TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

遅い春

2017-04-30 | 写真日記

4月下旬、標高650mの山奥の村にもようやく桜が咲き、春らしい景色が見られるようになった。

 

寒さ厳しい冬の時期には、自宅から歩いて10分もしないところで綺麗な霧氷が見られた。
以前なら霧氷を見るために、丹沢の塔ノ岳や大山に登ったものだ。雪の山道を何時間もかけて
登った先に美しい霧氷が見られるのだが、天候などの条件に左右される自然現象だけに
ステキなタイミングが要る、、。

 

  

山間のくねくね道を走っていると、わっとばかりに花が咲いた農家の庭が眼下に迫り
思わずクルマをとめて庭先にお邪魔してみた。芽吹き前の山々に囲まれた集落のなかで
ここだけぽっこり春の彩りにあふれていた。裏の畑で採ってきたばかりという菜っ葉を
洗っていた婆ちゃんがいらして、見ず知らずの私に、抱えきれないくらいたくさんの
菜っ葉を持っていきなさいと差し出した。まぁまぁありがたいやらうれしいやら
もうすぐ子どもが生まれる娘にも分けて、食べてもらうわ!そう私が言うと、
婆ちゃんはなぜかふいに涙ぐんで「また、おいで」「また、おいで」と、繰り返し呟いた。

 

のんびり朝の散歩としゃれこむ 
キジの姿もよく見るようになった。山間地域の春は遅く、雪の降らない日でも
道路は凍結の不安があり、寒い期間が長く、山奥ゆえの不便さがつきまとい
生活するにはラクじゃない。そういった環境によるストレスから解放され、瑞々しい
若葉におおわれる山を目にする日ももうすぐだ。

 

さらに標高が高い忍野村は、5日後の25日に桜が見頃となった。
忍野八海の新庄野川を彩る桜はたわわに花をつけ、春を美しく演出する。

 

  

 

 川のほとりにはスミレも咲きだして
可愛らしくも控えめに春を告げていた。
空はめずらしく晴れあがり、花見日和となったこの日 
私たちは蓬餅をほおばりつつ花を見て歩き、山村の遅い春を楽しんだ。

 

 

 

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山中湖 秋のプチ散歩

2015-11-11 | 写真日記

山中湖岸のカエデが紅葉の盛りとなった。
その華やかな彩りに引き寄せられ、

ここはクルマをパーキングに入れ、お手軽紅葉狩り

 

温かな陽射しに誘われてか、湖の周りをジョギングする人、自転車で走る人、
カメラ片手に散歩する人などがちらほら、。

 

湖からはお馴染みの富士、

そして、湖の縁でまどろむ白鳥さん、

           

羽にすっぽり顔をうずめ、気持ちよさそうに居眠り。。

 

 

あれっ、、、一瞬、絵本の世界に迷い込んだかな?と思わせるメルヘンチックな建物。

 

木製の可愛らしいドア、、、わくわくしちゃいますね~
ドアを開けて中へ入ると、魔法使い風なおばあさんが、、、
違った違った
、、ここは、いつも予約でいっぱいのイタリアンレストラン。
この日もすでに満席、残念でした・・・では戻るとしよう。。


お向かいのキャンプ場の林がいい感じ、。帰りはここを歩いて~
夏のころの賑わいもすっかり遠のき、ひっそり静かな晩秋のキャンプ場
厚く積もった落ち葉の絨毯、長い影の模様ができて、、、うんうん。

 

小鳥になった気分が味わえるかも??ツリーハウス、いいな

 

3本の樹に支えられ、そのうちの1本は家の中を突き抜けている。

 

  

キャンプ場から別荘が点在する通りに出ると、ここでもカエデが綺麗に紅葉
わずかな時間ながら、秋を楽しんだ小さな散歩

 

 

 

 

 

 

 

 

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美しい秋の一日

2015-10-22 | 写真日記

ようやく天候が安定してきた10月中旬、紅葉の進み具合が気になる。。
凸凹道を登山口へと分け入るように走る山道は紅葉の盛り
駐車スペースに着くと、真っ赤なハウチワカエデが迎えてくれた。

 

ワクワクする彩りが展開する秋の山、出合う紅葉にハッとさせられ
カメラを向ける。

 

落ち葉で敷き詰められた地面をまるく照らすやわらかな木漏れ日といい、
淡い色調でまとまった葉が秋のムードを奏でる。

 

合着した赤い二つの実が可愛いヒョウタンボク
花は蕾のときから仲良く二つ並んで咲いて、実になると瓢箪のような形に。

 

思わずカメラを向けたくなる美しいカエデ

 

葉の一枚一枚がビビッドな輝きを放って秋を主張。

 

 

徐々に標高が上がるにつれ、薄緑色だったカラマツもゴールデンに変わる。
斜面を上がっていく山道となる辺りは黄葉の盛りで、葉を透過して射し込む光が
温もり感いっぱいのオータムカラーとなって、それはそれは美しい!

 

つま先だって登ったカラマツ林で腰を下ろしてひと休み、
身も心もゴールデンに染まってしまいそうな秋景色、心地よい光に包まれる幸福感を
しみじみと味わう。秋の山って、すばらしい!

