最近筆者のブログ内容は偏り過ぎの傾向があり、セリーヌ・フリッシュも2回目である。
それと最近まで凄くお気に入りでした、TEAC MA-7パワーアンプを前使用していたTEAC MA-7は多分当時から余り人気が無い商品でかなり低額販売したようですが、実力はあり、旧タンノイを鳴らすのには実によく出来たアンプなんであろう。
しいて言えばTANNOY IIILZ in Cabinet以降の8Ω以降の商品が真価を発揮すると思う。此処で久しぶりにAurex SC-M15/SC-M15KのBTL接続でモノラルパワーアンプに替えて聴いて見る。
勿論TEAC MA-7はタンノイⅢLZの良さを十分感じさせてくれ、衝撃と感動と与えてもらったのだが、J. S. Bachのチェンバロ曲はやはり少し素直すぎる特性をもつSC-M15KのBTL接続にして聞くことが多くなっている。
やはり長い事音楽を聴くと、この少しおとなし目な素直な音が飽きないようである。それとAurex SC-M15/SC-M15KのBTL接続で再現する音質は白痴美的な音が聴こえ、この綺麗な音が聴きたくなる魅力か?
(そう言えば昔オーデイオを教えて頂いた先輩が普段はタンノイレクタンギュラーヨークで聴いていたが、何故かAR3aのスピーカーの音が素直で良いと絶賛していた、でもアンプは大きい物を使うと良いと言っていたが、なるほど素直な音でした。使用アンプはマランツの500Wおモノーラル何の変哲もない音で心地よい音と感じなかったと記憶してます。
最初聴かされた時には、余りにも平凡な音に良さがわからなかったが、今思うと無色透明と言う癖なんでしょうネ!)此の様な音が素直な音なのか分からないが確かに珍しいエンクロージャーでした。
そう言えばTANNOY IIILZ in Cabinetも考えれば随分癖のと強いスピーカーなのかも知れません。
TEAC MA-7は特にピアノの音は確実にTEAC MA-7が優れ例えばJAZZ系統も結構聴け、ショパンなどのピアノ曲は断然良いのだが、古楽器演奏には素直すぎるアンプがいいのかも知れない。J. S. Bach 等の鍵盤楽器はやはりSC-M15KのBTL接続でモノで聴くのが長い間聴くには安定して心地よい。
実に我儘な言い方である。でもやはりSC-M15Kも少しパワー不足は否めないところである。
でもピアノ演奏のJ. S. Bachは断然TEAC MA-7が良い、パワーアンプの違いでこのように違うのは何故なんだろう?設計がタンノイを鳴らすために作られた所以であろう。実に音楽のツボを良く熟知しているのだろう。
筆者は持ち合わせは無いのだがこの様なアンプをジムランで鳴らすと・・・凄く興味あります。一度どのような音が聞こえるか試したい、LE8Tのユニットには相性よく鳴るかも知れない。
ゴルトベルク変奏曲( Goldberg-Variationen) はご承知の如く、ヨハン・ゼバスティアン・バッハによるアリアとその変奏曲からなる『2段の手鍵盤のチェンバロのための練習曲』 (BWV 988)。全4巻からなる「クラヴィーア練習曲集」の第4巻であり、1742年に出版された。
バッハ自身による表題は「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」(BWV 988)は、バッハが《クラヴィーア練習曲》と題し出版した最後の作品で、低音主題を優雅で技巧的な変奏で華やかに飾った大作である。
バロック時代に出版されたクラヴィーア曲集では最大の規模を誇り、ベートーヴェンの《ディアベリ変奏曲》が古典派を代表する変奏曲として広く認められているように、《ゴルトベルク変奏曲》はバロック音楽を総括する作品としてそびえている。
今回は特質事項として14のカノン(BWV 1087)の演奏が付随することです。
此処に其れの楽譜がありますので紹介します
上段:肖像画でバッハが手にする楽譜。
筆者の好きなパート、中段:元の楽譜。下段:14のカノンの第13番。
1974年にストラスブールで発見されたバッハの私蔵本には、修正の書き込みとともに、余白の頁には新たに
Verschiedene Canones über die ersten acht Fundamental-Noten vorheriger Arie
(前のアリアの最初の8音の低音主題に基づく種々のカノン)
としてアリアの低音主題冒頭の8音に基づく14曲のカノンが追加されている。
14はバッハの名前を象徴する数字である(BACH = 2 + 1 + 3 + 8 = 14)。
バッハは1747年6月にミッツラー主催の音楽学術交流協会に第14番めの会員として入会し、入会にあたってバッハは第13番のカノンの改訂稿(BWV 1076)を提出した。 一般に「14のカノン」と呼ばれるト長調のカノン集です。
