさせました。このユニットがHPD(High Performance Dual concentric)シリーズで、この時代の最後のアルニコ・ユニット・シリーズとなりました。

タンノイのモニターIIILZといえば、伝統的な英国の名スピーカーとして有名である。英国には、スピーカー・メーカーが多く、グッドマン、ワーフェデール、KEF、ローサー、リチャード・アレン、クヮード、ヴァイタ・ボックス、そして、このタンノイなどの有名スピーカーがある。これらの英国製スピーカーは日本でもファンが多く、それぞれ独自の個性をもった音がファンを獲得している。しかし、それらのファンは圧倒的にクラシック・ファンが多く、英国スピーカーはジャズの世界では全くといってよいほど冷遇されてきた。何故だろうか? 

それにはそれなりの理由がたしかにあったのかもしれない。その理由を証明するにはスピーカーというものが、一連の電気音響機器の中で特別にソフトウェアーとしての性格の濃いものであるということから話しはじめなければなるまい。電気音響機器は、大きく二分して、変換系と伝送増幅系とからなっていることは、本誌の愛読者ならすでにごぞんじのことと思うが、変換系、つまり、あるエネルギーを、異った性格のエネルギーに変えるものの代表的なものが、マイクロフォン、カートリッジ、スピーカーであると解説されていた。



この変換系の中でも、直接、空気の波動を扱うマイクロフォンとスピーカーには特に問題が多い。変換能率、周波数レスポンス、歪特性などの特性のよいものをつくること自体大変難しいことだが、もっとも問題になるのは、そうした、いわば解析ずみの特性データによって完全に把握しきれない問題である。

これが、結果的な音色に及ぼす影響がきわめて大きく、これらの製品の最終判断は聴覚によらなければならないのである。例えば、振動体にはなんらかの物質を使わなければならないが、この物質自身の個有の特性は必らず音色として現れてくるものである。聴感覚によって判定するとなると、当然、そこには制作者の音への好みが反影せざるを得ないのであって、同じような物理特性をもった二つの製品のどちらかをとるというようなギリギリの場合だけを考えてみても、音への嗜好性、音楽の好みなどがはっきりと現われてくることになろう。
スピーカーがソフトウエアーとしての濃い製品だというのはこのような意味であって、スピーカーほど、この点で厄介な、しかし、面白いものはないのである。



音への好みは単純ではない。年令、体質、教養、性格などの綜合されたものが音の嗜好性を形成する。当然、人種の差、文化水準の差、伝統といった条件も必らずまつわりついてくるものだ。
そこで、英国系のスピーカーには、どうしてもクラシック音楽のイメージが強いとされてきた理由もなんとなくわかるのではあるが、今や、英国も、ビートルズを生み、ミニスカートをつくる現代国家であるし、特に輸出によってお金を嫁ぐことに熱心なことは先頃の英国フェアでもよく知っておられる通りである。
英国がその古い伝統と、高度な産業技術を、クラフトマンシップを生かしてつくり上げた製品は、筋金入りの名品が多く、しかもお客の望みを十分に叶えてくれるサービス精神にも長けている様に思える。

全体的に10、12,15吋のタンノイはいぶし銀のような艶をもつスピーカーだと評されていたが、このⅢLZモニターゴールドは、初代と比べさらに明るさが加ってきたと言われている。重厚明媚を兼備えた憎い音を出す。TANNOY好きのYさんがこの辺りの音を言っているのでしょう。
これでジャズを聞くと、実に新鮮な迫力に満ちた音になるのだ。少し話は古いがMPSのジャズのように、最近はジャズの音も多様性をもってきた。アメリカ録音に馴れていた耳には大変新鮮な音がするヨーロッパ録音でもある。
再生系も、英国スピーカーはクラシック向と決めこまないで、チャンスがあったら是非英国の音にも耳を傾けて聴いてほしい。

但し一番肝心な事は、低域をしっかり支える少し大型の箱は必要です、以前読んだステレオサウンド誌の10吋TANNOY特集にて大型の密閉箱に入れたオリジナルエンクロージャーでのヒヤリング記事が紹介されたいたが、迫力十分な良い音がすると掲載されていました。
又筆者の自宅で実験してみると、LS3/5aとGOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱の10吋TANNOYをⅢLZモニターゴールドと同音にして隣の部屋で聴くとTANNOYの音の低域だけボンボンと響く、実際の試聴に気が付かないが自身の体は、据え置き型の箱から鳴る迫力の違いを体感しているのだろう、体験しなければ決してわからない不思議な現象であり、TANNOYでの視聴はホール感タップリの重低音と思われる低域も雰囲気を醸し出し演奏会の最良の位置で聴くような感覚を得られる。