 

今回ご一緒してくださったステキなお二人
この日の陽射しのように優しく、温かいお人柄に、いつもいつも励まされています。
ありがとう

 

それから、場所を移して日本のヨセミテ廻り目平へ。
すご~く久しぶり、、、ア~ンド懐かしい。。

 

で、こちらも紅葉たけなわ、

 

 枝も

 

落ち葉も  秋色。。

 

 

遊歩道は明るく温かな彩りに満ち、秋へと誘う。
目に映る景色の、どれもが美しい秋の一日。。

 

       

 

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アザミと蜂窩織炎

2015-07-09 | 写真日記

富士山(山梨側)の山開きが行われた7月1日、
「晴れときどき曇り」の予報にしばらくぶりで
三ツ峠へ向かう。

予報に反して太陽は顔を出さず曇りベース、ひんやりした大気につつまれた登山道。
四季それぞれ、様々な花が見られる山道だけど、花の時期にはまだはやく

 


梅雨の時期らしい白い花、クサタチバナが
ちらほら咲きはじめている程度。


久しぶりの山行、歩きなれたジープ道をゆっくり時間をかけて登る。
夏の頃には、クガイソウが道の両側に涼しげな紫色の穂をなびかせ
目を楽しませてくれるのだが、梅雨真っ盛りのいまは花のラインナップも少なく
露を孕んだ木々の葉、爽やかな緑を楽しんで歩こう。

 霧に煙る山頂付近、展望は雲に

遮られ、辺りの景色もはっきりしないが、緑の中にわずかな光を点々と反射している花が、、、
サンショウバラが咲いている

先月初旬に訪れた西湖では、すでに咲き終わったサンショウバラにしか出会えなかったから
季節の進みが速い今年は、ここも同様かと思ったけど、やはり標高が高いだけになんとか
間に合って見ることができた。

 

富士箱根地区の山地に分布する日本固有種の薔薇、サンショウバラ。
陽射しがないと生きていけない、、、というか、そのくらい太陽が大好きな花で、
一説には、 陽のあたる地を求めて、火山から火山へと移っていくうちに、新しい火山である
富士山や箱根に生き残ったらしい、、、という説がある。

そうなのねぇ~真紅の蕾をひろげた花は大きく、明るさに満ちて、陽の光と交信するように
太陽の方を向いて咲くサンショウバラ。梅雨の時期に元気をもらえる花ですね。

 

さて、麗しのサンショウバラ、できるだけフレッシュな花のアップを撮ろうと草むらに
分け入り花の元へ。。 開花して二日と持たずに散ってしまう命短き花ゆえ、シベも
すぐに茶色く変色してしまう。そういったなかでここに咲いているのは良い状態のものが
多い。目指す花にカメラを向け一歩、二歩、「あ痛っ!」、、、脛にチクリと痛みを感じ
かがんで覗きこんでみたら、草むらに2、3本生えてたアザミの葉、その棘にに触れた両足脛から
血が滲んでる。ちょっとしたカスリ傷、たいしたことないと撮影続行。
ところが~、これが思わぬ展開となった。

山を下り、傷口部分はすこし痛みもあったがそのまま翌日を迎えると、
ふくらはぎから足首にかけて熱っぽく、腫れてきている。
さらに一日経ってみると、腫れが引くどころかむくんでいる状態。
これはマズイかもと、皮膚科を受診。
診察した医師は、「これは蜂窩織炎ですね」とキッパリした口調で言う。
「ほうかしきえん??」聞いたことない病名に、どんな字を書くのですかと質問。
すると医師はメモ用紙にサラサラと書いて渡してくれた。

蜂窩織炎とは、傷口からブドウ球菌などのバイ菌が侵入して起こる感染症で、
場合によっては入院治療となるやっかいなもので、とにかく安静第一、歩きまわったり
しないこと!と言われた。
いやぁ~まいった、、、ジッとしてなくちゃいけないのは何よりツライ

コトの起こりは、着用していたボトムス。パンツ丈が足首までない短めのものを着て
行ってしまったことによる。出かけようとして、肌がわずかだけど露出するのはマズイな
と思ったものの、着替える時間もなくそのまま出かけてしまった。
が、しかし、これまでこういったカスリ傷はほっぽっておいても自然治癒してきたことから
とくに気にとめることもなかった。
でも~、今までそうだったからといって、アクシデントが起こる状況はそれぞれに違う
のだから、軽々しく考えてはいけなかったのだ。
とりあえず傷口を洗い流すなどの消毒が必要だったと思う。
山では清潔な水が手に入りにくいこともあり、水分補給をかねてこうした場合の「水」を
持ち歩くことも必要だと思った。

 

 

 

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初夏の森で、、

2015-07-04 | 写真日記

 

 

わずかに肌寒さを感じる6月の森   曇り空から射し込む光は明るく
森の一隅ではクリンソウが
この時期らしい佇まいを見せて咲き      
バックのサルオガセとの対比もおもしろい。
 

 

 ほどよい湿り気を帯びた森のさわやかなグリーンに
つつまれながら辺りを散策する。下界の騒音はじめ、その他もろもろの雑事から解放されて
心身ともにリラックスできる明るい森は、じつに平和で気分がいい。

 

森の湿地にパラパラとばら撒かれたように咲いているのはカモメラン
花弁にピンクの斑点がチャーミングな小さなラン

可愛いらしいネーミングは
どこからきているのだろう、、、。

 

