TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

クレマチスの丘

2011-05-31 | kanon

      

あと2ヶ月で2歳になる夏音(かのん)、おすべりも一人でスルスル~ってできるし
コトバもたくさん覚えてきて、ときにびっくりさせられたりも・・・
かわいく「にゃぁにゃぁ」と言ってたのが、「ネコ」とフツーに言われて、ちょっぴり悲しかったりもして、、(笑)
吸い取り紙のように、いろんなことどんどん吸収していくこれから、
ココロにカラダに、できるかぎりイイ影響をあたえていきたいデス。。

 

若葉に降りそそぐ5月の陽光、野山の緑が一段と美しい季節、
小さな子でも歩ける森はないかと探したら、ありました  ソレ、レッツゴー
 

  

ビュフェこども美術館へは、木洩れ日の森をぬけて、ゆらゆら吊り橋を渡って、どんどん行くよ~

 

吊り橋の下は、ヒメジョオンや黄色いオオジシバリがいっぱい咲いている原っぱ

 

   

お花を摘んで、帽子につけてみたわ。 どう、 似合う?

 

    

ワクワク楽しい森の道、小鳥さんもきれいな声で歌ってる~

 

 あ!ヘビイチゴ見っけ~

 

タンポポの綿毛飛ばすよ~ ふうっ~ 
かのんてば、口にくっつけすぎだってば(-^〇^-)

 

      

黒いちょうちょさんはダイミョウセセリの関東型。後ろ翅にも白斑があるのは関西型。
かのんが背中に触れたとたん、飛んでっちゃった~

 

 

 森の奥にあるベルナール・ビュフェ美術館

フランスの画家ベルナール・ビュフェの作品が見られるとともに、子どもたちが遊びをとおしてアートに
親しめるような企画やワークショップが用意されているんです。
かのんも、もうすこし大きくなったらワークショップ体験するんだ~
 

   

美術館のお隣にあるレストランカフェ・ジオノ
テーブルに着くなり、クレヨンと紙を持ってきてくれたお店の粋なサービス。
店名のジオノは、
私も大好きな本「木を植えた男」の著者ジャン・ジオノにちなんでいる。
名前をいただいたというだけあって、店内には木をはじめ植物に関する本や絵本がいっぱい。
 
木が、森が、この地球に生きるすべての生命にどれだけ深く関わり、大きな恵みをもたらしているか、
かのんと森を歩きながらそんな話ができるようになるのはいつかな?

 

食事のあとは、森の向こう側にあるクレマチスガーデン 

 

    

美しい色彩のモザイクタイルの壁を通り過ぎてガーデンへ。

 

木立に植え込まれたクレマチスと季節の花ばな、ヴァンジ彫刻庭園美術館

 

       

蔓性植物の女王といわれるクレマチス(和名は鉄仙)は、キンポウゲ科センニンソウ属で、
山で見かけるセンニンソウや
ミヤマハンショウヅルの仲間。 大きさや形は違うけど、
どことなく雰囲気が似ていなくもない。

 

     

 

   

緑・花・彫刻が一体化して、すべてがアートのガーデン。

 

屋外に展示されている愉快な作品

    

ガラスの壁の向こうでこっちを見ている人。 ガラスに押し付けた鼻・唇・顎がつぶれているなど
芸が細かい。 そういえば子どもの頃にやった記憶が、、、(笑)

 

 何のためか?身を乗り出している人。 

 

建物の中に入ってみると、 

 

  大きな窓から見える反対側の庭

 

 

    

館内に展示されているヴァンジの作品。どこか親しみが感じられるものが多くて興味深い。

 

 

2階から入って1階の展示を見て、入り口の反対側にあるガーデンに出る、順路はそうなっていて、
館内を出ると緑の芝生が広がる丘、その周囲を彩るクレマチスと季節の花々。

 

    

幹の根元や筒状のポールに絡ませたクレマチス、そのクレマチスを囲む下草の花々がまたかわいい
ミヤコワスレ、カモミール、

 

         

ブルーの花は何だろう? ウツギの中に散らしたワスレナグサなど、さりげない感じの花が

 