瀬川冬樹氏ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)の記事から、特集・「スピーカーシステムブラインド試聴 純粋聴感で選ぶベストシステム」より特選機種の中では、このスピーカーが最もクセが強く、ずいぶん考えたのだが、何よりも音の素性の良さが、ただものではないので、あえて推した。

相当にムラ気のある製品らしく、四日間を通じて、その日によって三重丸と◻の間を行ったり来たりする。休憩時など、立会いの編集氏がパチパチ切替えているのを隣室で聴いていると、中に二つ三つ、ハッとするほど美しい再生するスピーカーがあって、No.14もそういう製品のひとつだった。中低音の音質から想像して、キャビネットをもっと上等なものに作り換えたら(経験上だが、どうもこの音は安もののベニアの音だ)、総体的にすばらしいシステムになると思う。わたくしの採点で、室内楽に三重丸をつけた唯一のスピーカーである。
このようにステレオサウンド誌は紹介している、勿論筆者もJAZZは好きで聴くが5〜60年代のJAZZを聴くと解るがよくスイングしJazzも十分楽しめる。

しかしこの文章を読み解くと、この時代からオーム(瀬川)さんはIIILZ の箱に疑問を持たれていたのでしょうか、後に図面が出て話題となるコーネッタ等の頑丈な箱で鳴らす期待度が解明できる。



本日宅配便で到着した「お宝」、先日オーディオ関係では師匠筋の京都お住まいの筆者の師匠筋である、Yさんよりお薦めのTANNOY ⅢLZ in Cabinet mkII(モニターゴールド)は是非試聴してはとのお誘いを頂き、お譲りして頂きました。

筆者も現在TANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening) のユニットで聴いているが、調整方法を聞きすべて試すが以前と比べ一応限界と思えるような状態までメンテナンスし聴いて見たいと思う、最近調整したデットストック品のLS3/5a素直な音質に好みが変化しているかもしれない。

そこでYさんより是非初期バージョンのⅢLZの音を是非とのお勧めもあり、ヤフオク等で見渡すが中々見つけられない、そこで今回試聴も兼ねⅢLZモニターゴールドのユニットセットをお譲り頂いた次第です。
以前から冊子等でも指摘される(HPD295)のユニットはⅢLZでは無いとのコメントを見る事もあり是非(IIILZ Monitor Gold)のユニットは望んでいました。




今回紹介したIIILZin Cabinet mkIIを伝説的名機を目にした、ちなみにIIILZ Monitor Goldを組み込んだブックシェルフ型スピーカーシステム。HPD295との一番の違いはウレタンのエッジが無く、スピーカーと同じ材料で一体化の作りになってエッジ交換は不要である部分が違う点である。
「ユニット部分」詳細は・・・
 型式    2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
 使用ユニット     10inch同軸2ウェイ(IIILZ Monitor Gold)
 周波数特性      30Hz~20kHz
 クロスオーバー周波数    1.3kHz(メカニカル)
 最大入力       15W
 インピーダンス    8Ω

現在使用のGOODMANS AXIOM 80の箱は、そもそもこの箱の製作者は神戸の松波氏がIIILZ用の箱を色々試行錯誤して最後にやけくそでGOODMANS AXIOM 80の箱にTANNOYの10吋ユニットを入れて聴き出した事が始まりで、結果的に美音で鳴ったので、それ以来ⅢLZ党の面々のユニットをAXIOM 80の箱に入れ替えたと聞く。未だにこの組み合わせで楽しんでおられるファンもいるようである。

現在使用中のGOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱もその流れから筆者のもとに居着いたと言われる相当年代物の箱にTANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening) HPD295とユニットを交換し勿論ネットワークも交換してみた、Yさんの話ではHPD295のネットワークも使用可能と話されいたが調べますと15Wしかない許容入力に大きな入力を入れてユニットを傷めたり、使用・保管環境が悪くユニット内部の酸化などがあり、それが音質に大きく影響を与えているそうです。という意見もあり大事を取り交換することにした。接続部分は以前購入した和光テクニカルのオイルとクリーナーで丁寧に清掃した。

現在AXIOM 80の箱は当初全体をサンドペーパーで前の塗装をある程度落とし、ワトコカラーオイルで2度塗りを施し磨いたものである、表面の手入れは偶に大島椿油をほんの少しガーゼ塗布し後は乾拭きしている程度である、見た目も家具調の渋いアメ色工合に満足している。



