TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

房総ドライブ 棚田から海へ

2009-06-21 | 写真日記

梅雨の晴れ間が広がった土曜日、アクアラインの休日割引を利用して、房総をドライブするにはいいタイミング 

アクアラインができた頃の通行料金といったらバカ高くて、それが値下げされたとはいうものの、まだお気軽に行ける料金ではない。休日割引の1,000円が妥当な額だと思う。はやく平日も1,000円にならないかな。

さて、行きたい場所はいくつかあるものの、今回は南房総・鴨川に焦点を合わせ出発。ここには首都圏にいちばん近い棚田「大山千枚田」があって、以前から気になっていた場所なんです。
アクアラインから山側の道で、館山道、房総スカイライン、鴨川有料道、長狭街道と走ると、2時間足らずで「大山千枚田」に着きました。

 

  

 

平坦な土地が少ない南房総の山間部では、山の斜面を利用した棚田がつくられ、この千枚田の起源は不明としながらも、江戸時代まえからのものと推測されています。


 

  

 

県内最高峰の愛宕山(あたごやま)標高408mから北西約2kmに位置する「鴨川大山千枚田」は、標高90~150mの斜面に、大小の水田が、東西約600mの範囲に連なり、田んぼの数は375枚ということです。田んぼの最高部に立って棚田を眺めると、その景観は美しく、田植えがすんで間もない田んぼは、目にも鮮やかな緑の段々が広がり、心地いい風がわたってきます。

 

  

 

現在は、地元農家の協力により「棚田オーナー制度」が導入され、景観の保持とともに、都市市民の農業体験の場としての活用が行われています。
平成11年には「日本の棚田100選」に認定され、また14年には千葉県の指定名勝にもなって、この日も観光バスやマイカーで訪れた人たちが、長閑な風景のなかに溶け込んでいました。

 

   畦道ではしゃぐ子ども

 

     
  絵を描く人                      これがライスの草か・・・
                               (
ブロンドの髪がきれいな男の子の感想?)
                               

 

棚田の風景は、季節によって、また一日のなかでも光によって、さまざまな表情が見られ、それぞれが美しいことと思います。いつかまた、季節を変えて、訪れる時間を変えて来てみたいなぁと思いました。

棚田のある周囲をすこし歩いてみました。
ぽつんぽつんとある民家、その入口はどの家も花が植わっていて、いまは紫陽花がきれいに咲いています。ゆったりとしたスペースと緑に囲まれた山間の暮らしもいいですね。
気温はぐんぐん上昇して夏日となりましたが、山から吹き下りる風が気持ちいい棚田です。

 

 

  

景色はガラッと変わって、山から海に下りてきました。
鴨川のビーチ周辺には公共の駐車場が見あたらないので、横道にとめて小走りして海へ。

さえぎるものない開放的な空間、空と海のブルー、白い波、やっぱりいいですね。

                  

 

 

ビーチからすぐのところにある国道沿いに、ステキな造りのショップがありました。

  

 

                  

サンタフェ風の建物のショップは、「ルービーハウス」といって、ナチュラル・アウトドア・ブランド<ルールズピープス>のコンセプト・ショップです。

2階の屋根には雑草が茂り、店のまわりでは花が海風にそよいでる、、、曲線をとりいれたデザインに、木の温もりが感じられる建物、ステキですね。
これらの建材には、地元産のものとリサイクル素材が使われているんですって。

  

壁に埋め込まれたビーチグラス、川で拾った石は石積みされてと、楽しくて夢のあるアイディアがいっぱい。さらに、階段と手すりの一部には、拾い集めた約400個のコーヒーの空き缶が埋め込まれて強度を保ち、重さを軽減しているそうです。

屋根のソーラーパネル、コンポストトイレ、雨水利用、熱を遮断するための草屋根、浄化システムなどなど、徹底した自立・循環型の店舗は、ほんとうにすみずみまでよく考え工夫されています。既存のインフラに頼らない、これぞホンモノのエコといえる建物は、これからの家づくりに大いに参考になりますね。

 

            

気になるショップの中ですが、オーガニック・コットンやヘンプ素材で作られた服や小物が並べてあって、無添加のパンやスィーツなども販売しています。

  地元アーティストによるアクセサリー

          

            

今夜はライブがあるとのことで、お庭にも売り場が移動。ライブにどうぞと言われたけど、夜までいるわけにもいかないしで、またいつかの機会に。。

このあと勝浦まで足を伸ばそうかと考えたけど、いきなりの暑さにバテ気味だったこともあって、早目に引きあげました。 横浜着15時、約半日ながら十分たのしめた房総のプチ旅でした。。