おやっ!これは何だろう??
枯草の茎にしがみついてジッとしている。
モフモフの白い毛皮を纏った小さな生き物、オオミズアオという蛾らしい。
ガにはチョウに負けないくらいキレイなものもいて、これもそのひとつ。
ワイン色のアシや翅の縁取りなど、カラーリングもお洒落。

 

いったんモフモフから離れ、しばらくしてからいってみると
おおっ変身している! ペパーミントグリーンの美しい翅がお目見え

大水青/Actias artemis 「月の女神」という学名の美しい蛾。
翅を開いてくれないかなと、しばらくはりついていたけど、どうも
その気はないようだ。そこで、webからお借りした画像を貼っておきます。

美しきもの、その命は儚く、、、オオミズアオは羽化すると口が退化、それで
食べ物を口にすることなく、幼虫のときに蓄えた養分で受精・産卵を終えてその後餓死。
なんとまぁせつない運命なの…
花にしても虫にしても、自然界に生きる小さきものたちが命を紡いでいくのは容易くない。
刹那を生きる小さきものたちのドラマが展開する森、そこには何かしら気づきがありますね。

 

 

 

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赤沢宿

2015-04-20 | 写真日記

はじめて赤沢宿を訪れたのは、2月も終わりの頃で、
フクジュソウが集落のいたるところで花開き、
セツブンソウが散らばるように咲いて、見頃を迎えていた。

連れていってもらわなければ訪れることもないであろう山間の集落
かつて宿場町として栄えた古い町並みがひっそりと山の斜面に並ぶ。

集落の入り口に「信仰と安らぎの里/赤沢宿」とあった立札どおり、高みから見下ろす景色や
民家の間を通り抜けて歩く小道には、福寿草の鮮やかな黄色い花が点々と咲いて和やかな
雰囲気に包まれていた。桜の木も多く、春にはまたどんな景色が展開するかと思い再訪を
考えていたのが実現した。

 

山肌にへばりつくよう(標高550m)にして民家が並ぶ早川町赤沢(重要伝統的建造物群保存地区)
いまから100年ほど前、身延山と七面山に参拝する日蓮宗信徒の宿場町として賑わったそうだ

その昔は、行き交う大勢の信徒で活気があったであろう集落も、いまは歩く人すら
見かけない静けさに満ちた山間の集落で、

ところどころで目にするソメイヨシノや枝垂れ桜の薄紅色の花が、静けさのなかに
華やかさを浮かび上がらせていた。 
 

   

 

赤沢宿のインフォメーション センターとなっている清水屋さんに向かう。

集落のなかで唯一の休み処清水屋。
旅館だった建物を一部改装して赤沢宿の案内所兼無料休憩所にしている。
コーヒーや甘酒など、カフェ的な要素も盛り込まれ、
1Fスペースをギャラリー、物販の場として活用。

 日本画の展示開催中

赤沢宿の雰囲気をよく伝える日本画 

 

  

入り口から急な階段を上がって2階へ。
見晴らしのよい部屋には炬燵が置かれ、お茶をいただきながら寛げる。

赤沢集落全体の雰囲気もそうだが、どこか懐かしい面影があって、
炬燵に入って足を伸ばしていると、久しぶりに帰ってきた我が家にいるような
まったり感がある。時代が進み、暮らし方もすっかり洋風化した今日ではあるけど、
障子と襖で区切られた部屋の紙と木による素材の温もり、
開け放った廊下越しに
望む景色など、不思議と落ち着いた気分にさせてくれる。

部屋の障子を開けると正面に七面山。

 

その昔、泊り客で活気づいていた旅館も、現在営業しているのは江戸屋旅館一軒だけ。
白い車が止まる右横段の上の赤い屋根が江戸屋。今夜の宿泊先だ。

 

 旅館としては機能していないが

昔の面影を色濃く残す建物が通りに並び、軒下にズラリと掛けられた講中札から
当時が偲ばれる。

別名「板マネギ」とも呼ばれる講中札は、講の定宿の印。

 

七面山登山口にある案内図を見ると、身延山に詣でた信徒は山道を3時間かけて下り
春木川を渡って、また半日かけて七面山へ向かったそうだ。その道程の途中にあるのが
赤沢集落で、信仰登山の休憩、宿泊地として発達した。

 

   

集落内の歩道は石畳が敷かれ、傾斜地を緩くカーブしながら集落の上下を結ぶ。
この石畳の道が赤沢宿の景観をとても引き立てている。

   

道の途中には水場が設置され、歩く人への優しい配慮が感じられる。
また石畳の発案はじめ赤沢の景観向上の計画、そして実行には、Uターンした
若者が中心となって結成された青年同志会によると聞いて、頼もしく思った。
歴史ある文化や自然景観もほっぽり放しでは寂れるばかりかいつか消滅してしまう。
「地方創生」が政策の一つとなっているいま、自分が生まれ育った故郷の良さを再認識
するとともに、光を当て、活気を取り戻すべく若い人たちが活躍してほしいと切に思う。

 

翌日の昼食は、気になっていたそば処/武蔵屋を予約して行ってみた。
石畳の坂道を上がった高台にある蕎麦屋さんで、赤沢宿内ただ一軒の飲食
施設でもある。 地元のお母さんたちが交代で打った蕎麦で味がいいと
評判の店だ。 ただ土日のみの営業なので、前回来たときは店が閉まっていた。
この日、すでに店内は満席に近い状態で混んでいたので、それならと外にある
テーブルでいただくことにした。

蕎麦に小鉢と天ぷら、キビを混ぜたご飯が付いた定食で¥1000
細く繊細なそば、ツユともにおいしく、天ぷらは朝に採ったという山菜が添えられ
季節の旬をいただくことができて、全体のボリュームも申し分なく、評判どおりの
おいしい蕎麦屋さんだった。

庭を縁取っていた 
黄色いサクラソウ、キバナノクリンザクラ???

