風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

9-087キャベツ

2014-08-07 17:56:13 | 農業日記

風の谷通信No.9-087

久しぶりに本業の記録を1件。

春植えのキャベツが好成績です。4月29日に種まきして5月31日に定植した夏キャベツを7月30日に出荷開始しました。偶然ながら月末刻みで作業したことになります。

この時期はムシの害が多いので多くは栽培を嫌がります。実際に私自身、去年は張り切って植えたのにムシの害で散々な目に遭いました。今年は、定植と同時に寒冷紗を羽織り、毎日朝夕2回の潅水を欠かさず、毎週1回の施肥と葉巻き開始時の施肥を欠かさなかった結果、ムシ害の少ない軟らかいキャベツが出来ました。ムシの薬(殺虫剤)は1回だけ、それも薄い濃度で散布したのみで、ほとんど無農薬栽培に近い作品が出来上がりました。

 

栽培する人が少ないせいで直売所への出荷者もなく、毎日二人だけでほんの少ない数を出荷してほぼ完売が続いています。売上収入という面ではごく僅か、せいぜい1万円くらいなので喜べるほどではありませんが、会心の作物が売れて行くのは嬉しいです。畑ではすぐ次の品種がもう出荷間近になっていて、更にその次の品種は昨日今日定植しましたので秋には出荷できます。酷暑でも、お天道様に感謝する毎日です。