TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

富士を眺めに金時山へ

2012-11-30 | 写真日記

11月中旬、雲ひとつない空を見て、金時山へ行くことにする。

大井松田ICを降り、足柄大橋を渡っていると、
右手に金時山とその向こうに富士山の白い頭がのぞいている。
金時山では毎度富士山にフラれっぱなし、きょうは山頂で富士を見られるかな?

前回9月に来たときは、足柄峠にクルマをとめて林道をてくてく歩いた。
車止めのゲートまでもそこそこ時間がかかるし、舗装路を歩くのもかったるいしなぁと思っていたら、凸凹だった林道の入り口付近に砂利が敷かれ、ほぼ平らになってる!
(*´з`)<ヤッタァーこれならゲートまで行かれる~

手前、奥ともに駐車スペースは余裕。 
ここから山道に入るまでの林道歩きは苦にならない。

 

ほとんどが枯れる寸前だったけど、きれいに咲いているリュウノウギク?

 

そしてコレは何の花だったろう? ぽわぽわの綿毛がかわいくてきれい

 

葉の少なくなった梢ごしに、斜めに射し込む光が影をつくる晩秋の山道。

 

富士を眺めてひと休みするのに最適な猪鼻砦跡、ベンチの真正面に富士山。

 

  

ゆくてに金時山が大きくなってくる、明るい尾根道。遅ればせながらこのカエデだけ紅葉している。

 

道のわきにはリンドウが 
ところどころ見られる。花という花がすっかり姿を消した時期にも、リンドウだけは咲いていて、見つけるとうれしくなってしまう。

 

日陰になった急な山道を、干支の名がついたハシゴを12個のぼりきると山頂に近づく。
金時茶屋の裏手から山頂に出ると、景色が一気に開け、すばらしい富士山が目の前だった。

ベンチの空いているところを見つけ、ようやく対面できた富士を眺めながらおにぎりタイム。
高さ、優美さともに日本一の富士山、そして金時山からの眺めはすばらしい!
何千回も登っている人が多いのもわかる気がする。

後ろに下がって方位盤からの富士。やっぱ富士は眺める山かなぁ~

休んでいる間にもぞくぞくと登山者が上がってきて、平日とは思えない賑やかな山頂。
箱根方面からのハイカーが多く、足柄峠から登る人は少ないみたい。

1時間近く山頂で過ごし、正午には下山。
のぼり90分、くだり60分と、ゆっくりしながらも午前中に下山できるお手軽さ。
矢倉岳にも登っていこうかな、と、考えたけど、気になっていた地蔵堂へ寄ってみることにした。

 車道から望む矢倉岳
貼り付けたように緑の四角形になっている植林がなんとも不自然なカンジ。

 

  

金太郎伝説が残る地蔵堂地区、お堂には、山姥像(金太郎の母親)などが保管されているそうだ。
お堂のはす向かいに生椎茸の無人販売があったので、さっそく一袋購入。

近くには金太郎が産湯をつかったといわれる夕日の滝(毎年1月半ばに夕日が滝口に沈むところから名がついた)があり、滝の下流には金太郎が動物と遊んだ「金太郎遊び石」があるそうだ。
「自然の子」金太郎にあやかるように、いつかぴよぴよ隊で訪れたい(@^-^) /

 

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晩秋の三ツ峠山

2012-11-26 | 写真日記

 

山中湖から富士がきれいに見える。

 

 

ちょうどもみじ祭り 
開催中で、湖岸は華やかに色づいて紅葉が見頃。

 

 

11月も半ば、秋晴れとなった16日に三ツ峠へ向かう。
かぞえてみると、今年は5月からこっち三ツ峠へ7回登っているけど、富士山がきれいに見えた日はない。山頂に立つ時間にもよるのだろうけど、簡単には姿を見せないところもさすが富士山。

河口湖大橋を渡って、新御坂トンネル手前を右折、登山口へとクルマを走らせる。
三ツ峠登山口バス停には観光バスが2台停まっていて、バスを降りた団体さんがぞろぞろと登山口へ歩いていく。駐車場に着いてびっくり、平日にもかかわらず駐車場は満車で、路駐しているクルマも多い。 
わぁ、タイヘン(;・д・) 停めるところないかも~
が、、、一台分空きがあった~(*^ー゜)v ブイ♪ よかったよかった。。
紅葉シーズンは平日でも休日並みに混雑することがわかった。

 

    

落ち葉の積もる登山道をえっさか登っていくと、イヌブナかな?