 

付近を歩くと、随所で桜が満開

  

春の一日を心伸びやかに過ごせた赤沢宿だった。

 

 

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菜畑山

2014-11-21 | 写真日記

横浜から道志村に移り住み、まもなく2ヶ月になる。
ゆったりした村時間に慣れ、山奥の村特有の不便さにもなんとか慣れて
周囲の美しい自然をたのしむ余裕もでてきたところ。。。

国道に沿って流れる道志川を彩る紅葉も盛りとなった11月初旬、
見上げる山の紅葉が終わらないうちにと、菜畑山に登ることにした。

菜畑山へは、曙橋から登るのが一般的のようです。私も以前に登ったときは、
曙橋から細い林道をクルマで上がりました。しかしこの林道は舗装されているものの

 道幅が狭く、木の枝が散らばっている悪路で、

その枝を片づけながら進んでいくうち、これなら
歩いた方が早いとクルマを路肩に置いて歩きました

 

 

家の前から眺める菜畑山、山頂は雲にすっぽり蔽われて、雨もポツポツ
残念な天気だけど、登山口まで歩いていけるんだから気にしない~

 

  

   

R413和出村バス停向かいの「にいつ商店」横から、細い舗装路の坂道を上っていくと、
畑と民家のある丘になって、見下ろす景色には道志川の向こうに中学校の校舎が見える。

 

  道のわきに、ひときわ鮮やかなピンクのダリアが一輪。
庭から逃げ出してきたのだろうか、あたりに明るさを放っていた。

さて、登山口はどこだろう、、、きょろきょろしながら歩いていくと、民家の入り口に道標があった。

  

道は薄暗い杉林の中へと真っ直ぐに続いている。

道の中ほどに来たところで、何だろうと見てみたら痩せこけた野ネズミだった。
目のふちに血が付いているところから、何かにやられたのかケガしていて
死んではいないけど、動く様子はなくダメージがひどいみたい。可哀そうに。。。

 

  

道の突き当りに獣除けのフェンスが設置され、扉近くの幹に菜畑山の貼り紙。

 

  

フェンス扉を開けると、あまり歩かれていない心細いような道が、杉林の奥へとつづいている。
道は小沢に突き当たって右に折れ、沢に沿って上がっていく。

 

  

登山口から15分ほどで薄暗い人工林から解放され、明るい広葉樹の林に出た。

 

落ち葉が敷き詰められた樹林をしばらく行くと、曙橋からの林道に飛び出す。

 

  

立ち止まって何をしているかというと、

 

道の中央で微かにゆらめく天然のジュエリー発見!
蜘蛛の糸と雨の雫がつくる繊細で美しい自然のジュエリー
このままそっと、デコルテに飾ったら素敵なんじゃないかしら、、、などと見とれてしまった。。

 

かわいらしい黒い実はアオツヅラフジかな??

 

曇天の空からは時おり雨が降るあいにくのお天気だけど、

 野菊も咲いてくれてたし
たまには雲の切れ間から陽も射し込んで、光を投げかけてくれた。
私たちの他には歩く人もいない静かな山道、、。

 

  

熱いお茶とおにぎりを食べて降ってきた雨をやりすごし、林道をしばらく行くと菜畑山への山道となった。
ここからは檜の植林帯を緩やかにアップダウンしながら進む。

 

檜から広葉樹に変わってくると山頂が近い。地面はふかふか落ち葉のクッション。

 

まだ葉を残している樹もあって、きれいに紅葉している。

 

    

や~っと山頂(1283m)
一年ぶりの山歩き、体力もめっきり落ちて歩くスピードも遅く、すごく時間がかかったけど、
なんとか山頂を踏むことができた。右の写真は8年前に登ったときのもので、天気がよく
展望ばっちり、富士山も見えたのだが、この日はガスって展望無し。

 

さて下山は、広葉樹から杉の植林帯に変わったところから、その昔、まだ里山が人々の
暮らしに機能していたころ炭焼きなどに使われていた道で、ここを降りてみることにした。
「ほら、うっすらだけど、道の跡が残っているでしょ」
「えっ!どこ?」
しかし、よ~く見ると、ホントだ。なんとなく道らしきものの形跡がある。
けど~、膝が笑っちゃうような急斜面、最後まで降りれるかなぁ、、、。

日暮れが迫る山の斜面、足元に散らばる枝を拾っては投げながら先を急いだ。
来たときの登山道を使うより、早いかもしれない。
木立ちの間から民家の屋根が見えはじめ、走るクルマの音が聞こえてきて無事下山。
降り立ったところは登り口より山中湖方面に行った保育所の裏手。
すぐに「どうしみちR413」に出て、10分ほど歩いて出発地点に戻った。

