TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

大菩薩嶺

2013-07-26 | 写真日記

連日の猛暑が一段落して、朝晩は過ごしやすい気温にもどった7月中旬。
こうも早くからの酷い暑さは体に応える。それで山もカンタンに標高が稼げて
短時間で登れる大菩薩へ行くことにした。

上日川峠へは大和からr218で行くつもりにしてたのが、うっかりしていて
大月ICを通り過ぎてしまい、戻るのもなんだしと勝沼から裂石に向かう。
裂石から上日川峠への道は狭く、対向車が来ないことを願いながら走る。
秋にここを走ったときは、途中から薄っすら雪景色となり、滑りやしないかと
ヒヤヒヤしながら走ったっけ、、。

  

上日川峠の駐車場はそこそこ埋まってて、さすが大菩薩は平日でも登山者が多い。

 

9:30出発、福ちゃん荘まで樹林の山道を行く。

 静かな福ちゃん荘の店先

 

軒下に吊るされて 
いたのは、お役御免となった鉄瓶だが、古びた鉄瓶は花とベストマッチしていて美しい。
よい素材の道具は、本来の役目を終えたあともこのようにして活路を見いだせる

 

 登山口周辺で白い花をつけていた木は、フジイバラらしい。

 

 

ひんやりした空気が心地いい唐松尾根をゆっくり登っていくと、茶色の小動物が目の前を
素早く横切って笹原の中へ。 あ、オコジョかもと見たとき、すでに姿はなく、通り過ぎてから
もしやと後ろを振り返ると、ちょこっと出てきたものの、すぐに引っ込んでしまった。
すばしっこいオコジョ、いつだってじっくり見たことがない。


 

   

上方には青空がひろがっているが登りきるまではたしてもってくれるか、、、それ急げ~
といっても急斜面なのでムリ。 花は白や黄色のニガナがちらほら、
前方に見える濃いピンクの花は何かなと近づくと、ニョホウチドリだった。
ただ、花びらの縁が茶色くなりかけていて店じまい寸前。 

 

 やがて草原が広がってくると

 

コウリンカやウスユキソウ    
が咲きだしている。

 

 11時ちょうど雷岩着。
ここは見晴らしがいいので、雷岩に腰をおろして早めのタイム。
さっきまでの青空はなく、着いてみると雲のカーテン。。

はじめは富士山も 
見えなかったけど、休んでいるうちにアタマだけがひょっこり出てきた。
でも、雲は多いけど明るい稜線。

 

休んでいたら寒くなってきた。 
気温15℃くらい?山の涼しさは格別。岩の窪みで咲くのはイワキンバイ。

 

 樹林に囲まれた山頂(2057m)は
とりたててどうってこともないけど、いちおう記念までに行ってみた。往復しても20分たらず。
山頂から北へ向かうと丸川峠へて、コメツガなど針葉樹に囲まれた深山の雰囲気ただよう
道がつづいていて、こっちもよさそうだ。そのうち歩いてみよう。

 

雷岩からは展望に優れた尾根道が介山荘までつづく。大菩薩の醍醐味なり~。

右下に見えるのは大菩薩湖。

 

コウリンカは咲きはじめたばかりで、ほとんどがつぼみ。花の数はやたら多い。

 

南西に開けた尾根道を、展望をたのしみながらゆっくり歩く。

 

神部岩には 
ケルンがたくさんあって、なかには微妙なバランスを維持しているのも。。

 

 

 草にまぎれてぽつんぽつんと見かける
お花たち。花の後ろに伸びた距がかわいらしいキンレイカ(金鈴花)。
花の雰囲気をよく表している名もいい。

 

   

ベージュがかった花びらにオレンジ色の雄しべがシックな色合い、ノギラン。

 

キバナノヤマオダマキ?距は黄色くないけど、、

 

    

ウメバチソウはまだbabyちゃん、、白いふわふわはハナチダケサシ??