吸音材は筆者がカッターナイフでそぎ切りに加工したため不揃いだが、AXIOM 80のA.R.U付きの箱によく掃除機で清掃して、ⅢLZモニターゴールドに入替えた写真です。
今回のユニットはエッジは紙で出来上がってダンパー剤が塗ってある状態とのことで交換は必要ないそうである。後は再着磁ですが現在の状態では当分取付けネジの増し締め程度で良いそうです。

ネットワークは中身のコンデンサーなどのパーツは年代によって少しずつ違うとは思いますが、調べきれなかったのでその辺は今後調べてみたいと思っております。このユニットはHPD295と比べ塗装の色が違うのですぐに違いがわかります。試しに音出しすると比較的に能率は高く、300Bシングルの8W程度のアンプで十分対応できる能率の良さは機会があれば2A3の真空管も試したいですね。


正式には「ⅢLZ in cabinet」というのが正しいスピーカーシステム名らしいですが、皆様にはきっとⅢLZで通じる思います、特徴は塗装に色に違いがある。
搭載ユニットは初代がmonitorRED(3LZ)、2代目はmonitorGOLD(3LZmk2)、3代目はHPD295(日本では「IIILZ in cabinet」)でした、筆者はこの3代目を所有していましたが、今回は2台目の本命の試聴です。厳密に言えばⅢLZ呼ばれる名機種はmonitorGOLD(IIILZmk2)で終了したのかも知れない。

この2代目こそ話題になったTANNOY IIILZと思います、TANNOY工場は火災を起こし一時は復帰が難しく苦労してHPD295とユニットを再現させたと聞きます、五味先生も称賛したIIILZは2代目の事と思います。
各接続部分は十分調節し清掃も行いユニット交換を終える。

取り外したHPD295塗装の色が違い判別は簡単である。下記写真がHPD295であります但し現在比較手に入手しやすい機種は最後のユニットHPD295です。



ユニットHPD295は永きに渡り楽しませて頂き感謝すると同時に当分お休みを頂くことになりそうです。オリジナルの箱に戻し弦楽四重奏専用で楽しむのも面白そうですが・・・・・。
TANNOYⅢLZモニターゴールドのユニットをAXIOM 80の箱に入れ現在駆動し始めたが、ユニットは十分使い込んだ物で、あとは箱との相性が合えば良い、TANNOYのユニットはこの様な場合にも箱とのある程度のエージングが必要なんであろうと思った。

これで又しばらくはTANNOYの10吋のユニットに夢中になり音楽を楽しむ事ができる、とかく通奏低音楽器の弦音筆者が好きなチェロ、ビオラ・ダ・ガンバの音はTANNOYの10吋に限るようである。
一見聴き始めるとmonitorGOLDは若干レンジが狭く感じましが、聴くうちにそれ以上の高域に独特の涼やかさが感じる、特にチェンバロの高音の音はまさに息を呑む美しさは特筆物であった。
HPD295との音質の違いは少し硬質の低音は確かに違うが、少し硬すぎるようにも思えるがこれはこれで魅力的な独特の音色かも知れない。



それと以前盛岡の友人が試しに使ったら意外と良い音が良いのでと送って頂く、TOA  CDプレイヤーで中身はTEAC製品です、業務用使用の物なので音質は素直な音質が特徴的で十分聴けます。

今回の試聴はCDで色々聞いて見ました。誰もが知ってる、カザルスのバッハチェロ・ソナタから、今回はピアノ演奏を聞き直す。チェンバロ曲、マタイ受難曲、以前購入したバッハ:平均律クラヴィーア曲集エトヴィン・フィッシャー(Edwin Fische)スイスのバーゼル生まれ。バーゼル音楽院でハンス・フーパーに師事した後、ドイツに行き、ベルリンのシュテルン音楽院でマルティン・クラウゼに師事した。演奏活動を開始すると、すぐに高い評価を得て、指揮者としても活躍。指揮振りでベートーヴェン、モーツァルトのコンチェルトを演奏した。

1942年にスイスに帰り、ルツェルン音楽院で教鞭を執りながら、ヨーロッパ各地で演奏活動を行い、1955年演奏活動から引退した。パウル・バドゥーラ・スコダ、アルフレッド・ブレンデルなどを育て、名教育者としても知られ、生涯を通じ、尊敬を集めた。のCDが見つかり試聴する。



実に淡々と奏でるピアノ曲の音が良くエドウィン・フィッシャー、ピアノ曲です。J.S.Bach: The Well-Tempered Clavier1933年~36年に頃発売された、平均律のピアニストで指揮者フィッシャーの 『平均律』。フィッシャーの絶妙なピアニズムと説得力の高い解釈が聴きものです。


