追加の祝日・タイ

タイ政府は、今日ソンクラン（タイ正月）の延長を決めたため10連休になる。

今回の騒動で台無しのタイ正月、バンコクではお祝いムードが戦場になった。

しかし、金融機関などの企業は今週の木曜日、金曜日についての営業を自ら決めれるとしている。

先週の金曜日もサミット妨害のため急遽休日になっている。

今週末までに治安を回復させ、元の安全なバンコクに戻すことが至上命題であろう。


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タイの今後

タイでの今回の反政府デモのリーダーなどを逮捕、起訴することを警察が公表した。

非常事態宣言時における抗議活動は違法であり、逮捕状を求めているとした。

今後も軍と警察によりバンコク市内主要50箇所に警備体制を敷き、今後の安全を守るとしている。

既に3週間に渡り首相府を占拠してきたが赤シャツ軍団は既に退き、治安が回復しているようであるが、今後も継続的に反政府運動を続けることだけは間違いないだろう。

タイ株式市場は、タイ正月のため休んでおり、木曜日以降に今回の一連の騒動の反応が見れることになるがアジア市場は今日上げており、投資家がどのようにタイ市場に反応するかである。

国際社会にタイの政治は安定していないことを露見したことだけは間違いなく、海外からの投資や今後の観光業への打撃はかなり大きい代償になった。

Abhisit Vejjajiva首相の支持率は60%前後と非常に安定しており、経済政策が順調に効果を出せばより支持率は安定する。

逆にThaksin Shinawatra元首相は、正月を潰し、世論、マスコミまで敵に回すような結果になり今回の作戦は完全に失敗であり、帰国は遠のいたとも言える。

明らかに元首相が一連の反政府行動の資金援助をしていることは明白であるが、ほとんどの資産がタイ国内で凍結されており、海外資金が底をつく日が来ることになるのではないだろうか。

元首相派の次の一手を見守るしかない状態である。


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英字新聞強く非難・タイ

タイの英字新聞Bangkok Post、Nationの両紙が、今回の”赤シャツ”の反政府運動を強く非難した。

赤シャツは民主主義を求めているのではなく単なるテロリストであると表現している。

法を遵守せず、民主化を求める行動としては国家安全保障を犯しており首都バンコクを危機に落とし入れ、タイの正月に当たるソンクランをめちゃくちゃにした赤シャツ軍団とそれを操る元首相派を国民の敵とするAbhisit首相は正当としている。

前代未聞のサミット中止、バンコクでの抗議デモで2人が死亡し、100人以上が負傷した騒ぎはいつ収束を迎えることができるのだろうか。