 

小さいながらも個性がきわだつコチラ

 

  

 

  

横顔だってビューティフル  そんな美しいかたも、ふぁ~ぁ、、っと大あくび、、、
草むらには鹿の落し物もコロコロ… シカさん、ちどりちゃんを食べないで~

 

 

妙見ノ頭を巻いて下った道の先が賽の河原で、小さな小屋が見える。

 

岩屑が散らばる賽の河原
明治の初め頃まではここが大菩薩峠だったけれど、
遭難者が多かったことから現在の峠に変更されたそうだ。

 

 オトギリソウ

 

咲き残っていたサラサドウダン 
この木のどこかでウグイスが盛んに鳴いているも発見できず。

 

展望のよい尾根歩きもラストが近い。

 

介山荘が建つ大菩薩峠(1890m)その後ろに熊沢山、峠からは右に下って樹林の中へ。
福ちゃん荘まで遊歩道のような幅広の道。
はやくも暑さ疲れしてだるい体にちょうどいいコースだった。
帰りはR20に向かって大菩薩初鹿野線218号を下る。日川に沿うようにつづく道路は
裂石~上日川峠の
r201とは大違いで幅も広くて走りやすい。
あ~、だけど、帰りにフルーツラインで桃を買うプランが飛んじゃった、、

 

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ヒメサユリ咲く鬼ヶ面山(おにがつらやま) その2

2013-07-10 | 写真日記

イワカガミが群れ咲くなかにアカモノやゴゼンタチバナが顔を出すようになって
前方を遮るものがなくなったと思ったら、

ふいに浅草岳がどぉ~んと目に飛び込んできた!なかなかドラマチックな展開。
緑の山肌のところどころに残雪が白く浮き上がり、素敵なコントラストを描いている。
標高1500mに満たない山とは思えない雄大な景色、
足元の崖下にも雪渓が帯のようにひろがり、さわやかな大気が吹き上がってくる。
せまっこい登山道にザックを降ろし、しばしこの眺めに見入る。

 

すぐ手前のピークが南岳で、下山してきた人が、あそこを越えるとヒメサユリが咲いているよと
おしえてくれた。 よかった~咲き終わってなくて。。

 

はやる気持ちおさえつつ南岳(1354m)に上がる。左手前の前毛猛山、
その向こうに中の岳、毛猛山がもやっとした景色だけど見渡せる。

 

そして南岳を下っていくと、登山道の端に並ぶピンクの花が見えてきた。
尾根を境に新潟と福島に分かれ、福島側はスッパリ切れ落ちていて、足を踏み外したら
助かりそうもない。花に見とれて落ちないよう注意深く通過。風よ吹かないで!

 

  

南岳をふり返り、鬼ヶ面山頂へ登り返してすすむ稜線。

 

浅草岳をバックにお姫さまの横顔、、

 

ア~ンド正面から、モクモク雲さんをバックに。。

 

ヨイショヨイショ、どこまでつづく   
ヒメサユリ咲くトレイル ランララン

 

やせ尾根を過ぎると道は灌木に囲まれ、

ゴゼンタチバナが

 道端を埋めるようにして咲いて賑やかなり~

 

 

高度が上がるにつれてつぼみが増えてきた。

 

上品なピンク色の愛らしい花は、山の清らかな大気が育む自然ならではの優しい色
ヒメサユリ独特のピンク色は、色素アントシアニンによるものだそうで、
ユリの仲間にはあまり見られない色らしい。


 

後姿も可憐ね 

 

ユリ科ユリ属、和名はオトメユリで、別名となるヒメサユリの呼び名の方が広く定着している。

 

ヒメサユリとひととき幸せな時を過ごす。

思えば、ヒメサユリに初めて出会ったのは朝日連峰で、
不便なアプローチに手間取りながらも、どうにか登山口の日暮沢に着いて
登りはじめると雨で、掘れた登山道はすぐさま沢と化し、ずいぶん心細い思いを
しながら、やっとのことで竜門小屋にたどりりついた。
翌日、大朝日岳を下っていくと、山道に添うように咲くヒメサユリが出現。
数々の花が咲いていたが、とりわけヒメサユリの印象が強かったこともあって
このとき以来20年ぶりとなるヒメサユリに再会できたことは喜ばしいかぎり。

 

 

タニウツギごしに下を覗きこむと、ぼんやりした景色のなかに田子倉湖が見える。

 

足元にはミツバオウレン

 

    

ツマトリソウがちらほら、そしてこの赤いのは花の抜け殻なのか何なのか??

 

山の斜面では勢いよく咲いている 
コバイケイソウ、登山道のはまだつぼみ。

 

ふり返る稜線。空には雲が増えてきた。山頂まであとすこし、ガンバ!