 JSバッハ:平均律クラヴィーア曲集
  Book I BWV846‐BWV869
  Book II BWV870‐BWV893
   エドウィン・フィッシャー、ピアノ
   モノラル録音:1933-36

IIILZ Monitor Goldのユニットから流れるピアノ音はHPD295のユニットに比べ音の輝きが一皮剥けた様にも感じる、確かに録音は古いエドウィン・フィッシャー、ピアノ音だはあるが確かにタンノイIIILZの音が鳴っているのです。



Orch.suite、1-4、:Gardiner 
バッハ:管弦楽組曲(全4曲)若きジョン・エリオット・ガーディナー瑞々しい感性が古曲の透明な響きの表整列された、格調房名演です。歯切れ良く躍動する低音のリズムは、軽く透明な音響像を描き出し、作品に付された喜びが表現されています。
【曲目】
バッハ:Orch.suite、1-4、
CD1
  管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066
コラール《エホバよ、私はあなたに向かって歌います》 BWV299
  管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
CD2
  管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
  管弦楽組曲 第4番 ニ長調 BWV1069
【演奏】
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
【録音】
1983年[DIGITAL]
 
バッハの「管弦楽組曲」は、「ブランブルク協奏曲」と並ぶバロック・オーケストラ作品の大傑作です。バロック演奏の大御所ガーディナーの演奏は、瑞々しい感性が、古楽器の透明な響きの中に美しく発揮された名演。壮大な序曲、様々な舞曲がもつ多彩な個性を鮮やかに描き分けた、しなやかで格調高い表現であり、この名曲の数ある録音の中でも常に上位にランクされる不滅の名盤です。

しなやかで繊細な演奏です。古楽器演奏の長所に満ち溢れています。出色なのは2番と3番。2番は抑制された上品な哀愁が胸を打ちます。フラウト・トラヴェルソ(フルート)奏者のリザ・べスノシウクの活躍が大きいです。
3番はスケールが大きく、なおかつ精緻な演奏。ガーディナーのバロック演奏の実力を示したディスクです。



半日色々聴いたがアンプは真空管が俄然TANNOYらしさを発揮する、弦楽器は300Bに繋ぎ、ピアノはEL34で聴く事が納得出来る音楽を聴かせる、ドライブアンプは真空管に限るようです。先ずは音出しで感じたことは若干音域が狭く聴こえた、適度な音は出さないと言った音創りにおもえたが、しばらく聴き続けると涼やかな音楽を聴くことが出来る様に思えた。確かにモニターゴールドの音創りの音楽は納得させられた。特に弦楽器、ピアノの音の独特の輝きは流石である、特にありがたく思えるは古い録音の演奏を聴くことが楽しみになりそうです。

唯一の心配はエッジの耐久力です、交換はウレタンエッジになるが当時のオリジナルとは違うのでメンテナンスが不安である当分は現状維持で・・・・・。
入力ジャックは現在バナナプラグ スピーカー端子(ハイエンドの純銅金メッキ端子) に交換し接続部分を勘弁に補修して使用しています。



10吋TANNOYⅢLZモニターゴールドの音質は想像以上緻密で繊細な鳴り方をする、とにかく音離れが良いAXIOM 80の箱の影響か意外と低域までよく響き、管弦楽組曲第3番のテンパニーの低域の鳴り方に若干の不満もあったが、墨汁処理をすれば向上すると思う、勿論AXIOM 80の箱との相性もあろうが、聴き続ければ変わって来るのであろう、多くの皆さんが絶賛するTANNOY工場の火災前のユニットを譲り受けました。確かに同じ10吋のTANNOYも音質が違って来ます。確かにⅢLZのユニットを深掘りすれば、するほどⅢLZの魅力に嵌まる魔性の匂いが深まる、先人達が今も称賛するユニットに夢中になってます。

今年は自分へのクリスマスプレゼントのつもりで購入に至る、暫くはこの状態で聴いてみるつもりです。
今まで夢だった、これがⅢLZモニターゴールドの10吋TANNOYだ、ブラボー!



追伸
さて我が家のMシュナウザーのモジャくんですが、無事6ヶ月をすぎました。体重は8.2キロに、歯もすっかり生え変わり、少し落ち着いて来ました。
サロンに言ってないので毛が伸びてモジャモジャです。


手足の爪は切っています。本日はモジャの餌を買いに行きます。
でも仕草が可愛く、散歩嫌いは続いていますが、少しは歩くようになってます。来年サロンにいった後に素敵な姿をアップします。
皆様良い年をお迎えください。

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