まだ葉を落とさずにいる 
木もあるけど、落葉してるのがほとんど。紅葉は先週あたりがピークのようだ。

 

1時間ちょっとで三ツ峠山荘下の展望地に到着。

やっと雲のかからない綺麗な富士山と対面、さっそく記念のツーショット、やほほっ
秀麗な富士を独り占めしながら昼食、おにぎり1個におかずは富士山、はあ~おいしい~
と、絶景を楽しんでいたのもつかの間、観光バスの団体さんがドッカドカとやってきて
もみくちゃにされつつ急ぎ退散。なんでもそうだけど、いいときはチョットだけ。。。

 

 

 木無山へ向かう尾根道のカラマツは 
落葉寸前。春から秋にかけて花を楽しませてもらった稜線も、いまは晩秋の雰囲が濃厚。

 

道の左手奥にある岩場からは、

 

富士山はじめ三ツ峠山頂開運山と眼下に広がる景色が見渡せる。

 

   

道をもどって三ツ峠山荘へと歩くと、山荘前のカラマツが黄金色に輝いて、その先ではマユミが紅葉。
濃いピンクの実がたわわに生って陽射しに映える。

 南アルプスの眺めもいい。
秋晴れの空と展望を満喫できたので、開運山はパスして下山。

 

標高が下がるにつれて

黄葉した木々が目を楽しませてくれる

黄色に橙色がアクセントの秋色 

 

いい感じに色づいている清八林道入り口。

 

来たときは日陰になっていたせいか気づかなかったが、駐車場の紅葉がピークだった。

登山口に着いたとき、「あらっ!」と驚いた声がしたので目をやると、
茅ヶ岳でお会いしたおばさまだった。クルマも私の隣に停めてあったのに気づかなかった。
このところ誰かしらと山で再会することが多く、これもまた楽しい。

 

この日、いちばん見事な紅葉は御坂みちへ向かう林道だった。
やわらかな暖色の広葉樹、黄金色のカラマツ、秋の明るい光と色に包まれる林道、走り去るのがもったいなくて、なんどもクルマを停めて景色に見入る。

午後の陽が黄葉の木々に射し込み 
色づく葉のカーテンは光を透過してゴールデンイエローに輝いて美しい。

真夏でも涼しい三ツ峠は、11月も中旬となると大気は冷たく、歩いても汗をかくことはなかった。
澄んだ空と、裾野を伸びやかに広げた富士を眺めることができた晩秋の三ツ峠、春から夏にかけては花を楽しませてもらいに何度となく訪れた。明るい山容といい、いつ登ってもなにかしら発見があて、好きな山のひとつ。どの山にしようか、迷ったときはとりあえず三ツ峠、たぶんこれ正解+.(´∀`*).+゜.

 

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菰釣山(こもつるしやま)

2012-11-19 | 写真日記

 朝からよく晴れあがった空、
山日和の11月2日、フロントガラスごしに富士山バッチリ東名ハイウェイ

 

山中湖の湖岸は紅葉、快晴の空をバックにした富士が美しい!

