Abdullah Ahmad Badawiマレーシア首相4月2日辞任

Abdullah Ahmad Badawi首相は4月2日に辞任し、Najib Razak副首相・新UMNO総裁に首相職、UMNO総裁職を引き渡すことを今日公表した。

5日間のUMNO総会で新人事が決まったが、基本的にはNajib新総裁を支える布陣である。

先の総選挙で歴史的な大敗を喫したUMNO。汚職と政治家のパワーゲームにはマレーシア人ははっきりとした意志を示した。
それには、司法の矛盾、警察の腐敗、官僚の汚職、人種差別など数々の問題への不満が爆発した形であった。

今回の党大会ではそれらを素直に直視する姿勢をAbdullah首相自らが語った。
危機感を強調し新体制で挑むことになるのだが、果たしてUMNOが再生できるのだろうか。

Najibマレーシア新首相

今日のUMNO総会で、Najib Razak氏が新総裁に選出された。

Abdullah Ahmad Badawi首相からの正式な引継ぎ日は公表されていないが、4月3日に国王から宜誓を受ける予定である。

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野党機関紙発禁・マレーシア

マレーシアではUMNOの党年次総会。Najib Razak新総裁、新首相が誕生を迎えている。UMNO党内での権力争いは勿論のこと、新体制が決まることになる。

このタイミングで政府は、野党Pakatan Rakyatが発行する'Suara Keadilan'、野党PASが発行する'Harakah'の２紙が3ヶ月間の発行停止処分を受けた。

具体的な理由などの明示は無く２党とも継続するとしている。先日も政府が、'Suara Keadilan'と'Harakah'の２紙をマレーシア北部で没収している。

言論の自由に対する横暴と野党はしているが、これはマレーシア独特のものであろう。基本的な言論の自由は許されないことは暗黙の了解事項であり、インターネットの普及が先の総選挙の敗北とも言われている。

全ての全国紙は与党各党が株式を保有しており、政府広報新聞としても過言ではない。

この点をあまり強調するとこのブログも発禁になるのでこのあたりにしておこう。

世界の高級住宅

世界一の住宅価格は、勿論億万長者の街モナコ、価格は10%ほど下げている。
そして、ロンドン、マンハッタン（ＮＹ）、モスクワ、パリ、東京、香港、ロ－マ、シンガポール、シドニー。

これが世界のトップ１０である。

しかし最高級住宅地は不況にも強いとされてきたが、この中でも香港は昨年第4四半期には26,6%の大きな下げを見せた。

9位のシンガポールでも15%程度下げている。

これらの高級住宅はある程度価格が下がると、決まったように買いに走るものがおり、不況には強いことは明らかである。

Ion Orchard/シンガポール

この景気でオープンするショッピングセンターは、明らかに苦しいだろう。

シンガポールのオーチャードでは今も３つのそれが建築中である。

そのひとつがマリオットホテルの前の一等地に姿を現しているIon Orchardは、すでに8割方テナントが決まっている。

Ion Orchardはブランド店がメインで入居し、Cartier, Dior, Dolce & Gabbana, Giorgio Armani, Louis Vuitton, Prada, Uniqlo, Topshop,Topman,Bimba & Lola, Boss Selection, Chaumet, Christian Audigier, Dsquared2, Diane von Furstenberg, Just Cavalli, Marc Jacobs, Patek Philippe,Vivienne Tam, などが2階建て店舗に入る。

日本人にはユニクロやワタミなどが楽しめることになる。

また、Ion Orchardは、経済状況を考慮し家賃を最高3割引することも決めている。

オーチャードの人気モールの家賃はS$50-80(SQ.FT)が現状の相場である。

KLCI 878.3

先週20日金曜日夜に書いたが、予想通り今日のＫＬＣＩは878.3(21.48高)