クレマチスとよくあっていてバランスがいいんですね。。  
エレガントな庭園づくりを目指してオープンしたガーデンというだけに
花の色・種類にもこだわりが感じられます。
白花をベースに、全体的に淡いトーンの花で占められているガーデンは、周囲の緑とあいまって
エレガントで落ち着いた雰囲気がステキです。

 


手入れの行き届いた芝生も自由に歩けて、かのんは大はしゃぎ

 

お花と緑いっぱい、ワタシもゴキゲンな一日を過ごせたよ

 

         

 

 

          

卯の花の匂う垣根に~ 卯月の花ウツギが囲むベンチ、「夏は来ぬ」でうたわれる白い花
ウツギが咲くと初夏ですね~  クレマチスの丘では、いまバラが咲いてきれいなことでしょう。
また行ってみたいな~

 

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杓子山~鹿留山

2011-05-19 | 写真日記

富士山の眺めがよいことで知られる杓子山(1,597m)、その南東に位置する鹿留山(ししどめやま)
との間にキスミレが咲くというので行ってみることにした。
杓子山へのアプローチはいくつかあって、忍野・鳥居地峠から高座山のコースをたどる人が多く、
眺めのいい草原の道は魅力なんだけど、高座山直下の急登を思うとしんどいので、
不動湯から大榷首峠(おおざすとうげ)まで林道を行くコースを選んでみた。
約2時間の長い林道歩きだ。

大明見(おおあすみ)から不動湯へ。

  橋を渡ると、田んぼと川に挟まれた細い凸凹した道になって
この先大丈夫かと不安になったけど、山に入ると道はぐっとよくなって不動湯に着いた。

 

   

不動湯はアトピーなど皮膚病に効果があるそうだ。 温泉客用の駐車場だと思うけど、他に止める場所
もないので、そっとここに置かせてもらう。 ま、平日なので、、。
で、歩きだしたら、この上の方にも駐車場があったのだけど、お腹を擦りそうな急坂のタイトなコーナー
その上にあるのでこれもダメダメ。 でも4躯のクルマなら、林道をずっと行ったゲートまで入れる。

 

  歩きはじめは杉に囲まれた薄暗い道だけど、
林道の縁には早くもスミレがお出まし、さっそくしゃがみこむ。

 

        

マルバスミレエイザンスミレ、そして3つ目のこれは~??

 

  おお!そしてこれはスミレのプリンセス
と言われるヒナスミレじゃないだろか? 上品なピンク色した美しいスミレ

あっちにもこっちにも、林道はスミレの花盛り それもいろんな種類が咲いているので、
歩きだしてはすぐにしゃがむを繰り返してノロノロ進む。

いちばん多いのはタチツボスミレ、こんな団体さんも~

 

薄紫の縁どりに紫のラインがオシャレ  
 

 ナガバノスミレサイシン

 

  温かみのあるピンク、ふっくらした花の形、
葉より先に花が咲くのが特徴のアケボノスミレ、かわいい~

 

ヒトリシズカだけど、集まって賑々しく咲いている(笑)

 

  

不動湯からのんびり歩いて45分、車止めのあるゲートに着いた。
向いの高座山越しに富士山が望める。山頂に着くまで見えていてほしいな。
ゲート横のまだ新しい道標には、大榷首峠まで50分とある。 

 

この辺りはようやく芽吹きが始まったばかりで、林道は明るい緑のトーンに包まれ
ところどころに咲くフジザクラやキブシがほんのりアクセントとなって見せる
優しい色あいがなんともいえない。 

 

   

花目線で歩く林道、スミレが途切れることなく咲いて楽しませてくれる。
距にうぶ毛があるスミレはアカネスミレかな?  右のシックな紫色のスミレは???
スミレを見分けるのって、ほんと難しい。。

 

 

     

林道の終り近くでは、早春の花アズマイチゲが咲いていた。このあたりの標高でも、下界と比べたら
ひと月ほど差があるのだろう。 10:30、高座山からの道と合流する大榷首峠に到着。 
スッキリとはいかないが、富士の眺めが素晴らしい!