小雨の中の歩きだしながら、たいして濡れることなく山行を終えることができてよかった。
まだ万全ではない体調ながら、山頂まで行くことができたのが喜ばしい。
山のスピリットを全身で感じ、それらに守られていると信じることで気分は高揚し、
歩みに変換できる。山って不思議、そして楽しい

 

 

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紅葉の遠見尾根

2013-10-10 | 写真日記

いろいろ事情があって、1年ぶりの更新となってしまいました。
昨年10月初旬は、紅葉に染まる遠見尾根を歩きました。夏に登った唐松岳、そのお隣に聳える
五竜岳からつづく尾根道を、秋に歩いてみたいと思っていました。

 

白馬五竜を目指して深夜自宅を出発。朝8時に白馬到着。

 

五竜テレキャビン乗り場「とおみ駅」から
わずか8分の空中散歩で、標高1500mの「アルプス平駅」に到着。

 

 アルプス平からはリフトに乗り換え
夏には様々な花が目を楽しませてくれるだろう草原の上を、スゥイィ~~~っと浮かぶように
移動。

 

  

リフトを降りて歩き出すと、可愛らしいクマが彫られた金属板があって、木槌が添えられている。
ガスであたりが見えにくいときに叩いて知らせるドラかな?微笑ましいデザイン

真っ赤に色づいたナナカマドの実がとても美しい! 今回は伊吹山をご一緒したmikiさんと現地集合して
再会を喜びつつ紅葉の尾根を楽しく歩きました。
「わぁ、きれいっ!!」何度も立ち止まって見入る秋の山、その色彩の見事さに圧倒されます。

 

 

赤、黄、橙、茶、緑、それぞれの色で主張する葉の一枚一枚が集まって山肌を
秋色に染めている様子は、自然の織りなす色彩の素晴らしさは言うまでもなく、
オータムカラーの温もりを感じて歩く山は、心までほっこりと温もりにつつまれます。

 

白い木肌が美しいコントラストを描くダケカンバもナイス!

  くねっと曲がった幹、そのしなやかな曲線は
踊るバレリーナのようだと、思わず近寄って触れてみた。この傾きを維持し続けるのは
容易じゃないと思うけど、がんばってね

 

  

足元では、秋の花といえばこの「紫の方」、リンドウが点々と咲いて、、、
つるっとした赤い実といっしょのツルリンドウもお目見え♪

優雅なうすむらさき色の花弁が、なんとも魅力的です。
淡いグラデーションを効かせた色付けは、自然ならではのタッチ、、、

 

 

   

道は歩きやすく、ガスがなかったら展望もよくて、楽しく歩けること間違いなし!
秋はおすすめです。

 

 

  

ゴゼンタチバナの赤い実、そしてこれはママコナ?

 

 

あいにくガスで展望なし。
五竜岳はじめ正面に聳える山々は見えずじまいなので中遠見で戻ることにした。
残念だけど、雨にならなかっただけ有り難いと思わなくては、。

 

来るときは通らなかったアルプス平自然散策路、 見下ろす景色はまるで紅葉の箱庭

 

包み込まれるような紅葉の散策路、秋を満喫できます

 

 

  

ここでもまず目を引くのはナナカマドの赤い実、かわいらしい実を鈴なりに付けた
ナナカマドは、山の秋を代表して目を楽しませてくれますね!

 

オータムカラーに癒されて、ココロのビタミンたっぷり補給
こんどはピヨピヨ隊も連れてこなくっちゃ~

 

 

 

高山植物園ではマツムシソウが盛り。淡い青紫の花びらが、ふわり風に揺れて咲いている
のを、山の草原などで見かけるたびにうれしくなる花です。許されるなら、両手いっぱいに
摘んでみたい、、、そんな想いに駆られる花です(^_^;)

 

   

めずらしい花、エビネセンノウ、ヒゴダイも見られました。

 

紅葉を満喫できた遠見尾根、
たのしい山歩きを終えて乾杯! 昨年秋に宿泊した「白馬モンピエ」に今年も宿泊。
昨年はひとり寂しくいただいた食事を、こうして二人楽しくいただくことができて、
美味しさも倍増。心のこもったフレンチのコースは、mikiさんにも気に入っていただけた
ようで、よかった、よかった よい一日を終えて、明日の戸隠高原が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

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檜洞丸 静かな初秋の山道

2013-10-03 | 写真日記

朝晩は肌寒さを覚えるようになった9月下旬、
朝の気温は17℃、降水確率0%の秋晴れということで、丹沢に向かう。

  

お天気いいので、西丹沢自然教室にある10台分の駐車場はすでに満車かと
思ったら、3台しかとまってなかった。平日って、こんなものなのね。
登山届をポストに入れて7時出発。

車道を5分ほど歩いた先にある登山口、つつじ新道に入る。ゴーラ沢出合まで樹林の中を行く
水平な道。滑落事故があったせいか、桟道に手すりが付けられたところが増えていた。

ゴーラ沢出合に来ると、あれ?以前には 
橋が架かっていたのがなくなって、飛び石で沢を渡るようになっていた。手前と奥、二度渡渉して
急階段の登り口に取りつく。ここからが長~い登り。立札があって「この先は急な登りが連続して
遭難事故も多発しているので、自信のないかたはここで引き返しましょう」と書いてある。
そんな危険なところってあったかなぁ~??

