原子力発電所の是非・マレーシア

既に何度もマレーシア政府が原子力発電所の導入について検討していることを書いた。

（マレーシアの原子力発電所導入に関する当ブログ　2010年12月20日、2009年11月17日、2009年07月01日、2009年06月29日、2008年06月22日）

日本の巨大地震による福島原発の事故により、The Environmental Protection Society Malaysiaはマレーシアでの原子力発電所導入に対して危機感を表明した。

昨年12月にマレーシア政府は、2021年を目処に1,000メガワット級の原子力発電所２基の導入を決めている。また第２の原子力発電所建設についても今年中に計画を公表する予定である。

マレーシア首相府直轄のMalaysia Nuclear Power Corporationは、福島原発の今後の動向を見守るしている。

インフラビジネスは日本が積極的に海外に売り込みをかけており、原発を大きなビジネスに結びつけようとしている東芝は迅速に福島原発の安全性を示すことが非常に重要である。

在日マレーシア人1888名と連絡が取れず。

在日本マレーシア大使館によると、被災地で連絡のついたマレーシア人は544名。しかし1,888名と未だに連絡が取れない状況と言う。298名は無事各地の避難所にいるという。

東京のマレーシア大使館に登録しているマレーシア人は5009名。

多くの人命を奪った巨大地震であるが、犠牲者には多くの外国人も含まれる可能性もある。

マレーシア外務省の今回の日本の巨大地震の対策室は24時間体制で03-88874570/03-88892746。
東京のマレーシア大使館は+81334763840。

被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。





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マレーシア航空最高78%割引・MATTA Fair

マレーシアでは恒例ののMalaysian Association of Tour and Travel Agents (MATTA) Fairが今日から始った。

マレーシア航空は、フェアー開催中に国内線60路線及び国際線を最高78%割引する。

シンガポール、バンコクはRM229、プノンペンRM309、台北RM679、ニューデリーRM499など格安特別運賃で買い求めることができる。

またビジネスクラスについても特別割引価格が用意されている。

時間が許すのであれば今週末にPutra World Trade Centreを訪れれば、マレーシア航空以外にもツアーなどを格安で買い求めることはできる。

100%融資の住宅購入制度・マレーシア

マレーシア政府は、月収RM3,000以下の所得者を対象にした第一次住宅購入に対してThe My First Home Schemeを導入すると決めた。

RM100,000からRM220,000までの物件には、100%全額融資を認め30年間ローンを組めるとしている。返済額の上限は月収の3分の1までとしている。

主なマレーシアの銀行25行が取り扱うことになるが、自営業者には適用しない。また借り換えにも適用しない。

政府系のCagamas Berhadが購入価格10%の保証をする。

政府はこれにより全てのマレーシア人が住宅を購入できることができるとしているが、しかし首都圏Klang Valleyでは不動産価格が既に高騰しており、この上限RM220,000でも物件を探すことは非常に困難である。

首都圏での購入を考えると最低でも上限価格をRM350,000程度に引き上げる必要があるだろう。

若年層は首都圏での住宅購入を求めることは明白であり、今回のThe My First Home Schemeを利用することは事実上困難である。

中国初のカプセルホテルは未だ営業できず

日本に留学経験を持つ中国人が上海に帰国後カプセルホテルを開業した。

勿論中国で初めての300平方メーターに68戸の小さなカプセルホテルである。

1月に上海駅近くに完成したTHE Xitai Capsule Hotelは、完成しているものの未だ営業免許が取れずに開業できていない。

カプセルホテルはご存知のように高さ1,1M長さ2,2M横1,1Mの空間である。

カプセル内の面積は2.4平方メーターであり、上海市のホテルとして認められる4平方メーターも満たしていない。

また、消防署も営業免許を拒否している。それは非常口やカプセルの防火基準を問題視しているためである。

オーナーのTa Zhan氏は、駅の近くに80人民元と言う格安価格での営業を考え、商売になると見込んだものの法規制により営業ができない。

中国当局がカプセルホテルのコンセプトを認めるまで待つ姿勢を崩していないが、マカオや香港の投資家から進出の打診を受けているともいうことである。

北京では50平方メーターのアパートを改造してカプセルホテルを設置した人が既にいるが、彼のコンセプトはホテルではなくカプセルアパートである。独身者や地方からの出稼ぎの人に月200－450人民元で貸し出し成功している人もいることは事実である。

さて、上海初のカプセルホテルは営業ができるようになるのだろうか。

マレーシア企業カンボジア投資に積極的

マレーシア企業のカンボジアへの投資が盛んである。

昨年Najib Tun Razakマレーシア首相が経済人を引き連れ公式訪問し総額US$1 billionの投資を決めたことは記憶に新しい。

昨年のマレーシア企業のカンボジアでの投資は、アパレルや農業分野へUS$167 million。
中国、韓国企業は長年積極的にカンボジアに投資しており、マレーシアは第3位。