展望が広がる峠の片側はハンググライダーの飛び台になっていて、
その横に杓子山へ35分の道標があった。ここから登山道になる。

 

 

ちょうど体験飛行の男性が教官と一緒に飛ぶところで、飛行前の注意を受けている。

 

斜めになった助走台を駆け下ると一瞬で風に乗り、空中にフワリ。

 

あれよあれよという間に、風を孕んだ翼は二人を連れ去っていく、気持ちよさそう~

 

民家が並ぶ上空で右に方向を変えると、あっという間に二人は遠ざかり、山の向こうに消えた。

飛んでいる時間は長くても7分くらいだそうだ。
でもでも、鳥になった気分を味わえる数分間が人生に一度くらいあってもいい。
体験飛行は誰でもスグにできると看板に書いてあった。料金¥13,800、お試しも悪くない。。

さてさて、飛び立ったハンググライダーを後に杓子山への登山道を登る。
松林の中の坂道を直登。フジザクラが行く手を彩る。


そのあと道はなだらかに折れながらつづき、フジザクラが道の両側に咲いて目を楽しませてくれた。

  

左写真に黄色の花をつけている木はアブラチャン、枝は燃えやすく焚火のときに重宝する。

  

林床にはエイザンスミレやアケボノスミレが咲いて、とびきり綺麗なエイザンスミレを見っけ

 

山頂が近くなってくると、道は土が剥き出しになった急坂になりロープが垂らしてある。

    

最後のひとふんばりだが、なかなかキツイ
この急坂が始まるところに笹薮の中に踏み跡があり、下山はこっちを使ってみた。

右の広い道は急登、左の笹に入る細い道がぜんぜんラクだった。

 

  

11:35 杓子山頂(1,597m)着、誰もいない山頂、キアゲハがクルクル飛んで迎えてくれた。
うわぁ~ 富士山がよく見える! ベンチに腰をおろして昼食、なんか楽しい~

 

  

あれが鹿留山かな?標高1,632mで、ここより高い。 どんな音がするのだろうと鐘を鳴らしてみると、
思った以上に大きな音がしてびっくり。 
今日の大目的はキスミレちゃん、咲いているかしらと、ソワソワしながら山頂を後にする。

 

   

鹿留山へは尾根を登り下りして40分。 まだ芽吹いていない木々に囲まれた道は太陽サンサン。
右写真、登山道を塞ぐ大岩を乗り越えたところが展望がよい。

 

  

左端に杓子山頂があってそれに続く稜線、富士山の左下には山中湖が見える。

 

お目当てのキスミレを見逃さないようにとキョロキョロしながら歩くも、いっこうに花はなく、
あらら、、咲いてないのかなぁと気持ちがしぼみつつあるところに、
地面にへばりついて咲いている花を見つけ、ミツバチグリかなと期待せずに近づくと、
ジャ~ン、キスミレでした

   

日本海側で見られる葉の大きなオオバキスミレに対して、太平洋側のそれも限られた場所に生える
キスミレ。 初のご対面で嬉しやうれしルンルン

 

  尾根道に点々と  

ときには群れて咲いていてくれました。よかった~

 

鹿留山を目指して進んでいくと道が分かれ、立ノ塚(たちんづか)峠へと書かれた道標があるも、
鹿留山への案内が見つからない。道はどちらも下っていて、はてどっちだろう?
ここで地図をひろげて見ればよかったものの、目的のキスミレを見られたことでピークへの
こだわりが薄れたのか、分岐手前にあった字の
消えた朽ちた道標を見て、ここが鹿留山と
思ってしまい、さらに杓子山から来た男性に聞いてみると、その人も、たぶんそうでしょなんて
言うもんだから、アバウトな登山者2名は、勝手にここを鹿留山のピークと決めつけてしまった(笑)。

この朽ちた道標がある場所、あとで地図を確認したら「子の神(ねのかみ)」というピークで、
鹿留山は分岐を直進して10分のところだったのだ。

なんかヘンだなとは思ったけど、本日の予定を終了して下山。
帰り道も、見逃した花はないかと花目線になって歩いた。

鹿留山のピークは外したものの、 キスミレはじめたくさんのスミレが見られ、
スミレ・ロードを行くといってもいいほど、楽しい花山行になった。 
富士山も最後まで雲に隠れることなく見えたこともうれしい。
良き一日に感謝!
 