 

 途中一箇所展望台なる
ベンチがあって、木の枝越しに富士山が望める。だけど、「展望台」というほどではない、。

展望のない樹林に囲まれた道をひたすら登る。ピストンしたくない面白みのない道。

  

やっと花のお出まし、イワシャジンが一株。滑落現場と書かれた赤テープがヒラヒラする登山道
わきでダイモンジソウを見る。 傾斜のキツイ登山道には、以前はなかったハシゴが架けられて
登りやすくなっていた。

 

  

やがてブナに混じってツツジの木が多くなり、青空がのぞくようになると展望も開けてきた。
新緑の頃には、シロヤシオやトウゴクミツバツツジが咲いて目を楽しませてくれる尾根道だ。
朝陽が射し込むツツジのトンネル、うっすらと紅葉がはじまった葉に光が透過して美しい。
道標の下にベンチがあったので、ひと休み。

 

石棚山分岐を右に、同角ノ頭へ行こうと思って下りはじめ、しばらく行ったところで
時計を見て、う~ん、やっぱ時間がキビシイかもと来た道を戻る。

きょうは富士山がきれい!!

 

石棚山分岐から檜洞丸はわずかなのに、いつもここから山頂までがやけに

つらく感じるのはどうしてか、、。 

 

 

 澄んだ青空はうれしいけれど
暑さが応える、、、ヨイショヨイショ

 

   

陽射しいっぱいの草原にはバライチゴの実が、おひとついかがと赤い誘惑。
けど、バライチゴの実は甘みがないばかりか、生で食べてもおいしくない。
実のそばに、まだ咲いている花もあった。深山苺ともいわれる。

 

  

毛深い花びらのナギナタコウジュやトリカブトが木道わきでコンニチハ。。

 

  

やっとこ山頂(標高1,601m)着11:30、登山者は8人ほどと少ない。女性グループのかたと
記念写真を撮りっ合って、それからでブランチしつつ30分休憩。

 

高度感たっぷり、犬越路へ下る道。おっかなびっくり下ったここも、いまは階段が設置されて
歩きやすくなっていた。だけど、真新しい立札には「犬越路への道は、つつじ新道にくらべて
危険個所が多いので、通行にじゅうぶん注意するように」と書かれている。
うわ~ん(o´Å`)=з ビビるなぁ~ 

 

そして、崩壊した登山道の補修がいままさに行われていて、ヘリで運ばれた資材を
もとに工事が進んでいる。丸太を担いで歩く工事のおじさん。
大変ですねぇと声をかけると、いやぁ、天気よくて富士山も見えて、最高ですよと
笑顔でこたえてくれた。たしかに、こんな気持ちのいい仕事場もそうはないものね♪

ところどころ崩壊がすすむガレ場やザレた斜面が出てきて、ハラハラドキドキしながら
通過。山頂にいた人たちはつつじ新道ピストンで下山する人ばかりで、後ろからは
誰も来ない。落ちたら発見してもらえないんだから、気をつけよっと、。

そんな気の抜けない道がずっと 
つづくなか、登山道わきに咲く花が気持ちを和ませてくれる。

 

咲きだしたばかりのセンブリ、お初の出会いに感激

 

素晴らしい眺めの 
丹沢主稜、何度も足をとめて景色に見入る。

 

 

急にガサガサッと音がしてびっくりしたら、目の前をシカが横切った。
子どもを連れた母鹿で、子どもは好奇心旺盛なのか、立ち止まってこっちをジッと見る。

山でシカを目にするのはめずらしいことじゃないけど、野生動物と出会いはうれしい。
クマさんは例外として、、。

  

何度も立ち止まってこっちを見る♀の小鹿。かたや凛々しい顔立ちのお兄ちゃん鹿。

 

 

  

小刻みにアップダウンを繰り返しながら熊笹の峰へすすむ。

 

    

花の小さいリンドウが記憶に残っていたものだから、ここにきて大きなリンドウを見て
(キキョウくらいの大きさ)こんなに大きいのもあったのだと意外な感じ。。

 

熊笹の峰からはブナ林にシロヨメナが群生して延々とつづいている。
神ノ川分岐を過ぎてからも花はつづき、さぞかし盛りの頃はあたり一面真っ白となって見事ではと思う。

  

日陰の花はまだきれいなのもあるが、全体的には盛りを過ぎている。

神ノ川分岐からは大笄(おおこうげ)への登りとなり、そして小笄へは急でガレガレのやせ尾根を下る。

 

犬越路へとつづく稜線 
大室山がどっしりと大きい。鞍部が犬越路。

カメラをザックにしまい、慎重に下る。
登山道は鎖場とガレた尾根道が交互に展開、コース中で最も集中力が要る箇所。
ヘリで降ろした登山道整備の資材が各所に置かれていたが、ここらへんも歩きやすく
整備されるのだろうか、。
いやらしい急下りも一段落して、やれやれと思う間もなく、こんどは背の丈ほどある笹が
生い茂った道となり、迫る笹を払いつつ閉塞感に苛まれながらすすむ。
しかもこの藪漕ぎがけっこう長くて滅入る。
ハァ~(o´Д`)=з 犬越路はまだぁ?遠いなぁ~と、ひとりブツブツつぶやきながら
一刻も早く笹薮から脱出したい思いでガシガシ歩く。