 

 
山中湖周辺で走行しているのを何度か見かけたKABAバス、水陸両用のバスということだが、
水中を走るのをはじめて見た。朝の早い時間だったので、たぶんテスト走行かな?
スルスル~と水の中へ入って、スイスイ~っと水上を走って(泳いで?)いった。
意外に速い、カバも真っ青(^m^ ) しかもオープンカー、いいね~
水陸45分間のドライブで乗車賃¥2000だって、いつか機会があったら乗ってみよう。。

 
さて、山頂からも富士の眺めが期待できそうなので、それなら三ツ峠、菰釣山あたりが
よさそうだ。どっちにしようかと迷ったあげく、4年ぶりとなる菰釣山へ登ることにした。

 

菰釣山は西丹沢のいちばん端にある地味な山で、訪れる人も少なく、
静かな山歩きが味わえる。東海自然歩道の稜線には避難小屋も完備。
道志の森キャンプ場からだと、城ヶ尾峠と結んで歩く周回コースが一般的。
 

 

道志の森キャンプ場にクルマを 
置いて出発。登山者は駐車料金¥500を管理棟へと掲示されているので、行ってみると
誰もおらず、帰りに支払うことにして歩きだす。キャンプ場内はうっすらと紅葉。
人気のないキャンプ場を奥へと進み、三ヶ瀬川が西沢と東沢に分かれる二又を西沢へ。
東沢に沿う道は城ヶ尾峠へ。

 菰釣山登山口まで、林道歩き約40分。
ここを歩くのは2008年の年末に来て以来2度目。4年前を思い出しながら
歩いて行くと、途中から林道が激変している。道は大きく崩れ、陥没も激しく、
以前とはかなり様子が違う。この先は大丈夫なのかなぁと不安な気持ちで進む。

林道を左へ折れ曲がったところに 
菰釣山の道標があったのでほっとする。

そして見覚えのある景色が現れ、そろそろ登山口だったなと歩くも、
いっこうにそれらしきものが見当たらず、行く手は沢になってしまった。
あれ~ヘンだな、見落としたかなと、道標があったところまで道を戻ってみる。

 探したのはこの登山口
登り口・1時間25分と書かれた立札に古びた梯子、飲み水用のパイプ。
道標からすぐのところにこの登山口が、4年前にはあったのだ。

こんどはよく見ながらまた沢の入り口まで引き返すと、この登山口があったあたり
山が抉り取られたように大きく崩れている。林道の荒れようといい、暴風雨によって
相当なダメージをうけたみたいで、どうやらこの登山口も消滅したらしい。

 

さて、どうしよう・・・  
左の林道へ入ってみたりしてウロウロ、地図を広げてみるがはっきりしない。
ただ、目印のピンクテープが沢の奥へおいでおいでと付けられている。

 なんだかなぁと思いつつも
テープをたどり行ってみることにした。おそらくこの沢はブナ沢だろう。

こんな桟橋で何度か沢を渡り返しながら進む。 

 

薄暗い沢も、陽が射し込んでいるおかげで歩く気もするが、そうじゃなかったら
行く気にはなれない。それでも紅葉した葉が散らばる様子は綺麗で、

しんとした静けさのなか、カエデの紅が光に浮びあがる。

 

また沢を渡るところにきて、このままずっと沢を遡っていくのかなぁ?
これ以上よくわからない道を行くのはやめた方がいいかも、クマさんに出遭ったり
してもなんだし~と、残念だけどきょうはここまでにして帰ることにした。

まわれ右をして5分くらい歩いただろうか、先の方で足音がして登山者がやって来た。
やったね! 菰釣山へ登られるのでしょうかと声をかけ、道を確認。やって来たのは
ご夫婦連れのかたで、まえにももここを通って山頂へ登られたという。

上の画像で中央に位置する木にテープが巻かれていて、その後ろから山道に入る。

 

この急斜面の山道は 
はっきり記憶に残っている。林道が崩壊して登り口が変わってしまったようだ。

 

ここだけが唯一キツイ登り。

登りきるとブナ沢乗越で 
東海自然歩道の尾根道となり、左は城ヶ尾峠へ、右が菰釣山で山頂まで40分。

 

 ブナ沢乗越からすぐの避難小屋

   

小屋内は綺麗に使われ、清潔に保たれている。 テーブルに小屋日誌が置かれていた。

パラパラめくって読んでみると、
先月20日(土)に単独行の男性が書いた日誌には、
ブナ沢で木に登っているクマと遭遇、クマの方が先に気づき、脅えた様子で
あわてて木から降りてくるところを見て、男性も急いで尾根に駆け上がったそうだ。
ムムッ、な~んかクマが出てきそうな感じがする沢だったが、やはりそうか・・・