いわゆる「ゴルトベルク変奏曲」(アリアと種々の変奏、BWV988)の自家本に記載されていたもので、同変奏曲の定旋律に基づいています。
この自家本は1974年に発見されたばかりです。ここで取り上げられた8つの音からなる定旋律は、バロック時代の作曲家に広く用いられており、ヘンデル(Handel,G.F. 1685-1759)、パーセル(Purcell,H. 1659-1695)などの作品にも例を見ます。
バッハも先の変奏曲のほか、幻想曲とフーガ(BWV904)において、同じ定旋律に基づいた幻想曲を作りました。
エリアス・ゴットロープ・ハウスマン(de:Elias Gottlob Haußmann)によるバッハの肖像画でバッハが手にする楽譜がそれである。
筆者にはゴルトベルク変奏曲の演奏をするための練習曲に聴こえてならない。
J. S. Bach - 14 Canons BWV 1087
セリーヌ・フリッシュはグスタフ・レオンハルトの弟子の一人だというが、音質は切れよい透明感のある演奏は素晴らしい。
カフェ・ツィマーマンでの活動、ソロ活動と、フランスを代表するチェンバロ奏者となったフリッシュによる、ゴルトベルク以来のバッハ・アルバム。一聴、このジルバーマン・モデルの復元楽器の音に魅せられた。中低音域のふくよかさと広域の繊細さ。この楽器を活かしきった滋味深い演奏を聴かせている。
演奏曲はゴルトベルク変奏曲、14のカノン セリーヌ・フリッシュCéline Frisch(チェンバロ)、カフェ・ツィマーマ バッハ:ゴルトベルク変奏曲、14のカノンセリーヌ・フリッシュ、カフェ・ツィマーマンAlpha最初期以来の痛快な売れ行きをみせた名盤を。Alpha創設初期に痛快なヒットを記録、
セリーヌ・フリッシュによる『ゴルトベルク変奏曲』。
2001年に『ル・モンド・ド・ラ・ミュジーク』および『ディアパゾン』という
フランス2大批評誌がどちらも年間最優秀賞を授け、「小規模レーベルの革新」とうたわれたAlphaの快進撃に拍車をかけた決定盤です。
しなやかなゴルトベルク解釈は、それこそ息をのむ美しさ。空気の微妙な揺れまですくいとるかのごとき自然派録音(達人技師ユーグ・デショーのエンジニアリング)もAlphaレーベルならではの魅力と言えますが、かつ何より注目に値する内容だったのはやはり、このバッハ畢生の記念碑的傑作にからむ変奏曲や民謡原曲を、当代随一の凄腕古楽器集団カフェ・ツィマーマン/セリーヌ・フリッシュが演奏。
【収録情報】
1. J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
Johann Sebastian Bach, 'Aria' Goldberg Variations
2. J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲のアリアの低音主題による14のカノン BWV.1087
3. ゴルトベルク変奏曲のクオドリベットに使われた2つのドイツ民謡
1. セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ/フレデリク・バル&アントニー・ サイディ再現製作の18世紀ドイツ式楽器)
3 ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)
2,3 カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
録音時期:2000年11月(1)、8月(2)、2001年8月(3)
録音場所:パリ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
これは2001年ごろ発売されたセリーヌ・フリッシュ(クラヴサン)によるゴールドベルク変奏曲のCDである。非常に録音が良く、クラヴサン(チェンバロ)の響きが柔らかく自然で、みずみずしく美しい音色で奏でられている。
クラシック鑑賞術バッハ<イタリア協奏曲>第1,3楽章(再録)
他の演奏も平均律1集、フランス組曲、イギリス組曲等あり聴く楽しみが増えました。平均律2集が無いのは残念ですが・・・・
思うにJ.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988は実に多くの演奏者がが演奏していますが数ある演奏者の中ではセリーヌ・フリッシュの演奏ランキングはかなり上位になります。
特に今回はJ. S. Bach - 14 Canons BWV 1087にブラボー!