またマレーシア企業による不動産投資やパームオイルへの投資が今後見込まれている。

とにかく中国、韓国企業の存在はカンボジアでは目に付くが、近年マレーシアの存在も日増しに大きくなっている。

日本企業では昨年来、アシックス商事、住友電工、ミネベア、ＳＢＩ、ＮＴＴコミュニケーションズ、双日、春うららかな書房などが進出しているがまだまだ日本企業の影はまだまだ薄く感じる。

いずれ日本企業もカンボジア投資が旺盛になる日が近いだろう。






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早くもiPad値下げ・マレーシア

Apple社がiPad 2の販売を公表したため、早くも旧型iPadのマレーシアでの価格見直しが公表された。

旧型iPadのWi-FiモデルはRM350、Wi-Fi+ 3GモデルはRM400値下げされた。

Wi-Fi
16GB　RM1,199
32GB　RM1,499
64GB　RM1,799

Wi-Fi + 3G
16GB RM1,599
32GB　RM1,899
64GB　RM2,199

早ければ来月にもiPad 2のマレーシアでの販売が開始される予定である。










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フォーブスマレーシア資産家ランキング

昨年のマレーシアの経済成長は7.2%、2000年以降では最高の経済成長率である。

フォーブスのマレーシア資産家トップ40リストの合計資産も昨年比$11.1 billion増、$62.1 billionとなった。

不動の1位Robert Kuok氏$12.5 billion、2位Ananda Krishnan$9.5 billion。

3位はカジノ王Lim Goh Tong氏の未亡人であるLee Kim Hua氏。
Gentingグループは、シンガポールにカジノリゾート進出したため株式評価額が2倍以上になり$2.7 billionから$6.6 billionと大きく増やした。


4位　 Lee Shin Cheng　IOI　Group
5位　Quek Leng Chan　Hong Leong Group
6位　Teh Hong Piow　Public Bank
7位　Yeoh Tiong Lay　YTL Corp.
8位　Syed Mokhtar AlBukhary　Malaysia Mining Corp.
9位　Vincent Tan　 Berjaya Group
10位　Tiong Hiew King　timber

11位　Lee Oi Hian & Lee Hau Hian　Kuala Lumpur Kepong
12位　Azman Hashim　 AmBank Group
13位　Lim Kok Thay　Genting Group
14位　A.K. Nathan　 Eversendai
15位　Mokhzani Mahathir　Kencana　（父はMahathir元マレーシア首相）

16位　William H. J. Cheng　 Lion Group
17位　Shahril & Shahriman Shamsuddin　Sapura Group
18位　Kamarudin Meranun　AirAsia
19位　Jeffrey Cheah　Sunway Group

20位　Anthony Fernandes　AirAsia
21位　Goh Peng Ooi　Silverlake Axis
22位　Lau Cho Kun　Hap Seng
23位　G. Gnanalingam　Westports Malays
24位　Chia Song Kun　QL Resources
25位　Lim Wee Chai　Top Glove

26位　Chen Lip Keong　 Nagacorp、Karambunai
27位　Yaw Teck Seng & Yaw Chee Ming　Samling　Glenealy Plantations
28位　Chan Fong Ann　 IOI Gruop
29位　Chong Chook Yew　Selangor Properties
30位　Liew Kee Sin　 SP Setia

31位　Ahmayuddin bin Ahmad　Westports Malays
32位　Ong Leong Huat　 OSK Holdings and OSK Property
33位　Eleena Azlan Shah　（弁護士でありSultan Azlan Shah of Perakの娘。Gamudaの7%の大株主）
34位　Lee Swee Eng　KNM Group
35位　Tiah Thee Kian　TA Enterprise

36位　Nazir Razak　CIMB Group　（Najib Razakマレーシア首相は兄弟）
37位　Rozali Ismail　Puncak Niaga　（水道王の異名を持つ）
38位　Lin Yun Ling　
39位　David Law Tien Seng　 Midwest　（Australia）
40位　Abdul Hamed Sepawi　Naim Holdings

26位の香港上場のカンボジアプノンペンのカジノ経営者Chen Lip Keong氏は資産を２倍にしている。

僅か1人が新しくトップ40入りしたのは、24位Chia Song Kunはシーフードやパームオイルを取り扱うQL Resources　Bhdの株価が2倍以上になったためである。

資源高騰の影響を受けた資源関連のMokhzani Mahathir氏のKencana Petroleumの株式は63%増、Lee Oi Hian and Lee Hau Hian兄弟のBatu Kawanの株式も60%増。