黒くて、それほど大きくないクマだったとある。
このところやたらクマに襲われる被害が各地で続発しているが、
ツキノワグマは本来とても臆病なのだそうだ。それで、人間にばったり出遭ったり
すると、クマもびっくりして襲いかかるのかも??
威風堂々としたカモシカなど、人間を近くで見ても一瞥するだけで落ち着き払っている。
クマちゃんてば、ソンな性格ね~

 

  

ブナの紅葉が美しい尾根道は、傾斜も緩やかで歩きやすい。

 

ブナとカエデがミックス 

 

イロハモミジの黄葉が陽射しに映える。

 

上はブナ、下はハウチワカエデ? 
ほとんどがブナでカエデは少ないこともあって、カエデの赤が目立つ。

 

ブナ林の向こうに、こんもりした山頂が見えてきた。

 

ブナに囲まれた静かな山頂は 
標高1,379m、西側が開けていて展望がよく、まったりと寛げる雰囲気もいい。
菰釣山は山梨県と神奈川県の境目にあって、ブナの木が多いところから山梨では
「ブナの丸」と呼ばれているそうだ。
先客は山伏峠から登ってこられたご夫婦連れが一組。

山頂付近のブナはおおかたが葉を落とし、枝の間から山並みが望める。

 

来るときは雲ひとつない空だったのに、
山頂に着いたとき、富士山すっぽり雲の中、、(*´Д`)ハァ・・
ちょっとまえまで、きれいに見えていましたよとご夫婦連れのかたはおっしゃる。

けど~、休んでいるうちに雲が動いて、なんとか雲間からの富士山が見られた゜(゜^ェ^゜)゜。

帰りは城ヶ尾峠経由で下山しようかと思ったけど、遠回りで時間がかかるので
来た道を降りることにして、R413道志みちをドライブがてら帰ることにした。
新緑の春、紅葉の秋道志みちはゴキゲンなドライブルート。。

晩秋の静かな山歩きにはもってこいの菰釣山、道志の森キャンプ場からブナ沢経由なら
CT2時間で山頂に立てるので、陽の短い時期にも余裕で登れる。
ブナが新緑を迎える頃もよさそうだ。また来ようっと。。

 

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茅ヶ岳

2012-11-12 | 写真日記

深田久弥氏終焉の地として知られる茅ヶ岳は、八ヶ岳によく似た山容から
「ニセ八つ」との呼び名もあって、いまでは人気の山らしい。

どこの山に行くか決まらずに自宅を出発。とりあえず中央道を走りながら、どの山へ
登ろうかと考え、登山口が韮崎ICから10分くらいと近く、短時間で登れる茅ヶ岳にした。
9時ちょうどに駐車場に到着。広い駐車場の端っこに並んでいるクルマは5台。
その横へとめて支度を整えていると、クルマが2台やってきて、さらにタクシーで来た
女性とで登山口には6名、平日にしてはそこそこの賑わい。
(韮崎駅からここまで、タクシーの運賃¥3,000と聞いて、うわ~っ…)
おはようございます、支度中のおばさまに挨拶をすると、あらまぁ、独りで登るの?
クマにでも遭ったらどうするの?そう言われ、あわててザックの熊鈴をチェック。

 いくつかある茅ヶ岳のコースで、
いちばんポピュラーな女岩を経由して山頂へ登り、帰りは尾根道を下ることにする。

 

単独行の女性がさっさか出発 
そのあとにつづいて歩きだすも、のんびり歩いてるうちに女性の姿は見えなくなった。
樹林の中の平坦な道を行くと、林道・前山大明神線に突き当たり、林道を横切って
山道はつづく。いささかうんざりするような薄暗い樹林がつづく。

 

   

