ウイング マレーシア・クアラルンプール校

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チェンジ(UBAH)・マレーシア総選挙

2013年05月05日 | マレーシア
今回は本気で政権交代を望んでいる人々が、非常に多いことはマレーシア在住者であれば感じていると思う。

今朝の各投票所では長蛇の列ができ、一部海外報道では午前中に有権者の半分以上が投票したとも報じられた。

与党がマレーシアのマスコミを握り、報道制限されている現状にも不満を持つ人々は多い。

海外であれば政権交代の文字が躍るはずのマスコミにはそれはなかった。

BN(与党連合)への腐敗政治、ブミプトラ優遇政策による人種差別社会への不満などが大きなマグマになっていることは明らかである。

新たな投票権を持つ若者が今回の選挙では20%近く増えており、それらは前回2008年選挙では投票権を持たない若者たちである。
彼らはインターネット社会で育てられ、政府の腐敗を目にしてきた。

中華系の多くは今回は歴史的な政権交代であると信じており、各投票所では噂されていたバングラ人などのICを入手した外国人が投票所に現れて小競り合いになる映像は早くもインターネット上で流れている。

政権交代が実現しても、野党連合はまったく違った政策理念を持ち、連立での舵取りは簡単なものではない。

大方の予想は拮抗しておりどちらが勝利しても不思議ではないと言われているが、今朝の投票所の状況を見聞きする限り中国系の投票行動は本気であり、野党側有利にも見える。

しかし、どちらが勝つとしても絶対安定過半数は見込めず、マレーシアの政治は転換期を迎えることになるだろう。

選挙結果によりデモなどの暴動なども予想されるが、何事も起こらないことを祈るばかりである。







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