 

 

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坪山/ツツジが彩る稜線

2011-05-10 | 写真日記

 ヒカゲツツジが見られる山と聞いて、
上野原から小菅村へ向かう途中にある坪山(1,102m)へ登ったのは4年前、
出発した時間が遅かったため頂上まで行かれずに引き返したものの、
稜線にはヒカゲツツジやイワウチワ、イワカガミなどが咲き、
また伸びやかな景色が広がる麓集落が
印象に残る山だった。

GWの最中、ここなら渋滞する高速を使わずに行けるというのもあり、
花も遅れ気味の今年は、ヒカゲツツジもまだ間に合うかもと出かけてみた。

R20上野原駅前通りにある「創業100年」とある風化した看板文字の酒饅頭屋さん、
ここを通りかかるたびお饅頭を買った店だが、いまは営業していないみたいだ。
店先でせっせと饅頭の皮をこねていたおじいちゃんはどうしたろう?
そんなことを思いながら町をぬけ、山間へとクルマを走らせた。

きれいに舗装された道路を快適に高度を上げていく。
やがて、すれ違う対向車の何台もがパッシング、反対側をしきりに指差してくれる
ドライバーもいて、ムムッ、ねずみ捕りやってるなとわかった。
いやぁ~親切な人ばかりありがたい
40km制限の道路、おしえてもらわなかったら袋の鼠よ。。。
帰り道は私も、対向車にせっせとパッシング
一人の犠牲者もだしてなるものか、か弱き市民の麗しき助けあい

 

さて、県道R18の道路ぎわで目を引くお人形たち。

    

4種類のファミリータイプがあって、どれも微笑ましい。
衣裳?やポーズが、それにおおらかな表情がいいですね

 

  

 

 

甲武トンネルへ向かう道との二俣を左折、棡原(ゆずりはら)小学校前を通過するとお宮があって、

その斜め前の道路脇スペースに駐車。 
クルマ10台ほどが置ける。 
ここから川に沿って進み、橋を渡ると前方に児童公園とトイレがある。

 登山口はトイレ横の細い道を上がっていく。

 

鉄棒の後ろにはニリンソウの群落 

川の土手、登山口までの畑道と、足元には春の花がいっぱい
花を見かけてはパシャパシャ、しゃがんでばかりでいっこうに足が進まない。

    

黄色い花と毛むくじゃらの蕾のクサノオウ(瘡の王)は、ケシ科でアルカロイドを含む有毒の
植物だけど、民間薬として鎮痛剤などに利用された薬草。

ハート型の花びらがキュート 
朝露をキラキラさせて咲くサクラソウ

 

    

エイザンスミレナガバノスミレサイシン、一段と大きな花をつけたたこのスミレは何だろう??

 うぶ毛がいっぱい、アカネスミレ

 

直径3、4cmほどの大振りな花をつけるイチリンソウ 
ニリンソウほど見かけないのでうれしい出会い

 

足元の花から目を移し、立ち上がって眺める山里の景色。
小菅へ向かう道路に沿って民家が並ぶ。

この眺めを後に左手の杉林に入る。
登山口は東と西のルートに分かれ、ここはツツジの多い西ルートを選ぶ。

芽吹いたばかりの緑にツクバネウツギがやさしい彩りを添え、

足元ではチゴユリが春風に揺れている。 

 

  登山口から5分ほどで丸木橋を渡り、

さらに登りつめていくと、いったん開けた場所に出るも、 
すぐに樹林となって急登がはじまる。
傾斜のキツイ登りが延々と続く西ルート。
 けど、5月の風は爽やかに体を吹きぬけ、