やがて女岩に着くと、岩の手前に立ち入り禁止のロープが張られ、落石で危険なため
女岩には近づかないようにと注意書きがある。(わかりにくいけど、左の画像で木の間の
奥にこんもり見えている岩が女岩) 登山道はロープがかけられた岩ゴロの坂を登っていく。

 

 女岩からは広葉樹林となり
道がやや不明瞭な部分もあるが、このあたりから紅葉が美しく、何度も立ち止まる。

 

 

色づくカエデ 

 

勾配のきつい道をジグザグに登っていくと、やがて道は茅ヶ岳と敷島方向に分かれる。
やがて茅ヶ岳山頂が見えるようになり、

 深田氏が急逝された地点に着く。
石碑の向こうには金峰山が望めるのだが、あいにく雲がかかっている。
深田記念公園にある案内板によると、深田氏は親しい山仲間とともに昭和46年
3月21日に茅ヶ岳を訪れ、山頂まであと一息のこの場所で脳溢血で亡くなられた。

「この辺りはイワカガミが咲いてきれいです」との仲間の言葉に、すっかり喜び、
「そうですか」とうなずいたのが最後だったという。

案内板には深田氏最期の様子がこう記されているのを読んで、
山が好きな者にとっては理想的な死に方だと、うらやましく思った。

ここからはやせ尾根の急な登りを山頂へ向かう。

展望のきくところもあって、正面に曲岳? 雲で隠れている奥の山が金峰山らしい。

 

後ろを振りかえると、登ってきたあたりの紅葉がとてもきれい

途中でコースを外れ、細い踏み跡を辿ってしまったことに後で気づく。
ツツジの枝を避けながら進んでいくと、前方に枝の間を飛び回っている小鳥がいる。
立ち止まりそっと見ると、尾羽のブルーから、ルリビタキの♀のようだ。
カメラをかまえるが、彼女は枝から枝へとせわしなく飛び移り、なかなかじっとしてくれない(・・;)。

かまわずにエイッとシャッターを 
押してみたら、ブレブレだけどなんとかかわいい姿が一枚撮れた。
飛び立とうとしている瞬間だったみたい。

道を間違えたものの、ルリビタキに会えてよかった(^^)v
正しい道に出て一登りしたら山頂に着いた。

 1704m茅ヶ岳山頂
誰もいない山頂だったが、しばらくして駐車場でお会いしたご夫婦連れと、金ヶ岳から
戻られた男性二人がやってきた。このくらいがゆったりできるちょうどいい人数。

 

雲が多く眺望はいまいち、
富士山はうっすらとあたまだけがかろうじて見える。

 

  

標柱が2本、どうしてかな?と思ったら、標柱の後ろ側に新聞記事がくくりつけられていた。
山梨百名山 茅ヶ岳の標柱は、何者かによって再三抜き捨てられたり破壊されたりして、
そのたびごとにボランティアのかたが修復、設置を繰り返しているとのことだ。
標柱や補修用のセメント50㎏を背負って山を登る写真もあり、そのご苦労に頭が下がる。
1997年に設置された標柱が抜き去られ、その後新たに標柱を設置したが、これも抜かれて
再設置すると、こんどは「茅」の文字が削り取られて修復、その後にまた切断破棄され、このときは
鉄筋3本を入れてつなげ再設置。ところがまたもや標柱は鉄筋ごと折り曲げられて破棄された。
これを修復し、山頂付近で見つかった初代標柱とともに設置、山頂にある2本の標柱には
こうしたいきさつがある。 このように何度となく執拗に繰り返される破壊行為に対し、設置側は
その行為に及ぶ理由をお聞かせくださいと記事は結んでいる。
標柱に何かよほど深い恨みでもあるのか、その理由なり原因を考えるにも想像がつかない。
ときとして人間のすることは不可解で迷惑きわまりない。
見張っているわけにもいかない山の上のこと、困ったものだ。

 

下山は山頂から南に延びる市界尾根を下る。

   

陽射しがいっぱいに射し込む尾根道は、登ってきた道より明るくて気持ちいい。

 

   