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日産と技術提携・Proton社マレーシア

生き残りをかけている東南アジア唯一の自動車メーカーであるProton社は、日産と技術提携の覚書を交わした。

今後3ヶ月間両社の技術開発担当者が協議に入るが、株式の持合いなどは視野にはない模様である。

Protonはマレーシア国内では第2位のシェアーを誇るものの海外ではやはり販売力がない。勿論それには技術力が欧米、韓国、日本メーカーには著しく劣るためである。

株式持合いなどあらゆる可能性を模索してきたが、未だパートナーは見つけることができていない。

日産のプラットフォームやエンジンを導入して同社Perdanaのフルモデルチェンジを試みるのであろう。

Proton　Perdanaは、三菱自動車の5代目エテルナをベースに開発され1995年にPerdana　SEiとして販売され、1999年には三菱自動車のV型6気筒DOHC24バルブエンジンを搭載しPerdana　V6として販売されてきた。

後継車は、フォルクスワーゲン・パサートをベースとしたものとする計画があったが、フォルクスワーゲンとの交渉は決裂し、また三菱自動車をベースとする計画もあったが、全て白紙に至った経緯がある。

日産の技術でProton　Perdanaの新モデルが開発されることになるのだろうか。






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10階から落ちた少女が奇跡的に助かる・マレーシア

マレーシアの首都圏CherasのTaman Miharjaにある警察の官舎に住む13歳の少女が学校から帰宅したが家族は留守。

そのため彼女は台所の窓から家に入ることを試みたが、悲惨にも10階から滑り落ちたが、右足骨折、左手骨折だけという奇跡が起こった。

彼女が転落した場所には幸運にも古着の山があり、それが正しくクッションの役割を果たした。

古着の山に落ちなければ100%彼女の命はなかっただろうが、奇跡としか言えない運命の仕業である。

KLIA クアラルンプール国際空港に爆弾

KLIA（クアラルンプール国際空港）に爆弾と言うニュースを聞き驚いたが、それはテロでもなく現在拡張工事中のKLIA IIでの工事現場のこと。

第2次世界大戦中の不発弾と見られる爆弾が見つかり、爆発物処理班と空港関係者が撤去した。

そのため、出発便、到着便の56便に遅れなどが生じたが、現在は定時運行中である。







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マレーシアにもキッザニア開業

職業体験などを楽しめるキッザニア（KidZania）は、1999年にメキシコで生まれ日本ではららぽーと豊洲と甲子園にある。

キッザニアでは、消防士、キャビンアテンダント、モデル、医師など多くの仕事や習い事をこども達が体験できる。

マレーシアではRakan Riang Sdn BhdがKidZaniaフランチャイズ契約を結んでいる。

Mutiara DamansaraのCurveの向かい側に約80,000 sq ft規模で年末に開業予定である。

キッザニアはインドネシア、タイ、UAE、韓国、日本に海外展開しており、マレーシアは６ヶ国目である。

スポンサーとしてAirAsia Bhd, CIMB Group, Honda Malaysia, Media Prima Bhd, The New Straits Times Press (Malaysia), Pos Malaysia Bhdが名乗りを上げており、AirasiaのパイロットやCIMBの銀行員、ホンダのF1パイロットなどが楽しめるという。

マレーシアでは入場料RM50程度になる見込みで日本の約半額になるので在住日本人子弟には嬉しいニュースだろう。

今後のリビア

毎日リビア情勢が気になる。

反体制派との内戦に持ち込むカダフィ大佐の狂気を見守るしかすべのない無力の人間。

同じ地球に住みながら生まれた場所が違うだけで、この狂気のカダフィ大佐の暴挙を見守るしかない無防備なリビアの人々はどんな日々を過ごしているのだろうか。

戦争、内戦で無抵抗な国民が犠牲になることは許されていいのだろうか。

今日なのか明日なのか、リビアの悲劇をただ待つしかないのだろうか。

欧米各国が動いているのは事実だが、果たして犠牲者をどれだけ少なくできるのだろうか。

国境に逃げる人々、全ての人が逃げれることは不可能である。

カダフィ大佐の次の一手だけが、ただそれだけが気になる。



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交通違反罰金半額キャンペーン終了・マレーシア

昨日までの交通違反反則金の半額キャンペーンは終了した。

週末には多くの人々が警察署を訪れ、反則金を納金したが未だ1730万件が未納となっている。

今日からこの1730万件の違反者はブラックリスト入りし、自動車税の更新や免許の更新ができなくなる。

20000年からの違反切符は4940万件、その内3190万件の反則金が支払われたことになる。しかし、それは僅か65%である。

この反則金半額キャンペーンにより550万件が支払われたが、なんと1730万件が未納状態であり政府は昨年8月から昨日まで十分な猶予期間を与えたとしており、今後は未納者に厳しい対処をするという。

警察によると反則金の60%がスピード違反によるものと公表されている。