  芽吹いたばかりの緑はまばゆいほどの

美しさで、つらい登りも苦にならない。そして1時間ほど登ったところで、ヒカゲツツジの木が
多くなってくるけど、このへんは咲き終わっているものがほとんどだった。

でも~、坪山の花はヒカゲツツジばかりじゃない。

群生するイワウチワ、お行儀よく並んで咲く美人揃いの4人姉妹
葉が団扇に似ていることから名がついた。

こんなふうに登山道脇に点々と咲いている。 

 

 

  

岩と木の根が入り混じった急な尾根道には、お助けトラロープが設置されている。
ここまで上がってくると、ヒカゲツツジもまだたくさん咲いていて、
写真を撮るのに忙しくなってくる。

 

            

淡い黄色の花は傷みが目立ちやすく、咲いたばかりの綺麗な状態の花を探してパシャパシャ。

 

標高が上がるにつれ花の数も増え、きれいに咲いているヒカゲツツジが楽しめる。

 

ヒカゲツツジに囲まれた登山道 

 

  咲き始めたばかりのミツバツツジ

足元にはイワカガミが咲いているまだほとんどが蕾だけどね。

 

日当たりのいい場所では咲いているのも  

イワカガミとイワウチワは同じ仲間のイワウメ科で、葉もよく似ている。
ツヤツヤした光沢のある葉を鏡に例えて名がついた。

 

さて、山頂が近くなってくると登山道はさらに勾配を増し、ものすごい急坂。
しかしありがたいことに、ここは両サイドにお助けロープがあるので、ロープを掴んで
エッサカ登る。登り終えると山頂に飛び出した。
写真を撮りながらゆっくり登っても2時間で着いた。

あまり広くない山頂はすでに人がいっぱいで腰を下ろすところもないくらい。
登ってきた樹林は休んでいると寒いくらいだったけど、
陽射しがあふれる山頂は暑いくらいで、アゲハチョウがたくさん飛んでいた。
五月晴れの山、爽やかなり~

連休の好天なので山もさすがに人が多い。長居は無用と下山にかかる。
下山は尾根伝いに、びりゅう館・阿寺沢方向に進むことにした。

西尾根コースより歩きやすいが急坂なのは変わりなく、ロープが設置されている。
ヒカゲツツジを見ながら登ってきた尾根、反対側はミツバツツジが咲いて雰囲気が違う。

 


淡い緑のなかを散らすようにしてピンクのツツジが彩る芽吹きの森、

 
  

何度も立ち止まっては花を眺めて、、、春の山はステキだなぁ~って。。。

 

アップダウンを繰り返しながら尾根道を進んで、P995m地点の少し先に分岐があった。
地図を見ると、右は阿寺沢とびりゅう館へ、左は一の宮神社前の川っぷちに出る。
クルマを止めた場所に近いので、左の道を行くことにした。
ここを下る人は少ないらしく、細く頼りない踏み跡が薄暗い森の中へと続いている。
びりゅう館へ向かう登山道は、手入れの行き届いたなだらかな道らしいが、
このショートカットコースは、落ち葉に埋もれた急坂が休む暇なく続いていた。
誰も歩いてこないだけに森はやたら静かで、鳥たちの歌声がよく響く。

滑り落ちないよう気をつけながらどんどん下る。
岩場でザレたところが一部分あったけど、ここを注意して通過すれば危険箇所はない。
お宮の前で野菜を販売していたおじさんが店じまいしてるところを通りかかると、
「あそこを下ってきたのかい!」と驚いた顔で声をかけてきた。
ま、たしかに、のんびり歩ける道じゃないわ。

そうそう、お宮前に野菜の直売所があって、朝採ってきたばかりの新鮮野菜や
味噌、きび餅、鉢植えなど売っている。 どれも新鮮で安いのが魅力。
午後には完売して店じまいとなる。

 

  

ミヤマキケマン(左)とヤマタツナミソウ(右)、神社横の林の縁に仲良くならんで咲いていた。
タツナミソウの仲間は20種類もあり、見分けるにはヤマタツナミソウは花が茎から60度の角度で出るそうで、
なるほど言われてみればそのとおりだった。

 

   