美しい紫色の葉や、主張しすぎないふんわり赤い実にシックな色づかいの葉、
秋の彩を楽しみながら下る山道。

 

斜度のきつい尾根道が一旦ゆるやかになって、やわらかな光があふれる。
おだやかな秋の陽射しにつつまれて、ほんわか幸せ気分


 

  

登山道沿いには野菊やトリカブト、

 リンドウの花が咲き、

  

午後の陽射しをいっぱいに浴びて、鮮やかな配色が目立つのはクサギの実。

女岩経由で登る谷間の道より、傾斜はきついけどこっちの市界尾根の方が明るく、
季節によっては花も多くてよさそうだ。

あっちこっちと花や実を観察していると、山頂でお会いした男性二人が下りてきた。
一緒になって駐車場へ向かい、途中にある深田記念公園へ寄る。

  

『百の頂に 百の喜びがある』 深田久弥氏の名言が刻まれた記念碑。
まさに共感を覚える氏の言葉、高い山も低い山も、山頂に立ったときの喜びは変わりなく
苦しい登りを経て立つ頂はことさら感動も大きい。

 氏の生い立ちと終焉の地となった茅ヶ岳での
当時のいきさつなどが記されている。 例年4月下旬の日曜日には深田祭が地元有志に
よって開催され、碑前祭、茅ヶ岳登山などが行われているそうだ。

 

駐車場にもどると、朝にはなかった 
無人売店にぶどうとジャムが並べられていた。
ぶどうは試食用も添えられていて、食べてみるとかなり甘い。
ぶどう、ジャムともに価格は¥300とリーズナブル ジャムは巨峰とデラウェアの2種類。
6個あったジャムは、わぁ、安い!と3人で買占め、ソク完売。

お二人のかたとしばし雑談を交わし、またどこかでお会いしましょうと言い合って駐車場を出る。
あたたかな秋の一日を過ごせた茅ヶ岳、また季節を変えて来てみたい。

 

 

 家に帰って食べてみたところ、手作り感たっぷりのジャムは、
やわらかな粒のぶどうにとろんとした食感で甘さも控えめ。手作りならではの美味しさで、
とてもお買い得な一品だった。ぶどう、ジャムともに丁寧にラッピングされ、かつ素朴ながらも
きれいにディスプレイされていたところなどからも、作り手の誠実さが覗える。
どんなかたが作っているのかなぁ~

 

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錦秋/雨飾山(あまかざりやま)

2012-11-05 | 写真日記

雨飾山(あまかざりやま)、、、美しい響きをもつ山名に魅かれ、
また紅葉が素晴らしいと聞いて、秋に登るのを楽しみにしていた山だ。

10月は生まれ月で、もういまとなってはうれしくもない誕生日ではあるが、
毎年どこかの山でひとりひっそりと迎えることにしている。
で、今年は雨飾山を当日に予定していたら、予報は雨。
そこで二日早めて誕生日登山となった。

宿を深夜3時に出て、コンビニでお茶とおにぎりを調達。
雨飾高原キャンプ場を目指して真っ暗な国道を走る。
小谷温泉への道を右に行くのだけど、暗い夜道でわかるかなぁと心細い。
見落とさないようにゆっくり走っていると、トンネルを抜けたところで
雨飾高原キャンプ場の案内板がヘッドライトに浮びあがった。
ほっ、よかった。
キャンプ場までは舗装された道と聞いてはいたが、山道ゆえ慎重に進む。

小谷温泉を過ぎたあたりで、ふと空を仰ぐと、降るような星空が
ひろがっているのに気づいた。
クルマをとめて外に出てみる。外気の冷たさに思わず身震い。
凛とした大気のなか、見上げる夜空に煌々とかがやく星。
星がこんなに明るいとは!!
ダイアモンドを散りばめた空とでもいったらいいか、
ひとつひとつの星が、眩しいほどに光を放っている。
満点の星空山からのギフトにまず感謝!