鬼ヶ面山頂(1465m) 
13時着。登山道が小広くなったようなピークで、展望はあまりよくない。

 

山頂を囲むようにウラジロヨウラクが、。

陰りはじめてきた空に追い立てられる 
ようにして山頂をあとにする。歩き出すとすぐに小雨がぱらついてきた。

 

  さようなら、またね!、、、
そう言ってくれているようなイワカガミ、かわいいね~と見つめていると
雨がぱらぱら落ちてきた。カッパを着るのも暑いので傘をさして歩く。

 

降りだした雨は南岳にくると止んで陽が射してきた。
下を見ると、田野倉湖にかけて虹がかかっている。(実際はもっときれい)
雨もまた楽しだなぁ~ 

このあとも雨は降ったり止んだりをくりかえし、樹林帯に入るとゴロゴロ雷鳴がとどろき
一時は強く降ったものの、木々の葉が庇になってカッパを着こまずにすんだ。
しかし、急斜面の登山道は滑る滑る、シリモチ厳禁と自分に言い聞かせ慎重に下る。
登山口に着くと雨はあがり、車道は乾いていた。クルマは洗車後のようにきれいになってる

 

帰りの神湯温泉 
只見線・魚沼田中駅の近くにあって、キャンプ場も併設。
17時を過ぎていたのでナイター料金¥450、割引券で¥400という驚きの安さ。
お風呂は露天、ジャグジー、サウナとあり、広々していてかつ清潔。宿泊施設も完備。
温泉に浸かってさっぱり、疲れもとれた。残ったおにぎりとお茶で早めの夕食。
活動量のわりにお腹は空かず、この日食べたのはおにぎり2個のみというストイックさ。
山って安上がり~ 「山は金持ちにも貧乏にも平等なのがいい」そんなことを言った
友人がいて、そのときは「へぇ~」と思ったけど、なるほどそうかもしれない。

帰りの関越道は事故もなくスイスイ。環8もスムーズに流れ、23時帰宅。
走行距離570km、登山口~自宅間、往復ともに4時間と順調だった。
ヒメサユリのみならず、いろいろ花も豊富な鬼ヶ面山はとても楽しく歩けた。
次回は浅草岳にも登ってみたい。

 

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ヒメサユリ咲く鬼ヶ面山(おにがつらやま) その1

2013-07-07 | 写真日記

梅雨のさなかに行く山は、天候の読みが難しく、ころころ変わる天気予報に惑わされ、
あっちダメならこっちと、山へ向かいつつ行先を決めることにした。

前夜の予報で晴れマークが出ていた谷川岳へ向かうと、
関越道・本庄児玉あたりから空はどんより、
みなかみインター付近で見る山は、すっぽり暗い雲におおわれている。
こりゃだめだ、、、谷川岳は却下。次の候補地を目指して小出インターへ走る。

国境の長いトンネルを抜けると、
わぉ!暗い空は一変して太陽サンサンの青空だったいいぞ!
鮮やかな対比ではじまる「雪国」の冒頭じゃないけど、
トンネルを境にして劇的に変化する景色の、なんと鮮やかなことよ!

小出インターからR17、右折してR252へ入ると、あとは登山口まで一本道。
だけど、どのくらいの距離なのかがわかってなくて、とにかく六十里越トンネルを
目指して走る。穏やかに晴れてはいるが、梅雨特有のもやっとした空で蒸し暑い。

  

道路は只見線に沿うようにして山奥へとつづく。
只見線は福島・会津若松駅と新潟・小出駅を結ぶJRのローカル線で、豪雪地帯ゆえに
11月下旬から5月中旬にかけて通行止めとなる国道252号線によって足止めされる人々の
唯一の交通手段となる。そういった事情から、赤字ローカル線廃止の対象除外となっている。
が、しかし、2011年の豪雨被害で一部区間はいまだ復旧の見通しが立たず、代行バスが運行している。

山の奥深くへとつづく線路のところどころに、小さな蒲鉾型のトンネルが蓋っていてかわいらしい。
車窓から眺める景色はきっとすばらしく、いまなら緑の風が車内を満たし、爽やかこのうえないだろうと
想像すると、普段から鉄道を利用して遠くへ旅することはまずないけど、この列車には乗ってみたい。
道路からでは得られない風景の展開と、ガタゴトとリズムを刻んで揺られゆく気持ちよさがあるにちがいない。

 

 六十里越トンネル手前にある駐車場
トンネルを挟んで福島県と新潟県に分かれる県境に登山口があった。
駐車場は広く、2、30台は駐車できそう。駐車中のクルマは6台で、1台を除いて他県ナンバー。
携帯電話(au)電波状況は良好。電話ボックスもあり。8:30出発。

 

  