道路脇の畑に咲いていたスミレを撮っていると、畑仕事していたおばあちゃんが
「持っていきなさい。庭に植えておくと増えるよ」と、数株とってくださった。
「ここは良いところですね~」と私が言うと、「な~に、こんな山ん中、、」と、ばあちゃんは言ったけど、
まんざらでもなさそうだった。 移り変わる四季の変化を肌で感じながら、そっと自然に寄り添うように
生きていく、山に咲く花のように、、、それもいいなぁ~
           

                         


歩きはじめから終わりまで、たくさんの花に出会えた坪山、春の山を満喫することができた。
淡い緑に色づく山肌のところどころに山桜の薄紅色が軽やかなアクセントになって映えるなか
やわらかな陽射しと清々しい大気に包まれて歩く山は心地いい。
春が山を駆けのぼっていく5月は、花に緑にと低山歩きが楽しい季節。
どんどん お山へ~

 

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三ツ岩岳/ひとつばな咲く頂へ

2011-05-03 | 写真日記

春から初夏にかけて、山肌を艶やかに彩る花といったら躑躅で、
そのツツジにもいろいろあって、今回はひとつばなとも呼ばれているアカヤシオに会いに
4月26日群馬の三ツ岩岳へ向かった。
まだ山で咲いているのを見たことがないアカヤシオ、どんな花だろう
とても楽しみ、ワクワク

上信越道・下仁田ICから大仁田ダム目指して走る。
毎度のことだけど、初めて登る山とそこまでの道のりは、緊張と多少の不安がつきもので、
まずは道を間違えないように途中で何度か確認。 なんとなくヘンだなと思うと第六感の
道間違いセンサーがすぐに可動(笑)、素早く対処できるようになった。
ちなみにUターン2回、タイムロス5分。。

 

  

登山口へ向かう途中の集落は、桜をはじめ春爛漫の花盛りで、美しい景色が広がっている。

 

  そして予定通り、登山口の大仁田ダム9時到着。ほっ・・

ダム湖サイトはよく整備されていて、駐車場も余裕がありトイレもあった。

 

 歩き出しは杉林の中を沢沿いに登っていく。

やがて道は尾根コースと杉林の竜王大権現コースに分かれる。
登りは尾根を行き、下山に竜王大権現をとって一周するルートが一般的だ。

まずはエイザンスミレが迎えてくれた。 

 

  

沢といっても湿っている程度だけど、コガネネコノメ(左)、ホクリネコノメ(中央)などネコノメソウの仲間や
シロバナエンレイソウ(右)が見られた。

 

杉の倒木をまたいだりくぐったりして急斜面を1時間ほど登ると尾根に出た。

  

青空はいつのまにかグレーに変わり、ひんやりした空気がたちこめている。
空は曇ってしまったけど、山の斜面にちらほら見えるアカヤシオのピンク色が明るさをもたらしてくれた。
稜線は相変わらず急で、岩を右に左に巻きつつアップダウンしながら進む。 ひぇ~疲れる~

 

  山頂まじかの核心部(笑)

先行者が登り終えるのを待ってから取り付くことにした。

  

写真なんか撮ってるバアイじゃないとこだけど、切り立った岩壁に咲くアカヤシオが美しい!

 

山頂が近づくにつれアカヤシオもどんどん増えてくる
ほんにまぁ~険しい岩場に咲く花なのね~

 

 

11:15、無事にピークを踏む。 ひとつばなてんこもりの三ツ岩岳山頂(1,032m)。

 

  

上州の山は、妙義山をはじめ険しい山が多い。
山頂から周囲の山を見渡せば、鋸歯状の尖った峰が連なる山ばかりだ。
そんな険しい峰をバックに、優しげな表情を見せるアカヤシオの花、自然が見せるバランスのよさ、
その調和のとれた美にただただ感じ入る。

 

山頂付近にはヒカゲツツジもあって、多くはまだ蕾だったが淡いクリーム色の花が
ピンクのアカヤシオと絶妙なコラボレーションを見せてくれる。

登山口にあったクルマの数にすると、山頂の登山者は少なく、静かな眺めを満喫できた。
埼玉からいらしたという一組のご夫婦連れとしばし歓談。 今年はどこも花が遅れていて、
吉野桜も予定を一週間ずらして行かれたそうだが、それでも早かったそうだ。
ここ三ツ岩岳のアカヤシオも、例年なら満開を迎えている時期だが、今年はまだ蕾が目立つ。
けど、木の個体差もあって、咲き終わった花も数あることから、タイミングよく花の時期に出会うのは難しい。

