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何で死ぬか

2018-02-24 11:16:00 | 日記
『安楽死で逝きたい』という本を橋田寿賀子さんが書いた。私は読んでいないが、私を含め多くの人は、安楽の最期を願っているだろう。たとえば、手術の時の全身麻酔がある。全身麻酔で深い眠りの中にいる間に何らかの方法で永久の眠りの世界に入れてもらえるなら…と思うのがふつうだと思う。ま、そういうことが許される世の中になるには大変な時間がかかるだろうけれど。

父方の祖父はいわゆる老衰死だった。5日前あたりから意識が遠のいたそうだ(祖父は叔母がずっと看ていて、近所のドクターが毎日診に来てくれていた)。私達夫婦が駆け付けた時は眠っていて、それでも少し大きな声で呼びかけると目を開いたりした。見ていて安心した。苦しみのない中で旅立つことがわかった。安心というのは妙な言い方かもしれないが、別れの淋しさの中にもそういう感情があったのは事実である。祖父は一度も入院したことがなかった。「自宅で最期を」と最近よく言われているようだが、その理想形であったと言えるかもしれない。


私は74歳8カ月が寿命(天から与えられた生命の長さ)だったと思っている。そのことは前に書いた。だから、それ以後の毎日は生き過ぎと呼ばれるべきものなのだろう。私は何によって死ぬのだろうか。私は心臓の病気に罹ったことがないから、心臓病が考えられる。急性心不全といった文字が思い浮かぶ。血統的には癌にはならないような気がしている。ま、そんなことを考えても仕方がない。或る朝、床の中で冷たくなっていたというような理想死だといいのだが。何で死ぬのかは最後の運である。昨日、大河ドラマ『西郷どん』を観ていたら、吉之助の父親が理想的な旅立ちをしていた。

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