田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

「好き」の力

2016-08-16 | 日々の暮し

休耕田から飛び出した鳥、多分ケリだろう

 昨日、ご先祖を送り出し「盆」が終わった。
 で、凡人の疑問。
 ご先祖が御帰りになった後の仏壇に残っている位牌は何だ?
 単なる「記念物」か?
 カミサンは毎朝「それ」を拝んでいるのか?
 それなら、偶像崇拝ではないか?
 次の「月参り」の日に住職に聞こう(多分、バカにされるぞい)。

 こういう日は妖怪の世界、水木しげる氏の話。
 御存じ、「ゲゲゲの鬼太郎」生みの親であり、NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」の夫である。

 氏は次の通り「幸福7ヶ条」を提唱されていたようだ。
  第1条  成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
  第2条  しないではいられないことをし続けなさい。
  第3条  他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。
  第4条  好きの力を信じる。
  第5条  才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
  第6条  怠け者になりなさい。
  第7条  目に見えない世界を信じる。

 個人的には6と7条が好きだなあ。
 特に6条。

 また、要旨、次のようなお言葉を残されている。
 ◆ 私が幸福だと言われるのは、長生きして、勲章をもらって、エラクなったからではありません。好きな道で60年以上も奮闘して、ついに食いきったからです。ノーベル賞をもらうより、そのことの方が幸せと言えるでしょう。
 ◆ 他人の思惑などに振り回されず、自分のやりたいように生きる。外の世界にいちいち対応せず、自分の世界の流儀でやればいい。
 ◆ 私の職業である漫画家は、売れなければ終わりの冷酷な世界です。なんとか売れるようになった後も、ヒット作を捻り出し、マネーを獲得しないと食っていけない。普通の心臓ではもちません。よほど好きでないと務まりませんよ、ホントに。
 ◆ 我を忘れて没頭できること、本気で夢中になれることなら、どんなにアホなことでもいい。周囲の目や批判を気にして「世間のルール」に合わせようなどとしてはいけない。世間の常識から外れたことをすると、つらい目に遭ったり、恥ずかしい思いをすることもあるだろう。でも、それは甘んじて受ける。忍耐もする。何しろ好きなことをやっているんだから。それが楽しければ、世間との食い違いが起きても慌てず騒がず、ひたすら自分の道を進めていけばいい。ばく進あるのみです。
 ◆ 熱中する能力、いわば「好き」の力ほど、人生を生きていくうえで大事なものはないような気がする。 

 好きなものに「没頭する力」があれば、それ以外のことは辛抱できる。結果は後でわかるので先回りして心配するな、ということであろう。
 超凡人である小生にはそういう割り切れるものがない。
 困ったものだ。


高齢だから無理して歩かなくてもいいのだよ

 毎日ネタもないので今日はそんなところでお茶を濁して逃げまする。

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2 コメント

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面白かったですょ。 (verdavojeto)
2016-08-16 23:16:33
詰まらないことを書くのは私の特技です。書くことの練習だからそれも良しとしています。
私も第6条好きです。努力しなくてもなれる。
水木しげる氏って偉いんですね。その漫画を私知りませんが、すっかり共鳴してしまいました。
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Re “verdavojeto” さん (おじさん001)
2016-08-17 18:40:35
 「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親です。
 戦争で身体の一部を失うも「好き」の精神で突き進まれました。
 見えない世界を信じる・・・とは、傲慢にならない秘訣でしょうね。
 自分の力の及ばぬ知らない世界があるんだ・・・と。
 とりあえず、怠け者のふりをしましょう!
 経験積んでやがて本物に?
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