 

  山頂をあとにわずかに下ったところで

写真奥のピークから「写真を撮るならここがいいですよ!」とお声がかかる。
どれどれと行ってみると、

ホントだ!きれい~  

声をかけてくださったのは男性二人連れの地元のかたで、花の時期は何度も登っているという。
お二人がおっしゃるには、まだ見頃には早く、もう少しすると山肌がもっとピンクに染まるという。
花の当たり年に来たときは、山肌が一面花で染まり、それはそれは綺麗だったと。。

 

さて、アカヤシオ(赤八汐)がひとつばなと呼ばれる由来だが、
1本の枝に一つ花をつけるところからきているそうだ。
ツツジの花は1本の枝に花が密集して咲くものが多いなかではめずらしい。
なかには二つ花をつけているものもあったけど、たいていは一つだった。

また、咲き始めは濃いピンクの花が、時間とともに色が薄らいでいくので、
濃淡の花がピンクのグラデーションとなって美しい。

額に汗して登った末にたどり着く花の頂、山の花の優美さが心に染み入る。

お二人から周辺の山情報をいろいろキャッチして下山にかかる。
急傾斜の杉林をひたすら下って1時間もすると登山口に戻る。
短時間で下れるものの、膝がガクガクするような激下りだった。

駐車場に戻ったとき、ポツポツ雨が降ってきた。
ダム湖サイト周辺も綺麗だから行ってごらんなさいと勧められ、降り出した雨のなか
クルマで上がってみた。 エメラルドグリーンの水を湛えたダム湖を囲む急峻な山、
その岩壁にへばりついて枝を伸ばすアカヤシオが、芽吹いたばかりの淡い緑に映えて美しい。
晴れていればゆっくりしていきたい場所だ。

ほぼ3時間で一周できる三ツ岩岳だが、急傾斜な山だけに私には歩きがいがあった。
展望もよく、ツツジの時期はとくに楽しめる上州の山、来年アカヤシオ咲く頃に
登りにこようと思う。
 

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鎌倉・花さんぽ

2011-05-01 | 写真日記

4月初旬、桜が咲きだしたのを機に、久しぶりに鎌倉へ出かけた。
市内をぶらぶらするには電車で行くのがいいけど、頻発する地震でまたいつ電車が
止まるかもと考えると、駐車場を探す手間はかかってもとクルマにした。
けど観光地ど真ん中にしては、鎌倉のパーキング事情はそれほど悪くないというのが
利用してみてわかった。 駅周辺には庭先利用のものやコインパーキングがけっこうたくさんあって、
休日は別としても平日なら意外と安く利用できる。
格安なところを探して止めたコインパーキングは二ヶ所あったうち一方は満車だったが、
一日最大1,000円で、駅まで5分の場所にあった。
3台で満車の小さなパーキングなど空地利用のところが多い。
さて、これで時間を気にせず散歩ができる

まずは桜の妙本寺へ。

  

比企ヶ谷の深い緑に包まれながら境内へと上がっていく坂道が、雰囲気のいい日蓮宗のお寺。

 

境内にはサクラの古木が数本と、まだ蕾が目立つカイドウの鮮やかな紅紫色が美しい。

 

 

妙本寺の次に来迎寺のミモザを見に行こうと歩きだしたら、名前がおもしろい「ぼたもち寺」に
何だろうと寄ってみた。

解説によると、幕府に捕らわれた日蓮が鎌倉市内を引き回され、龍ノ口の刑場へ送られる途中、
ここに住む老婆がぼた餅を差し上げたことに由来する寺だそうだ。
日蓮は処刑をまぬがれ、その法難のあった9月12日には、老婆が作ったのと同じゴマをまぶした
ぼた餅がふるまわれ、「首つなぎぼた餅」といわれて終日にぎわうとあった。