 笹が一旦途切れたところにイワシャジンを見る。
花を前にぽぉ~と眺め、よくぞこんなところに咲いててくれたと、花に元気をもらう。

蔽いかぶさるように伸びたススキをかき分け、それから間もなくして犬越路へ着いた。
ここにも登山道補修用の資材が積まれている。
小奇麗な避難小屋とベンチのある犬越路、休んでいきたいけれど時刻を見ると16時、
ここから薄暗い涸れ沢をしばらく下らにゃいかんと思うと、日暮れる前に用木沢出合に
着きたい。お茶を一口飲んですぐに歩き出す。

犬越路からは東海自然歩道となるのだけど、初っぱなからまた笹薮で、その後も滑り
やすく歩きづらい荒れた道がつづく。かつて急斜面に作られた丸太の階段は土砂で
埋まり、あるいは流されて散らばり、朽ちている。
ま、だけど、転倒の危険はあっても転がって死ぬことはないので、とにかく先を急ぐ。

    

水音が聴こえてきて、ようやく沢に出た。よかった~まだ明るい(*´∀`)ノ
赤テープのところから向こう岸に渡り、沢沿いの道を行く。

 

思いがけなく出会えたシラヒゲソウ 
疲れを癒してくれる山の花

 

用木沢に沿う道は雰囲気よく、澄んだ流れを眺めながら気持ちよく歩ける。
丸木橋を何度かわたり返し、立派なアーチ橋を通過すると自然教室に向かう林道に出た。
犬越路からのCTを15分はやく到着。なんだ、やればできるじゃないヾ(´▽`*;)ゝ"
疲れた足に自然教室までの車道が長く感じた。

危なっかしいところも多々あるものの、変化にとんだこのコース、
檜洞丸山頂からは眺めもよく、西丹沢の山深さを感じながら静かな山歩きができる。
鎖場やガレ場を下りにとることになるけど、緑と水の潤いに包まれる用木沢がエンディング
となるコース取りは、ヒーリング効果もあってなかなかいい。
ツツジ咲く頃もよかったけど、歩く人が極端に少ないこの時期も捨てがたい。
時間に余裕をもってゆっくり歩けばたのしめる。

ところで、檜洞丸から下山中、ブナ林を歩いていると、なんとなく後ろから足音が
聞こえてくるような気がした。でも、後ろからやってくる人はいないとわかっていたので
ふり返ることもせず、ザックの荷物が音をたてているか、そんな気がするだけだろうと
思っていた。ところが後日、同じところを歩いた人のレポを読んでいたら、誰もいないのに
後ろで足音が聞こえたとあって、やだ、オバケ~~、、、な、ハズないよね。。

 

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秋の花が咲きはじめた高尾山へ

2013-09-23 | 写真日記

台風が去って2日目、空気が入れ替わり、湿度も下がって過ごしやすくなった。
空は雲一つない秋晴れで山日和、西丹沢へでも行ってみようかと調べてみると、
丸太橋の流失、沢の水位上昇、登山道に散らばる倒木など、台風の影響が出ている。
近所の公園でさえ、風で折れた小枝が散乱していたくらいだから、
丹沢の荒れようも容易に想像がつく。で、丹沢をやめにして高尾山に変更。

いまやインターナショナルとなった高尾山、台風後の整備もすぐに行われたのか
山道にも小枝ひとつ落ちていない。道に流れ出た土砂はせっせと掃かれ、
あちこち補修も行われていた。工事の人の話では、山から道に流れ出る水は
相当な量だったようで、それでも雨の降る中をカッパ着て山を登る人がいて、
とても信じられないことだと驚いていた。

6号路を進んでいくと、なるほど沢の水量は増えていて、大山橋を過ぎて
沢の中を飛び石づたいに歩くところは、いつもならお湿り程度なのが
きょうは勢いよく水が流れ、沢らしい様相になっていた。

  

ミズヒキ、ナガバノコウヤボウキ、ガンクビソウ、キツネノボタン、マツカゼソウなど
これといって目立たない秋の花が道ばたに並ぶなかで、数の多さで目立つのがヤマホトトギス。

 

また、地味系カラーの秋の花にあって 
小さいながらもピンクの花色が目立つハグロソウ。

 

 華やかさのあるピンクが目を引くシュウカイドウ
沢沿いや寺の境内で、こぼれるように咲く花があたりを明るく彩っていた。

 

拡大して見ると、星のような花が集まっていて美しいノブキ、しかし実へと変身して
からはひっついて離れないので嫌われ者、、。

 

ジャコウソウという名から、香料に使われる麝香の香りがするのかと匂いを
嗅いでみたけど、とくべついい匂いはしなかった。

 

  

冬に美しい氷の花を咲かせるシモバシラ、花が片側だけを向くのもおもしろい。
セリ科の異色な存在ノダケ。暗紫色の花といい、膨らんだ形の葉といい、かなり個性的。

 