駐車場からすこし戻ったところにある登山口。 ユニークな山名によくマッチしている字体。
歩き出しは草に覆われた細い道から樹林に入る。

 

      

昨夜は雨が降ったようで、登山道は湿った土が滑りやすく、葉や草はたっぷり露をはらんでいる。
白いギンリョウソウがあちこちで目立ち、ヒメアオキ?の茶色い花もそれなりに目立っている。

 

この小さな白い花は何だろう? 登山道の縁にずっと咲いている。

不明だったこの花、ミズタビラコ、コシジタビラコでは?ということで調べてみると、
ムラサキ科キュウリグサ属の、さて、どっちだろうということになると見分けが難しい。
ミズタビラコ(水田平子)とその変種コシジタビラコ(越路田平子)の違いについて
コシジタビラコには「分果の背面に環状の付属体がある」という、なんのこっちゃね?
なんでも果実となった部分を拡大して見たとき、4分果したそれぞれの縁が盛り上がって
いるのがコシジタビラコ、盛り上がった縁がなく平なのがミズタラビコになるそうで
画像の状態からはどちらかわからない。コシジタビラコの分布は近畿から北秋田に
かけて日本海側で、ミズタビラコは本州・四国・九州なので、両方ともに可能性あり。

 

見過ごしてしまうくらい地味な花クモキリソウ 

 

  

展望のきかない樹林の登りがしばらくつづく。
目を引く赤い花はユキツバキらしい。ブナは雪の重みに耐えて根元が曲がっているのが多い。
小沢をV字型に越えるところがあって、沢の水を飲んでみたらまろやかでとても美味しかった。

 

  

風が遮られてしまう樹林と急坂の道を汗まみれになって登っていくと、やっと視界が開け、
マイクロウェーブ反射板が現れた。樹林帯歩きの閉塞感から解放される。

 

ムシカリの白い花の向こうに毛猛連山が大きい。
あたりにはタニウツギのピンクの花がいくらか残っていたり、先っぽがないブナの大木に
ツルアジサイがからみついている。
ここから道はフラットになって、片側は灌木が繁るけど、そこそこ展望も得られ閉塞感はない。

 

先月登った三国山ではブユに刺され顔半分が腫れたこともあって、
今回は早めの虫対策を心がけねばと思っていたが、なんとあのこうるさい虫がいない。
かわりにたくさんのアキアカネが飛び回っている。
そうか、キミが食べて始末してくれたんだね、よかったよかったありがとう。

 

どこでも見かけるムラサキゴケだけど、ブルー系の花がないここでは新鮮に映る。

 

花の色などがそれぞれ違うこの3つ、

どれもヤマトユキザサなんだろうか?

 

コケイランが3株 
草にまぎれてひっそりと咲いていた。

送電線の巡視路でもある登山道は草木が刈られて歩きやすい。
吹峠の分岐を右折すると、道は緩やかな登りとなる。

 両側を木に囲まれ展望はないけど
空をふさぐほど繁っていないので気分よく歩ける。

 

 

登りはじめたでは終わっていたマイヅルソウが、ここでは勢いよく群生。

 

チゴユリが賑やかに咲き

どれもフレッシュ!

 

 

あらら、ツバメオモトが 

 

サンカヨウが、
お二方は今季クローズ寸前ながらも、山の花たるや清楚に咲いて~

 

   

初夏の森に咲く白い花たちはどれもエレガント、控えめな一輪はコミヤマカタバミ。

 

 ツクバネソウ

 

 

  

足元に何か転がってる?ちょっとお顔を拝見。もしかしてウスバサイシン?
そうだとヒメギフチョウの食草だから、春にはここらでが見られるのかな??

 

目の高さには 
オオカメノキの白い花、

ムラサキヤシオもまだ花を付けていてくれた

 

そしてこれは 
何だろう?  シオデでした(^^)v

 

花は他にも、ミヤマハコベ、ホウチャクソウ、ハナニガナ、タニギキョウが
散らばるように咲いて、エンレイソウ、タケシマランは実になりはじめていた。
花を見つけては立ち止まってばかりいて3時間近くが経過、いまだ尾根にとどかず、
当然というかお姫様の姿は気配すらない。
空気はひんやりしているものの湿度は高く、渇いた喉に凍らせて持ってきたアクエリアスが
浸みこむように入っていく。

    

傾斜が増してきた道の両側に、濃淡のイワカガミが並んでいる。
長い灌木帯歩きもそろそろおしまいのようだ。

次回につづく、、、

  

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