 

4時過ぎ、真っ暗なキャンプ場に到着。
紅葉時期は朝6時には満車になると聞いてた駐車場も、この時間だと10台ほど。
ダウンを着込んで夜明けを待っていると、向かいのテントに明かりが灯る。
そろそろ出発の準備かな? 5時を過ぎると、次々にやってくる登山者のクルマで
あれよあれよという間に駐車場は満車になった。

空が白みはじめると、最初の登山者が歩きだしたので、その後を追うように出発。
スタートは大海川の湿地帯を行く。木道が敷かれた森を20分ほど進んだところで
登山口の小尾根に取りつき、ここから登りがはじまる。

  

道を通せんぼするように張り出していた木がいち早く黄葉、まだ緑の葉が多いなか
大きな黄色い葉がひときわ目を引く。ブナの葉も、登りはじめは青葉だ。

 

ブナ平、名前のとおり平らな場所。休んでいきたいけど、先を急ぐ。

 

見事なブナの大木が多く、ブナは太い幹とその長身を支えるため、
地面にがっしり根を広げ、踏ん張っているようにみえる。
その根を階段がわりに登るわたしたち、、、すまないねぇ...

 

ジグザグに急な登りがつづき、団体さんの 
長い列で登山道はときどき渋滞。ま、ゆっくり登ろう。
標高が上がるにつれ木々は色づき、そこへ朝の光が射し込む。

 朝陽を浴びてゴールデンイエローに輝くブナ

 

樹林帯の登りがつづき、なんだか先が明るくなってきたと思ったら、

荒菅沢へ下るピークで、突然展望が開け、雨飾山が現れた。
紅葉の山肌、中央の白いスラブを布団菱というらしい。

左端の岩峰をズーム 

 

右端の岩肌もびっしりと紅葉

 

狭くて足元の悪い急坂を荒菅沢へと一気に下っていく。
こんなに下っちゃうのか、もったいない・・・と思いながら、、。

 沢へ降り立つ手前からの眺め

 

荒菅沢では団体さんが休憩中なので、ゆっくり行くことにする。

 

人もまばらになった 
沢でひと休み。冷たい沢の水も美味しかった!

 

 

後ろに見えるは、てんこ盛りの紅葉、これぞ錦織りなす秋の山。

 

荒菅沢を渡ると、ここからは急登につぐ急登となる。
進むごとにやたら咳がでて、そのうえ何度もハナをかんでと煩わしいけど、
気になっていた耳の具合はいい。多少体調は悪くても、やっぱ山に来てよかった。

 

 

   

急傾斜の道ををあえぎながら行く足元に、リンドウを見つけて思わずにっこり 
よく陽があたっているのに花は蕾で、色も紫と青と違う。
後にも先にもリンドウを見たのはここだけだった。

 

樹林帯をぬけると、紅葉に色づく雨飾山の岩肌が望める。

華やかな秋の一景、秋晴れの空に紅葉が映える。

 

見上げる稜線は登山者の列、山頂まではまだまだ遠い。

これでもかとキビシイ登りがつづく。 
岩ごろの急坂をはぁはぁ登っているとき、下の方で「もしかしたら、、」と
声がかかり、振り向くと見覚えのある顔。 今年の2月、宝登山でお会いした
女性だった。なんという偶然だろう。夏には唐松岳でも、偶然の出会いが
あったばかり。 この次は誰と出会うのか、楽しみにさえなってきた。

彼女としばらく話ながら登る。彼女の生まれ月も10月で、誕生日を涸沢で
迎えたそうだ。涸沢は10年に一度の素晴らしい紅葉とか、きっと想い出に
残るよい誕生日になったに違いない。

 

登山道からは右に左に大展望、奥にちょこんと見える焼山。

 

ようやく目指す雨飾山頂が見えてきたけど、
ここまででもきつかったうえに、膝が痛くなってきたし、帰る余力も残しておかないと、
などと考えると、山頂まで行かなくてもいいかなと思えてきた。

なるべく膝に負担がかからないよう、ストックを突いて足を着地させ、ゆっくり歩く。
そんなふうにしながら笹平へ来ると、

わぁ!日本海が見える! 空のブルーと海のブルーを分ける水平線が、、、
やっぱ山頂を踏まなくっちゃ!