延々とつづく階段をハァハァのぼって山頂 
とりあえず富士山を眺め、照りつける陽射しに追い立てられるようにして退散。
木陰は涼しいけれど、日なたの容赦ない陽射しは真夏なみ、、、ひぇ~暑い

 

はて?葉に刺さるように付くオレンジ色の実、これは何なのだろう?? 
誰かがいたずらしてこうなっているのかと思ったけど、そうでもないみたいな、、
台風のいたずらでしょか、。

 

  

林の縁で涼しげに咲くタマアジサイ、陽だまりのヤクシソウ。

 

きょうこそは高尾名物の天狗焼きを買おうとケーブル乗り場へ向かうと
サル園に併設されている野草園の案内板に、キレンゲショウマの写真が貼ってあるのが
目に入り、先日御岳山で見損なった花でもあるので見ていくことにした。
サル園は、
遠い昔に一度入ったことがある。でも野草園はなかったような気がする。

  

山の斜面にところ狭しと並ぶ季節の山野草が約300種、へぇ~こんなにあるとはオドロキ!
まずはフレッシュなギボウシ、ヤブミョウガは登ってきた山道にもたくさん咲いていた。
花は直径1cmほどと小さく、透ける花びらから黄色い花粉をつけた雄しべが飛び出す
繊細なつくりは、なかなか美しい。

 

  

自生が稀な植物といわれているキレンゲショウマは、和名がそのまま学名(Kirengeshoma 
palmata)になっている一属一種のめずらしい植物。
英名はYellow wax bells そのまんまというか、わかりやすい。。

  

蜜が豊富で葉も味がいいのか、やたら虫がブンブン集まってきていて、たいていの葉は
虫に食われて穴だらけ。また、きれいな状態で咲いている花がなく、もともと大きく花開くことが
ないようで、わずかにぽそっと開きはじめると同時に花弁の先が茶色く変色するみたい。

 

  

よく見かけるキバナアキギリにしては花の色がちょい違うけど、どうなの??

あちこち散らばるように咲いていたスズムシバナ(鈴虫花)、白花もあった。

 

 

台風で倒れかけたらしい、カリガネソウ。


 

秋らしい風情が感じられる花。

 

 

 

      

野草園の端っこにあったツチアケビ。一瞬ギョッとさせられる色と形がインパクト
見た目もスゴイけど、その生き様もしたたかなツチアケビ、古くからおいしいキノコとして
食用されているナラタケに寄生して養分を得ている。そのナラタケも、立木を枯らす「ならたけ病」
を発症させるほど菌の分解能力が非常に強く、黒い針金のような菌糸を土中で伸ばして寄生する。
で、ナラタケは、うまそうな芋があったわいとツチアケビの根っこに侵入。
ツチアケビは「ふふっ」とばかりにいったんは侵入を許すも、菌糸が細胞の中に入ってきたところで
ごちそうさまと消化する。ナラタケが横取りしてきた養分を、さらに待ち構えてゲットするわけね。

史前帰化植物のイヌホウズキ。(オオイヌ、アメリカ、テリミノと種類があってどれも似ている)

 

1時間ほど野草園を見てまわるうちに、
おサルのショータイムは終わってしまったので、サル山を見ていくことにした。
サル山も以前のものとは違い、立派なガラス張りになってリニューアルされていた。
「これっ、ジッとしていなさい!」とかなんとか、しきりに子猿の面倒をみる母猿微笑ましい~

 

 いつも店先に行列ができている「天狗焼き」
そんなにウマイのかとずっと気になっていたもの。きょうは行列もなくすんなり買えた。
歩きながらさっそく食べてみると、焼きたてホカホカの餡には豆が混ざっていて、
パリッとした歯ごたえの皮と微妙にメロディアス おいし~~~い
高尾山に来るときのお楽しみが増えた。。

 

 

遠くから見たときビールのホップかしらん?などと思ってしまったけど、ぜんぜん違った
ヤマホウズキ。 先ほどのイヌホウズキとおなじナス科。
もうしばらくすると薄赤くなって、さらに可愛らしくなるそうだ。

赤く色づいた 
ところも見たいなぁ~

 

 

お初の出会いツルギキョウ 
咲いたばかりらしく、開花しているのは2つだけ。

 

 

現存確認できているのが13都県、生存株数700程度だそうで、
100年以内の絶滅確率96%だという。
生息地の環境破壊、自然遷移、さらに人の採取によって絶滅が早まる。

 

つぼみはいくつもあったけど 
花の未来はと考えると、あまり明るくないのが哀れ、。

 

 

 ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)バラ科キイチゴ属
冬に甘酸っぱい赤い実ができる。フユイチゴとよく似ていて、両方の特徴をもった雑種も
見られるそうだ。木苺の実はおいしいのが多く、自分的にはモミジイチゴ、ナワシロイチゴ
3番目がこのミヤマフユイチゴかな、、

残暑厳しい一日だったけど、秋の花に、いろいろ可愛らしい実も数多く見られて
たのしく歩けた高尾山だった。 山からの眺めは、すぐ下に住宅やビル群が迫り

多種多様な植物が息づく山であることが不思議に思えるくらいだ。
それだけに自然が残された貴重な山だというのがわかる。
これから日一日と秋は深まり、やがて山は紅葉に色づく、そのころまた来てみよう。


 

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