 

ぼたもち寺を過ぎたところでこの案内板を見て、来迎寺まで遠回りだけど裏道を通って行こう、
そう思って地図をカメラで撮ったはいいけど、この時点でミスる・・・
地図にあるトンネルをくぐって、、、そこへ行く道がはっきりしない。
人通りの少ない住宅街だけに道を尋ねようにも歩いてる人がいない。
レジ袋をぶら下げた買い物帰りのおばさんに訊くもわからず、どっちかなぁと思案顔でウロウロ
してたところへ、自転車で出かけようとする主婦が道へ出てきたところをつかまえ、また尋ねた。
けど結局わからずじまいで、ふと横を見ると、ランドセルを背負った小学生が少し離れてこっちを見ている。
そういえばこの小学生、さっきおばあさんに道を尋ねたときからいたような気がする。
もしかして、私に道を教えてくれようとしてるのかな?
そう思って小学生に話しかけてみると、ビンゴ! カレは近辺の地理に明るく、スラスラと道を教えてくれた。
決まりきった道しか通らないオトナとちがって、子どもは自由気ままに道を選ぶから、
こういった裏道などはオトナよりずっと詳しいのだ。

それにしても、なんて控えめで親切な坊や! 
小学3年生くらいだろうか? もっとはやく話しかければよかった。
坊やの家も同じ方向なのでしばらく一緒に歩き、家に向かう道のかどで写真を撮って別れた。
育ちの良さが伝わってくる、気持ちのいい少年だった。 ありがとう!

やがて道路の先にトンネルが見えてきた。
車一台がやっと通れるくらいの幅の狭いトンネルをぬけると、ショッカサイの花が目に飛びこんできた。
 

 

    

トンネルから細い坂道を下って行く。衣張山の風致地区となるこのあたりは、閑静な住宅が並び、
花と緑にあふれている。どの家の庭も花いっぱい。

 

いい感じにペンキの剥げかかった古い家。庭の門扉だけ新しくペンキが塗り替えられているが、
庭に置かれたベンチとテーブルは風化して、いい味わいがでている。
そっと植えられたような花と、緑のバランスがよくて、
しみじみ庭を眺め、どんな人が住んでいるのだろうと想像してしまった。

 

玄関前にミモザの木がある家  

この付近は山にへばり付くようにして住宅が並んでいる。

 

 

  

テクテク歩いて浄妙寺まで来て、空腹に耐えられずここ(石窯ガーデンテラス)で昼食。
拝観料を払って境内に入ると、寺の中とは思えぬ洋館があり、レストランになっているのだ。
ここでいただくランチ、ロケーションは抜群だけど、そのぶんお値段も高い

     

四季ごとの花が楽しめるガーデン。 
フロアの隅には真紅の薪ストーブ、石窯で焼いた天然酵母のパンも販売。

   

境内にある茶室。庭を眺めながらお抹茶を一服。

 

さて、来迎寺めざしてまたテクテク歩く。
住宅街の奥、坂道上がったところにお寺はあったけど、目当てのミモザはどこにもない。
あれ~???

アスファルトの道を歩き続けて足も疲れたので本日はこれまでと、八幡様に寄って帰ることにした。

  満開の桜のもとで佇むアオサギくん

 

参道の桜はまだ蕾が多く3分咲き 

 

帰ってから来迎寺のミモザを調べたら、なんと鎌倉市内には来迎寺が二つあって、
ミモザの木がある来迎寺は材木座だった。 その近くまで行っていながら、看板の地図を見落とし
八幡様の方の来迎寺へと向かってしまったというマヌケな話で、ハナシにならない。
ま、でも、来迎寺門前にあるミモザの木は、昨年12月に竜巻の被害に遭い、枝のほとんどが折れて
しまい無残な姿に変わり果ててしまったそうだ。なんとまぁ…

いつも観光客が絶えない鎌倉の町、それでもメインコースを外れた小路は人も少なく
変化に富んだ景色が楽しめる。道端に咲く花や各家の庭と、花が多いのも散歩するのに魅力だ。
また季節を変えて歩いてみたい。

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