 

よぉ~し、気合をいれて~ GO、GO!

 

ラスト山頂直下の急登、いやいや、百名山は簡単に登らせてはくれない、、。

 

ご褒美天気の大展望 
ぐるり360度、絶景なり~~ 北アルプスがバッチリ、ひときわ高い白馬、その右に雪倉
そのお隣に行きそこなった朝日岳。

 

そして左へ、槍ヶ岳のツンと尖った穂先も見える。ヘリが目の前を横切って飛んでいく。
秋晴れのこんな日は、空中から眺める紅葉の山もいいだろうなぁ~ 
セスナで飛んだら最高なんだけどな~

 

雨飾山のピークは二つ、北峰(新潟県)から南峰(長野県)を望む。

 

南峰に三角点がある。 
標高1,963m、高さのわりに登りがいのある雨飾山。

 

山頂より見下ろす笹平。右端に見えているのは焼山、その後ろに火打山。

のんびりと景色を眺めて、1時間ちかくも山頂で過ごす。
雲に邪魔されることなく視界はクリアなまま、穏やかな秋の晴天に包まれる。
極上天気に登れたことを感謝!そして下山にかかる。

膝の痛みもいつのまにか治って、急な下りも心配なくなった。
(あのとき痛かったのは気のせいだったのか?「病は気から」というのはホントね)

今日のうちに帰れればいいさと、立ち止まっては山を眺め、
綺麗に色づく葉に目をやりながらゆっくり下っていく。

    

午後の陽射しがふりそそぎカエデの紅葉がいっそう鮮やかに。
オレンジ色がかった綺麗な葉、何の木だろう?
 

     

大きなまるい葉はオオカメノキ。       

ぐいっと首をそらし、
真上にある葉を光に透かしてみるとこれがまた綺麗

カラフルな秋の山、自然が奏でる見事な色彩のハーモニー
そうそう、秋のお山は紅葉だけじゃない。
ガサゴソッと藪から出てきたおじさま、何やらキノコの収穫があったようで、、、
スーパーのレジ袋はパンパンに膨らんでいる。
「キノコですか?」とその袋を覗きこんだ通りがかりの登山者の男性が
目をまんまるくして驚いていた\(◎o◎)/!白いキノコがいっぱい!

登山道の脇に生えていた茶色のキノコを見つけ、
「コレ、食べられますか?」と、キノコおじさんに訊ねると、
「あ、これは美味しいキノコだよ。ナラタケっていうんだ」
そう言うが早いか、キノコを採っては袋に入れはじめた。
やや、グズグズしてるとなくなる!
で、明日の味噌汁の具にと何本かをあわててゲット。
そこへやって来た登山者の人たちは、食べられるんですか?と、
でも、キノコはコワイからね~と言って、誰も採っていかなかった。

思いがけない山の恵みにホクホクしながら山道を下る。
そして、無事キャンプ場に到着。
時刻は3時を過ぎていて、登りに4時間、下りも4時間のスローペース。
キャンプ場にはテントの売店ができていて、きのこ汁があったので
いただくことにした。ついでに採ってきたキノコを見てもらうと、
なんと、このきのこ汁にも入ってますよと。。
たしかにキノコおじさんが言ってたとおり、美味しいキノコだった。

さぁ~て、帰りのロングドライブ、キャンプ場を出発。
来るときは真っ暗だったので、帰りは景色をよく見ながら走る。
途中でクルマをとめて写真を撮っていると、キノコおじさん3人組が
乗ったクルマがやってきて、しばし談笑。その後、安曇野ICへ向かう
国道の信号待ちで、右に左にとクルマごしに冗談のやりとりしながら
走ってお別れ、愉快な地元のかたたちだった。

翌日、味噌汁に入れたナラタケは格別の美味しさだった。
キノコ、貴重なる山の恵みよ!

登りがキツイけど、雨飾山はしみじみいい山だった。
また秋に登ってみたいと思う。

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