私の予想以上に簡単に870を越えた。

今週のＵＭＮＯ総会ご祝儀相場はいつまで継続するのか。

900の大台に戻すのか、それとも下値800を探るのだろうか。

いずれにしても今週の売買は短期利益目的であろう。

あまり欲なことを考えず確実に利益を上げるべきですね。

2009年失業者100万人越える・タイ

Abhisit Vejjajivaタイ首相は、タイ経済の悪化から失業者が100万人に達するとした。

タイ政府は、職業訓練や経済追加刺激策を導入して、これに対応するとしている。

1997年アジア通貨危機の際には140万人が職を失ったが、今回の危機ではすでに昨年末までに54万人が職を失っている。

18歳から60歳までにコンピュターなどの職業訓練を最高1ヶ月間行い、交通費や手当てなども支給する。対象は2009年度24万人、2010年度26万人。

また、政府は今後3年間に公共投資1.4 trillion bahtを計上する。

特に貧困層への手厚い手当支給や所得税免除、学費免除など幅広い救済をするとのこと。

海外逃亡中の元首相のように貧困層への対策を中心に行なえば、現政権の人気浮揚できる思惑が見え隠れする。

MIC総裁にSamy Vellu

マレーシアのインド人政党・Malaysian Indian Congress (MIC)総裁選に、S. Samy Vellu氏が選ばれた。

1979年に第２代総裁になり、連続11期同党の総裁を勤める。

挑戦者のM. Muthupalaniappan氏は大差で敗れた。

７３歳の Samy Vellu氏は今期限りで退き、若手に道を譲ることも表明したが、具体的な後任者の指名は避けた。

日本では考えにくい長期政権がマレーシアでは普通と言えよう。

タバコ増税反対・香港

香港では、タバコ増税に反対するデモが行なわれた。

香港では15歳以上毎日喫煙する人は人口の12%と言われている。

健康を懸念してワイン増税、タバコを50%増税すると議会で提案されている。しかしワイン増税は見送られた。

デモで増税に抗議する人たちはタバコ増税は庶民を無視しており、ワイン増税見送りは裕福層優遇であるとしている。

タバコかワインがどちらが健康に悪いのかという議論ではなく、どこから税収を増やせるかであり全ての人々の合意を得て増税するといことは困難であろう。

日本は先進国のタバコ価格を比較して十分に増税の余地はあるが、一方ＪＴの大株主でもある日本政府としての判断が求められる。

本件に関して香港政庁からのコメントは出ていない。

シンガポール・マレーシア国境を歩く

マレーシアとシンガポールを結ぶThe Causeway。

マレーシア側が新しいイミグレ、税関施設(The new Sultan Iskandar CIQ complex)を昨年12月に新設して旧CIQは閉鎖された。

新施設は旧施設の500メートル後にあり、国境を歩いて渡ることは禁止された。

しかし、1キロの橋の渋滞を嫌う歩行者がシンガポール側からあとを絶たずマレーシアの警察がバスに乗り換えるように指導している。

The new Sultan Iskandar CIQ complexの評判は芳しくない。
そこで旧CIQを再オープンすることが内閣で検討されているとのこと。

旧施設周辺の商業施設が売り上げを大きく落とした問題や、渋滞を悪化させている2レーンの導入路問題なども見直しの主因である。

日々の通行量が多い国境だけに利用者の利便性を最優先に考慮するべきだろう。

インフレ率3,7%・マレーシア

マレーシアの2009年2月のインフレ率は3.7%、1月の3,9%。
これは経済成長の鈍化によるものであろう。

今後は更に経済成長鈍化によりインフレ率は下がり、金利下げの余地ができる。

昨年8月に26年ぶりのインフレ率8,5%を記録、これはガソリン価格の41%高や食料品の高騰によるものである。

2009年度は当初3,5%成長としていたが、世界的な恐慌により成長が鈍化したため、大規模な経済刺激対策により1%成長を目指すとしている。

先月2%まで中央銀行は利下げをしているが、輸出や工業生産は低迷している。

世界経済回復までどのように内需を回復させるかが重要な政策になるだろう。
だが、今年の回復はまず見込めない現状から、マレーシア政府は難しい課題を突きつけられるだろう。



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タイ麻薬戦争

Abhisit Vejjajivaタイ首相は、4月1日から6ヶ月間を麻薬取締り強化期間にすると公表した。

現在海外逃亡中のThaksin Shinawatra元首相が、2003年に麻薬取締りを強化して2500人に上る死者を出したことを思い出す。

深刻な麻薬問題がタイ社会に根深く存在することを印象つけられる。
2003年当時麻薬中毒者が46万人とされていたが、昨年は655,000人に上ると言う。

特に隣国世界第2位の麻薬生産国ミヤンマーとの国境の取締りを強化するとしている。

しかし、この政策は元首相の人気政策でもあり、これを真似ているとの批判もある。

これを受けてか昨日、米国との共同捜査で麻薬王Khun Saの親戚である麻薬密売人グループを検挙した。

なんと現金48 million baht、16台の高級車、高級時計、ショットガンなども含めて120 million bahtを押収した。

米国のDrug Enforcement Administration (DEA)、Department of Special Investigation (DSI)、Narcotics Control Board (ONCB)が共同で、チェンマイ、チェンライ、バンコクの3箇所を捜査し関係者を逮捕した。

このグループはタイ、ミャンマー国境で麻薬生産拠点を構えていたようである。

根深い麻薬問題はタイ社会に深刻な影を落としているが、そこには警察や関係者の汚職も根深い問題があり根本的な解決への道は遠いだろう。


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オーチャード家賃下落・シンガポール

シンガポールと言えば、オーチャード通りが有名である。
高島屋、伊勢丹、また多くのブランド店などあり日本人にも馴染みのあるショッピングストリートである。

5年間右肩上がりのオーチャードの賃料はここにきて落ち込んでいる。
更に年末に向けて更に20%の下落はありえる状況である。

平均賃料は,S$34.90(psf)

新しいショツピングセンターも多くが開業を向かえ、供給過剰になり更なる賃料値下げの圧力にもなる。

勿論、オーチャード以外の商業地域では賃料下落傾向は鮮明で平均賃料はS$28.30(psf) 同様に15%は賃料が下がることであろう。

昨年までの異常とも言える賃料高騰から一転して大幅な下げに見舞われていることが鮮明になってきた。

ポルシェ初の４ドアスポーツカー

ポルシェ初の４ドア４シーターのグランツーリスモとなる"パナメーラシリーズ"
が日本では25日から予約が開始される。

４月20日に開幕する上海モーターショー2009でワールドプレミアを迎える。

大ヒットしたＳＵＶ「カイエン」に続くポルシェ第４のモデルレンジとしてデビューを飾る。

ＦＲの４ドア・スポーツカーというモデルはこれまでのポルシェの常識から逸脱している。

サルーンの快適性。スポーツカーのパフォーマンス。
スポーツカーしか造らないという歴史を持つポルシェはこの車種に挑戦する。

パナメーラ　Ｓ　4.8リッターのＶ８エンジン　400馬力
時速０～100kmの加速タイムは5.4秒、最高速度は283km。　1374万円

パナメーラ　４Ｓ　4.8リッターのＶ８エンジン　４輪駆動の上級モデル
時速０～100kmの加速タイムは5.0秒、最高速度は282km。　1436万円

パナメーラ　ターボ　4.8リッターツインターボＶ８　500馬力
時速０～100km加速タイムは4.2秒で、最高速度は303km。2061万円

マレーシアなら、この日本価格の2-3倍になることは間違いないだろうが、年内にはＫＬ市内でもお目にかかれるだろう。